「スパイファミリー」の名言・名シーンを紹介するます。面白いセリフから心に響くセリフまで
『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』に登場するキャラクターは、個性的な人物ばかりです。過酷な生い立ちを背負い普通ではない人生を生きるからこそ、名言や名シーンが多く存在します。 そこで本記事では、カッコいいセリフからかわいいセリフ、面白いセリフまで、「スパイファミリー」の名言を紹介していきます。メインキャラである3人を中心に、サブキャラの名シーンも解説するのでぜひチェックしてください!
ロイド(黄昏)の名言
ロイドはバーリント総合病院に勤務する精神科医です。しかしその正体は、西国の諜報機関「WISE(ワイズ)」の凄腕スパイでした。 コードネームは「黄昏」で、影なき英雄と呼ばれるほど優れたスパイです。現在は東国の要人に接触する「オペレーション〈梟〉」の任に就いており、偽装の家族であるアーニャ、ヨルと暮らしています。
子どもが泣かない世界 それを作りたくてオレはスパイになったんだ
1巻 MISSION:1
「オペレーション〈梟〉」を遂行するため、ロイドはアーニャを孤児院から引き取りました。しかし留守番を任せている間に、アーニャがスパイ道具を触ってしまい、敵組織に家を突き止められてしまいます。 アーニャも連れ去られてしまったロイドですが、優れた能力でアーニャの奪還に成功します。そして泣くアーニャを過去の自分と照らし合わせ、心の中でこのセリフを呟いたのです。 冷徹な印象が強かったロイドですが、彼がスパイをする信念や平和を愛する心がわかる、印象的な名言です。
ボクは生涯をかけて彼女を守り抜きます
3巻 MISSION:12
ロイドの妻役であるヨルは、1人の弟を愛情を持って育ててきました。その弟こそ超重度のシスコンであるユーリです。 自宅を訪ねてきたユーリに、自分たちが偽装夫婦だと悟られないよう注意するロイド。そんな中で泥酔したユーリは、ロイドへの文句を口にします。 立派になって姉を守ると決めていたのに、どこの馬の骨かもわからない男に取られた気持ちがわかるかと話す彼。それを聞いたロイドは、何があってもヨルを守り抜くと宣言したのでした。
素敵な姉弟だなと思って ずっと2人で支え合ってきたんですね
3巻 MISSION:13
自宅にやってきたユーリに警戒心を払いながらも、ロイドは食事と酒を振る舞います。そしてヨルとユーリは酒に酔っ払い、場はめちゃくちゃになってしまいました。 それでもユーリは、目から血の涙を流しながら姉に愛を伝えています。そんな2人の絆を見たロイドは、このセリフを口にしたのです。 それまではロイドを心の底から敵視していたユーリも、この言葉を掛けられた際は何か感じるところがある様子でした。
演じてばかりでは疲れてしまうこともありますからね
3巻 MISSION:13
ロイドはその振る舞いから、ユーリが秘密警察であると見抜きます。そして彼の姉であるヨルにも、疑いの目を向けました。 そのロイドの行動を勘違いしたヨルは、妻役の自信を失くしてしまいます。 そんな中、調査の末ヨルを警戒する必要はないとわかったロイドは、帰り道で彼女とバッタリ合流しました。 相談を受けたロイドはこのセリフを口にし、ヨルさんもそのままでいてくださいと続けたのでした。自分自身が常に他人を演じている彼の、哀愁が漂う名言です。
これからもアーニャの母役でいてくれたら嬉しいです それと ボクの妻役も
6巻 MISSION:35
ロイドの後輩であるフィオナが登場し、ヨルは妻役を奪われてしまうのではと落ち込んでいました。そんな彼女をみたロイドは、食事に誘い出します。 しかし緊張から飲み過ぎてしまい、ロイドの言葉に聞く耳を持たないヨル。ついには彼を蹴り飛ばし気絶させてしまいました。 ロイドが目を覚ましても、ヨルはまだ酔っ払っており傷ついている様子。そしてロイドは彼女がこれまでに培ってきた優しい母性を称え、この言葉を伝えたのでした。ロイドとヨルの絆がより一層深まった、作中屈指の名言です。
ヨル(いばら姫)の名言
ヨルはバーリント市役所で事務員として働く人物です。しかしその正体は、東国の秘密組織「ガーデン」に所属する殺し屋でした。殺し屋としてのコードネームは「いばら姫」です。 非常に天然でありながら、思いやりのある優しい性格をしています。幼い頃から弟のユーリの母親代わりをしており、怪しむ周囲の目から逃れるためにロイドと偽装結婚をしました。
私にできることを精一杯がんばろう!
