2023年3月29日更新

あらら、ハチオーグの西野七瀬はいかが?ルリ子との百合疑惑や名前「ヒロミ」の元ネタも解説

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西野七瀬が抜擢され『シン・仮面ライダー』公開前から話題を呼んだハチオーグ。劇中では緑川ルリ子の旧友として彼女の内面に迫る重要な役どころを演じました。 この記事ではハチオーグの登場シーンや元ネタになった怪人について解説していきます! ※この記事は映画のネタバレを含みます。未鑑賞の場合は注意してください。

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ハチオーグの基本情報

正式名称 HACHI-AUGMENT-01
立場 SHOCKER上級構成員
コードネーム ヒロミ
キャスト 西野七瀬

SHOCKER上級構成員の1人であるハチオーグ。元ネタは蜂女ですが、そのデザインは和服のインナー以外すべて一新されています。一方で一般市民を操って戦うスタイルは継承されました。 戦闘では主に有毒な金属の日本刀を使用。ツインテールに和服で戦う強さと美しさの共存した姿は反響を呼んでいます。

『シン・仮面ライダー』での登場シーン

ハチオーグのかつてのコードネームは「ヒロミ」。実は緑川ルリ子とは、互いをニックネームで呼ぶ親しい仲だったようです。ハチオーグはルリ子に愛憎混じった複雑な激情を抱いており、「彼女が絶望し、泣き崩れる姿を見たい」と発言していました。 ルリ子はショッカーをやめるよう説得しますが聞き入れません。ハチオーグが市民を誘導して攻撃を仕掛けたため本郷達は一旦その場を逃げ出すことにしました。 2度目の戦いでは仮面ライダーがまず空から急襲し、市民を操るサーバーを破壊します。奴隷の大半を失ったハチオーグは最後に残った部下からプラーナをもらい、仮面ライダーと真剣勝負に望みました。 対等に戦うため仮面ライダーに剣を与えたのち、勝負が始まります。激闘の末ハチオーグは仮面ライダーに敗北しました。 敗北したハチオーグを今一度説得しようとするルリ子。しかしそこに乗り込んできた情報機関の男・滝がサソリオーグの毒を使った銃弾でハチオーグの心臓を打ち抜きます。 死に際には「ルリルリに殺してほしかったのに……」と哀しい本音を残して泡となりました。

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【疑惑】ヒロミとルリ子は百合なのか

ハチオーグことヒロミは、緑川ルリ子にかなり複雑な重めの感情を抱いていたようでした。彼女たちの関係が「百合」と言われる恋愛関係なのかどうか、ネタバレ考察していきます。

ヒロミとルリ子の関係性

親友

ヒロミという名前は萬画版『仮面ライダー』の緑川ルリ子の親友・野原ひろみからとられていると思われます。 萬画でひろみは、蝙蝠男のバットウイルスに感染した結果暴走し緑川ルリ子を襲おうとしました。最期は立花によって止められ、殺されてしまいます。 ひろみという名前(コードネーム)がつけられているということは、『シン・仮面ライダー』制作陣もヒロミとルリ子も親友のような仲として設定したのではないでしょうか。

姉妹

『シン・仮面ライダー』のパンフレッドには、ヒロミもルリ子と同じように人口子宮から生まれたと書かれています。つまりヒロミとルリ子は異父姉妹。機械とはいえ同じ環境で姉妹のように育ってきたのではないでしょうか。

ヒロミのルリ子に対する感情は?

ルリ子に対して表現しきれないほどの愛憎を抱えている

これは入場特典として配布されたヒロミのカードに書かれていたキャラクター説明です。親友や姉妹という言葉では片付けられない、かなり重たい感情を背負っているよう。

「ルリルリが絶望し、泣き崩れる姿を見たいの」

ルリ子を「ルリルリ」と呼び「シャンパンはいかが?」などと好意的に振る舞いながら、上記のような恐ろしい言葉も口にするヒロミ。ルリ子からSHOCKER脱退を頼まれても、彼女を困らせて苦しめて、楽しんでいるようでした。

「ルリ子に殺されたかった」

滝に撃たれた死に際には「ルリ子に殺されたかった」と言い残して泡となって消えます。ヒロミはルリ子と命のやりとりをするような特別な関係になりたかったのかもしれません。

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ルリ子の反応は?

