バカリズム脚本のおすすめドラマ一覧!共感しまくりの掛け合いが癖になる【2024年最新】
お笑い芸人としてだけでなく脚本家としても活躍するバカリズム。バカリズムの書いた脚本は共感できる掛け合いが癖になると評判です。この記事では2024年最新版のバカリズム脚本のおすすめドラマをランキング形式でご紹介していきます。
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1位『ブラッシュアップライフ』(2023年)
『ブラッシュアップライフ』は、平凡な人生を歩む近藤麻美(安藤サクラ)が死をきっかけに2周目の人生をやり直すというストーリー。 バカリズム本人が登場する天国でも地獄でもない死後の世界がリアルで、「死後って本当にこんな風になっているのかも!」と思わされるのが不思議なドラマ。 何度も人生をやり直すことになる麻美ですが、33歳の記憶を持ったまま子供時代をやり直すことになります。子供なのにどこか達観した演技をする子役の演技が話題となりました。 最初の人生では地元で暮らし公務員だった麻美の人生が、ブラッシュアップされていく様は見事!人間への生まれ変わりが目標だったはずなのに、人間の来世を蹴って友達を救いに行くなど感動もできるドラマとなっています。 コメディタッチで面白いのに「人生とは何か」を深く考えさせられる作品です。
2位『架空OL日記』(2017年)
『架空OL日記』はバカリズム原作・主演・脚本で、OLになりきったバカリズムが架空の日常を過ごすという内容のちょっと聞いただけでは理解不能なドラマ。バカリズムはOLの制服に身を包み、OLとしてドラマに登場します。 OLの制服やスカートを履いたりはするものの、これといった女装はしていないバカリズムなのにドラマを見ているうちにバカリズムがOLに見えてくるから不思議です。周囲の人たちもバカリズムを普通に受け入れOLとして話が進んでいく奇妙さが癖になるドラマ。 もちろん奇妙なだけでなくリアリティのあるOLの日常が描かれ、共感したり笑ったりするシーンも盛りだくさん。「バカリズムはどうしてこんなにもOLのことがわかるの?」とバカリズムの新たな才能をまた発見してしまうドラマとなっています。
3位『住住』(2017年)
『住住』は仲の良い芸能人同士という設定で、芸能人が本人役を演じるというドラマ。 シーズン1ではバカリズム、オードリー若林、二階堂ふみがそれぞれ本人役で仲の良い同じマンションに住む芸能人を演じます。シーズン4まで制作されていますが、他にも日村勇紀、水川あさみ、近藤春菜が出演。 「本当に芸能人の日常ってこんな感じなのかも?」と思わせてくれる自然な演技が魅力的です。『住住』はマンションの一室を舞台に繰り広げられるドラマなので、バカリズム脚本作品ならではの軽妙な掛け合いがこれでもか!と堪能できます。 芸能人たちの日常を覗いている気分になれる『住住』は、芸能人が本人役を演じ飾らない自然体な姿を見せてくれるドラマです。マンションの一室で行われる会話劇がメインですが、シーズン4ではロケに出かけるシーンもあります。
4位『素敵な選TAXI』(2014年)
バカリズムにとって初めて全話の脚本を担当したテレビドラマが『素敵な選TAXI』です。乗客が望んでいる過去にまで連れていくことのできる「選TAXI」の運転手と人生の選択に失敗し過去をやり直す乗客の物語。 過去へのタイムスリップがテーマとなった作品ではありますがSF性はそれほどなく、万人に受け入れやすい作風となっています。バカリズムはこの脚本で「市川森一脚本賞」奨励賞を受賞。生きることの大切さを教えてくれるドラマです。 生きることを問い深く考えさせられるドラマとなっていますが、『素敵な選TAXI』でもバカリズム脚本最大の特徴である掛け合いの楽しさは健在!行きつけのカフェで繰り広げられる、常連さんたちとのユーモアあふれる会話は必見です。
5位『かもしれない女優たち』(2015年)
