2020年11月25日更新

『名探偵コナン』ベルモットの“千の顔”を徹底分析!彼女の正体や不老の秘密、ジンとの関係まで解説

名探偵コナン ベルモット

秘密を着飾った残虐な女・ベルモットのプロフィール【ネタバレ注意】

『名探偵コナン』黒の組織に所属するベルモットは組織の大幹部ながら江戸川コナンの敵とも味方ともつかない振舞が多く、謎多き美女です。この記事では作中屈指の謎めいた存在であるベルモットの正体や謎を考察していきます。まずはプロフィールを見ていきましょう。

英語名 Vermouth
別名 クリス・ヴィンヤード/シャロン・ヴィンヤード
職業 黒の組織メンバー/女優
年齢 不明、クリス時は自称29歳

「千の顔を持つ魔女」という異名を持つ彼女は変装の達人です。当初は帝丹高校の校医・新出智明(あらいでともあき)として何度か登場していました。 その正体がベルモットだと明かされてからはベルモットとしての登場が増えていきます。組織に属しながら「シルバーブレット」=コナンを守ろうとするなど、真意の読めない言動で作品の謎を深めている存在です。 ※この記事はネタバレを含みますので、読み進める際は注意してください。

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黒の組織の中でははぐれ者?ジンやシェリーとの関係は?

ベルモットは黒の組織の「あの方」のお気に入りで、比較的自由な行動が許されています。組織の中核を担うジンともかなり親密な関係。ジンとのメールで文末にキスを意味する「xxx」をつけていたことや、原作ではベルモットがジンをベッドに誘っているともとれるやり取りがあったことから、2人が男女の関係にあるのではと噂されています。 シェリーこと灰原哀はベルモットにとって憎悪の対象です。彼女をただ殺すのではなく、追い詰めて苦しめて殺そうとする場面からもベルモットの並々ならぬ執念が伝わってきます。彼女個人というよりAPTX4869の開発に携わった宮野家そのものを恨んでいるようです。 ベルモットはときに酷薄な一面を見せ、仲間もたやすく見捨てます。そのため彼女を嫌う仲間も多く組織内では浮いた存在です。

千の顔を持つ女ベルモット!登場シーンを整理

変装の達人・ベルモットの登場シーンと姿を表にまとめました。

登場巻、話 題名 変装した姿
26巻 190~191話 「命がけの復活第三の選択/黒衣の騎士」 新出智明
29巻 230~231話 「謎めいた乗客」 バーテンダー
新出智明
33巻 271~272話 「急いで隠して省略」
34巻 277~278話 「英語教師vs西の名探偵」 クリス・ヴィンヤード
34巻 279話 「迷宮のフーリガン」 クリス・ヴィンヤード
34巻 284~285話 「中華街雨のデジャビュ」 シャロン・ヴィンヤード
34巻 286~288話 「工藤新一NYの事件」 シャロン・ヴィンヤード
ラディッシュ・レッドウッド警部
連続殺人犯
35巻 274話 「幽霊屋敷の真実」 新出智明
41巻 338~339話 「4台のポルシェ」 新出智明
41巻~42巻 340~341話 「トイレに隠した秘密」
42巻 343~344話 「コンビニの落とし穴」
42巻 345話 「黒の組織と真っ向勝負 満月の夜の二元ミステリー」
44巻~45巻 361話 「帝丹高校学階段」 回想シーンの新出智明
48巻~49巻 425話 「ブラックインパクト!組織の手が届く瞬間」 毒島桐子
54巻 465話 「黒の組織の影、真珠の流れ星」
56巻~59巻 497~504話 「赤と黒のクラッシュ」
67巻 581話 「赤く揺れる照準(ターゲット)」
74巻 656話 「博士の動画サイト」
76巻 674話 「探偵たちの夜想曲(バーボン)」
78巻 701~704話 「漆黒の特急」 列車にいた赤井
80巻~81巻 734話 「ジョディの追憶とお花見の罠」 妊婦(弁崎素江)
81巻 740~741話 「蘭も倒れたバスルーム」 妊婦(弁崎素江)
84巻~85巻 779~783話 「緋色シリーズ」 ジョディ
90巻 866~867話 「裏切りのステージ」 榎本梓

