2020年11月11日更新

モニタースピーカーのおすすめ10選+使い方!【自宅の机でDTMも】

モニタースピーカーのおすすめ10選+使い方!【自宅の机でDTMも】_サムネイル

モニタースピーカーは「DTMのためのモノ」と思われがち。しかし実は「原音をそのまま楽しみたい」という音楽マニアにも超おすすめの商品です!本記事では無数の商品の中から、おすすめ製品を10モデル厳選!選び方・使い方もしっかりとお伝えします。

目次

ガッツリ音楽を聴きたい・作りたいならモニタースピーカー!

音楽制作には必須なガジェットであることはもちろん、近年は耳の肥えた一般リスナーまで積極的に購入している「モニタースピーカー」。一般のスピーカーとは違い、一切の着色なく、原音を忠実に再現可能です。

サウンドマニアがこだわる商品だけあって、各社が多様なラインナップを展開。そこで本記事では、スペック・価格の異なる様々なモニタースピーカーの中から、おすすめモデルを10選紹介!モニタースピーカーの使い方も合わせて解説しているため、是非とも購入の参考にしてください!

モニタースピーカーとは?使用用途を3つ紹介

①DTMに使用するためのスピーカー

デスクトップミュージック、モニタースピーカー、YAMAHA(ヤマハ)

やはり、モニタースピーカーを語る上で外せないのがDTM(注:簡単に言うと、パソコンで音楽を作ること)。一般的な音楽・映画観賞用のスピーカーは「サウンドを楽しむ」ように設計されているため、聴きやすい音にチューニングされています。これが音楽制作者にとっては正常な判断を拒む元となってしまいます。

そこで求められるのが、原音をそのまま忠実に出力してくれる「モニタースピーカー」の存在。良いところも悪いところもそのままに出力してくれるモニタースピーカーによって、音楽制作者たちは正確に音を編集できるようになるのです。

②本格的な音楽愛好家の鑑賞用スピーカーとして

レコード 音楽

原音をそのままに再生してくれるモニタースピーカーは、「ミュージシャンやエンジニアが作り上げた、そのままの原音を楽しみたい」という音楽愛好家の欲求をかなえる機材でもあります。

モニタースピーカーでの音楽鑑賞は、ミュージシャンの目指す方向性やエンジニアの意図がストレートに味わえます。よって一般的なリスニングスピーカーとは、一味違った音楽体験が可能。

「このミュージシャンはこんな音を描きたかったのか」「曲とマッチした、迫力あるサウンドだ」「低音から高音まで、すごくバランスよく配置されている音源だ」などと、ロジカルに音楽を体感できると、聴き慣れた楽曲でもまた違った風景が見えてきますよ!

③実は映画鑑賞用としても使える

映画館、劇場、フリー素材

一般的なスピーカーからのサウンドは、「サウンドを楽しむ」ためにそれぞれ味付けが行われています。よって映画鑑賞の時には、重低音が響きすぎてセリフが聞こえなかったり・高音の効果音が耳に痛かったりと、意外とストレスに感じてしまうなんてことも……。

その点モニタースピーカーは、映画制作者や音響担当が綿密に仕上げたサウンドを、そのまま再生してくれます。BGMやSE(サウンドエフェクト)も一層美しい音色に!

モニタースピーカーはどうやって設置する?

モニタースピーカーは、設置場所も重要です。

最も大切なのは「壁に近づけすぎない」こと。壁とくっつけてしまうと、不要な反射音や低音のこもりが発生してしまいます。日本の住宅環境的に、設置場所には限りがあるかもしれませんが、できれば30cm以上、少なくとも15cmほどは開けたいところです。

また、以下の2点を購入することで、より一層、モニタースピーカーの本来の力を発揮することができるでしょう。

①インシュレーター

スピーカーを直でデスクにおきたい場合、机とスピーカーの間に「インシュレーター」を置くのがおすすめ。スピーカーとデスクの距離を保つことにより共振を防ぎ、すっきりと正しい低音を届けてくれるようになります。

上記のようなスパイクタイプのほか、キューブタイプや円形のものも存在します。

「インシュレーター」に関しては
以下の記事もチェック!

