2020年10月24日更新

インシュレーターは、サウンド環境における縁の下の力持ち!【種類別におすすめ紹介】

インシュレーターは、サウンド環境における縁の下の力持ち!【種類別におすすめ紹介】_サムネイル

スピーカーと床の間に置くことで手軽に音質を向上してくれる「インシュレーター」は、まさにサウンド環境の「縁の下の力持ち」的存在!しかしオーディオ機器初心者にとってはあまり馴染みのないグッズですよね。そこで本記事では、選び方・おすすめ商品を紹介します。

目次

インシュレーターを設置して、サウンド環境を整えよう!種類別におすすめ商品を紹介

スピーカーからの振動軽減や音質を向上効果がある「インシュレーター」は、スピーカーを使用する場合、マストアイテムと言えます。しかし材質や価格など様々で、どれを選べばいいか迷ってしまう人も多いのではないでしょうか?

そこでこの記事ではインシュレーターを選ぶ時に気をつけたいポイントや、おすすめの商品をいくつかピックアップして解説していきます。尚、記事内の価格や情報は2020年10月現在のものを参考に執筆しました。実際のものと異なる場合があるため注意しましょう。

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インシュレーターとは?制振・音質向上などに効果的な便利グッズ

インシュレーターとは?元の意味は「遮断」

日常では聞き慣れない「インシュレーター」という言葉ですが、語源的には、何らかの作用を遮断するモノという意味を持ちます。

使用される分野によって用途が違いますが、オーディオ機器の世界ではスピーカーの振動を“抑える”器具のことを指しています。

インシュレーターの効果とは?スピーカーからの振動を抑えて、音質向上へ

インシューレーターは、スピーカーの音質向上につながるアイテムです。インシュレーターを使わずにスピーカーを設置してしまった場合、スピーカーからのサウンドが床や壁から反射して、スピーカー自体を振動させてしまいます。結果的にスピーカー本来の音が伝わらず、音の明瞭感が損なわれる可能性が……。

よってサウンド環境にこだわりたいなら、スピーカー本来の性能を発揮させるためにも、インシューレーターの設置は必須。またインシュレーターの素材・形状によって音の印象が変わる場合があるため、製品の選び方も重要です。

インシュレーターはどんな人におすすめ?

人、複数人、フリー画像、どんな人

インシュレーターは、自宅に「スピーカー」や「サブウーファー」などを設置しており「サウンドシステム構築にさらにこだわりたい!」「ホームシアターで、大迫力のサウンドを味わいたい!」と考えている人におすすめのアイテムです。

一般的に低音は高音よりも音が響きやすく、低音を担当する「サブウーファー」などは振動が床へと伝わりやすくなっています。そのためサブウーファーなどで低音を響かせたい人は、インシュレーターによる音質向上効果が大きく感じられるでしょう。

低音を響かせたい人は「サブウーファー」
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インシュレーターの選び方【ポイント3点】

インシュレーターの選び方3点
①材質に注目
②形状
③個数

続いてインシュレーターを選ぶ際に確認しておきたいポイントを3つ紹介します。材質、形状、個数などに注目して選ぶのがおすすめです。

【ポイント1】材質に注目

インシュレーターを選ぶ時に、まず注目したいのが材質です。主に金属、木材、ゴムの3種類が使用されています。各素材で音の響きに違いが出てくるので、自分の好みに合わせて材質を決めるのがおすすめです。

以下でそれぞれの素材の特徴を詳しく解説していきます。インシュレーターの設置環境を踏まえて、自分にあった素材を選びましょう!

金属:はっきりとした音の響きを楽しみたい人におすすめ

金属は密度が高く硬い物質です。そのため振動を遮る素材として、インシュレーターにも多く使われています。解像度が高く明瞭感の強いサウンドを得られるため、音がぼやけがちな低音に効果が高いでしょう。

また金属の種類によっても音質が変化します。「ステンレス製」ならより明瞭なサウンドになりやすいのが特徴です。

一方で「真鍮製」は、高音の響きやすさが特徴。ひとつひとつの音が正確に楽しめるので、オーケストラやハードロックといった「音が複雑に絡み合う音楽ジャンル」の音楽鑑賞に、おすすめの素材です。

木材:柔らかいサウンドを求める人におすすめ

木材は、金属に比べて柔らかい素材。そのため音も柔らかい印象になりやすく、ぬくもりのあるサウンドを楽しめます。そのためジャズやフォークソングなど、優しい雰囲気の音楽が好きな人におすすめ。金属ほどではありませんが、音の明瞭感もある程度高められます。

また木材の硬さによっても音の印象が変化し、硬い木材ほどクリアな音を楽しめます。木目調のインテリアとも相性がよく、和室・洋室ともマッチしやすいのが嬉しいポイントですね。

