漫画『今際の国のアリス』を全巻無料で読めるアプリは？Netflixドラマで話題のデスゲーム作品

漫画『今際の国のアリス』を、無料チケットや無料ポイントを使って全巻無料で読めるサービスやアプリを調査しました。 結論としては、「サンデーうぇぶり」で全巻無料で読むことが可能！「サンデーうぇぶり」は小学館が配信するアプリで、『週刊少年サンデー』『ゲッサン』『月刊サンデーGX』の3誌合同の漫画配信サービスです。 各作品ごとに利用ができる無料チケットを利用すると、1話分を読むことができます。72時間の期限を過ぎると読めなくなってしまいますが、23時間ごとに再度チケットが付与されます。 また、動画視聴も合わせて行うと最大で1日4話分を無料で読むことができますよ。小学館の名作漫画をより多く楽しみたい人におすすめのアプリです。 ただし、本作を全巻読破するには時間がかかるため、「そんなに待てない」、「今すぐ読みたい」という人には、今すぐお得に読める電子書籍サービスで読むことをおすすめします。

落ちこぼれの高校3年生・有栖良平(ありすりょうへい)は幼い頃から出来の良い弟と比較され、家で居心地の悪い思いをしていました。彼がいつものように悪友の苅部大吉(かるべ だいきち)・勢川張太(せがわ ちょうた)と共に夜の街を徘徊していると、突然巨大な花火が打ち上がります。 気がつくとなんと街は無人になっており、ただ廃墟のような景色が広がっていたのです。彼らが明かりのついている神社に入ると、突然謎の“げぇむ”が始まり……。

本作の主人公で、教育分野での権力者である父親に、出来の良い弟と比較され続けてきました。勉強もスポーツもパッとしないアリスは、家庭内で不要なものとして扱われ、次第に居場所を失っていきます。辛いときを共に過ごしてくれたカルベとチョータには信頼をおいています。 本人は自分のことを「何もできない落ちこぼれ」と思っていますが、実は土壇場で冷静な判断ができる思考力の持ち主で、「今際の国」ではその頭脳を活かして多くの命を救いました。

アリスたちが「今際の国」で出会った、本作のヒロイン。クライマーの女子高生で、身体能力が高い上に数々のサバイバル技術を身につけています。 クライミングの師匠でもある父親が、世間からのバッシングによって自殺に追い込まれたことで、元の世界で生きる意味を見失っていました。そのため最初のうちは元の世界へ戻ることに前向きになれずにいました。しかしのちにアリスと共に生きると決心することとなり、「今際の国」からの脱出を目指します。

アリスの友人で、一緒に花火のような光を見て「今際の国」に迷いこみます。元の世界ではバーを経営しながら、オーストラリアで牧場を買うという夢を追っていました。アリスと同い年ですが、高校を中退して一足早く社会に出ていることもあり、大人びた少年です。 母親は娼婦で、父親は誰なのか知らずに育ちました。腕っぷしが強く、喧嘩を売ってきたチンピラ集団を返り討ちにしたこともあります。アリスの並外れた洞察力にいち早く気が付き、一目置いていました。

カルベと同じく、アリスの友人で共に「今際の国」にやってきました。アリスと同じ高校に通っていて、酒と女が大好きな不良少年です。根性なしのお調子者で、いつもヘラヘラした態度をしています。 また、不遇な家庭環境で育ったという点では、アリスと共通しています。チョータの父親は借金をして働きもせず、注意すると家の中で暴れました。そんな父親を見て育ったチョータは、自分も将来ああなるのだと悲観しており、トラウマとコンプレックスを抱いていました。

『今際の国のアリス』は、2020年12月からNETFLIXで実写化され世界190か国で配信開始されました。有栖良平役を山﨑賢人が、宇佐木柚葉役を土屋太鳳が演じています。 日本国内での視聴ランキングで1位に輝いただけでなく、世界総合8位にランクインするなど、国内外で大人気作品となりました。2022年12月にはシーズン2が配信開始されることが決まっています。

『今際の国のアリス』の実写版と原作漫画では、ストーリーに大きな違いはありませんが、実写化するにあたり設定上無理がある部分だけ変更して制作されています。 例えば、原作ではアリスたちは高校生ですが、実写版では年齢が引き上げられています。これはカルベがバーを経営していると描く上で、高校生とお酒を結び付けてしまうことへの配慮があったためでしょう。 非常に評価が高かった実写版ですが、原作ではそれぞれの登場人物の背景や心情がさらに深く丁寧に描かれています。より世界観に浸れるので、ぜひ原作も読んでみてください。

『今際の国のアリス』では、デスゲームに参加している登場人物たちのキャラ設定が非常に細かくされています。参加者は元の世界で何かしらの葛藤を抱いて生活していて、そのバックグラウンドが「今際の国」での過ごし方に大きく影響しているのです。 ひどい過去を忘れられずにいたり、感情のぶつけどころを探していたり、様々なキャラが登場します。デスゲーム自体の面白さもさることながら、その中で人間がどんな感情を抱き、どんな行動をとっていくのかを観察できるのも、本作の魅力の1つです。

「今際の国」で開催される「げぇむ」は、今話題のイカゲームやこれまでのデスゲーム作品に比べて、論理的で頭脳戦が多く読み応えがあります。絶対絶命としか思えないルールでも、出題の意図を読み取ることで生き残る道が見えてくることも。 アリスは特に「げぇむ」のロジックを読み解くことに長けていて、参加者の前で生き残る道を冷静に説く姿はまるで名探偵のようです。命がけのデスゲームにどんなロジックが隠されているのか、アリスと一緒に考えながら読んでみてください。

『今際の国のアリス』では、ただ生きるか死ぬかのデスゲームが描かれているわけではありません。次第に、デスゲームだからこそ描ける「生きる」意味が浮き彫りになっていきます。 「げぇむ」の参加者たちは「自分は何のために生きるのか」ということを考え始めます。元の世界で何かしらの葛藤や劣等感を抱えて生きてきた参加者たちのなかには、生きることに自暴自棄になっている者もいました。 本作ではそんな人々が危険なゲームをすることで、なぜ生きたいと感じるのかを自問自答していく様が描かれていきます。

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