②スピーカースタンド

モニタースピーカーを配置する時は、ツイーター(スピーカーの出力部分)と耳の高さを合わせることも重要です。ソファーやイスなど、鑑賞時の位置が定まっている人は、その高さにモニタースピーカーを合わせて設置しましょう。

スピーカースタンドは、高さを調節できるタイプとできないタイプが存在します。調節できないタイプの方が「しっかりと音を支えてくれる」という評価もありますが、利便性を重視して「調節できるタイプ」を選ぶのもおすすめです。

「スピーカースタンド」については
以下の記事もチェック!

モニタースピーカーの選び方:6点をチェック

①価格

USドル お金

やはりまず気になるのは価格でしょうか。モニタースピーカーは、DTM入門者向けの1万円代のものから、プロエンジニアが使用している10万円以上のものまで、価格帯も様々です。

しかし、一概に高い方が良いと決めつけるのは間違いで、プロのエンジニアでも安いモデルを使用していることが多いんだとか。音楽業界は「業界標準」と言われるものを重視する傾向にあるので、アマチュアも手の届きやすい価格の良質な商品が、プロの間でも一般的になっていたりします。

この後紹介する商品の中にも、そうした「業界標準」なモニタースピーカーはたくさんありますので、ぜひともチェックしてください!

②設置環境に合わせたサイズ

サイズ、巻尺、定規、フリー素材

価格と同様に、サイズも様々です。手のひらサイズの小さなものから、冷蔵庫サイズの非常に大きなものまで、まさに千差万別。価格や音質ももちろん大切ですが、もしかするとこの「サイズ選び」が使いやすさを決める上で、最も大切なポイントと言えるかもしれません。

特に大きなサイズ感のものは、思った以上に場所を取り圧迫感もあります。机の上にコンパクトに置くのか、もしくはテレビの横にズドンと置くのか、住宅環境と相談した上で自分の求めるサイズを決めていきましょう。

③アンプ内蔵かどうか

アクティブ
スピーカー
パッシブ
スピーカー
イメージ アクティブスピーカー、FOSTEX パッシブスピーカー、Moukey
特徴 ・コンパクト
・価格も安め
・アンプが必要
・上級者用

モニタースピーカーは、アンプが内蔵されている「アクティブスピーカー」と、アンプが内蔵されていない「パッシブスピーカー」に分けられます。 アクティブスピーカーは、モニタースピーカー本体だけで出力できるのでコンパクトかつ費用も抑えられます。 反対にパッシブスピーカーは、スピーカーとは別にアンプを購入しなければなりません。しかしこれは、裏を返すとアンプとスピーカーの組み合わせで自分好みの音が作り込めるということ。上級者向けではありますが、音響のさらに奥深い世界を楽しむことができます。

④入力端子をチェック

モニタースピーカー、裏面、入力端子

モニタースピーカーと接続できる入力端子は以下の3種類。自分のPCなどと互換性があるものを選びましょう。 「RCAプラグ」は赤白2本のケーブルで左右の音を入力する、最も一般的なケーブル。「フォーンプラグ」は1本のケーブルで入力が完了できるケーブル。ヘッドホンなどにも使用されている規格です。「XLRプラグ」は3つの穴に指すタイプの、ノイズに強いケーブル。マイクケーブルなど、音楽の現場でもよく使われる規格です。 購入する時には、自分の機材と互換性があるか事前にチェックしましょう!

