2021年11月30日更新

『妻、小学生になる。』のあらすじをネタバレありで紹介!他界したはずの妻が小学生に?

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『週刊漫画TIMES』にて2018年から連載中の『妻、小学生になる。』は、村田椰融が描くちょっと不思議な家族の物語。10年前に死んだ妻としての記憶と、今を生きる小学生としての2つの顔を持つことになった少女を中心に、家族の絆が描かれていきます。 2022年1月にドラマ化が決まった本作の内容を、ネタバレありで見ていきましょう。 ※本記事では、2021年11月現在の『妻、小学生になる。』のネタバレを含みますので、読み進める際はご注意ください。

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【原作漫画】1巻のあらすじ・ネタバレ

10年前に死んだ妻が小学生になった!

愛妻家だった新島圭介(にいじまけいすけ)は、娘の麻衣と暮らしています。愛する妻・貴恵(たかえ)は10年前に他界。それ以降2人は失意の中、生きがいを感じられない生活を送っていました。 そんな新島家のドアチャイムを鳴らした小学生は、自身が亡き妻であり母の貴恵だと言い出します。信じられない圭介たちでしたが、彼女は貴恵しか知り得ない出来事を知っており信じる他ありません。元貴恵である彼女は、今は白石万理華(しらいしまりか)という名の小学4年生でした。 翌朝、万理華は昔のように圭介に手作り弁当を作って届け、圭介は涙をこぼして懐かしい味を噛み締めます。その表情は生き生きとして、まるで別人のよう。麻衣も母との再会をきっかけに、定職に就こうと動き始めます。

【原作漫画】2〜3巻のあらすじ・ネタバレ

万理華はネグレクトをされていて……

貴恵こと万理華には圭介たちに言えない秘密がありました。それは万理華の母・千嘉(ちか)にネグレクトをされていることです。千嘉に圭介たちのことが知られたら迷惑がかかると考えた万理華は、次の家族旅行を期に会うのをやめようと考えていました。 旅行のラスト、圭介と麻衣からサプライズで誕生日を祝ってもらった万理華。冷え込んだ母との関係とは違い、温かな家族愛に触れて号泣するのでした。お互いに強い家族愛で結ばれていることを改めて実感した万理華は、この奇跡のような時間を大切にしていこうと決意します。 一方、妻と再会してから明るくなった圭介は、部下の守屋好美(もりやこのみ)に好意を寄せられるように。守屋は積極的にアプローチします。万理華はそれを近くで見守りながら、圭介の幸せのためにはどうするべきか、複雑な心境になるのでした。 就職した麻衣にも変化が表れ、取引先の顧客・蓮司(れんじ)と出会います。8年前に行方不明となった友人を待っているという彼に、麻衣は好印象を抱くのでした。 麻衣が出張から帰ると、食卓には圭介と万理華に加え、守屋の姿も。守屋が圭介との仲を深めるため、ホームパーティーを提案したのです。貴恵とまた家族になりたいと思っていた麻衣は、父親が知らない女性を連れてきたことに怒ってしまいます。 軽率な行動をしたと反省した圭介は、手書きの結婚届を用意。3人でサインをして、家族の絆を確かめるのでした。

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【原作漫画】4~5巻のあらすじ・ネタバレ

万理華の母親の噂を聞いた麻衣は?

小学校では運動会が開催されます。微かな期待を込めて万理華は机にプリントを置いておきましたが、離婚後は自分の恋愛を優先している千嘉はそれを無視。運動会当日も姿を現しません。 それとは対象的に盛り上がっていたのは新島家です。万理華の勇姿を見られて盛り上がる圭介たちですが、麻衣は保護者の会話から万理華の母親が「少し危ない人」と噂されているのを聞いてしまいます。 麻衣に問いただされ、万理華は両親がDVが原因で離婚したこと、母親はきつくあたってきても暴力は振るわないから安心してほしい旨を伝えるのでした。 4巻では貴恵の命日も描かれます。圭介たちの墓参りに同行した万理華は、流れで実家に訪れることに。記憶よりも骨ばって痴呆も進んでしまった実母と再会を果たした万理華は、無邪気な小学生を演じていました。 しかし、優しく頬をなでてくれる母親の手に触れ、親よりも早く死んでしまったことを謝りたい気持ちが溢れます。万理華は「ごめんね」と謝りながら泣きじゃくるのでした。 圭介は相変わらず守屋からのアプローチを受けています。麻衣と蓮司は初詣デートに出かけた際、麻衣はついに蓮司から告白され付き合うことに。 一方で白石家にも変化が。千嘉が交際相手を万理華に紹介し、3人で暮らすという話が出てきます。圭介たちと簡単に会えなくなることを覚悟する万理華でしたが、相手の男に妻子がいたことが発覚。再婚の話は立ち消えるのでした。

