『メイドインアビス』がハリウッドで実写映画化!あらすじやキャストはどうなる?
『メイドインアビス』が実写映画に!ハリウッドで制作決定
絵本のような可愛い絵柄と過酷で壮絶な冒険譚、そのギャップが話題の『メイドインアビス』がハリウッドで実写映画化決定!つくしあきひとの描く可愛いけれど不思議でダークな世界観は、アニメ化で大成功を収めました。 果たして実写映画ではどんな冒険が待っているのでしょうか?ciatr編集部が独自にあらすじやキャストを予想してみました。
あらすじはどうなる?
原作のあらすじ
底の見えない深さ不明の巨大な縦穴・アビス。不思議な生物が住み未だ謎の多いアビスに魅せられた人々は、「探窟家」として日々アビスに挑み、貴重な「遺物」を回収しています。アビス近くの孤児院に暮らす少女・リコの母・ライザは伝説の探窟家でしたが、アビスに発ってから消息不明になっていました。 好奇心旺盛で母のような探窟家になることを夢見るリコは、ある日アビスで少年の姿をしたロボットに命を救われます。リコはロボットにレグと名付け、2人はあっという間に仲良しに。 数カ月後、ライザからリコへ向けた手紙が届きます。そしてリコは母に会うため、レグは自分が何者かを知るため、一緒にアビスの深層を目指すのでした。 アビスは深く潜るほど、帰還の際に「アビスの呪い」と呼ばれる上昇負荷が発生。深界6層からは生きて帰ることが不可能とされていますが、リコ達は出会いと別れを経験しながら少しずつ「奈落」へと近づいていきます。
映画1本でまとまるのか?
原作は年数回の不定期更新ということもあり、まだ完結していません。既刊の内容で大きな山場となるのは、やはり「黎明卿」ボンドルドとの対決でしょう。 旅立ったリコとレグがいくつもの戦いと出会いを経て、少女・ナナチと仲間に。その後ナナチの願いである親友のミーティを救い、ボンドルドとの戦いに挑みます。区切りはいいのですが、ここで終わってしまうとリコとレグの目的が果たされず中途半端な印象です。 1本でまとめるなら、その後の記憶喪失のレグに関わる深界6層「成れ果て村」をメインにするという手もあります。レグの過去について明かした上で、冒険は続くといったまとめ方にすると、原作からも大きくずれずに着地できるのではないでしょうか。
キャストの配役を予想
リコ役:ジュリア・バターズ/マッケナ・グレイス
少年少女たちが冒険するというのも本作の魅力。なので主人公・リコはやはり子役に演じてもらいたいところ。 ハリウッド映画界を描く『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019年)で子役トルーディ・フレイザー役で注目を集めたジュリア・バターズ。同作ではレオナルド・ディカプリオと演じた劇中劇で子役とは思えない存在感を示しました。彼女ならおさげ姿がキュートな美少女のリコを演じてくれそうです。 もう1人の候補は『gifted/ギフテッド』(2017年)で主演を務めたマッケナ・グレイス。同作で魅せた熱演で、ぜひリコを待ち受ける過酷な運命を演じてほしいですね。
レグ役:イライアス・ハーガー/オーガスト・マトゥーロ
戦闘力が高い反面、リコよりも怖がりで泣き虫なところがある可愛い少年ロボット・レグ。原作ではやや中性的なイメージのあるキャラクターです。ciatr編集部がキャストとして予想したのは、イライアス・ハーガーとオーガスト・マトゥーロ。 イライアス・ハーガーは『フルハウス』の続編『フラーハウス』でマックス役を演じている少年。同作ではリコ役の予想で登場したマッケナ・グレイス演じるローズのボーイフレンドという役どころ。仲良しカップルを演じている2人なら、リコ&レグのタッグも息ピッタリでしょう。 オーガスト・マトゥーロはコメディ・ドラマ『ガール・ミーツ・ワールド』のオーギー・マシューズ役が有名。ピュアな雰囲気がレグにハマりそうです。
スタッフ情報
制作は米コロンビア・ピクチャーズ
実写映画『メイドインアビス』の制作はコロンビア・ピクチャーズが手掛けるとのこと。近年公開されたアドベンチャーものでは『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』(2018年)が記憶に新しいですね。 コロンビア・ピクチャーズは「007」シリーズや「スパイダーマン」シリーズの制作でも有名な制作会社です。大手が手掛けるということで、かなり気合の入った作品になるのではないかと期待できます。
脚色はケビン・マクマリン
脚色を担当するケビン・マクマリンは、トライベッカ映画祭コンペティション部門で高く評価された青春スリラー「Low Ride(原題)」を手掛けた人物。他にも現在はAmazon制作のモンスター映画も担当しているとのこと。 スリルあふれる冒険と未知なる生物との死闘を、少年少女たちの友情も交えときにグロくときに爽やかに描いてくれそう。『メイドインアビス』にはぴったりな監督と言えそうです。
プロデュースはバーティゴ・エンターテインメント&マシ・オカ
プロデューサーは『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』製作や『ゴジラvsコング』製作総指揮を務めたロイ・リーが立ち上げた製作会社バーティゴ・エンターテインメントと、俳優として活躍するマシ・オカ。 マシ・オカは『Death Note/デスノート』(2017年)や、製作中の海外ドラマ版『約束のネバーランド』にも携わっており、漫画愛好家でもあります。『メイドインアビス』の原作の良さも活かした作品に仕上げてくれるのではないでしょうか。
『メイドインアビス』実写映画はリアルな質感に期待!
アビスの中の独特の雰囲気は、『メイドインアビス』の大きな魅力の1つです。せっかくハリウッドで実写映画化されるなら、あの世界観をとことんリアルに表現してみてほしいですね。 日本ではアニメ第2期が2022年に放送されることが決定しています。ますます盛り上がることが予想される『メイドインアビス』から目が離せません。