⑤出力や周波数をチェック

オーディオ、サウンド、フリー素材

また出力や周波数の範囲もチェックしておきたいところ。出力に関しては、自宅での音楽鑑賞用なら、50dB(デシベル)もあれば十分です。防音環境が整っていて、大音量でサウンドを楽しみたいという人は、さらに大きい数字のモデルを選ぶと良いでしょう。 また特に音楽愛好家であれば、周波数にも注目して商品選択をしてみましょう。人間の可聴域である20Hzヘルツ~200kHz(キロヘルツ)をカバーできている機種が狙い目です。特に低音域に関しては、50~60Hzまで出力できるものが望ましいでしょう。

⑥エンクロージャー(スピーカーの箱)

バスレフ型 密閉型
イメージ バスレフ型、モニタースピーカー、YAMAHA(ヤマハ)
特徴 ・低音が響く
・反響しやすい
・フラットな音に

重低音が好みの人は、エンクロージャーの表または裏に穴が開いている、「バスレフ型」がおすすめです。小型の機種でもしっかりと低音を響かせてくれます。反対にフラットな音色が好みの人は穴の開いていない「密閉型」を選択しましょう。 なお、背面に穴が開いているタイプのバスレフ型モニタースピーカーは、壁との距離が近いと反響してしまうため注意が必要です。

【DTM用におすすめの、モニタースピーカー】4選

それでは、ここからは実際におすすめのモニタースピーカーを紹介していきます。 上記したモニタースピーカーの選び方を参考に、ご自身の環境と用途に合った製品を選んでみてください!

YAMAHA(ヤマハ)「HS5」

はじめに紹介するのは、YAMAHA「HS5」。比較的安価ながらも業界標準、初心者からプロユースにまで適している万能型のモニタースピーカーです。ペアでも3万円を切るという安さながら、周波数特性は54Hz〜30kHzという驚異のワイドレンジ。 アンプ内蔵な上にバスレフ型、日本の住宅環境に配慮した「ROOM CONTROL機能」により正確な原音再生が行える、と、至れり尽くせりな仕様はさすがYAMAHA。「迷ったらこれ一択」というほどの、スタンダードかつハイスペックな商品です。

MACKIE(マッキー)「CRS」

低価格帯ながら、かなり使いやすい商品がこちら!MACKIE(マッキー)の「CRS」です。瞬時に音量調節ができるよう前面に取り付けられたボリュームノブ、また多数の接続端子に対応と、ユーザの使いやすさを最大限考え尽くされている製品です。 これからDTMを始めたいと思っている人にもありがたい、人気DAWソフトの「ProToolsライセンス」も付属。価格も2020年11月時点で1万3千円前後と、手軽に「もう一歩進んだ音楽体験」ができます。

FOSTEX(フォステクス)「6301NB」

続いて紹介するのはこちら、FOSTEX(フォステクス)「6301NB」。30年以上にわたり、放送業界などで愛用され続けてきた小型のアクティブモニターです。テレビ局では、サブモニターの業界標準として挙げられる名器中の名器。 テレビにはもちろん、音楽や映画鑑賞にも向いている製品で、かなりコンパクトながらも迫力の低音とスムースな高音を実現。電源やボリュームもわかりやすいシンプル仕様で、一人暮らしのデスクトップやリビングには最適解かもしれません。

JBL(ジェービーエル)「104-Y3」

JBL(ジェービーエル)「104-Y3」は、DTM制作環境に対応するため、デスクトップでの使用時に優れた音響性能が得られるようにチューニングした、アンプ内蔵型フルレンジモニター。プロのエンジニアのサブモニターとしても実績を積んでいる、評価の高い商品です。 なかでも原音再現能力には自信を持っている機種で、独自開発のドライバーやパワーアンプにより、再生周波数帯域60Hzと、サブウーファーなしでも迫力ある低音を実現しています。単純な音質の良さだけではなく、音場の広さ、音の奥行きの深さにもこだわった、JBL自慢のプロダクトです。

【小型のおすすめモニタースピーカー】4選

「デスクトップのDTM作業」や「一人暮らし向けの音楽・映画鑑賞」には、やはり小型スピーカーが使いやすいですよね! というわけでここからは「小型のモニタースピーカー」に関して、おすすめの商品を紹介していきます!

