2020年8月31日更新

【シャーマンキング】ハオの巫力は125万!最強のシャーマンを解説

『シャーマンキング』ハオ 編集記事 サムネイル画像

『シャーマンキング』に登場する最強のシャーマン、ハオを紹介していきます。彼の持つ、強さを示す「巫力」125万は、主人公の麻倉葉ですら寄せ付けないほどのものでした。本記事では、そんな彼の正体や作中での活躍、名言などを徹底解説していきます。

目次

「シャーマンキング」のハオは冷徹で他人に興味なし!最強の巫力を保持【ネタバレ注意】

ハオは『シャーマンキング』における唯一にして最強の、ラスボスにあたる存在です。その正体は、主人公の麻倉葉(よう)にうり二つの姿をした少年。500年に1度開催される「シャーマンファイト」に参戦し、葉たちと戦います。彼のシャーマンとしての力、「巫力(ふりょく)」は桁違いであり、他の参加者はまるで歯が立ちません。 圧倒的な力を有するハオは、見た目とは裏腹に非常に冷酷な性格の持ち主でもあります。彼を支持する仲間は所詮(しょせん)手駒(てごま)にすぎず、平気で見限ったり命を奪ったりします。また強さゆえの傲慢(ごうまん)から常に周囲を見下していて、関心を寄せません。そのためハオに恨みを持つ者は多く、仲間からも造反者(ぞうはんしゃ)が出てしまうほど。 ハオは全てを奪い取りながら、その膨大な巫力を獲得してきました。為す術(なすすべ)もないほどに圧倒的な彼を前に、葉たちはどんな戦いを見せるのでしょうか。 ※本記事では『シャーマンキング』のネタバレが含まれますので、読み進める際はご注意ください。

ハオは麻倉葉王が転生した姿!転生してまで手に入れたいものとは

ハオは葉の双子の兄という形で現れます。彼は葉の家系である陰陽師の一族、麻倉家と深い縁がありました。彼の真の正体は、麻倉家の始祖である1000年前の大陰陽師、麻倉葉王(はお)。自身の輪廻転生を自在に操れた葉王が、現代に転生した姿がハオなのです。 葉王は人類を滅ぼし、優れたシャーマンだけの世界を作ろうとしていました。そのためには「グレート・スピリッツ」(G・S)と呼ばれるオーバーソウル(O・S)が不可欠。G・Sは、シャーマンキングのみが扱うことを許される、人知を超えたO・S。彼が死後転生を繰り返してまでシャーマンキングを目指したのは、これが理由でした。 ハオは葉王の時代に陰陽道を極めているため、呪術の扱いもトップクラス。ずば抜けた巫力を活かしたO・S攻撃と呪術などを操って、格の違いを見せつけます。

巫力(ふりょく)が最強!恐山アンナとどっちが強い?

ハオの巫力は125万!

到底たどり着くことができないと言われるハオの巫力値は、なんと125万!葉が修行を経て、最終的に身につけた巫力値でさえ、約11万です。彼がシャーマンとして圧倒的に強いことがよく分かります。 シャーマンが強大なO・Sを扱うためには、それだけ多くの巫力を持たなければなりません。ハオのO・S、「スピリット・オブ・ファイア」は、1回の出現で33万の巫力が必要です。消費する巫力が大きいこのO・Sは、それ自体でも非常に強力なもの。そしてこれは葉にはどうやっても扱えないのです。 ハオはもはやチートともいえる巫力を、いったいどのように得たのでしょうか。その秘密は、彼が幾度となく死と転生を繰り返してきた点にあります。彼は死ぬ度に地獄で修業を積み、その結果として巫力値をふくらませてきたのです。まさに、シャーマンである彼だからこその為せる業でしょう。

実は恐山アンナも強い!ハオと比較するとどっち?

ハオが途方もないほどの巫力を有していることがわかりました。そんな彼の巫力を比較する上で挙げられる者といえば、恐山(きょうやま)アンナでしょう。 アンナは『シャーマンキング』のヒロインで、葉の許嫁であるイタコの少女。幼い頃から類(たぐ)いまれな霊能力を持ち、シャーマンとしての能力も高いです。その実力はハオが記した陰陽道の極意「超・占事略決」を一瞬で理解し、記憶するほど。また「超・占事略決」原本に封印された式神、「前鬼・後鬼」を倒して自らの持霊としています。 彼女にはそのほかにも、10歳の頃に膨大な巫力を分け与えたというエピソードも。このようにアンナは、分け与えられるほどの巫力量やハオに劣らない資質の持ち主です。それゆえ彼女はしばしばハオの比較対象とされます。しかし彼女の巫力値は、作中では明らかになっていません。

転生を繰り返し最強のシャーマンキングへとのぼりつめる!

