2023年9月8日更新

映画「コナン」キュラソーは死亡した?生きてる説や能力を解説【純黒の悪夢(ナイトメア)】

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名探偵コナン 純黒の悪夢
(c)青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996 (c)2016 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会 原作/青山剛昌『名探偵コナン』(小学館「週刊少年サンデー」連載)

劇場版『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』に登場するオリジナルキャラクター・キュラソー。ファンから愛されているキャラで、原作への逆輸入を望む声も多く上がるほどです……。 本記事ではそんなキュラソーのプロフィールや性格、作中での活躍について詳しく紹介していきます。原作に登場する可能性があるかどうかにも触れているので、気になる人はぜひチェックしてみてくださいね。 ※この記事は『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』の重要なネタバレを含みます。

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「コナン」キュラソーのプロフィール

コードネーム キュラソー
本名 不明
国籍 不明
所属 黒の組織
声優 天海祐希

キュラソーは劇場版『名探偵コナン 純黒の悪夢』に登場するオリジナルキャラ。長く美しい銀髪と、左が青、右が白というオッドアイ、ぽってりとした唇が印象的な美女です。顔立ちだけでなくスタイルも完璧で、作中でもその美しさを絶賛されていす。 その正体は黒の組織のメンバーですが、ある任務中に頭を強く打ったことで記憶を失ってしまいました。 その後途方に暮れていたところ、コナンをはじめとする少年探偵団の面々と遭遇。記憶を取り戻すための手助けをしてくれるという彼らと、交流を深めていくことになります。

その正体はラムの右腕

キュラソーの正体は黒の組織のメンバー、それも組織のナンバー2であるラムの右腕という重要な立ち位置にある人物です。 彼女は人並み外れた記憶力を持ち、それゆえ組織の機密事項を知って始末されそうになったことがありました。そのときラムに拾われて以来、自身の能力を彼のためだけに使うようになります。

【性格】記憶喪失後コナンたちと出会う

記憶を失う前

安室透 バーボン 名探偵コナン ゼロの執行人

記憶を失う前、黒の組織の一員として暗躍していた頃の彼女は、裏社会の人間にふさわしく危険な人物でした。口もかなり悪いほうで、公安の安室透、FBIの赤井秀一とカーチェイスを繰り広げた場面では、「轢き殺してやるよ!」と叫ぶなどしています。 そもそもキュラソーが彼らと対峙することになったのは、組織に潜入するNOC(ノック)のリストを警察庁から手に入れるため。彼女は無事目的を達し、安室と赤井を巻いて逃走しようとしましたが、タイヤを撃ちぬかれたことで運転していた車ごと橋の下に落ちてしまいました。 落下の際、脱出することに成功するものの頭を打ち、その衝撃で彼女は記憶を失ってしまったのです。

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記憶喪失後

名探偵コナン 11人目のストライカー 少年探偵団 吉田歩美 円谷光彦 小嶋元太
(C) 2012 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

キュラソーは記憶喪失になってから、もとの性格とはかけ離れたおとなしく穏やかな女性に変貌しました。そして自分が誰かもわからない状態でベンチに座っていたところ、そのようすが気になったコナンに声をかけられます。 その後手がかりを探そうとする面々ですが、元太と光彦、歩美の3人はキュラソーを連れまわして一緒に遊んでばかり。キュラソー自身もその時間を楽しんでいたようで、嬉しそうな笑顔をみせています。 ちなみにダーツをやったときにキュラソーが素晴らしい腕前を見せたことで、4人は景品としておそろいのキーホルダーをもらっていました。

