2005年に公開され、全世界で大ヒットを記録した『チャーリーとチョコレート工場』。チョコレートの包み紙の裏に入れられたゴールデンチケットを当てた5人の子供たちが、謎に包まれた工場に招待され、そこで奇妙な世界を体験するという内容の本作は今もなお、絶大な人気を博しています。 今回はそんなチャリチョコの意外と知られていない事実やトリビアなどを紹介していきたいと思います!
【1】ウォンカバーやゴールデンチケットは存在する?
アメリカやイギリスで実際に売られていたウォンカバーは2008年から日本でもネスレから販売が開始されました。中にはもちろんゴールデンチケットも5枚入っており、当選者にはウォンカのチョコレート工場ではなくウォンカの特大キューブリックがプレゼントされるということです。また2009年にはプレゼントはウンパ・ルンパの縮小版人形になっています。 ちなみに市場に出回っているゴールデンチケットはリアルタイムで確認できるようになっており、市場に何枚ゴールデンチケットが残っているかわかるようになっているんだとか。
【2】劇中のチョコレートの川は本物ですごい臭かった?
工場に入って最初のドアの先に広がるチョコレートの庭園の草やモニュメントなどは、実際にチョコレート職人が手がけた本物です。しかし、残念ながらチョコレートでできた川は、限りなく本物のチョコレートの質感に近い素材で表現されたものなんだとか。 ちなみにその川は撮影終盤には傷んですごい臭いを放っていたので、その匂いに耐えながら撮影していたそうです。
【3】東京のシーンに日本人は1人もいない?
チョコが全世界に売り出されるシーンでは、東京の子供たちがチョコを買いに来る描写が出てきますが、この子供たちは全員日系人や中国人とのこと。後ろにビックカメラなどの看板はでているものの、なぜ日系人や中国人であるのかは謎が残ります。
【4】ビートルズやクイーンのパロディソングだった!
マイク・ティービーがテレポーターでテレビに転送された後に、ウンパルンパ達が歌った曲は、ビートルズやクイーン、キッスなどのオマージュを連想させるような曲調や画面作りになっていました。
【5】『2001年宇宙の旅』などのパロディもあった!
マイク・ティービーのシーンでテレビ画面に映っているのは、『2001年宇宙の旅』や『サタデー・ナイト・フィーバー』、『鳥』、『サイコ』、『ベン・ハー』といった有名映画へのオマージュが組み込まれています! みなさんは気付きましたか?
【6】映画鑑賞中にチョコレートの匂いが漂う?
最近では4DXなどの映画館が流行っていますが、公開当時、一部の映画館では芳香を放つ装置「アロマトリックス」を設置し、鑑賞中にチョコレートの匂いが漂うようにしていました。 映画の世界にいるような気分になれそうですね!
【7】ウンパルンパが日本人アナウンサーに激似と話題
本作に登場する小人・ウンパルンパが、「めざましテレビ」の初代総合司会者として有名なアナウンサーの大塚範一(おおつかのりかず)に激似だと話題になりました。 ウンパルンパ役を演じたのはディープ・ロイ。132cmという身長を生かし、スター・ウォーズのドルーピー・マックールなどといった様々な作品に出演しています。 本作では165体のウンパルンパを1人で演じ、100万ドルの収入を得たとのこと。 ディープ・ロイは他にも『オズの魔法使い』や『スター・トレック』にも出演しているので、興味がある方はディープ・ロイの作品を観てはいかがでしょうか?
【8】チョコレート城の影が何度も変わる?
撮影が長時間に渡ったのか、劇中チョコレート工場の影の位置が何度も変わっています。
【9】あの5人の子供たちの成長は?
公開から10年が経った今、チャーリーとチョコレート工場で活躍した子役たちもすっかり大人になりました。チャーリーを務めたフレディ・ハイモアやバイオレット・ボーレガードを演じたアナソフィア・ロブなどは今も活躍しています!
【10】ウォンカ役はジム・キャリーやアダム・サンドラが演じる予定だった?!
ジョニー・デップが演じ、彼の代表的キャラクターともなったウィリー・ウォンカですが、当初は『イエスマン』や『マスク』で知られているジム・キャリーや、『50回目のファーストキス』のアダム・サンドラが演じる予定だったといいます。 どちらもコメディ俳優であるため、彼らが演じることになったらコメディ色が強いチャリチョコになっていたと推測できますが、ある意味見てみたい気もしますね!