ハオは度重なる転生を経て、500年ぶりのシャーマンファイトへと参戦します。彼は仲間を従えながら、圧倒的な力で他のシャーマンたちを一蹴していきました。しかも戦いの中で彼は、人の到達できる巫術(ふじゅつ)の究極とも呼べる強大なO・Sを獲得します。彼を倒す術は、アンナをして理論上あり得ないと言わしめるほどでした。 ハオの勝利が確定となったシャーマンファイトは、もはやただの通過儀礼。彼は形式的な手続きを終えた後、そのままシャーマンキングとなりました。それから彼は、これまでの仲間を平然と切り捨て、肉体を捨て去ります。そしてG・Sを手に入れ、O・S化させて一体化しました。 シャーマンキングとして全知全能の存在と化したハオは、天変地異を自在に操れるようになります。こうして彼は、葉をはじめ残されたシャーマンを意のままに葬り、目的を達成しました。

続編「フラワーズ」でのハオは?最後の修練に挑む

これ以降のハオは、続編である『シャーマンキングFLOWERS』で描かれています。本作は麻倉葉と恐山アンナの息子、花を主人公とした物語です。 シャーマンキングの資格を得たハオ。彼は人類を滅ぼす本懐を遂げましたが、最終的には人類を見守ることになりました。この話については、後の項目で詳細に解説します。 シャーマンキングに選ばれることとなったハオには、最後の修練がありました。それは、G・S内部にいる7代前までの先代シャーマンキングから、キングとして認められること。彼らは次のキングの就任に関する“拒否権”を持っていました。そして人類悪同然の所業を行ってきたハオは認められることもなく、彼は就任を拒まれます。 キングたちは話し合いますが甲斐なく、最後はシャーマンによる代理戦争で決着をつけることに。こうして、「フラワーオブメイズ」が開催が決まり、花はハオのチームとして戦うことになりました。

ハオの最期は?アニメ版と漫画版で違いはある?

漫画版

ハオは人類を滅ぼすという目的を果たしますが、葉たち選ばれし5人が五大精霊と共に復活。5人は彼を改心させようと、最後の戦いに挑みました。 戦いの後、ハオは葉たちに500年だけ待つと言います。そして殺した人間たちを復活させ、一度は絶望した人類の行く末を見届けることにしました。『シャーマンキング』の原作漫画は、こうして結末を迎えます。 ただし、本作は打ち切りで連載終了したため、連載時の最終回は中途半端でした。上記の結末は、打ち切り後に刊行された「完全版」でしか描かれていないのです。連載最終回は、ハオを追う途中で小山田まん太が見た夢の話で終わっていました。そして、葉やハオが出てきたその夢を、アンナに話すというところで終わります。 なお、連載最終回には、最後のシーンにみかんが描かれていました。これは、“未完”をかけた作者ならではのシャレであり、なおかつ未練が込められています。

アニメ版

2000年に放送していたアニメ版は、さらに異なる結末で終わっています。これは、アニメが原作連載中に放送されていたため、結末が明らかでなかったためです。そのため、アニメの後半部分はオリジナル展開となり、原作ファンを混乱させてしまいました。 アニメ版の結末は、なんと葉がハオを倒してしまうというもの。彼は仲間たちから力を集め、巨大化した持霊「阿弥陀丸」と一体化して倒してしまうのです。 『シャーマンキング』という作品は元々、ハオの打倒に主眼を置いていません。彼を改心させて、人間の可能性を説くというテーマがメインでした。そう考えると、本作はバトルメインのジャンプの王道から外れた作品ともいえます。むしろ、単純に敵を倒すアニメ版のラストこそ、ジャンプ作品らしいものだったのかもしれません。

名言を紹介!