YAMAHA(ヤマハ)「MSP3」

はじめに紹介するのはこちら、YAMAHA(ヤマハ)の「MSP3」です。自宅での作業には最適な、20Wのアンプを内蔵したリファレンスモニター。DTMのみならず、電子楽器のモニターや、ホームシアターのサラウンドシステム用としても最適な機種です。 サイズはコンパクトでも、音質は圧巻。従来のYAMAHA「MSPシリーズ」の高音質を一切落とすことのない、ナチュラルでスムーズな原音再生能力は変わらず健在です。小さいからこそ自由に設置場所を変えて、自分独自のホームスタジオを作り上げましょう!

FOSTEX(フォステクス)「P802-S」

FOSTEX、フォステクス、P802-S

続いてはこちら、FOSTEX(フォステクス)の「P802-S」。小柄ながら、なんと周波数帯域は40kHzまで!伸びやかな高音が興奮も安らぎも与えてくれる、ハイレゾ対応のモニタースピーカーです。 その音色もさることながら、シックで温かみのある外見もまた個性的。インテリアとしても大活躍してくれる逸品です。オシャレに家を飾り、高音質に癒されよう!

JBL(ジェービーエル)「Control 1 PRO」

JBL(ジェービーエル)「Control 1 PRO」は、DTM用途のみならず、設置の自由度の高さから商業施設などでも積極的に使用されている機種です。どこにでも置ける小柄な見た目から150Wのパワフルなサウンドを届けてくれる、フレキシブルなスピーカー。 極めてフラットに音を出力する「CONTROL 1」は世界中から認められた技術であり、本格的なスタジオと遜色ない音を自宅の机に届けてくれます。

IK Multimedia(アイケーマルチメディア)「iLoud Micro Monitor」

こちらのIK Multimedia(アイケーマルチメディア)「iLoud Micro Monitor」は、数あるモニタースピーカーの中でも、最も設置面積の小さい製品のひとつです。重量も軽く、どこへでも持ち運びできます。 リスニング用途としてBluetoothに対応、また、音響解析に最適なソフト「T-RackS Metering Suite」まで付属してくるという、多面的に使い勝手の良いスピーカーです。 もちろん音質も素晴らしく、プロユースの高額システムにも匹敵するウーファーとツイーターを搭載しています。

【コスパ◎のおすすめモニタースピーカー】2選

モニタースピーカーは上を見ればきりがないからこそ、コストパフォーマンスに優れた商品が欲しいですよね。 ここからはそんなあなたに向けて、コスパ最高の商品を紹介していきます!

SAMSON(サムソン)「MediaOne M30」

まず紹介したいのが、SAMSON(サムソン)の「MediaOne M30」。価格は10,000円程度ながら、他の上位機種にも負けない周波数特性50Hz〜20kHzを持つ、コスパ最高の商品です。 DTM用途にはもちろん、 それ以外でも音楽教育の場やゲーム用、ホームシアター用など、幅広い用途で使用されていることが特徴。前面のヘッドフォンジャックも、かなり重宝する仕様です。

FOSTEX (フォステクス)「PM0.1e」

最後に紹介するのはFOSTEX (フォステクス)「PM0.1e」。1万円を切る格安のお値段と、こだわりの木製エンクロージャーが織りなすバランスの良い高音質が特徴の商品です。 重低音な「バスレフ型」な上、スピーカーにブーストマグネットを搭載することで、小音量時でもタイトでクリアな低音を出力できます。付属の角度調整ゴム足で、自由に角度を変えられるのも嬉しいポイント。「安くとも、しっかりとモニタリングをして作業したい!」という音楽家にも十分におすすめできるスピーカーです。

モニタースピーカーを利用して、“原音そのまま”のサウンドを楽しもう!

本記事では、DTMにも音楽・映画鑑賞にも使えるモニタースピーカーを紹介しました。自分の希望に合う製品を購入して、極上の音楽ライフを送ってくださいね!

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