映画『おおかみこどもの雨と雪』雨が選んだ道とは?声優を務めた俳優も紹介
映画『おおかみこどもの雨と雪』雨について解説!【ネタバレ注意】
スタジオ地図による細田守監督の第2作『おおかみこどもの雨と雪』は、「おおかみおとこ」と人間の間に生まれた「おおかみこども」が主人公。この記事では、おおかみこどもの姉弟・雪と雨について解説していきます。 まず、雨の幼年期から少年期を振り返り、彼の歩んだ道とその後について考察。加えて、雨の声優を務めたキャストも紹介します。 ※この記事は『おおかみこどもの雨と雪』のネタバレを含んでいます。未鑑賞の人は注意してください。
【幼年期】雨は自然を嫌うひ弱な子どもだった
雨は「おおかみおとこ」と人間との間に生まれた「おおかみこども」。雪の弟で、雨の日に生まれました。 幼少の頃は内気でひ弱な男の子で、活発な雪より人間的でしたが、ある雪の日、獲物への恐怖心がなくなったのをきっかけに「おおかみ」としての本能に目覚めていきます。それまでは、花や雪の後ろに隠れていつもじっとしているような引っ込み思案な子どもでした。 小学校に上がっても、学校に馴染めず、勝手に学校を抜けだしたり休みがちに。山で過ごすことが多くなり、山に惹かれ始めます。 そして、雪が人間として生きていきたいと言い出した時は、おおかみの姿で喧嘩になっても雪を圧倒するぐらいの野性味を見せるようになっていました。
【少年期】山を愛し、山を守るオオカミへ
雨が山に通い始めたきっかけは、「新川自然観察の森」でシンリンオオカミを見たことでした。 山の生態系に興味を持ち、付近の山の一帯を治めていたアカギツネを「先生」と呼び、慕っていました。先生から山について学んでいたようで、雨にとっては山そのものが学校だったのです。 大雨の日、足を悪くしていた先生を心配し、山へ向かいます。その後、先生の後を継ぎ、生態系の保全の役割を担う決心を固めました。 10歳の夏、1人で山へ入り、そのままおおかみとして山で生きる道を選んだ雨。花も成長したその姿を見て「しっかり生きて」と見送るのでした。その後もおそらく、山一帯を治めるリーダーとして生きたのではないでしょうか。
声優を務めたのは西井幸人・加部亜門
相棒再放送見てくれた人ー!
— 西井幸人 (@yukky_0614) May 28, 2021
ありがとーう#相棒 pic.twitter.com/UigKeUf8mn
おおかみこどもの雨の幼少期の声優を務めたのは、2003年6月11日生まれ、東京都出身の俳優・モデルの加部亜門。子役として2007年から芸能活動を始め、これまで数々のテレビドラマや映画に出演してきました。 2016年の映画『ちはやふる 上の句』と『ちはやふる 下の句』では、新田真剣佑演じる綿谷新の幼少期を務めています。 雨の少年期の声優は、俳優の西井幸人が担当しました。1995年6月14日生まれ、埼玉県出身の俳優・タレントで、ワタナベエンターテインメントの若手男性俳優集団「D-BOYS」のメンバーです。 2010年に舞台『ミュージカル黒執事』で本格的に俳優デビューを飾り、同年の『告白』で映画初出演ながら重要な役どころを任されました。
映画『おおかみこどもの雨と雪』雨は勇気あるオオカミの子だった
「おおかみこども」の雨は、父である「おおかみおとこ」の血を受け継いだ、勇気あるおおかみの子でした。幼い頃は内向的で、野性的ではありませんでしたが、成長とともに自らおおかみとして生きる道を選び、母の元を離れて立派に自立していきました。 父親似のイケメンであることも見どころの1つ!『おおかみこどもの雨と雪』を鑑賞する際は、彼の著しい成長にもぜひ注目してください。