人気女優として登場!ベルモットの初登場回

変装を含め最初にベルモットが登場したのは原作24巻、アニメ176~177話「黒の組織との再会」です。この回でコナンたちは黒の組織の手がかりを追う中でピスコによる暗殺計画を知ります。 暗殺阻止のため「酒巻昭(さかまきあきら)監督を偲ぶ会」に潜入した際、そこには来日したアメリカの人気女優クリス・ヴィンヤードの姿が。後に彼女が黒の組織の幹部・ベルモットだと判明しました。当初からジンに「お前ほどの女」と称されるなど有能な人物として描かれています。

憎悪の対象、灰原を見つけて……

41巻収録、アニメでは338~339話で放送された「4台のポルシェ」ではついに灰原哀がベルモットに見つかってしまいます。阿笠博士の家に匿ってもらい組織の手から逃れてきた灰原ですが、この日は風邪で体調を崩していました。 阿笠博士は彼女を心配して校医である新出智明に連絡し自宅で看病してもらうことに。しかし新出の正体はベルモット。ベルモットはその晩追いかけていた灰原を見つけたことを喜び、宮野志保の写真を燃やしながら不敵な笑みを浮かべます。

工藤有希子と話す回

原作78巻、アニメ701~704話の「漆黒の特急」では灰原哀を巡りコナンと黒の組織が対決します。ベルモットは死んだとされていた赤井に扮していました。車内で彼女はかつての友人であり同じ師の元で変装を学んだ工藤有希子と対峙します。 久々の再会を果たした2人ですが、ベルモットは有希子に銃を突きつけ手を引くように脅します。結局この場面でベルモットが彼女を殺すことはありませんでしたが2人の関係は友人から敵同士へと変化してしまいました。

秘密1:ベルモットは一体何歳なの?不老の秘密を考察

ベルモットに関しては謎が多く、作中でも言及されていないものがいくつかあります。ここではそれらを彼女の「秘密」として順に考察していきましょう。 まずは年齢についてですが、彼女は20年前にFBIのジョディ・スターリングの両親を殺しています。この時ベルモットの顔を見ていたジョディが20年経ってもまったく彼女の顔が老けていないと指摘。この指摘から、彼女は20年前にすでに構成員として活動しており若くとも40歳ほどだと推測されていました。 しかし「漆黒の特急」での工藤有希子の会話から彼女の素顔は29歳と自称するクリスの方で、シャロンの姿は老けメイクだと判明。この異様な見た目の若さは組織が開発した何らかの薬や実験が関係しているのでしょう。 また彼女はCGクリエイターの板倉卓になんらかのソフト開発を依頼しており、これもAPTX4869による幼児化や彼女の不老と関係しているのかもしれません。

秘密2:どうしてコナンと蘭を助けるの?本当は良い人なのか!?

ベルモットにとってコナンと蘭は「この世でたったふたつの宝物」です。出会いは34巻で描かれた「工藤新一NYの事件」。ベルモットは蘭を口封じのために殺そうとしますがアクシデントで死の淵に立たされることになります。しかし蘭と新一は迷いもせず彼女を助け出したのです。以降2人は彼女にとって何よりも大切な存在になるのでした。 彼女はコナンのことを「シルバーブレット」と呼んでいます。「シルバーブレット」は“組織を壊滅させ得る脅威”という意味で彼女にとってコナンは長年待ち望んだ「シルバーブレット」なのです。何らかの理由でベルモットは組織壊滅を狙っており、コナンはその役目を担ってくれる存在として期待しているのでしょう。 ベルモットは女優シャロンとして新一の母・工藤有希子と親友同士でした。そのことも新一たちを助けることに関係しているのかもしれません。

秘密3:黒の組織のボスとの関係は?血縁関係説も

ベルモットは「あの方」と恐れられるボスとも直接メールでやり取りをする仲で、ジン曰くボスのお気に入りだそうです。ベルモットもボスのことをよく知っているようで彼の性格を「石橋を叩きすぎて壊しちゃうタイプ」と言う場面も。 業務上のやり取りだけではここまで詳しくその人となりを理解するのは難しいのではないでしょうか。さらにボスは彼女に「私の元へ帰って来ておくれ」とメールをしていました。自由行動が過ぎるベルモットへの警告とも取れる内容ですが、言い回しからは2人の近しい距離感が伝わってきます。 安室(バーボン)とベルモットの会話では安室が「まさかあなたがボスの……」と言及していました。この口ぶりから2人は親子といった血縁関係や夫婦である可能性もありそうです。 家族だからと強制的に組織に入れられたのだとしたら、ベルモットが「シルバーブレット」によって組織を壊滅させようとしているのも納得がいきます。

今後の展開を予想!ベルモットは黒の組織を裏切るのか!?

