『メイドインアビス』ナナチが理由で打ち切り！？噂の真相を徹底解説

幻想的な絵柄と生々しい痛みとが融合して読む者の冒険心を刺激する、つくしあきひとによるダークファンタジー漫画『メイドインアビス』。アニメも好調な作品ですが、なぜか打ち切りの噂がついてまわっています。 この記事では打ち切りの真偽を紹介したうえで、噂の原因や人気キャラ・ナナチとの関係性、完結やアニメ化の時期などを徹底考察していきます！

アニメ化もされている『メイドインアビス』は底の見えない巨大な縦穴・アビスに挑む少女探窟家・リコの危険でいて胸躍る冒険ダークファンタジー。怖いもの知らずなリコにやけに生っぽいロボットの少年・レグ、魅惑のかわいさを持つ半獣人のナナチといった癖のあるメインキャラたちも人気の理由です。 絵本のような絵柄に対し内容はかなりハードで、初見の人をそのギャップで驚かせています。

『メイドインアビス』は掲載元のサイト・WEBコミックガンマにて1・2話と最新を含めた計4話が公開されています。それ以外のエピソードは無料では読めないため、単行本か分冊版を購入して読みましょう。 ciatrのおすすめはコミックシーモアです。コミックシーモアでは初回登録時にどの漫画にも使える70％オフクーポンがもらえます。これを活用して、まずは冒険の始まりとなる1巻を読んでみてください！

結論から言うと『メイドインアビス』が打ち切りになったという事実はありません。ですが、タイトルを検索すると「打ち切り」というキーワードも検索候補にあがってきてしまいます。 それだけ打ち切りという言葉で検索されてしまっているわけですが、なぜ打ち切りのイメージがあるのでしょうか。次の見出しから詳しく見ていきます。

打ち切りのキーワードについてまわるのがナナチの存在です。実はこれはナナチが打ち切りの原因というわけではなく、ナナチが打ち切り回避の救世主だったという文脈で語られることが多いからだと考えられます。 ナナチは読者の心をいろんな意味で狂わせた存在です。作中屈指のトラウマエピソードの当事者であると同時に、その愛くるしい見た目で読者を魅了。ナナチが魅力的だったことで彼(彼女)の登場以降、一気に作品は盛り上がりをみせました。

『メイドインアビス』はWEBコミックガンマにて不定期連載という形を取っています。1ヶ月で更新されることもあれば、半年近く更新が空くことも珍しくありません。単話で追っているとタイミングによっては全然更新されないため、「もしかして打ち切られた？」と検索されてしまうのでしょう。 更新ペースはゆっくりですが、1話のページ数が多いため、単行本自体は年1冊の安定したペースで発売され続けています。

作者はコナミ退社後にフリーのイラストレーターとして活動しながら、漫画を描くようになりました。連載作品はこの『メイドインアビス』のみ。漫画家としては新人として連載をスタートさせたわけです。 更新頻度の遅さもあり、2012年の連載開始当初はあまり注目されていませんでした。ナナチ登場あたりから注目度が上がりましたが、漫画作品としてはかなり遅咲き。連載初期の低空飛行なイメージも、打ち切りを噂されてしまう一因のようです。

2023年4月のインタビュー記事で作者は、物語は終盤かどうかという質問に対して「分からない」と答えています。終わりは決めてあるものの、現時点が「これどこなんだろう？」という感覚なのだそうです。つまり完結時期はまだ未定ということ。 第六層の「成れ果て村」編は完結までに5巻を要しました。13巻からいざ第七層へという雰囲気なので、単純計算で第七層で5巻、奈落の底で5巻とすると完結には最低でもあと10年かかり、2035年頃になるのではないでしょうか。

『メイドインアビス』アニメ版は2期「烈日の黄金郷」の続編制作が決定しています。続編が劇場版になるのかアニメ3期になるのか、放送時期はいつなのかなどの詳細はまだ出ていません。 1期・2期では原作約4巻分をそれぞれアニメ化しました。2期で原作10巻まで描かれたので、1クールアニメだとすると11～14巻の内容となるでしょう。年1巻の刊行ペースを考えると、14巻の発売は2025年の夏ごろ。3期の放送もそのあたりになると予想します。

『メイドインアビス』は唯一無二の世界観を持つだけに、多くの読者が物語の最後を見届けたいと願っています。ラーメンが好きすぎる作者の健康が心配ではありますが、何度も1巻から読み返しながら新刊の発売を待ちましょう！