ゴム:防振効果抜群!DTM環境の構築におすすめ

ゴムは木材と同じく柔らかい素材ですが、防振性の高さが大きな特徴。そのためゴム製のインシュレーターなら、スピーカー本来の音を表現できるでしょう。床や棚からの共振も抑えられるため、正確な音を聴く必要があるDTM環境(簡単に言うと、パソコンで楽曲制作などをする環境)にもおすすめです。

しかし音があまり響かない環境では、音の広がりが物足りなくなってしまう場合があります。音の響きが欲しい場合は、木製か金属製のインシュレーターを選ぶのが良いでしょう。

【ポイント2】形状に注目

インシュレーターは形状によっても制振性や音質が変化します。求めるサウンドや設置環境に合わせて選択するのがおすすめです。主にスパイク型、キューブ型、円形の3種類に分類されます。以下でそれぞれの形状について見ていきましょう。

スパイク:振動を伝えづらく、クリアなサウンドが楽しめる

スパイク型は「先端が尖った円錐形」のインシュレーターです。金属製の硬い製品が多く販売されており、そのままでは接地面を傷付けてしまう可能性があるため、受け皿がセットになっている製品が一般的です。

また接地面積を小さくして、振動を伝えづらいのが特徴。音の輪郭が明瞭になるため、クリアなサウンドを楽しみたい人におすすめの形状です。

キューブ:柔らかいサウンドが好きな人におすすめ

キューブ型のインシュレーターは、立方体や直立方体の形状をしています。他の形状に比べて、機器との接地面積が大きいのが特徴。そのため機器を安定して設が可能です。また木製の製品が多く柔らかいサウンドを感じられますが、繊細な音の表現にはやや難があるでしょう。

またスパイク型と違い振動を伝えづらくするのではなく、整えることに重きを置いています。よく響く暖かなサウンドが好みの人におすすめの形状です。

円形:ラインナップが豊富!コスパの良い製品も多数

円形のインシュレーターは、他の形状に比べて最もラインナップの多い形状です。高さや素材を自由に選びやすく、設置環境に合わせた製品の選びやすさが魅力です。また複数の素材を組み合わせた製品も存在し、求める音質に合わせて素材の組み合わせを変えることもできます。

価格がそれほど高くない製品も販売されているため、「試しにインシュレーターを導入してみたい」という人は、円形から選択するのがおすすめです。

【ポイント3】必要に応じて個数を決める!1ガジェットに5個以上は不要

インシュレーターは「4つ」でひとつのガジェットを支えるのが一般的です。たくさんのインシュレーターを1つのガジェットに設置しても音質の変化は少ないとされているため、多くても5個程度で十分でしょう。

自宅のサウンド環境によっては、それなりの予算が必要になる場合もあるでしょう。もしすべての機器に設置する金銭的な余裕がないときは振動の大きいガジェットに優先して設置することで、効果を得やすくなります。

商品を選ぶ時には使用している音響機器の数を把握して、どれくらいの個数が必要か理解しておきましょう!

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【金属製】インシュレーターのおすすめ商品5選

金属製のインシュレーターは明瞭感のあるサウンドを演出できるのが特徴です。以下におすすめの製品を5つピックアップしました。金属の種類や形状などを比較してみてください。

オーディオテクニカ(audio-technica)「AT6098」

オーディオテクニカから販売されている「AT6098」は、金属・ゴムを組み合わせた製品です。真鍮を特殊防振ゴムの「ハネナイト」で挟み込んだ3層構造で、機器の振動を十分に抑えてくれます。 滑りにくく設計されているため安定性も確保されており、特に小型の機器に向いている製品と言えるでしょう。低音がよりクリアに聴こえるうえ、音の立体感が増強できるのもポイント。 長期にわたって利用すると、スピーカー底面にゴムの跡が残る可能性があります。ゴム跡の付着防止のため、付属のスペーサーを挟み込んでおきましょう。

オーディオテクニカ(audio-technica)「AT6089CK」

「AT6089CK」も、小型の音響機器の設置に向いている製品です。Amazonなら、8個入で2,000円以下とお手頃価格なのも嬉しいですね。ミニコンポなど、スピーカーが2つに分かれた製品で使用しやすいのが特徴です。 黒ニッケルメッキ仕上げのシンプルなデザインで、多くのインテリアとマッチします。コルクと真鍮を使用した2層の構造をしており、解像度が高く明るい印象のサウンドを演出可能。音のこもりが気になる人におすすめのインシュレーターです。

ベロッタ(BELLOTA)のインシュレーター

金属製でスパイク型のインシュレーターです。明瞭感が強く、音の粒がはっきりとしたサウンドを楽しめます。スパイクの受け皿もセットになっており、接地面を傷つける心配がありません。そのため、木製の棚やフローリングの上でも安心して設置できます。 また25mmから30mmまで、高さを微調整可能なのも嬉しいポイント。金色の見た目がインテリアとしても優秀で、高級感のある雰囲気を演出したい場合にぴったりです。