【死亡】黒の組織を裏切り自らを犠牲に……

ジン 名探偵コナン

最終的には記憶を取り戻し、組織に戻ろうとしたキュラソーでしたが、例のおそろいのキーホルダーを見て心変わりをします。彼女は組織を裏切り、その後観覧車に乗る子どもたちの命が危ないと知ると、自分が囮となって彼らを助けることにしたのです。 その後、キュラソーの動きのおかげでコナンと安室、赤井がジンの乗るヘリの狙撃に成功します。しかしジンは最後の悪あがきで観覧車を脱輪させ、少しでも多くの者の命を奪おうとしました。 そこで動き出したのがキュラソー。彼女は重機を巧みに操り、脱輪して転がっていく観覧車を文字通り捨て身で止めようとします。そんな彼女の手には、おそろいのキーホルダーがしっかり握りしめられていました。 最終的に観覧車は無事に止まりますが、キュラソーの乗っていた重機は押しつぶされ、その後爆発してしまいます……。

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【生きてる?】キュラソー生存説を考察

すでに説明した通り、キュラソーは重機もろとも押しつぶされ、爆発に巻き込まれました。状況を考えればまず間違いなく死亡していますし、その後身元がわからないほど損傷した状態だったとはいえ、遺体も発見されています。 キュラソーはファンからの人気も高いキャラで、原作への逆輸入を望む声も多いです。しかし死亡シーンがしっかりと描かれていることから、「実は生きていました」という可能性はないといえます。そのため本編に登場するとしても、回想シーンでしかありえないでしょう……。

【能力】膨大な量の情報記憶能力

キュラソーは非常にすぐれた記憶力の持ち主です。さらにホワイト、オレンジ、ブルー、グリーン、レッドという5色のプラカードと特定の記憶を結びつけることで、膨大な量の情報を頭の中に入れておくことができます。ちなみにこの5色は、元ネタになったお酒・キュラソーの種類に由来するものです。 訓練で伸ばした面があるとはいえ素の記憶力もずば抜けているようで、ぐちゃぐちゃになったオセロの石をすぐに元通りに配置していました。このときはプラカードを使っていないので、彼女の能力は生まれつきのものといえるでしょう。

【名言】魅力的なキュラソーの名シーン

「私はどんな色にでもなれるキュラソー。前の自分より、今の自分の方が気分がいい……ただ、それだけよ」

灰原哀
(C)2016 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

記憶をすべて取り戻した後、灰原哀の正体がシェリーだと知ったうえで彼女の危機を助けようとしたキュラソー。その理由をたずねられて、子どもたちと過ごした時間を思い出しながらこのセリフを放ちました。 キュラソー自身、組織を裏切れば自分に危険が降りかかるということは身をもって知っていたはずです。そもそも子どもたちと過ごした時間なんて一瞬で、取るに足らないものとして切り捨てることもできたでしょう。 しかしキュラソーはそうすることをせず、彼らと楽しく過ごした「今の自分」でい続けることを選びました。自身のコードネームであるキュラソーと絡めているところがまたニクいですね……。

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「止まれぇぇぇーーーっ!!!」

観覧車を止めるため重機で突っ込んでいきながら、キュラソーが必死で叫んだセリフです。その直前には恐怖におののく子どもたちの姿が映っており、彼らをどうにかして助けたいというキュラソーの想いが痛いほどに伝わってきました。 その祈りが天にも通じたのか、観覧車は止まり子どもたちは無事……。キュラソーが最期までキーホルダーを握りしめていたという描写にも泣かせられます。

【声優】キュラソーを演じるのは天海祐希

天海祐希

劇場版『名探偵コナン 純黒の悪夢』でキュラソー役を演じたのは、天海祐希です。もとは宝塚歌劇団月組でトップスターとして活躍していた人物で、退団後は女優として活躍しています。 ドラマ『女王の教室』や『緊急取調室』をはじめとして、さまざまな作品で主演を務めてきた彼女。声優としては映画『崖の上のポニョ』などに出演しています。本作でも渾身の演技で視聴者の心をがっちりとつかみました。キュラソーの人気は彼女の魅力的な演技によるところもあるでしょう。

映画「コナン」キュラソーは死してなお愛され続けるキャラ

映画のオリジナルキャラクターでありながら、ファンから根強い人気を誇るキュラソー。その悲しくも気高い最期は、涙なしに振り返ることができません……。ぜひこれを機会に「純黒の悪夢」を見返して、実際にキュラソーの魅力を味わってみてくださいね。