マーベルドラマ『シークレット・インベージョン』制作決定!MCUのクロスオーバー大作がついに参戦
MCUクロスオーバー『シークレット・インベージョン』が実写化決定!
2008年にマーベル・コミックで展開され、驚愕の展開でファンを興奮させたクロスオーバー大作『シークレット・インベージョン』の実写ドラマ化制作が正式に決定しました。 本作はMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)作品として、動画配信サービス「Disney+」で配信される予定です。 この記事ではドラマのあらすじやキャストから、キーパーソンとなる「スクラル人」とはどんな種族なのか、そして原作コミックで展開されたネタバレありのストーリーまでまとめて解説していきます!
『シークレット・インベージョン』のあらすじ
スクラル人が乗ったある宇宙船が墜落。通報を受け駆けつけたシークレット・アベンジャーズとマイティ・アベンジャーズは、その宇宙船の中から行方不明になったヒーローたち、死んだヒーローたち、そして自分たちを発見します。 なんとスクラル人は、数年間にわたってマーベル・ヒーローや地球人に成りすまし、密かに地球侵略を進めていたのです。 過去作で世界を揺るがせてきた大事件とも繋がりがあるのか、そして誰が本物で誰が偽物か、自分自身は本物なのか……。疑惑と混乱の中、スクラルの大軍による地球侵略は実行の時を迎えるのです。 ただし原作コミックの内容をそのままドラマ化するのか、それともタイトルや設定の一部のみを引き継ぐのかなどの詳細は、まだ明らかにされていません。
キーパーソンは姿を変えられるスクラル人!MCU作品への出演をおさらい
『シークレット・インベージョン』で鍵を握るのは「スクラル人」という種族です。スクラル人は緑色の肌と長く尖った耳が特徴的なトカゲに似ている宇宙人で、自由に姿を変えられる擬態能力を持っています。擬態した相手の見た目だけでなく、能力や感情までコピーが可能です。 原作では、1962年1月の『ファンタスティック・フォー#2』で初登場しました。かつては複数の銀河をまたぐ巨大な帝国を築き銀河三大帝国の1つとして勢力を誇っていましたが、星を奪われ衰退したという過去を持っています。 『シークレット・インベージョン』原作では、彼らの擬態能力は地球上のあらゆる科学や魔法、超能力にかかれど絶対に判別できないほど強力なものに進化していました。
『キャプテン・マーベル』で初登場!
スクラル人がMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)に初登場したのは、フェーズ3の9作目である『キャプテン・マーベル』(2019年)でした。この作品では、キャロル・ダンヴァース(キャプテン・マーベル)がスクラル人の宿敵でもあるクリー人と手を組み、スクラル人と対峙します。 しかし実際は、クリー人が「スクラルは世界征服を企てている凶悪な存在である」とキャロルに思い込ませて彼女のパワーを利用していただけで、スクラル人は住む星を無くして安住の地を探していたただの難民であることが明らかに。 マーベル・コミックでは「スクラル=好戦的で凶悪な種族」だと描かれることが多いため、この展開はマーベルファンを驚かせました。
『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』ではカメオ出演
MCUのフェーズ3最終作となった『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019年)では、2つ目のポストクレジットにのみスクラル人が登場しました。 クレジットが終わると、作中ピーター・パーカーと協力してヴィランと戦っていたニック・フューリーとその側近マリア・ヒルが2人で車に乗っているシーンが映し出されます。しばらくするとマリアが変装を解除してスクラル人の姿に戻り、続いてフューリーもスクラル人の姿に戻るのです。 つまり『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』に登場していたフューリーとマリアが、実は擬態したスクラル人だったということが明らかになるのです。 さらにフューリーに成りすましていたスクラル人のタロスは、どこかの宇宙施設でのんびりと過ごしている本物のフューリーと電話口で話します。そこで多数のスクラル人たちが働いている様子も映し出されていました。 このシーンの謎は、ドラマ『シークレット・インベージョン』で明らかになりそうですね。
キャストはどうなる?フューリーの続投はすでに決定!
