2022年3月15日更新

「コナン」ベルモットの正体を徹底分析!ボスやコナンとの関係を登場回と共に紹介

『名探偵コナン』黒の組織に所属するベルモットは組織の大幹部ながら江戸川コナンの敵とも味方ともつかない振舞が多く、謎多き美女です。 この記事では作中屈指の謎めいた存在であるベルモットの正体や謎を考察していきます。

黒の組織・ベルモットのプロフィール

年齢不明(クリスとしては29歳)
職業女優
別名クリス・ヴィンヤード
シャロン・ヴィンヤード
新出智明
声優小山 茉美

ベルモットは「千の顔を持つ魔女」という異名を持つ、黒の組織の大幹部です。変装の達人である彼女は、当初は帝丹高校の校医・新出智明(あらいでともあき)として何度か登場していました。その正体がベルモットだと明かされてからはベルモットとしての登場が増えていきます。 ボスである「あの方」に気に入られており、幹部陣の中でも優遇して自由行動が許されています。そのため度々見られる越権行為から仲間に反感を買うこともあります。「あの方」との深い繋がりをネタに、バーボンと取引を行う姿も描かれていました。 また黒の組織の面々は工藤新一は死んでいると思っており、コナンの正体を知りません。しかしベルモットだけはコナンと灰原哀の正体を把握しています。組織に属しながら「シルバーブレット」=コナンを守ろうとするなど、真意の読めない言動で作品の謎を深めている存在です。

ベルモットの正体は?深まる年齢の謎

ベルモットの本名はシャロン・ヴィンヤードです。シャロンはアカデミー賞も受賞した大女優ですが、1年前に他界しました。その後は娘であるクリス・ヴィンヤードが女優として活動しています。 しかし実はこのクリス、シャロンが変装した架空の娘だったのです。そのためベルモットは女優クリス・ヴィンヤードとして、表の世界を生き抜いています。 シャロンとして活動していた年老いた姿も、メイクと演技で偽った仮の姿でした。彼女は新一の母である工藤有希子とともに、マジシャン・黒羽盗一に変装術を習っていた過去があります。ベルモットの変装、変声術は相当高いレベルを誇りました。 もしかしたら正体とされているクリスでさえ、彼女の真の姿ではないのかもしれません。

ベルモットは一体何歳なの?不老の秘密を考察

ベルモットの実の年齢は、未だはっきりとわかっていません。 彼女は20年前にFBIのジョディ・スターリングの両親を殺しています。この時ベルモットの顔を見ていたジョディが20年経ってもまったく彼女の顔が老けていないと指摘。この指摘から、彼女は20年前にすでに構成員として活動しており若くとも40歳ほどだと推測されていました。 しかし「漆黒の特急」での工藤有希子の会話から彼女の素顔は29歳と自称するクリスの方で、シャロンの姿は老けメイクだと判明。この異様な見た目の若さは組織が開発した何らかの薬や実験が関係しているのでしょう。 また彼女はCGクリエイターの板倉卓になんらかのソフト開発を依頼しており、これもAPTX4869による幼児化や彼女の不老と関係しているのかもしれません。

コナンと蘭を助ける理由は?ベルモットと新一の母の関係性もカギ

理由①:コナン=命の恩人

ベルモットにとってコナンと「この世でたったふたつの宝物」だといいます。 出会いは34巻で描かれた「工藤新一NYの事件」。ベルモットは蘭を口封じのために殺そうとしますが、アクシデントで彼女自身が死の淵に立たされることになります。しかし蘭と新一は迷いもせず彼女を助け出したのです。以降2人は彼女にとって何よりも大切な存在になるのでした。 彼女はコナンのことを「シルバーブレット」と呼んでいます。「シルバーブレット」は「組織を壊滅させ得る脅威」という意味で、彼女にとってコナンは長年待ち望んだ「シルバーブレット」なのです。 何らかの理由でベルモットは組織壊滅を狙っており、コナンはその役目を担ってくれる存在として期待しているのでしょう。

理由②:コナン(新一)の母・工藤有希子が親友

ベルモットは過去黒羽盗一から変装術を習っていました。そこで彼女は女優シャロンとして有希子と出会い、親友になります。そのことも新一たちを助けることに関係しているのかもしれません。 黒羽盗一のもとを離れても、2人は度々顔を合わせています。「ミステリートレイン編」で有希子はベルモットが組織の人間であると知りながら談笑し、ベルモットは有希子に対し拳銃を突きつけていました。親友は親友でも、ただの友人ではないようです……!

ベルモットはなぜコナンの正体を知っている?

