『ワンパンマン』ブラストの正体とは?S級1位の最強ヒーローの能力や強さがついに明らかに

ブラストは『ワンパンマン』に登場するヒーローの1人。S級1位で「最強のヒーロー」と言われていますが、その正体は謎に包まれていました。実際彼の活躍が描かれるまでには様々な憶測・考察が飛び交っていました。 この記事では具体的なエピソードを交えて、謎の最強ヒーロー・ブラストの能力や活躍、主人公のサイタマよりも強いのかについて紹介していきます。 ※この記事は『ワンパンマン』の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。
『ワンパンマン』ブラストのプロフィール
階級 | S級1位 |
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正体 | 神と戦い地球を守るイケオジ |
能力 | 時空を操る能力者 |
初登場話 | リメイク版183話 |
ヒーロー活動時の恰好は、ヒーロースーツにマントを羽織った姿。本作の主人公であるサイタマと似たような服装をしています。ヒーロー協会所属のプロヒーローですが、普段は働いており、ヒーロー活動は趣味で行っているとのこと。 また、目立つことをひどく嫌い、協会のヒーロー名簿にも素性は非公開としています。 ブラストは素性が明かされていないどころか、回想以外では登場すらしていませんでした。リメイク版で原作に先駆けて本格的に登場し、彼の強さがや目的が描かれます。
【解説】ブラストの存在は謎に包まれていた

プロヒーローであるブラストのヒーローランクはS級1位。協会内において一握りの上位者が占めるS級ヒーローの中で、1位の座に着いています。 彼は自由気ままにヒーロー活動を行っており、誰にもコントロールすることができません。他のS級ヒーローが集められた緊急会議でも、彼がその場に現れることはありませんでした。 やりたい放題にも見えるブラストですが、彼を知る者が言うには、彼には特別扱いをするだけの価値があるとのこと。実力も他のS級ヒーローをはるかにしのぐものと言われています。 彼の目的やこれまでの活動の一部が明らかになったことで、彼の情報が伏せられていたのも、他のヒーローを危険から守るためだったことが判明しました。
【正体】ブラストがついに登場!目的は
ブラストがついに姿を現す
怪人協会戦にて、サイタマたちが謎の黒いキューブで謎の存在(神)と交信をしているところに現れたのがブラストでした。神が通信を邪魔されたことに怒り、ブラストの名前を口にしたことで、彼こそがブラストだと判明。 彼の実力を測ろうとした閃光のフラッシュを簡単にかわしたブラストは時空を操る能力を発動。地下にいたサイタマたちを地上へと送り届けると、タツマキとシッチによろしくと言い残して姿を消しました。
ブラストの目的は「神」と戦うこと
ブラストは実に20年も前から「神」と戦い続けていました。いつも不在だったのも、彼が神から地球を守るために、異空間で神と戦い続けていたから。しかしその情報を知ってしまうと神から目をつけられてしまう可能性が高かったため、この事実はシッチ以外には伏せられていました。 普段は神と戦い、地上には神の通信機である黒い箱の回収時にのみ現れるという生活を繰り返していた様子。彼はまさに真のヒーローだったのです。
【死亡?】ブラストは登場後どうなった?

ブラストは死亡していません。サイタマとガロウの衝突により時空に歪みが発生し、ブラストたちが異空間に封じていた神が地球にやってきてしまいます。神によってガロウが神覚者となると、これと交戦。最凶レベルの強さを誇る覚醒ガロウと渡り合うなど、その強さを見せつけます。 サイタマとガロウの衝突によって地球が粉砕することを察したブラストは、仲間とともにその衝撃をそらすことに成功。地球崩壊を防ぐ活躍を見せました。
【能力】ブラストの強さはサイタマ以上?実は弱い?
ブラストの能力は時空操作
ブラストの時空操作能力は空間、次元、重力を操ることができます。彼いわく「宇宙の真理を操る」能力とのこと。この能力を使うことで、宇宙での活動も可能。さらには相手の頭に手をかざすことで、脳内を読み取ることもできます。 真理というだけあって、時空操作は汎用性が抜群。ワープとして移動にも使えますし、攻撃を受け流すことも可能。対象を異空間に転移させたうえで、ゲートを閉じて隔絶するという使い方でもできます。
さすがにサイタマよりも弱い?

