2023年12月25日更新

「幽遊白書」桑原和真は人間で最強?死亡説や雪菜との関係を徹底解説!

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桑原和真 幽遊白書
(C)Yoshihiro Togashi 1990年-1994年  (C)ぴえろ/集英社 ©CTW, INC. All rights reserved.

「幽遊白書」の主要登場人物である桑原和真は、何かと浦飯に突っかかるライバル的存在。飛影や蔵馬といった人気キャラと比べると目立ちませんが、その漢気溢れる性格を愛するファンも多くいます。 本記事ではそんな桑原のプロフィールや作中での活躍、名言などについて詳しく紹介していきます! ※本記事は「幽遊白書」の重大なネタバレを含みます。

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「幽遊白書」桑原和真(くわばらかずま)のプロフィール【ネタバレ注意】

声優 千葉繁
実写 上杉柊平
所属 皿屋敷中学2年
家族構成 父親と姉
ペット 愛猫の永吉
初登場 1巻1話
誕生日 不明
身長 約190cm

桑原和真(くわばらかずま)は主人公・浦飯幽助(うらめしゆうすけ)のライバルであり仲間として、共に数々の困難とバトルに立ち向かっていくキャラクターです。 リーゼントがトレードマークで、いかにも不良といった鋭い目つきとエラが特徴的な桑原。実際かなり喧嘩っ早い性格をしていますが、犯罪には決して手を出しません。 浦飯には喧嘩で勝てないものの、後の戦いを見るに彼は人間としてはかなり強い類で、チームのムードメーカーとして欠かせないキャラクターです。

【関係】雪菜にぞっこん!2人の関係性に進展はある?

四聖獣との戦い後、桑原は氷女(こおりめ)の一族の少女・雪菜(ゆきな)の救出作戦に関するビデオテープを見ます。魔界探偵の仕事から降りるつもりでいた桑原ですが、このとき彼は雪菜に一目惚れ。誰よりも乗り気な状態で救出作戦に参加、見事に彼女を救ってみせます。 これ以降周りにもバレバレな雪菜にぞっこん状態に。しかし最後まで彼の想いは彼女に伝わることがありませんでした。というのも雪菜が恋愛を理解していなかったのです。2人の仲は進展しませんが、「和真さん」と呼ばれて鼻の下を伸ばす桑原の姿は年相応の可愛らしさがあります。

【関係】桑原和真の家族について

実はかわいい姉がいた!姉・桑原静流には頭が上がらない?

桑原には3つ年上の姉・桑原静流(くわばらしずる)がいます。彼女は弟よりも喧嘩が強く、さらに強力な霊感の持ち主。桑原にとっては頭の上がらない存在です。 原作とアニメでは彼女の描写にいくつか違いがあります。ヘビースモーカーという設定上、アニメでは年齢が20歳に。またアニメの静流のほうが弟を大切に思っている描写が多く、戸愚呂(とぐろ)弟の戦いで弟が死んだと聞かされると涙を流す姿も見られました。

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【能力】桑原和真は人間で最強?

霊感の強い桑原和真、最初は拳だけが武器だった?

桑原はもともと霊感が強く、日頃からしょっちゅう金縛りにあっていました。この霊感の強さが、後に彼の強さへとつながっていきます。 いわゆる第6感が冴えており、迷路のような場所を迷わずに抜けられたりジャンケンで圧倒的な強さを誇ったり、他の3人の強さとはまた違ったサポート的な役割も担当していました。 能力が開花するまでは基本的に拳を武器として戦います。幽助に勝てないとはいえ、幽助が規格外なだけで桑原自身はかなりのやり手。 何度も幽助にボコボコにされてきたこと、それでも諦めずに立ち上がって再戦を挑み続けてきたことが、桑原の打たれ強さとタフさを強化してきたのです。彼自身が努力の人であったことも加わり、人間では作中最強と言われるまでの実力者へと成長していきます。

【武器】桑原和真の次元刀・霊剣・試しの剣とは?