原作42巻に掲載されている「黒の組織と真っ向勝負 満月の夜の二元ミステリー」にて、ベルモットがコナンの正体を知っていると判明しました。 阿笠博士の家に盗聴器を仕掛けていた彼女は、新一の家から灰原を監視しています。また有希子と交友関係があるベルモットは、新一の幼少期も見ていました。そしてコナンの姿やズバ抜けた推理力、行動力をみて、彼女はコナンが新一であると気付いたのです。

ベルモットの登場シーンを整理【変装シーンも】

変装の達人・ベルモットの登場シーンと姿を表にまとめました。

正体判明まで

第190話(原作26巻)「命がけの復活第三の選択/黒衣の騎士」(新出智明)
第230話(原作34巻)「謎めいた乗客」(バーテンダー , 新出智明)
第271話(原作33巻)「急いで隠して省略」(変装なし)
第277話(原作34巻)「英語教師vs西の名探偵」(クリス・ヴィンヤード)
第279話(原作34巻)「迷宮のフーリガン」(クリス・ヴィンヤード)
第284話(原作34巻)「中華街雨のデジャビュ」(シャロン・ヴィンヤード)
第286話(原作34巻)「工藤新一NYの事件」(シャロン・ヴィンヤード , ラディッシュ・レッドウッド警部 , 連続殺人犯)
第338話(原作41巻)「4台のポルシェ」(新出智明)
第345話(原作42巻)「黒の組織と真っ向勝負 満月の夜の二元ミステリー」

正体判明後

正体判明後はクリス・ヴィンヤードの姿で登場することが多くなります。

第425話(原作48巻)「ブラックインパクト!組織の手が届く瞬間」(毒島桐子)
第465話(原作55巻)「黒の組織の影、真珠の流れ星」
第497話(原作56巻)「赤と黒のクラッシュ」
第581話(原作67巻)「赤く揺れるターゲット」
第674話(原作74巻)「探偵たちの夜想曲(バーボン)」
第701話(原作78巻)「漆黒の特急」(赤井秀一)
第734話(原作80巻)「ジョディの追憶とお花見の罠」(妊婦)
第779話(原作84巻)「緋色シリーズ」(ジョディ)
第866話(原作90巻)「裏切りのステージ」(榎本梓)

人気女優として登場!ベルモットの初登場回

変装を含め最初にベルモットが登場したのは原作24巻、アニメ176~177話「黒の組織との再会」です。この回でコナンたちは黒の組織の手がかりを追う中でピスコによる暗殺計画を知ります。 暗殺阻止のため「酒巻昭(さかまきあきら)監督を偲ぶ会」に潜入した際、そこには来日したアメリカの人気女優クリス・ヴィンヤードの姿が。後に彼女が黒の組織の幹部・ベルモットだと判明しました。当初からジンに「お前ほどの女」と称されるなど有能な人物として描かれています。

憎悪の対象、灰原を見つけて……

41巻収録、アニメでは338~339話で放送された「4台のポルシェ」ではついに灰原哀がベルモットに見つかってしまいます。阿笠博士の家に匿ってもらい組織の手から逃れてきた灰原ですが、この日は風邪で体調を崩していました。 阿笠博士は彼女を心配して校医である新出智明に連絡し自宅で看病してもらうことに。しかし新出の正体はベルモット。ベルモットはその晩追いかけていた灰原を見つけたことを喜び、宮野志保の写真を燃やしながら不敵な笑みを浮かべます。

工藤有希子と話す回

原作78巻、アニメ701~704話の「漆黒の特急」では灰原哀を巡りコナンと黒の組織が対決します。ベルモットは死んだとされていた赤井に扮していました。車内で彼女はかつての友人であり同じ師の元で変装を学んだ工藤有希子と対峙します。 久々の再会を果たした2人ですが、ベルモットは有希子に銃を突きつけ手を引くように脅します。結局この場面でベルモットが彼女を殺すことはありませんでしたが2人の関係は友人から敵同士へと変化してしまいました。

黒の組織の中でははぐれ者?ボスやジンとの気になる関係

名探偵コナン 純黒の悪夢
(c)青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996 (c)2016 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会 原作/青山剛昌『名探偵コナン』(小学館「週刊少年サンデー」連載)

ベルモットは黒の組織の「あの方」のお気に入りで、比較的自由な行動が許されています。 ただ、ベルモットはときに酷薄な一面を見せ、仲間もたやすく見捨てます。そのため彼女を嫌う仲間も多く[組織](https://ciatr.jp/topics/165263内では浮いた存在です。

ボス

ベルモットは「あの方」と恐れられるボスとも直接メールでやり取りをする仲で、ジン曰くボスのお気に入りだそうです。 ベルモットもボスのことをよく知っているようで、彼の性格を「石橋を叩きすぎて壊しちゃうタイプ」と言う場面も。業務上のやり取りだけではここまで詳しくその人となりを理解するのは難しいのではないでしょうか。 さらにボスは彼女に「私の元へ帰って来ておくれ」とメールをしていました。自由行動が過ぎるベルモットへの警告とも取れる内容ですが、言い回しからは2人の近しい距離感が伝わってきます。 また、安室(バーボン)とベルモットの会話では安室が「まさかあなたがボスの……」と言及していました。この口ぶりから2人は親子といった血縁関係や夫婦である可能性もありそうです。 家族だからと強制的に組織に入れられたのだとしたら、ベルモットが「シルバーブレット」によって組織を壊滅させようとしているのも納得がいきます。