主人公・サイタマとブラストの直接対決はありませんでしたが、神から力を与えられたガロウとの戦闘では、ブラストは攻撃をさばくばかりで本気の攻撃を見せませんでした。 対してサイタマは時空を超える大技「ゼロパン」でガロウを倒しました。時空を超える技を使えたということは、サイタマはブラストを倒せる可能性があるということ。ブラストもサイタマを「底が見えない」と評していたので、サイタマの方が強そうです。
【仲間】ブラストの協力者の正体は
ブラストは目下、神を倒すことを目的に異空間で戦闘中です。彼が現在協力しているのは、別の次元、さらに別の惑星のヒーローたち。彼らと協力して、諸悪の根源である神と対峙しています。 かつてブラストと死闘を繰り広げたあの御方こと虚空のヴォイドは、実はともに神に対抗していたブラストの元相棒です。そのため、ブラストは神の手に堕ちてしまった虚空のヴォイドを人間に戻す方法を研究しながら、神への対抗策を模索しています。
【息子】ブラストの息子ブルーが登場
原作123話にはブラストの息子ブルーが登場します。ブルーは弱冠16歳にて、ヒーロー組織「ネオヒーローズ」の筆頭を担当。現場の指揮を担当するネオリーダーの役職についています。父を超えたいという気持ちからヒーローとなった、正義感の強い人物です。 ブルーもブラストの動向については詳しく知らない様子で、力を持つのに戦わない反面教師として捉えられています。ブルーもそれなりに強く、鬼レベルの怪人を無傷で倒す描写がありました。
【活躍】ブラストのかつての活躍を振り返る
囚われていたタツマキを救う
正体不明の謎多きヒーロー、ブラストに会ったことのある人間はごくわずか。そして、戦慄のタツマキもその中の1人です。 桁外れの超能力を有するタツマキは、幼い頃から研究機関に目を付けられ、様々な実験を受けてきました。次第に能力の使用をためらい始めた彼女は、研究者たちに監禁されてしまいます。 あるとき、研究用の怪人が脱走して暴れ始め、研究者たちは彼女を置いて逃走。彼女は、能力を使えば逃げることもできましたが、助けが来るのをじっと待っていました。 そんなタツマキの前に現れたのが、趣味でヒーローをやっていたブラストです。彼は彼女に力を使わなかった理由を尋ねると、彼女は押し黙ります。すると彼は、「いざというとき、誰かが助けてくれると思ってはいけない」という言葉を残して、立ち去りました。 タツマキの個人主義的な考え方は、ここから始まっていたのです。
ブラストは最強の忍者と戦った

『ワンパンマン』の世界には、忍者という暗殺者がおり、彼らはみな「忍者の里」の出身。 忍者の里は暗殺者を育て上げて闇社会へと送り出す工場であり、“音速のソニック”や“閃光のフラッシュ”がこの里の出身です。忍者の里の創設者で「あの御方」と呼ばれる者は、最強の忍者と呼ばれていました。 ブラストは「あの御方」と過去に戦っていたことが明らかになっています。両者の戦いの詳細は不明ですが、結果はブラストの勝利。敗れた「あの御方」は、命は落とさなかったものの意識を失い、15年間カプセルで休眠していました。 なお、「あの御方」は15年ぶりに目を覚ましています。もしかすると、彼の目覚めをきっかけに、ブラストも再び現れるかもしれません。
ムカデ長老を瀕死状態に
リメイク版ではブラストの強さを示す過去の活躍のひとつとして、ムカデ長老を瀕死に追いやったというエピソードが描かれました。ムカデ長老はこの復讐心から怪人協会に参加することに。 ムカデ長老といえばサイタマにガチ殴りを使わせたほどの強敵。ほかのS級ヒーローたちも苦戦していた敵だったことを考えると、やはり1位の座はダテではありません。
【考察】ブラスト登場前の憶測を紹介!
ボロスが受けた予言の人物はブラスト?

ブラストは、作中の時系列では1度も姿を現しておらず、ヒーロー活動をしているかも不明でした。 その間、地球はボロスという宇宙からの脅威にさらされていました。強すぎる力ゆえに退屈していた彼は、20年前に占い師から、地球に対等に戦える存在がいるとの予言を受けます。そして彼は半信半疑ながらも、20年かけて地球へとやってきたのです。 最終的にボロスはサイタマと戦い、圧倒的な力の差で彼に敗れました。しかし、ボロスが受けた予言の人物はサイタマではなく、ブラストだったのではないかと言われているのです。 ボロスが予言を受けたのは20年前、その頃はブラストが今より積極的に活動しています。彼が「忍者の里」の党首と戦ったのも15年前。 20年前のサイタマはまだ5歳です。ブラストが予言の相手と考えられるのは、時系列的に見ても矛盾がないのです。
ブラストの正体はサイタマ?
ブラストの正体は、はじめ謎のままでした。そのためファンの間では、彼の正体に関する様々な考察がなされるようになりました。 これまでの諸説の中で有力説だったのが、ブラスト=サイタマ説です。しかしこの説は、タツマキによって語られた彼との出会いや時系列的に、ほぼ否定されています。 また「怪人協会」の首領で元人間のオロチがブラストだったという説もありました。ただし、彼を憎むムカデ長老が協会に所属していることからも、有力な説とはいえません。 そんな中、新たに有力説となってきたのが、サイタマの近親者ではないかという説です。ブラストが精力的にヒーロー活動していた20年前は、サイタマがまだ子供の頃。このことから、ブラストはサイタマの父親か、父親の兄弟といった近い親戚と推測されていました。 正体が明らかになった今、ブラストとサイタマに血縁関係がある可能性は否定されています。
【原作】ブラストは村田版にのみ登場?

ブラストは原作のONE版にも登場しています。こちらではタツマキとの回想シーンに登場。ただ見た目は謎に包まれており、普段何をやっているのかについては触れられていません。神との因縁が描かれるのは村田版(リメイク版)となります。
『ワンパンマン』ブラスト登場で物語はどう動く?今後の活躍に注目

謎の多いS級1位ヒーロー・ブラストについて紹介しました。村田版ではその能力が見えてきたものの、まだ実力を隠しているようにも見えました。サイタマの活躍にどう関わってくるのか、隠れラスボスとなるのか。今後の展開に注目です!