AET「SH-2014」

AET製の「SH-2014」は、アルミニウム合金である「A2000系合金」を使用した製品。高い強度が特徴です。またAET独自の「無理数応用設計」により、接地面との共振を抑えてくれます。明瞭感が高く、安定した聴きやすいサウンドを実現できるでしょう。 ほかにもアルミ・真鍮・ゴールド・ガンメタリックと、複数のカラーラーインナップから選択できるのもポイント。スピーカーや部屋の雰囲気と合わせて選べるのが嬉しいですね。

KRYNA「DPX1」

KRYNAから販売されている「DPX1」は、スパイクと受け皿が一体になった円柱型の製品です。内部は特殊な溶液で満たされており、不必要な振動を処理してくれます。そのため大きな振動を発するアンプやスピーカーなどに、特に適した製品でしょう。 また高周波域の音にも対応しており、ハイレゾ音源などの繊細なサウンドにも対応できます。価格はAmazonで14,000円台と高めですが、高品質なサウンドを求める人におすすめのインシュレーターです。

【木製】インシュレーターのおすすめ商品2選

木製のインシュレーターは柔らかく響きやすいサウンドを演出できます。キューブ型のものもあり、安定性に長けた製品も多いが特徴です。使用されている木材の特性にも注目しましょう。

山本音響工芸「QB-2」

山本音響工芸の「QB-2」は、木製らしい柔らかい印象のサウンドを演出できるインシュレーターです。音響機器と相性のよい素材と言われる、北海道産のアサダ桜無垢材を使用しています。堅く重い素材のため、音を適度に引き締める効果もあるでしょう。 木目調のインテリアとの相性がよいのもポイント。4個1組の価格もAmazonで700円以下と手頃な価格なのが嬉しいポイントですね。サウンドに「芯のある安定感」と「響き」が欲しい人におすすめの製品です。

山本音響工芸「PB-12」

山本音響工芸から販売されている「PB-12」は、スパイク型のインシュレーターです。音質向上だけでなく、振動軽減の効果もあるのが嬉しいポイント。サイズは縦7cm、横7cm、高さ3.5cmと大きめで、中小型のスピーカーでも安定して支えられます。 アサダ桜材のベースと黒檀製のピンを組み合わせた構造となっており、低音との相性が良い製品です。そのためサブウーファーにもおすすめのインシュレーターと言えるでしょう。

音工房Zのバーチブロックインシュレーター

音工房Zのインシュレーターは、バーチ材を使用したキューブ型の製品です。8個セットで販売されており、小サイズの価格がAmazonで1,000円以下とコストパフォーマンスの良さが魅力ですね。 価格は異なりますが、小サイズのほかに中サイズ、大サイズの製品も販売されています。自宅のサウンド環境に合わせてサイズを選びましょう。 音響機器が多い場合など、たくさんのインシュレーターを用意する場合におすすめです。

【ゴム製】インシュレーターのおすすめ商品2選

ゴム製のインシュレーターは振動を吸収しやすく、ノイズの軽減効果が高いのが特徴です。以下ではおすすめ商品を2つ紹介していきます。

山本音響工芸「gs8」

山本音響工芸の「gs8」は暑さ1mmと薄型の製品です。製品に使用されているブチルゴムは振動吸収性能に優れた素材のため、ノイズの少ないクリアなサウンドに近づけるでしょう。Amazonでは、20枚入りで約700円と手頃な価格なのもポイント。 両面テープがついており貼り付けるだけで設置できるのも魅力です。床の傷つき防止や滑り止めにも使用可能。音の好みに合わせてキューブ型のインシュレーターと合わせた使い方もできるでしょう。

エクセルサウンド「ESI-200」

エクセルサウンドから販売されている「ESI-200」は特殊素材の「ソルボセイン」を使用した製品です。音響素材として理想的と言われているほか、粘性が高く個体と液体双方の特徴を備えています。温度変化にも強く経年劣化しづらいため、長期間の使用に耐えられるでしょう。 また耐荷重が4個で100kgと高く、大型のスピーカーに使用できます。振動を吸収しやすい性質を活かすため、振動の伝わりやすいサブウーファーに利用するのが良いでしょう。

インシュレーターでお手軽に音質向上!おすすめ商品を参考に、自宅に導入しよう

本記事では、インシュレーターの選び方とおすすめ商品を紹介しました。音の好みは人によって異なるので、初めてインシュレーターを導入する場合は、価格の安いものをいくつか試してみるのがおすすめです。 基本的に素材・形状によって音の響きも変わってきます。この記事を参考に、好みのサウンドに近づく素材や形状を探してみましょう。

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