ジン

組織の中核を担うジンともかなり親密な関係。 ジンとのメールで文末にキスを意味する「xxx」をつけていたことや、原作ではベルモットがジンをベッドに誘っているともとれるやり取りがあったことから、2人が男女の関係にあるのではと噂されています。

シェリー(灰原哀)

シェリーこと灰原哀はベルモットにとって憎悪の対象です。 彼女をただ殺すのではなく、追い詰めて苦しめて殺そうとする場面からもベルモットの並々ならぬ執念が伝わってきます。彼女個人というよりAPTX4869の開発に携わった宮野家そのものを恨んでいるようです。

ベルモットの真の目的を考察!黒の組織を裏切るのか

コナンにとって味方とも敵ともつかない言動を見せるベルモットの動きは今後、コナンと黒の組織の対立において大きな意味を持つことになるでしょう。彼女の若さは組織の研究に由来しており、この技術を自分の目的のために使おうと考えているのではないでしょうか。 ボスや組織のことも利用しているに過ぎず、ボスの目的とはまた違った目的をベルモットは持っている可能性もあります。組織に隠し事をする、単独行動が許されるような立場を築いているという彼女の行動はその目的のためなのかもしれません。 最終的には「宝物」であり「シルバーブレット」であるコナンの側につくのではないでしょうか。

声優は小山茉美

ベルモット役を演じているのは小山茉美(こやままみ)です。アニメデビューは1975年の『一休さん』。 彼女は1980年代に多数のメインキャラを演じており『Dr.スランプ アラレちゃん』の則巻アラレ役や『魔法のプリンセス ミンキーモモ』のミンキーモモ役、『キテレツ大百科』の初代コロ助役、『ドラゴンボール』のランチ役などが有名です。 最近では貫禄あるメゾソプラノを活かした声で『ONE PIECE』のビッグ・マム役を担当。『名探偵コナン』ではベルモット役以外にクリスやシャロンも担当しています。

ベルモットの名言集【女は秘密を着飾って美しくなる】

ここからはベルモットの名ゼリフを紹介していきます。謎めいた彼女が発する言葉はそれ自体も謎に満ちています。謎があるということはそれが伏線になっている可能性も大。各セリフが登場したシーンの紹介とあわせて4つのセリフを紹介します。

「A secret makes a woman woman」

このセリフは彼女の口癖で「女は秘密を着飾って美しくなる」という意味です。秘密主義者らしい彼女を的確に表している言葉とも言えます。今後この「秘密」が黒の組織との最終対決で大きな意味を持ってくるのかもしれません。

「我々は神でもあり悪魔でもある……なぜなら……時の流れに逆らって……死者を蘇らそうとしているのだから……」

CGクリエイターの板倉卓に電話で伝えた言葉です。まだ彼女が板倉に依頼したソフトの全貌は分かっていませんがこの言葉が組織の計画の全容だとすると、組織は死者を生き返らせるための実験をしていると取ることができます。組織の目的を示す非常に重要なセリフです。

「この世に神様なんているのかしら?私にエンジェルは一度も微笑みかけてはくれなかった」

シャロンとして蘭に思い出話を話した際に言ったセリフです。このセリフの前には彼女の不幸な生い立ちが語られていました。ベルモットとしての任務中に蘭に命を救われてからは、蘭のことを「エンジェル」と呼ぶようになります。彼女は蘭のように何があっても手を差し伸べ助けてくれる母性をどこかで求めているのかもしれません。

「いや……組織(われわれ)の心臓を射抜けるシルバーブレットは……もう1発……」

ジンが赤井という1発のシルバーブレットでは自分たちの組織には敵わないと言った際ベルモットは心の中でこのセリフを言います。彼女の言うもう1発とはコナンのこと。「射抜ける」という言い回しからコナンがシルバーブレットとなって組織に致命傷を負わせて欲しいという思いが見え隠れしています。

ベルモットが『名探偵コナン』の鍵を握る!?今後の活躍に期待!

『名探偵コナン』のなかでも謎多き存在・ベルモットを紹介しました。彼女には変装という特技があるため読者が後からその正体を知るというパターンも少なくありません。実はまだ明かされていないだけで、他にも彼女が変装しているキャラがいる可能性もあります。 組織の一員でありながら「シルバーブレット」を求める彼女は今後間違いなく作品のキーパーソンになるでしょう。謎で着飾った彼女は最終的にどんな役目を担うことになるのでしょうか。今後のベルモットの活躍から目が離せません!