ヒロミの死に際、父親の死にも淡々と応じていたルリ子が涙をこぼします。ルリ子もヒロミのことが好きで、彼女を救いたかったのだという思いが伝わってきました。

演じるキャストは西野七瀬

ハチオーグを演じるのは元乃木坂46の西野七瀬です。 このキャスト情報は、公式から発表される前に仮面ライダーチップスのおまけカードでネタバレされてしまいSNSで話題になりました。 初代とは全く違う、高いツインテールに和服姿のハチオーグを西野七瀬が演じるとあってSNSは大興奮!『あなたの番です』などで不気味な役柄にも幅を広げた西野が見事な怪人役を演じ特撮ファンからも高い評価を得ました。

ハチオーグのデザイン

ハチオーグのデザインは、過去シリーズのどの蜂女ともまったく違うメカニカルなデザインとなっています。オレンジがかった黄色と黒を基調として、口元まで覆うフルフェイスマスクを着用、目はプラーナを吸ったときに青く光るようになっています。 また後ろからツインテールが見えるのもポイントです。服装は黄色と黒の和服で、日本刀を常に携えている、狂気を内面に秘めたようなエレガントな美女コスチュームに仕上がっていました。

元ネタの蜂女について

基本情報

身長・体重 157cm・46kg
強さ・技 相手を溶かす毒針やサーベルで戦う
キャスト 沼波輝枝

蜂女は『仮面ライダー』における最初の女性怪人です。 見た目は『シン・仮面ライダー』のハチオーグに比べ、人間に近い生物的なデザインになっています。初期からの人気怪人で、実は『仮面ライダーディケイド』にも同名の怪人が登場。さらに『仮面ライダーJ』にもハチ女というオマージュされた怪人が登場しています。

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登場回

蜂女の初登場は第8話の『怪異!蜂女』です。 ショッカーの毒ガス製造工場をまとめる存在であり、羽から超音波を発し人々を操ることが可能。操った人間を改造して戦闘員にしたり、そうでないものは自身の工場で作業員として労働させていました。 人間が次々消える蒸発事件を追う仮面ライダー1号こと本郷猛に犯人と見破られ、本郷により捕えていた人間を解放されてしまいます。緑川ルリ子にイヤリング型の装置をつけて操り、本郷を毒殺しようと企むも、最終的に仮面ライダー1号のライダーキックにより倒されることに。 ちなみに第13話にも再生怪人として登場しています。

強さ

フェンシングの名手であり、武器にしている剣の先には毒を仕込んでいます。剣技だけでなく羽による超音波を利用して人々を操ることも可能。通常の戦闘よりも毒や騙し討ちなど、知略を使って戦うことの方が得意なようです。 ちなみに『仮面ライダーディケイド』版の蜂女も、毒を仕込んだ愛剣を使ってフェンシングのように戦っています。共通しているのは「毒」と「剣」。ハチオーグもこの2つを使って戦います。

正体

実は蜂女には『仮面ライダー』のプロデューサーである平山亨が執筆した『蜂女物語』というスピンオフ小説が存在します。 これによると蜂女になったのはサダエという日本人の女性。彼女は孤児院で育ちアメリカの資産家の養子になります。その後、その資産家は破産し、サダエは南アフリカ共和国に移住。しかしここで迫害を受け、最終的に日本へ強制送還されていまいます。 乗せられた貨物船のなか。彼女に声をかけたのがショッカーの大幹部・死神博士でした。彼女は社会への復讐心を胸に、改造人間になることを決心したようです。

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西野七瀬のハチオーグは『シン・仮面ライダー』で進化した蜂女!

『仮面ライダー』に登場する蜂女とは、また違った魅力を持つ『シン・仮面ライダー』のハチオーグ。和風な基地や和服姿に刀を愛用する姿など和のテイスト全開のキャラクターになっています。 西野七瀬演じるハチオーグが気になる方は是非劇場へ足を運んでみましょう!