桑原和真の使用する武器は主に霊剣、次元刀、試しの剣の3つです。

霊剣

霊剣は、霊気から作り出した剣で、多様な形状変化が可能で応用の効く武器。伸ばしたり曲げたり、円状にして足場にすることも可能です。 相手の技を打ち返す際には「落合流首位打者剣(おちあいりゅうしゅいだしゃけん)」といった技名を叫ぶことも。彼の機転の効く戦い方を象徴するメインウェポンです。

次元刀

次元刀は霊剣よりもさらに鋭く、対象を次元ごと切断できる武器。任意で出すことは出来ず、桑原の怒りが頂点に達した際に登場します。

試しの剣

試しの剣は、美しい魔闘家鈴木からもらった霊具で、所有者の霊力に反応して形状を変える妖刀です。プロトタイプで副作用があったため、作中での使用は最低限に抑えられています。

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【死亡】「幽遊白書」桑原和真は戸愚呂兄弟戦で死亡!?

仲間との特訓を経て、桑原は浦飯チームの一員として暗黒武術会に参加します。決勝戦まで勝ち進んだ浦飯チームは戸愚呂チームと対戦。桑原は因縁深い戸愚呂兄との戦いに挑むことに。 桑原はあの手この手で戸愚呂兄に挑みますが、力の差は歴然。戸愚呂兄に翻弄されていきます。さらに戸愚呂兄は玄海の死を悪趣味な人形劇で披露しました。 このとき初めて玄海の死を知ることになった桑原。しかも玄海の死を最悪の形で侮辱されたことで、桑原は怒りを爆発させます。すぐ再生してしまう戸愚呂兄を倒すため、試しの剣を形状変化させてその全身を押しつぶすという手に出て、逆転勝利を収めるのでした。 死闘を繰り広げた桑原は、その後の幽助VS戸愚呂弟戦で戸愚呂弟に殺されることになります。戸愚呂弟は玄海の人格が乗り移ったプーから、幽助の力を最大限発揮させるためには仲間を殺すのが効果的というアドバイスを受けていました。 そこで戸愚呂弟がターゲットに選んだのが桑原です。戸愚呂弟の一撃を受けた桑原は、「てめえは…こんなモンじゃねえ…はずだろ?俺を幻滅……させる…な……よ」と最期の言葉を口にするのでした。幽助は怒りから最大限の力を発揮し、戸愚呂弟に勝利します。 結局桑原が死ぬくだりはすべて演技でした。戸愚呂弟の意図を汲み、桑原も幽助のパワーアップに1枚噛んでいたのです。決戦後起き上がって「よ、元気?」と満面の笑みを浮かべる姿に、幽助と共にホッとした読者も多いでしょう。

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【名言】桑原和真が生み出した名シーンが熱すぎるぜ

「生き返れ、チクショオ!戻って勝負しろコノヤロウ!」

本作は主人公・幽助が子供をかばって交通事故で死ぬことで動き始めます。荒くれ者で問題児な幽助の死を心から悼む人はそう多くありませんでしたが、桑原はガサツながらもライバルの死を本気で悲しんでいました。 「生き返れ、チクショオ!戻って勝負しろコノヤロウ!」という言葉からは、喧嘩仲間ならではの悔しさが伝わってきます。 一方で実際に幽助が生き返ると、桑原は「マジで生き返ったらしいな。往生際のワリー野郎だぜ」とひと言。彼が生き返って嬉しくて仕方ないという気持ちを押し殺した、精一杯の照れ隠しの言葉を口にするのでした。桑原の仲間思いな性格が垣間見えるセリフです。

