『名探偵コナン』FBI捜査官メンバーを紹介!重要な登場回や無能と呼ばれる理由も解説
『名探偵コナン』 FBI捜査官メンバーを一挙紹介
赤井秀一 | FBI捜査官チームのエース |
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ジェイムズ・ブラック | FBI捜査官チームのトップ |
ジョディ・スターリング | 拳銃の扱いに長けたFBI捜査官 |
アンドレ・キャメル | 赤井が作戦の増員の際に呼び出したFBI捜査官 |
赤井秀一
初登場(コミック) | 29巻File3 |
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初登場(アニメ) | 230話 |
別名 | 沖矢 昴/ライ |
名前の由来 | 『機動戦士ガンダム』の登場人物であるシャア・アズナブルの異名「赤い彗星」と、その担当声優である池田秀一 |
声優 | 池田秀一 |
赤井秀一はFBI捜査官チームのエースで、イギリス人のクォーター。髪の毛は短髪をオールバックにしており、常に黒いニット帽を着用しています。性格は冷静かつポーカーフェイスで、感情を表に出すことはあまりありません。 彼はFBIの中でも屈指の切れ者であり、その推理力と捜査の手腕はコナンに並ぶほど。戦闘能力も非常に高く、作中でも凄腕のスナイパーとして度々活躍しています。 そんな彼の初登場は、2000年に公開された「謎めいた乗客」というバスジャック事件のエピソード。初登場時は敵か味方か分からなかったこともあり、「ミステリアスな存在」としてファンたちの間で話題になっていました。 コナンと赤井の関係性は非常によく、作中でも度々赤井がコナンの推理力を信頼している言動や姿が見られています。一方でコナンも赤井のことを心から信頼しており、2人の推理力の高さから「最強のタッグ」と言っても過言ではないでしょう。
ジェイムズ・ブラック
初登場(コミック) | 32巻File8 |
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初登場(アニメ) | 258話 |
名前の由来 | シャーロック・ホームズの宿敵であるジェイムズ・モリアーティ |
声優 | 土師孝也 |
ジェイムズ・ブラックは来日しているFBI捜査官チームのトップで、後述するジョディたちの上司にあたる存在です。主にメンバーたちの捜査指揮をしていることもあり、前線に立って戦うことはありません。見た目は眼鏡をかけた白髪の白人男性で、口髭を蓄えているところが特徴です。 彼は同じくFBIメンバーであるジョディ・スターリングが幼い頃から捜査官として活躍しており、ベテランならではの人脈や観察力、冷静沈着さを武器に数々の事件を解決しています。 そんな彼は初登場時に有名人と間違われて誘拐されてしまうという事件に巻き込まれますが、刑事を名乗る誘拐犯グループが偽物であることを瞬時に見抜くという観察眼も見せました。その判断力からコナンには「ただものではない」と怪しまれていたものの、のちに捜査官であることが判明します。 作中においてコナンとの接点はそこまで多くはないものの、お互いに一目置いているような印象です。
ジョディ・スターリング
初登場(コミック) | 27巻File7 |
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初登場(アニメ) | 226話 |
名前の由来 | 女優のジョディ・フォスターとその代表作『羊たちの沈黙』のクラリス・スターリング |
声優 | 一城みゆ希 |