コナンにとって味方とも敵ともつかない言動を見せるベルモットの動きは今後、コナンと黒の組織の対立において大きな意味を持つことになるでしょう。3つの秘密の考察から彼女の若さは組織の研究に由来しておりこの技術を自分の目的のために使おうと考えているのではないでしょうか。 ボスや組織のことも利用しているに過ぎず、ボスの目的とはまた違った目的をベルモットは持っている可能性もあります。組織に隠し事をする、単独行動が許されるような立場を築いているという彼女の行動はその目的のためなのかもしれません。 最終的には「宝物」であり「シルバーブレット」であるコナンの側につくのではないでしょうか。

【女は秘密を着飾って美しくなる】ベルモットの名ゼリフ集

ここからはベルモットの名ゼリフを紹介していきます。謎めいた彼女が発する言葉はそれ自体も謎に満ちています。謎があるということはそれが伏線になっている可能性も大。各セリフが登場したシーンの紹介とあわせて4つのセリフを紹介します。

「A secret makes a woman woman」

このセリフは彼女の口癖で「女は秘密を着飾って美しくなる」という意味です。秘密主義者らしい彼女を的確に表している言葉とも言えます。今後この「秘密」が黒の組織との最終対決で大きな意味を持ってくるのかもしれません。

「我々は神でもあり悪魔でもある……なぜなら……時の流れに逆らって……死者を蘇らそうとしているのだから……」

CGクリエイターの板倉卓に電話で伝えた言葉です。まだ彼女が板倉に依頼したソフトの全貌は分かっていませんがこの言葉が組織の計画の全容だとすると、組織は死者を生き返らせるための実験をしていると取ることができます。組織の目的を示す非常に重要なセリフです。

「この世に神様なんているのかしら?私にエンジェルは一度も微笑みかけてはくれなかった」

シャロンとして蘭に思い出話を話した際に言ったセリフです。このセリフの前には彼女の不幸な生い立ちが語られていました。ベルモットとしての任務中に蘭に命を救われてからは、蘭のことを「エンジェル」と呼ぶようになります。彼女は蘭のように何があっても手を差し伸べ助けてくれる母性をどこかで求めているのかもしれません。

「いや……組織(われわれ)の心臓を射抜けるシルバーブレットは……もう1発……」

ジンが赤井という1発のシルバーブレットでは自分たちの組織には敵わないと言った際ベルモットは心の中でこのセリフを言います。彼女の言うもう1発とはコナンのこと。「射抜ける」という言い回しからコナンがシルバーブレットとなって組織に致命傷を負わせて欲しいという思いが見え隠れしています。

声優は小山茉美!Dr.スランプあられちゃんと同じ

ベルモット役を演じているのは小山茉美(こやままみ)です。アニメデビューは1975年の『一休さん』。 彼女は1980年代に多数のメインキャラを演じており『Dr.スランプ アラレちゃん』の則巻アラレ役や『魔法のプリンセス ミンキーモモ』のミンキーモモ役、『キテレツ大百科』の初代コロ助役、『ドラゴンボール』のランチ役などが有名です。 最近では貫禄あるメゾソプラノを活かした声で『ONE PIECE』のビッグ・マム役を担当。『名探偵コナン』ではベルモット役以外にクリスやシャロンも担当しています。

ベルモットが『名探偵コナン』の鍵を握る!?今後の活躍に期待! 

『名探偵コナン』のなかでも謎多き存在・ベルモットを紹介しました。彼女には変装という特技があるため読者が後からその正体を知るというパターンも少なくありません。実はまだ明かされていないだけで、他にも彼女が変装しているキャラがいる可能性もあります。 組織の一員でありながら「シルバーブレット」を求める彼女は今後間違いなく作品のキーパーソンになるでしょう。謎で着飾った彼女は最終的にどんな役目を担うことになるのでしょうか。今後のベルモットの活躍から目が離せません!