『シークレット・インベージョン』の原作コミックでは、マーベル・ヒーローが次々と登場するばかりか、過去に行方不明になっていたヒーローや死亡したはずのヒーローまで登場します。 しかし2020年12月現在で発表されているキャストは、ニック・フューリー役のサミュエル・L・ジャクソンとタロス役のベン・メンデルソーンのみ。どんな豪華なキャストが名を連ねていくのか、今後の発表が楽しみです。
ニック・フューリー/サミュエル・L・ジャクソン
ニック・フューリーというキャラクターは、S.H.I.E.L.D.長官などのさまざまな役職でヒーローたちやアベンジャーズを支える格闘技に精通した兵士で、最新技術に精通した凄腕のスパイでもあります。左目の黒いアイパッチと黒のロングコートがトレードマークです。 実はアルティメット・マーベル版のニック・フューリーは俳優のサミュエル・L・ジャクソンをモデルに誕生したキャラクターで、MCUで実際にサミュエル・L・ジャクソンがその役を演じるというまさかの展開が実現しました。 サミュエル・L・ジャクソンは、映画『ジャングル・フィーバー』(1992年)や『パルプ・フィクション』(1994年)などに出演した俳優で、40歳を過ぎてからブレイクした遅咲きの名脇役俳優として知られています。
タロス/ベン・メンデルソーン
タロスはスクラルを率いるボスのような存在です。1990年代を舞台とするMCU映画『キャプテン・マーベル』ではメインヴィランかと思われる設定で登場し、この際にはフューリーの上司に擬態していました。 『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019年)ではポストクレジットでタロスがフューリーになっていたことが明かされる形で、カメオ出演しています。 つまりタロスとフューリーは長い付き合いがあることがわかっているのです。『シークレット・インベージョン』でのタロスは悪役なのでしょうか? タロスを演じるのはベン・メンデルソーン。『ダークナイト ライジング』(2012年)や『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016年)、『レディ・プレイヤー1』(2018年)など数々の話題作に出演してきたオーストラリア出身の個性派俳優です。
【ネタバレ】原作コミックではどのようなストーリーが展開された?
スクラルのヴェランケ王女は、スーパーヒーローの秘密結社「イルミナティ」のメンバーから採取したDNAを研究し、地球侵略の準備を進めていました。 ある時、ヴェランケ率いるスクラル人たちは、何人かのスーパーヒューマンを捕えて地球に潜入。ヴェランケ自身もスパイダーウーマンに化けて潜入しますが、事件に出くわしてニューアベンジャーズチームに加わることになります。 こうしてヒーローとスクラル人が入れ替わり、それに気付いたヒーローたちが混乱し始めると、スクラルは大軍による一斉攻撃をスタート。S.H.I.E.L.D.は無力化、刑務所からはヴィラン達が脱走、サンダーボルツ本部やアベンジャーズも攻撃されるなど、ヒーローたちは窮地に追いやられます。
ファンタスティック・フォーのリーダーでマーベル屈指の天才であるリード・リチャーズは、重傷を負いながらも擬態したスクラルを見分ける方法を発見。ミスター・ファンタスティックが異星人検出装置を開発し、再結成したアベンジャーズはスクラルとの最終決戦に挑みます。 激しい戦いの末、ヴェランケを倒した新生アベンジャーズ。アイアンマンが囚われていたヒーローたちを救出し、残りのスクラル人も倒すことに成功するのでした。
マーベルドラマ『シークレット・インベージョン』に期待が集まる!
過去作を巻き込む壮大なクロスオーバー大作『シークレット・インベージョン』!あらすじを読んだだけでもワクワクするストーリーで、実写ドラマ化が楽しみですね。 MCU映画『キャプテン・マーベル』でファンの予想に反してスクラルが「無害な種族」として描かれただけに、MCUドラマでどのようなストーリーになるのか想像もつきません。 豪華になるであろうキャスト陣も楽しみです。続報に期待しましょう!