ジョディ・スターリングはFBI捜査官チームの紅一点で、凄腕のスナイパー。金髪のショートヘアに普段から眼鏡をかけているためあまり目立ちませんが、かなりの美女かつ抜群のプロポーションの持ち主で、プライベートでは度々露出の多い服装をしています。 彼女の父もまたFBI捜査官でしたが、母とともに黒の組織のベルモットから殺害されるという哀しい過去を抱えています。普段かけている眼鏡は父の形見で、父の遺志を継いで自身もFBIに入りました。ちなみに、同じくFBI捜査官である赤井とはかつて交際関係にありました。 彼女は初登場時にジョディ・サンテミリオンという偽名を使用し、一風変わった経歴を持つ英語教師として帝丹高校へ潜入。本人は流暢な日本語を喋れるものの、怪しまれないようにカタコトの日本語を使用していました。 コナンたちには、自身がFBI捜査官であることを明かしたあともジョディ先生と呼ばれています。
アンドレ・キャメル
初登場(コミック) | 58巻File2 |
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初登場(アニメ) | 497話 |
名前の由来 | 『機動戦士ガンダム』の登場人物であるキャメル艦隊指揮官とドレン大尉 |
声優 | 乃村健次 |
アンドレ・キャメルはドイツ系アメリカ人のFBI捜査官で、赤井が作戦の増員として呼び出しました。コワモテで人相が悪く、筋骨隆々でガタイがいいため怖い印象を持たれがちですが、性格は優しく温厚です。 FBI内でもトップクラスの運転技術と優れた運動神経を持っていることで、赤井からも一目置かれる存在。しかし潜入捜査時に赤井の正体をバラしてしまったり、情報を漏らしてしまったりと、失敗も多めです。 「赤と黒のクラッシュ 覚醒」というエピソードで初登場を果たしたアンドレは、彼を呼び出した本人である赤井とともに活躍します。コナンたちとの接点はそこまで多くはありませんが、コナンにはFBI捜査官としての真の来日目的を明かしていました。 そんな彼は「黒ずくめの謀略」での黒の組織の銃撃による死亡疑惑があったものの、実際は生存。すべては彼の死亡を偽装するために、赤井が仕組んだものでした。
『名探偵コナン』FBIメンバーが出てくる重要なストーリーを紹介
ここでは、『名探偵コナン』でFBIメンバーが登場する重要なストーリーをそれぞれ詳しく紹介します!その中でも特に重要な連続殺人事件のエピソードは、第1077話〜1079話。 上記のエピソードを含むいくつかのエピソードについての概要を説明するので、FBIの活躍を知りたい人は最後までチェックしてみてくださいね。
第345話(42巻):「黒の組織と真っ向勝負 満月の夜の二元ミステリー」
ある日、「vermouth(ヴァームース)」という人物から、季節外れのハロウィンパーティーの招待状が小五郎に届きます。さらに同じものが工藤新一宛にも届いたことで、コナンは差出人がベルモットであることと、自分たちの正体が彼女にバレたことに気が付きます。 横浜港を出た幽霊船の上でパーティーが始まったものの、パーティーの最中に見つかったのはボウガンで心臓を射抜かれマストに吊るされた船長の無惨な姿でした。一方でジョディが、阿笠博士の家にいた灰原を連れ去ろうとしていて……。
第501話〜第504話(58巻〜59巻):『赤と黒のクラッシュ[嫌疑/潔白/決死/殉職]』
コナンと赤井は、ジョディたちに水無怜奈の正体がCIAのNOCであること、そして彼女の身柄を黒ずくめに引渡したのがわざとであったことを打ち明けます。しばらくは組織の出方を伺うことにした少年探偵団のメンバーは、久しぶりにみんなでニュー米花ホテルのバイキングへと出かけました。 コナンたちが料理に舌鼓を打っていたその時、パトカーのサイレンが鳴り響き、ホテル内で殺人が起きたことを知らされるのでした。外国人が怪しいと踏んだ警察はホテル内から容疑者を集めるものの、そこにはなんとFBI捜査官のキャメルの姿が。彼の疑いを晴らすべく、ジョディもその場に駆けつけるものの、事態は深刻化していきます。
第781話〜第783話(85巻):「緋色シリーズ[交錯/帰還/真相]」