2巻 MISSION:7
アーニャと2人で出掛けたヨルは、母親として頑張ると決意し今日の夕飯は自分が作ろうと考えます。しかし会計を済ましている間に、アーニャが不良に誘拐されてしまいました。 持ち前の戦闘能力ですぐさまアーニャを救ったヨルですが、食材をダメにしたことを含めダメな母親だと落ち込んでしまいます。そこでアーニャに励まされた彼女は、心の中でこう宣言したのです。 誰にでも向き不向きはあります。悩むすべての人に当てはまる、非常に前向きな名言でした。
結婚相手がロイドさんで良かったです!
3巻 MISSION:14
ユーリが秘密警察であると勘付いたロイドは、姉であるヨルにも疑いの目を向けます。それを勘違いしたヨルは、妻役としての自信を失ってしまいました。 想いを打ち明けられたロイドは、ヨルに演じてばかりでは疲れるからそのままでいてくださいと言葉をかけます。それを聞いた彼女は安心した表情で、このセリフを口にしたのです。 偽装夫婦とは言え、本物の夫婦と同じレベルの絆を感じた名シーンでした。
お2人に認めてもらえるのが 笑ってもらえるのが 単純に こんなにも嬉しいだなんて
5巻 MISSION:24
ヨルの弱点は家事であり、特に料理が大の苦手です。彼女が作った朝食を食べたロイドは、腹痛で1日トイレに篭ってしまうほどでした。ヨルは克服するため同僚に料理を習い、ついに母のシチューの味を再現することに成功します。 恐る恐る食べたロイドとアーニャの口からは、揃っておいしいの声が。ヨルはこれまで、暗殺の仕事を続けるためにフォージャー家として活動していました。しかしこのシーンで、本当に一緒に居たい理由に気付いたのです。
こんなにもこの場所を 手放したくないと思ってる
6巻 MISSION:35
フィオナの登場で妻役を奪われると思ったヨルは、失意のどん底にいました。彼女の異変を察知したロイドは、食事に誘います。 食事が終わった後、ロイドにこれからも母役であり妻役でいてほしいと言われ、上機嫌で帰宅したヨル。紅茶を淹れながら、いつのまにか自分がフォージャー家を大切に思っていることに気づくのでした。 たしかにフォージャー家の最初の出会いは、偽装家族です。しかし同じ時間を過ごす中で、3人と1匹は本当の家族になっていっていると思わせてくれる名シーンでした。
ユーリの他愛ない暮らしを守りたかった…
8巻 MISSION:53
ヨルは幸せな毎日を生きる中で、人を殺す仕事を続ける意味を見失いつつありました。そんな中で依頼された豪華客船での護衛任務にて、彼女は凄腕の殺し屋と対決します。 押されながらも死への恐怖を見透かされ、死が怖いなら手を引けとまで忠告されてしまうヨル。顔面に強烈な一撃を受け意識が朦朧とする中、脳裏に浮かんでいるのはユーリの姿でした。そして自分が殺し屋を続ける意味を再確認した彼女は、華麗に逆転してみせたのです。
こんな平和が ずっとずっと続けばいいですね
9巻 MISSION:56
護衛任務を終えたヨルも合流し、フォージャー家は束の間のバカンスを楽しみます。楽しそうなアーニャとそれに付き合うロイドを見て、ヨルはこんな平和がずっと続けばいいと願いました。 大きな意味で言えば、こうした平穏な瞬間はロイドたちが頑張っている成果でもあります。読者としてもヨルと同じように平和を望みながら、いつか崩れてしまいそうな不安でドキドキしてしまいました……!
アーニャの名言
アーニャは孤児院にいた少女で、ロイドに引き取られフォージャー家の娘となりました。しかしその正体は人の心が読める超能力者です。 ある組織に「被検体007」として収容されていた彼女ですが、勉強ばかりの毎日が嫌になり逃亡します。その後は超能力者であることを隠しながら、孤児院や里親を転々としていました。
アーニャおうちかえりたい ちちとアーニャのおうち
1巻 MISSION:1
孤児院から引き取ったアーニャに留守番を頼み、ロイドは単身で出かけます。しかしアーニャはロイドのスパイ道具を触ってしまい、敵組織に誘拐されてしまいました。 救出に成功したものの、ロイドはアーニャを孤児院に戻そうかと考えています。心を読みそれを知っていたアーニャは、ロイドにこの言葉を掛けたのです。 ロイドはアーニャの事情も知っており、彼女を育てる決意を改めて固めます。こうして2人は真の偽装家族となったのでした。
ちちもははもおもしろくてだいすきです ずっといっしょがいいです
1巻 MISSION:5
イーデン校の入学試験の面接にて、お父さんとお母さんに点数をつけるとしたら何点かと聞かれたアーニャ。彼女は一瞬も迷うことなく、100点満点だと即答してみせます。 この答えには、ヨルもロイドも驚いている様子でした。 しかし自分の身の上から意地悪な質問を続ける面接官は、前の母親と今の母親ではどちらが高得点かとひどい質問をしました。質問とそれに続く態度に腹を立てたロイドが、家族を優先し颯爽と部屋から出ていくシーンもカッコいいです……!