『かもしれない女優たち』は、竹内結子、真木よう子、水川あさみの3人の女優が「もし違う人生を歩んでいたらどうなったのか」という設定で女優ではない人生を歩む本人役を演じたドラマです。第2弾では広末涼子、井川遥、斉藤由貴が出演しています。 女優でなくとも「あの時、ターニングポイントで違う道を選んでいたらどうなったんだろう…?」と思いを巡らせることはあるもの。『かもしれない女優たち』は、別の道を選んだらの妄想が見れてしまうドラマです。 真木よう子、水川あさみがオーディションでチャンスを掴み取れなかった世界線、竹内結子が原宿でのスカウトを断わってしまった世界線。彼女たちの女優として成功しなかった人生は、不思議と接点を持ち交錯していきます。 バカリズムの構成力の高さが伝わる作品です。
6位『黒い十人の女』(2016年)
1961年に市川崑が独自の世界観で描いた作品を、バカリズムが現代に置き換えた話題作が『黒い十人の女』です。芸能界を大きく騒がせる「不倫」テーマにした作品ですが、重くならず笑えるドラマとなっています。 『黒い十人の女』では妻の他に9人の愛人がいる男が主人公。男を取り巻く10人の女たちのバトルが繰り広げられます。見どころはもちろん女たちの壮絶なバトル!カフェオレをかけられたり、口が悪すぎたり、と女たちの醜い一面がこれでもかと描かれるのがポイント。 女性の面倒くさい部分や心情がよく読み取れる作品となっています。不倫をテーマにと聞くとドロドロのドラマを思い浮かべてしまいますが、『黒い十人の女』は笑えて最後はスカッともできる名作不倫ドラマ。バカリズムが暴いた女たちの裏の顔を楽しめる作品です。
7位『殺意の道程』(2020年)
『殺意の道程』はバカリズムが井浦新とW主演した新感覚サスペンスコメディです。復讐のために初めての殺人に挑むいとこ同士という設定の2人が醸し出す空気感は絶妙。 殺人がテーマなはずなのにのほほんとした雰囲気が漂っており、しっかりとしたミステリーでありながら笑いもたくさん盛り込まれています。殺人セットを買いに行くシーンで、ロープの長さに悩む2人の掛け合いは必見。 「本当に殺人するの?」と思ってしまうくらいの軽い雰囲気で行動していく2人ですが、最後にしっかりと伏線回収してくれるので観ていて気持ちよくなる作品です。すべての台詞が面白く、これはバカリズムにしか描けないまさに新感覚サスペンスコメディ。 バカリズムワールドにどっぷりとつかれる作品となっています。コメディだけでなくサスペンスも味わいたいバカリズムファンにぴったりの作品。
8位『ケンシロウによろしく』(2023年)
DMMTVのオリジナルドラマとなる『ケンシロウによろしく』は、バカリズムが脚本の復讐アクション・コメディです。「北斗の拳」を読んで暗殺拳を学んだ男が母の仇を討つために奮闘するストーリーで、主演は松田龍平。 漫画が原作となる作品の脚本を書くのは、バカリズムにとっても初めての経験で原作の面白さを損なわないように気をつけながら作業をしたと語っています。 ギャグ漫画である原作の世界観を損なわず、「北斗の拳」を読んだことがある人なら必ず楽しめる作品。CGを使用し「北斗の拳」の世界観を見事に再現しています。 回を追うごとにだんだんと面白くなっていき、主人公と助手の女性のやり取りはまるで漫才を観ているように感じられることも。原作ファンも「北斗の拳」ファンも、もちろんそうでない人も笑って感動できる名ドラマです。
9位『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』(2019年)