「浦飯…すぐ後から行くかもしんねーけどよ、派手にやられてみせるぜ…胸張って会えるようにな…!!」

「魔界の扉」編で次元刀を発現した桑原は、それに目をつけた仙水に連れ去られてしまうことに。次元刀をめぐり幽助はラスボスの仙水忍(せんすいしのぶ)と対峙します。桑原たちの加勢も虚しく、幽助は忍に殺されてしまうのでした。 横たわる幽助に対し、桑原は「浦飯…すぐ後から行くかもしんねーけどよ、派手にやられてみせるぜ…胸張って会えるようにな…!!」と言葉を掛けます。 仙水と戦う幽助の姿に、桑原は暗黒武術会で戸愚呂弟に殺されたフリをした自分の姿を重ねていたのです。自分たちがさらに強くなるために戦い抜いた幽助のためにも、それに見合う散り方をすると宣言する桑原。 実際幽助には自己犠牲のつもりは一切なかったのですが、自分が感じたことにまっすぐ突っ走れる桑原の熱い人間性が感じ取れる名台詞です。

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【ライバル】主人公・浦飯幽助との喧嘩の戦績は……

浦飯幽助と桑原はもともと喧嘩仲間でした。幽助が町内No.1で桑原がNo.2という力関係です。実際は幽助が圧倒的に強く、第1話時点での桑原の戦績は0勝156敗。その後の戦いでも結局一度も桑原は幽助に勝てなかったのですが、だからこそ桑原にとって幽助は永遠のライバルなのでしょう。 喧嘩ではいつも幽助に軍配が上がりますが、幽助を騙すのはとても上手です。自称ライバルとして桑原が幽助の性格をよく心得ていることがうかがえます。

【性格】見た目ほど怖くない!猫が好きで、漢気溢れる人物

目つきも悪く怖い印象を抱く見た目をしている桑原ですが、実際は人一倍仲間思いで情に脆い優しい性格をしています。特に彼は大の猫好きで、愛猫・永吉をはじめ数匹の猫を飼っているほど。強面な人相を崩して猫にデレデレになっている姿は、まさにギャップの宝庫です。 非常に人情家な桑原は、仲間や舎弟、友人を大事にしています。舎弟のピンチを助けるために、苦手な勉強を克服したこともありました。 それだけでなく彼は自分たちの敵となった人物まで、助けようと手を差し伸べることもあります。理屈抜きでそういった行動が取れるところが、彼が漢気溢れると評される所以なのでしょう。 こういった性格なので仲間から信頼も厚く、表面上はいがみ合っていたとしても、しっかりとした信頼関係を築いているのです。

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【声優】アニメで桑原和真を演じたのは千葉繁

千葉繁

アニメ版で桑原和真を演じたのは千葉繁(ちばしげる)です。千葉はアドリブの代名詞とも言われる声優で、『ハイスクール!奇面組』の一堂零役や『うる星やつら』のメガネ役などで、一躍有名に。台本に「セリフお任せ」と書かれているという逸話もあるほどです。 『世紀末救世主伝説 北斗の拳』のナレーションやアドリブを効かせた断末魔も有名。そんな彼が演じる桑原もはまり役のひとつです。コミカルなシーンが多い桑原を好演し、原作者の富樫がそのキャラの理解度に衝撃を受けたというエピソードも存在しています。

【実写】ドラマで桑原和真を演じたのは上杉柊平

幽☆遊☆白書 幽遊白書 桑原和真(上杉柊平)

実写版「幽遊白書」で桑原を演じるのは、研音所属の上杉柊平です。2015年に俳優デビューして以来、朝ドラや大河ドラマにも出演するなど、今後の活躍が期待されています。 すでに公開されているビジュアル写真では、凛々しい表情を披露。しかしあの桑原にしてはあまりにもイケメンすぎるような……?

【漢!桑原!】「幽遊白書」桑原和真の漢気と魅力が止まらない!

『幽☆遊☆白書』の名キャラクターのひとり、桑原和真について紹介しました。浦飯チーム唯一の普通の人間として、妖怪たちとの戦いに身を投じる桑原は、その漢な生き様で仲間たちを鼓舞していきます。 戦力的には1番強いというわけではありませんが、個性の強い面々がチームとしてまとまって戦えたのも、桑原の存在が大きかったのでしょう。実写ドラマ化で「幽白」熱が盛り上がる中、改めて桑原和真の熱い魅力に触れてみてはどうでしょうか。