実写映画「聖闘士星矢」キャスト一覧・吹き替え声優・あらすじ解説！原作キャラのアテナや紫龍は誰が演じる？

日本のみならず世界で30年以上愛され続けている「聖闘士星矢」。そのハリウッド実写映画『聖闘士星矢 The Beginning』が2023年4月28日ついに公開されました！ 本作は、新田真剣佑がハリウッド映画で初主演を務めたことでも話題になっています。 この記事では、再現度が気になる「聖闘士星矢」の実写キャストと吹き替え声優を一覧で紹介します。

幼くして姉と生き別れ、スラム街の地下格闘場で戦う日々を過ごしていた青年・星矢。彼はある時、戦闘中に不思議なパワーを発現し、謎の集団に狙われはじめました。 アルマンと名乗る人物から、星矢の内には「小宇宙(コスモ)」という力が秘められており、女神アテナの生まれ変わり・シエナを守る運命にあると告げられます。星矢は戸惑いつつも運命を受け入れ、修行を重ねていくのですが……。

天馬星座の星矢(ペガサスのセイヤ)は、グラード財団総帥の城戸光政の非嫡出子。幼少期は孤児として、姉の星華と共に施設で育てられました。 グラード財団によって姉と引き離され、「聖衣を日本へ持ち帰れば姉に引き合わせる」という条件のもと、聖闘士になる道を選びます。 本作で実写版星矢を演じるのは新田真剣佑です。本作の撮影1ヶ月前から週5で様々なトレーニングを行い、星矢らしいアクションを完成させた新田。英語での演技にも違和感がなく、好評です。

シエナの原作での名前は城戸沙織。彼女は数百年に1度、地上にはびこる悪から生命を守るため現れる戦いの女神アテナの化身です。ギリシャのアテナ宮殿に人の姿を借りて降臨した後、偶然ギリシャを訪れた城戸光政に預けられ、彼の孫娘・沙織として育てられました。 シエナを演じるのは、「ジュマンジ」シリーズのベサニー役や『アナベル 死霊博物館』(2019年)で知られるマディソン・アイズマンです。自分のなかに存在する強大な小宇宙(コスモ)をコントロールできず、怯えるシエナを繊細に演じています。 吹き替え声優の潘めぐみは、『HUNTER×HUNTER』(2011年)のゴン＝フリークス役などを演じています。

アルマン・キドこと城戸光政はグラード財団の先代総帥。ギリシャ旅行中、赤ん坊のアテナ(沙織)と射手座の聖衣を託され、アテナを守る聖闘士候補の非嫡出子100人を世界各地へ送ります。彼の目的は、聖闘士と共に偽教皇に銀河戦争を仕掛けることでした。 その実現を見ることなく他界し、沙織は13歳で財団の実質的な支配者となりました。 アルマンを演じるのは、ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」シリーズのエダード・スターク役で知られるショーン・ビーンです。聖闘士を育て、送り出すアルマンを威厳をもって演じました。 吹き替え声優には、『オデッセイ』(2015年)などでも彼の吹き替えを務めた磯部勉が起用されました。

ヴァンダー・グラードはアニメ『聖闘士星矢: Knights of the Zodiac』のキャラクター。アニメ版では城戸光政の古い友人ですが、聖闘士の力を狙って星矢たちを襲撃してくる男性です。 アルマンの元妻であり、夫婦で育てたシエナの命を狙うグラード役には、「X-MEN」シリーズのジーン・グレイ役などで知られるファムケ・ヤンセン。大義のためにシエナの命を狙っていた彼女ですが、母としての情との間で揺れ動く心情を見事に演じています。 アニメ「らんま1/2」シリーズの天道かすみ役でブレイクし、第一線で活躍してきた井上喜久子が吹き替えを務めます。

原作におけるカシオスは、天馬星座の聖衣をめぐる争奪試合で星矢と戦う聖闘士候補生。師であるシャイナに淡い想いを寄せており、最期まで彼女に尽くして命を落としました。 地下格闘場を取り仕切る最強のストリート・ファイター、カシオスを演じるのは、『シン・シティ』(2005年)などに出演したニック・スタール。グラードに協力し暗黒聖闘士となった彼は、星矢と迫力のアクションシーンを披露してくれます。 吹き替え声優は、アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズのジャン・ピエール・ポルナレフ役で知られる小松史法です。

鳳凰星座の一輝(フェニックスのイッキ)に相当するキャラクター。原作では弟・瞬の代わりに極悪な環境下で修行したことで精神が摩耗し、悪の暗黒聖闘士と共に銀河戦争に乱入します。 星矢との死闘に敗北し、以降は更生して星矢たちと協力するようになりました。 グラードと行動する謎の男ネロを演じるのは、Netflixオリジナルシリーズ『マイ・ブロック』(2018年〜2021年)のディエゴ・ティノコ。星矢を演じる新田真剣佑とともに、迫力の戦闘シーンを見せ、死闘を繰り広げます。 吹き替えを務める浪川大輔は、他作品で蜥蜴星座のミスティや水瓶座のカミュを演じた経験があります。

マイロックの原作での名前は辰巳徳丸。城戸家の執事で、主である光政の意を汲んで聖闘士候補生には厳しく接し、沙織を「お嬢様」と呼んで忠実に仕えてきました。 アルマンと友情で結ばれた最強の執事を演じるのは、『ジョン・ウィック：パラベラム』(2019年)のゼロ役などで知られるマーク・ダカスコスです。冷静で接近戦も得意な頼れる人物を好演し、早くも人気を獲得しています。 吹き替え声優の咲野俊介は、ドラマ「クリミナル・マインド」シリーズのモーガン役など主に吹き替えで活躍しています。

鷲星座の魔鈴(イーグルのマリン)は中級の聖闘士「白銀聖闘士(シルバーセイント)」。原作では同じ日本人という理由で星矢の師匠となり、彼を真の聖闘士へ導きます。素性は最後まで不明で、弟の行方を探してギリシャに来たとしか語られていません。 マリンを演じるキャストは不明ですが、吹き替え声優は、「呪術廻戦」シリーズで釘崎野薔薇役を演じる瀬戸麻沙美です。

実写映画『聖闘士星矢 The Beginning』には、原作で星矢とともに戦う仲間の聖闘士である龍星座の紫龍(ドラゴンのシリュウ)やアンドロメダ星座の瞬は登場しませんでした。 しかし本作は「The Beginning」とされているとおり、星矢が聖闘士として覚醒するまでの物語。原作にはまだまだつづきがあり、続編が製作されるとすれば、ほかの聖闘士たちも登場するのは間違いないと思われます。

原作となる『聖闘士星矢』は、1985年から1990年にかけて「週刊少年ジャンプ」に連載された車田正美による人気漫画です。2006年からは、続編となる『聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話』が「少年チャンピオン」にて連載されています。 本作は、これまでに1986年から1989年にかけてテレビアニメが放送され、アニメ映画も6作品製作された人気シリーズ。2003年から2008年には、OVA『聖闘士星矢 冥王ハーデス編』が発売されました。Netflixでも、オリジナル3DCGアニメシリーズ『聖闘士星矢：Knights of the Zodiac』が2019年から配信されています。

2023年4月28日に公開されたハリウッド実写映画『聖闘士星矢 The Beginning』。主演に新田真剣佑が抜擢されたことや、人気漫画の満を持しての実写化ということで原作ファンからも注目を集めています。 ハリウッドアクション映画らしい迫力のある作品に仕上がっていますので、気になる方はぜひ劇場に足を運んでみてください！