『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』でバカリズムが担当したのはキャラクター監修。脚本家は別にいますが、『かもしれない女優たち』の脚本を書いたことが縁で、ちょっとしたやり取りに笑いを入れるなど会話の部分を担当しています。 弁護士というピリッとしたムードが漂うドラマの中で、狙い通り事務所でのやり取りはくすっと笑えるシーンとなっておりバカリズム節が炸裂です。 バカリズムはキャラクター監修をするだけでなく、大手法律事務所の副所長という役柄で出演もしています。あまり出演時間は多くないのですが、とらえどころのないバカリズムのキャラクターも必見。 出演+キャラクター監修を務めた『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』は、スキャンダラスな事件もありながら会話劇も楽しめる作品となっています。
10位『生田家の朝』(2018年)
朝の情報番組ZIPの中で放送されていた『生田家の朝』もバカリズムによる脚本で話題となりました。日本テレビ65周年を記念した企画で、主題歌を依頼された福山雅治が以前から一緒に仕事をしてみたかったバカリズムを誘い、脚本を務めることになったそうです。 ドラマで描かれるのはタイトル通り普通の家族・生田家の朝の風景です。新築を買ったばかりの4人家族・生田家の朝はいつもバタバタ。バカリズムが得意とする日常を描いた作品で、1話7分間の短い放送ながらどこにでもある家族のあるあるがつまっています。 「大きな事件もどんでん返しも起こりませんが、たぶん面白い」とバカリズムが語る通り、普通の一家の朝の日常がこれほど面白いとは!と驚かされる作品です。2018年12月度ギャラクシー賞月間賞受賞作となっています。
11位『緑山家の朝』(2019年)
『生田家の朝』に引き続きZIP内で放送されたのが『緑山家の朝』です。このドラマでバカリズムは脚本だけでなく、主演も務めています。もともと『緑山家の朝』は制作される予定がなく、諸事情で『生田家の朝』が5話分撮れなくなってしまったことから生まれたそうです。 朝の風景が4人家族の生田家から、バカリズムと平岩紙の緑山家に舞台を移します。夫婦2人の会話劇も生田家同様面白く、共感の嵐です。生田家とは一味違った緑山家の朝も、癖になってしまいますよ。 『生田家の朝』の最終話、生田家の風景がズームバックしたと思ったら、そのテレビを観ていたのが緑山家だったというオシャレな演出での発表も話題となりました。『生田家の朝』と『緑山家の朝』は、ぜひセットで観てほしい作品です。
12位『ノンレムの窓』(2022年)
バカリズムワールドが全開となった新感覚SFショートショートドラマが『ノンレムの窓』です。『ノンレムの窓』は、「夢と現実」「現実と非現実」の間を行ったり来たりする不思議な作品となっており、観る人を不思議な世界へ連れていってくれます。 バカリズム本人も窓先案内人という不思議な役柄で出演。ドラマの世界観づくりに欠かせない働きをしています。まるで夢を見ているような気持ちになれ、短く気軽に観られるドラマです。 日常のあるあるを描いたと思ったら、想像の斜め上をいくストーリーが繰り広げられ度肝を抜かれてしまうでしょう。とにかく奇妙だけれど、笑えて共感もできるバカリズムの脚本づくりの上手さが際立つ作品となっています。 日常を忘れ非日常の不思議な世界を体験したいのなら、『ノンレムの窓』はうってつけの作品です。
2024年新年にはSPドラマ『侵入者たちの晩餐』が放送
2024年新春SPドラマとしてバカリズム脚本の『侵入者たちの晩餐』が放送されました。『ブラッシュアップライフ』チームが制作を手がけ、期待の持てる作品となっています。 主演は菊地凛子でバカリズムとタッグを組むのは初めて。バカリズム自身は「一応サスペンスのつもりで書いているが、どうなるかわからない」と語っており、どんなストーリーになるのか目が離せません。 菊地凛子もバカリズムとの初タッグに大喜びしており、『侵入者たちの晩餐』はまた新たなバカリズム脚本の名作が生まれる期待が高まっています。
バカリズム脚本のおすすめドラマ一覧!新作にも期待が高まる
バカリズムが脚本を手掛けたドラマは、どれも話題となった名作ばかり。バカリズム脚本のおすすめドラマを一覧にしましたので、気になる作品があったらチェックしてみてくださいね。