アーニャつよくてかっこいいははすき!
2巻 MISSION:7
無事にイーデン校への入学が決まったアーニャは、ヨルとともに制服を受け取りに行きます。すっかり制服を気に入り、彼女は着たまま帰ることに。 しかしイーデン校の制服を着ているのは、家がお金持ちだと言いながら歩いているのと同じです。すぐに助けたものの、街の不良に誘拐されアーニャを危険に晒してしまった事実にヨルは落ち込んでしまいました。 そんな彼女を元気付けるため、おでこをさすりながらアーニャはこの言葉を送ったのでした。彼女の優しさがよくわかる名言です。
アーニャんちへいらさいませいぬさん!
4巻 MISSION:22
数頭の犬に爆弾をくくりつけおこなわれたテロを、アーニャやロイドは見事に解決してみせました。そしてアーニャがともに行動した白い大型犬を気に入り、フォージャー家のペットとして迎え入れることに。 さまざまな検査を終え自宅に初めて大型犬が来ると、アーニャは嬉しそうに彼を迎え入れたのでした。 後にボンドと名付けられるその犬は、過酷な生活を強いられていました。その背景もあり、温かいワンシーンには心が洗われます……。
アーニャあかてんのテストでも どうどうとみせることにしてる!!
6巻 MISSION:37
イーデン校の懇親会には、「オペレーション〈梟〉」の標的であるドノバン・デズモンドがやって来ます。アーニャのクラスメイトであるダミアン・デズモンドは、中庭で父と会う約束をしていました。 しかしダミアンはテストの一部の成績が芳しくなかったため、会うのを躊躇っています。そこでアーニャがダミアンを中庭に行かせるため口にしたのは、ロイドを信頼しているとよくわかるこのセリフでした。
その他キャラクターの名言
ボクは姉さんのいるこの国を守るためだったら何だってする(ユーリ・ブライア)
2巻 MISSION:11
国家反逆罪で捕まった人物を、尋問するユーリの姿が描かれました。ここで秘密警察であると明かされた彼に、犯人は女と遊ぶ金が欲しくて犯罪を犯したと口にします。 それを聞いたユーリは、その行動で多くの国民が危険に晒される可能性があったとキツく問いただしました。そして彼は愛する姉のためであれば、汚れ仕事も辞さない覚悟を語ります。 目的に関わらず、本気の人間はカッコいいと思えるユーリの名シーンでした。
命が惜しかったらだれも信用するな(フランキー)
3巻 MISSION:14
ユーリを秘密警察と見抜いたロイドは、ヨルにも疑いの目を向けます。そして調査するも成果が得られず、フランキーとともに秘密警察に変装し直接確かめることにしました。 結果ヨルは秘密警察と繋がっておらず、ロイドは物憂げな表情を浮かべます。その彼を見て、フランキーは疑って罪悪感とか言うなよと前置きし、この言葉を口にしたのです。 「スパイファミリー」がただのコメディ漫画ではなかったと、思い出させてくれるセリフでした。
大学では「戦争」を習わなかったようだなボウヤたち?(シルヴィア)
4巻 MISSION:20
大学生による犬を使ったテロは、アーニャやロイドによって無事阻止されました。確保された犯人が引き渡されると、シルヴィアはなぜテロを起こしたのか聞きます。 それに大学生が戦争だと答えると、彼女は犯人の顔を蹴りつけました。そして聞くに耐えない戦争の悲惨な状況を並べ、このセリフを静かに言い放ったのです。 雰囲気や言い回しはカッコいいものの、彼女たちが生きてきた道の悲惨さが垣間見える名言でした。
今日が平和で何よりだ(シルヴィア)
4巻 MISSION:22
テロを無事に解決したアーニャは、ともに行動した白い大型犬を引き取りたいと言い出します。しかしその犬は実験体でありシルヴィアに引き渡さなくてはならないため、ロイドは必死に説得をしました。 それでも食い下がるアーニャを見て、シルヴィアは優しく犬の保護を許可します。シルヴィアにはアーニャと同じくらいの娘がいたとのこと。 自分が過酷な人生でも他人の平和を良いと思える、彼女の清い心がよくわかります。
『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』の名言・名シーン、あなたのお気に入りは?
『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』は「家族」や「平和」などさまざまな題材を扱っているため、名言の宝庫です。特にアーニャのセリフは可愛らしく、読んでいて癒されること間違いなしでしょう。 そして2022年4月9日には、アニメ「スパイファミリー」も放送を開始しています。映像でも彼らが繰り広げる名シーンを、ぜひチェックしてみてください!