「ちっちぇえな」

ハオが口ぐせのように言い放つ、彼を代表する言葉です。そして彼の性格がよく表れた言葉でもあります。 ハオという人物は、他者に対して一切の関心を寄せず、命を平気で軽んじる存在です。そんな彼は麻倉葉王となる以前から、人間に対して絶望していました。彼は霊視能力を身につけており、そのせいで他者の思念が絶えず流れ込んできます。そこから彼は心がゆがんでしまい、他者に興味を持たなくなっていったのです。 またハオはシャーマンキングになれば、死者をも蘇らせることを知っていました。こうして彼にとっての命は軽いものとなり、部下が死んでも一向に意に介さないように。加えて自身の力の強さゆえに、自分以外は圧倒的な弱者でしかありません。他者をどうとでもなるちっぽけなものと見下した、冷酷かつごう慢な性格の彼らしい言葉です。

「友情か 僕にはよくわからないな 僕は今まで一度たりとも人間に「友情」という感情を抱いたことがない 力がありすぎるというのもまた―切ないものだね」

このセリフもまた、人間に一切興味を持たないハオならではの言葉でしょう。話し方こそ物腰柔らかですが、その言葉は彼の持つ無関心とおごりそのものです。 『シャーマンキング』という作品は、「友情」をテーマにした作品でもあります。葉は仲間や友人を大切に思う、優しい心の持ち主。そのお人よしぶりは、大悪人であるハオを救いたいと考えてしまうほどのもの。ハオは葉にとって、悪人である以前に双子の兄なのです。 こうして友情や絆を重んじる葉に対して、ハオは彼の考え方が全く理解できません。彼は自分に並び立つ者など存在しないと見下し、周囲に目を向けないできました。一方でこの言葉のように、自身がこうなった理由は有り余る力のせいだと分析しています。つまり彼は分かっていながら、このサイコパスな性格をそれなりに気に入っていると考えられますね。

「僕に言わせりゃどっちもどっちだけどな」

紹介した上2つの名言と同様、周囲のことなどどうでもいいハオの価値観がよく分かるセリフです。高みの見物を決め込む彼にとって、他の連中などはどんぐりの背比べ。全てを悟りきったかのように振る舞う彼の、ある種のいやらしさがにじみ出た一言となっています。 1000年前から人類を恨み、シャーマンキングとなることを目指してきたハオ。彼がたどり着こうとしている場所は、星の大いなる意思のようなもの。キングとなった者は、肉体を捨てて思念体となることで、一切の俗物から解放されていきます。そして星の行く末を見続ける彼らの視点は、宇宙側から見た俯瞰(ふかん)なのです。 シャーマンキングを見据えたハオは、その思考回路も宇宙レベル。彼は周囲の俗物に慣れあうことなど、全く意味のないことと考えています。彼の常に上からの物言いは、物事を宇宙規模の大局的視点でとらえているからなのです。

声優は高山みなみが担当!江戸川コナンで有名

まさにラスボスらしい、心の壊れたキャラであるハオ。残酷なまでに無関心を決め込む彼を演じたのは、人気声優の高山みなみです。 ラジオDJや芝居に興味を持ち、その道に進もうとしましたが断念。社会人時代に声をほめられたことがきっかけで、声優を目指すようになります。初主演作は、1987年の『ミスター味っ子』の味吉陽一役でした。その2年後には、『魔女の宅急便』キキ役に大抜てきされます。 しかし、ジブリの大作に出演したせいか、その後はなかなか仕事に恵まれませんでした。そして、そこから少年役を多く演じていくようになります。中でも、『忍たま乱太郎』の乱太郎役と『名探偵コナン』の江戸川コナン役は、彼女の代表作。20年以上経った今なお、役に命を吹き込み続けています。 ハオという役は、彼女のキャリアからすれば風変りな役かもしれません。だが、その声は20年以上経った今もなお、鮮明に記憶に残っています。

まとめ

ハオは悲劇が生み出した悪役キャラの1人です。幼少期の出来事と霊視能力の弊害は、彼の心をむしばんでいきました。そのため彼は醜い人類を滅ぼし、シャーマンの理想郷を立ち上げることを決意します。 陰陽師の才能を開花させたハオは、死と転生を繰り返していきました。そして蓄えた125万の巫力を武器に、シャーマンファイトに臨みます。強くなり過ぎた彼は、全てを悟りきったかのように常に気だるげでした。主人公でさえも倒せなかった彼は、様々なラスボスの中でも特に強い部類に入るでしょう。 しかし『シャーマンキング』はあくまでハオを「救う」物語。葉たちによってハオの心の扉は開かれ、人間を信じるようになりました。絶望し全てを達観した彼もまた、最終的には人間だったのです。 多少改心したハオは、続編の「フラワーズ」でも登場します。14年後の彼は、いったいどんな活躍を見せてくれるのでしょう。