2021年4月13日更新

『ヒヤマケンタロウの妊娠』の魅力をネタバレ解説!“妊夫”を描く男女逆転ストーリー

ヒヤマケンタロウの妊娠

『ヒヤマケンタロウの妊娠』はドラマ化も決定した、男性の妊娠を描く話題作。男性の妊娠を通して、様々な社会問題や固定観念が浮き彫りになる本作は、社会の在り方について考えさせられる作品です。「育児編」を含めたあらすじと共に、その魅力を解説します。

目次

『ヒヤマケンタロウの妊娠』の魅力をネタバレ解説!“男性の妊娠”から見えてくるものとは

『ヒヤマケンタロウの妊娠』は坂井恵理が手掛ける、“男性の妊娠”について描く漫画です。斎藤工主演でNetflixでのドラマ化も決定した本作。この記事ではそんな本作の見どころやあらすじを紹介します。 妊娠にまつわる悩みは当事者になってみないと、なかなか想像ができないもの。本作を通じて、まずはどんな問題があるのか、知ることから始めてみてはどうでしょうか。

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登場人物ごとにあらすじを紹介!

桧山健太郎

仕事人間としてバリバリ働く健太郎は、ある日妊娠が発覚します。男が妊娠できるようになって10年経っても、まだ妊夫に対する社会の目は冷たく、冷遇される日々。 そんな現実を目の当たりにした健太郎は、自分の仕事も利用して、妊夫の居場所づくりに奮闘します。彼の行動は周りの妊婦や妊夫を勇気づけ、健太郎は無事に男の子を出産するのでした。

川端みずき

二股されているみずきは、彼氏の子供を妊娠。会社にも言い出せずにいた彼女は、偶然電車で会った健太郎が、妊夫の居場所づくりに奮闘している姿に勇気をもらうのでした。彼氏には見切りをつけ、自分で赤ちゃんのための居場所を作ることを決意します。

男子高校生・翼

子供を妊娠してしまい中絶した男子高校生・翼は、彼女とも家族ともギクシャクしていました。そんな折、電車でからかわれても堂々としている妊夫・健太郎に出会い、励まされることに。翼は別れた彼女に想いを伝え、大人になったらまた彼女の子を妊娠したいと伝えるのでした。

瀬戸亜季

子供嫌いの亜季は、偶然身体の関係を持った健太郎から妊娠を打ち明けられます。世間の常識的に結婚して責任を取るべきかと悩みますが、次第に自然と子供の顔を早く見たいと思えるようになっていました。彼女は1人で産むと決めた健太郎の味方でいようと決意します。

宮地紀子

紀子の夫が第2子を妊娠。紀子が第1子妊娠時に、夫は何も協力してくれなかった思い出から、紀子は夫や妊夫に良い感情を持っていません。 しかし彼女が憧れる夫婦が、子供を望んでいたのに授かれなかったことを知ります。子供は授かりものであることを改めて感じた紀子は、夫に対して妊娠の先輩として心を開くのでした。

育児編をネタバレあらすじ解説!

健太郎の出産から3年後、彼はシングルファーザーとして育児と仕事に追われています。相変わらず世間の妊夫への偏見や差別は続いており、健太郎は葛藤を抱えていました。そんな彼の前に、アイドルとの恋愛の末に妊娠した男性アイドル・青柳が現れます。 青柳の相談に乗る一方で、健太郎は社内不倫の末に既婚男性上司側が妊娠してしまった2人のいざこざにも巻き込まれ……。さらに健太郎は社内保育所開設を目指し奮闘するのでした。 妊娠にまつわる環境は突然大きく変わることはありませんが、それでも少しずつ変えていこうとする健太郎の前向きな姿で物語は締めくくられます。

魅力を紹介!作品を通して見えてくるものとは

漫画で“楽しみながら”社会問題と向き合える

妊婦や子連れに対する社会の在り方は、当事者にとっては大きな問題ですが、妊娠することのない男性や妊婦経験のない女性にとってはどこか他人事です。他人事の状態から一歩進むには、まずどんな問題があるのか知ることが必要でしょう。 本作はその“入り口”として最適な作品です。男女逆転の設定によって、社会に横たわる問題を客観的に見つめ直すきっかけとなるはず。 ファンタジーな設定ながらも、描かれている社会問題はどれもリアル。読者は本作を読むことで、身の回りに潜む問題に気付かされるでしょう。

社会を変えようと奮起する主人公がアツい!

主人公の健太郎も、自身が妊娠するまでは妊婦や妊夫をどこか冷たい目で見ている側の人間でした。しかし妊夫となったことで、居場所のなさに愕然とし、自分の持てる立場や能力をフル活用して道を切り拓こうとしていきます。 出産後の健太郎は、愛しい息子の未来のためにも、世の中の考え方をもっと根本的に変えていく必要があると考えるように。自身の身の上を不幸だと嘆くことはせず、「じゃあどうしたらいいのか」と自ら動いていける健太郎の強さも、本作の大きな魅力のひとつです。

『ヒヤマケンタロウの妊娠』はファンタジーな社会派漫画!当事者意識が社会を変える

ドラマ化で大きな話題を呼んでいる『ヒヤマケンタロウの妊娠』。その魅力やあらすじについて紹介しました。 想像だけで妊娠の苦労や喜びを感じるのは難しいものですが、漫画という入り口があれば、妊娠に縁のない人でも身近に感じやすいはずです。本編は1巻、「育児編」は全2巻で完結しているので、これを機に本作を読んで妊娠や社会問題について考えてみてはどうでしょうか。