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【原作漫画】6~8巻のあらすじ・ネタバレ

圭介たちといるところが目撃され……

万理華が圭介と麻衣と歩いているところを、千嘉が目撃します。千嘉にきつく問いただされている万理華の姿を見かけ、圭介が仲裁に入りますが逆に圭介と万理華の関係を詰問されることに。 2人は本当のことを言えないため、千嘉には関係を怪しまれ、一方で圭介は万理華が母親に虐待されているのではないかと考えるようになります。 後日、千嘉と圭介が改めて話をすることに。そこで圭介は、万理華を幸せにできないなら自分が新島家に迎え入れると啖呵を切るのでした。「最近娘の笑顔を見たことがあるか」と問われた千嘉はハッとします。千嘉は大嫌いだった母親と同じことを、娘にしていたことに気づき涙を流すのでした。 千嘉からは新島家との関係について話すよう迫られ、圭介は母親の資格のない千嘉の元から万理華を引き離そうとしています。2つの家庭の間で板挟み状態となっていた万理華は、白石万理華として母とちゃんと母娘になりたいと決意。圭介と麻衣も呼び出し、千嘉に真実を打ち明けます。 突然のことに信じられない様子の千嘉に対して、圭介は千嘉が万理華とどうなりたいのかと問うと、彼女は万理華と一緒に暮らしてもう1度やり直したいと本心を明かしました。圭介はその言葉を聞くと、万理華の居場所は白石家だと納得して帰宅。 謝罪の言葉を口にする千嘉に対し、万理華は「ママはママ」だと声をかけ、2人の関係は修復へと向かいます。

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圭介は守屋さんから告白されるが……

白石家の件が一件落着してからは、圭介を想う守屋のことが描かれていきます。圭介といずれは結婚したいと考えていた守屋は、麻衣が自分と同年代ということもあり告白できずにいました。ついに覚悟を決めた守屋は、圭介をデートに誘い告白します。 圭介はきっぱりとそれを断りますが、守屋は理由を教えてほしいと懇願。困った圭介は、万理華の秘密を打ち明けてしまいます。万理華が圭介の妻・貴恵だと知った守屋は、万理華と話をすることに。 守屋は万理華に対し、生まれ変わってもまた圭介と結婚して一緒に生きていこうとしていることがズルいと、泣きながら不満をぶちまけます。責められた万理華は何も言うことができませんでした。

『妻、小学生になる。』の主な登場人物

新島圭介(にいじまけいすけ)

圭介は妻・貴恵の亡き後も彼女のことを深く愛している愛妻家。妻の死後は抜け殻のように生活していましたが、再会を経て本来の明るい性格に戻っていきます。ついつい見た目は小学生の万理華に抱きついてしまい、万理華が事案になると心配することも。

新島貴恵(にいじまたかえ) / 白石万理華(しらいしまりか)

貴恵は10年前に交通事故で死亡した圭介の妻。毎朝手作り弁当をもたせてあげるなど、献身的な性格をしていました。輪廻転生的なもので白石万理華として生まれ、現在は小学4年生。飯島家の近くを通ったことをきっかけに、貴恵の頃の記憶を思い出します。

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新島麻衣(にいじままい)

麻衣は圭介と貴恵の一人娘。専門学校を卒業後、定職に就いていませんでしたが、母との再会を機に就職。母とまた家族になりたいという思いが強く、父の女性関係が気になる様子。自身も仕事を通じて知り合った蓮司と仲を深めていきます。

白石千嘉(しらいしちか)

千嘉は万理華の母親で、夫とは離婚済み。弁当屋でパートをしながら万理華と暮らしていますが、物語開始当時はネグレクト状態に。万理華が白石家を息苦しいと感じる原因となっていました。

『妻、小学生になる。』原作漫画のあらすじ・ネタバレを解説

家族の絆や、今周りにいる人との関係について考えさせられる『妻、小学生になる。』のあらすじを紹介しました。2022年1月に堤真一主演にてTBS系「金曜ドラマ」枠でのドラマ化が決定している本作。 事前に漫画の読んであらすじを把握しておくと、ドラマもより楽しめるのではないでしょうか。