ジョディの友人である澁谷夏子が殺されかけた事件をきっかけに、コナン・ジョディ・キャメルの3人は杯戸中央病院へ向かうことに。単独で行動をしていたキャメルの前に、突然安室透(バーボン)が姿を現しました。安室はキャメルから情報を聞き出そうとするものの、キャメルはなんとか言い逃れをします。 しかしほっとしたのも束の間、キャメルは黒ずくめの組織に関する情報をジョディに変装したベルモットに話してしまうのでした。コナンが焦りを見せる一方で、ジョディとキャメルは赤井秀一の事件の手掛かりを掴むために現場の来葉峠へと急ぎますが、突如迫り来る謎の追手により2人は窮地に陥るのでした。
第881話〜第882話(92巻):「さざ波の魔法使い」
コナンはある日、幼い新一と蘭が、海水浴場に来ていた赤井秀一、羽田、世良、メアリーという名の母親と出会った10年前の記憶を思い出します。アメリカから帰国していた赤井は、卒業後にFBIに入ろうとしていることを話していました。 そんな中、自動車が近くの崖から海へと転落。赤井は運転手を助けようとするものの、すでに息を引き取っていました。そこで赤井はいつものように推理をし、新一たちにあることを指示しますが……。
第1077話〜第1079話(100巻):「黒ずくめの謀略[狩り/上陸/正体]」
ここ数日、身元不明の外国人の遺体が二人ずつ発見されるという連続殺人事件が発生。下校中にその事件について話していたコナンたちは、たまたまビルの屋上から外国人が落下する現場に遭遇してしまいます。 ウォッカの姿を確認したコナンは灰原たちにこの場を離れるよう指示した後に工藤邸へと向かうと、そこにはすでにFBI捜査官たちが集まっていました。 そこでコナンたちは、ここ数日の黒ずくめの組織によるFBI捜査官たちの殺害を逆手にとって罠にかけることに。待ち合わせ場所に行くのは、偽装死亡したキャメルと殺された捜査官の弟であるマークに決まりました。 待ち合わせ場所で見張りの捜査官たちが次々と襲われ始めるなか、キャメルたちは組織の追跡を振り切ることができるのでしょうか。
FBIはアメリカの捜査機関なのになぜ日本にいるの?
FBIはアメリカの捜査機関ですが、なぜ日本で捜査をおこなっているのか気になっている人も多いのではないでしょうか。作中で彼らが追っているのは、犯罪組織である黒の組織。この組織は日本国内だけではなく、海外でもさまざまな悪事を働いています。 FBIが日本で活動している詳しい理由は明らかにされていませんが、黒の組織の足取りを掴むために日本で潜入捜査をおこなっているという可能性が高いでしょう。
FBIメンバーは無能!?理由は?
それぞれが高い能力を有しているFBIメンバーですが、ファンたちの間では「赤井以外無能」と言われることが多いようです。確かに最初は凄腕で「できるヤツ」の印象が強かったメンバーですが、登場回数が増えるにつれて特にジョディとアンドレのミスが目立つようになっています。 例えばジョディの場合は、あっさりと変装が得意なベルモットに逃げられたりコナンの指示を待っていたりと、「大丈夫か?」と不安になる場面が多いような気がしますね。 一方でアンドレもFBI捜査官としては赤井が認めるほど有能なはずなのですが、優しい性格ゆえに安室などに対して簡単に情報を教えるなど、無能と言われても仕方がないような行動が目立ちます。
FBIメンバーのアニメ声優一覧
赤井秀一役:池田秀一
赤井秀一の声を演じるのは、俳優やナレーターとしても活躍するベテラン声優・池田秀一。彼は、赤井秀一の名前の由来にもなっています。名前の由来となった人物が彼の声を演じるなんて、なんだか夢がありますよね。 そんな彼の代表作には、『SDガンダムフォース』のレッドザコ/コマンダーサザビー役や『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』のギルバート・デュランダル役、『オルタンシア・サーガ』のディディエ・ヴィアルドー役などがあります。
ジェイムズ・ブラック役:土師孝也
ジェイムズ・ブラックの声を演じるのは、俳優や演出家としても活躍するベテラン声優の土師孝也。彼はアニメ作品の声優だけでなく、有名作品の吹き替えなども数多く手がけています。 そんな彼の代表作には、映画「ハリー・ポッター」シリーズのセブルス・スネイプ役や『ドラゴンクエスト ダイの大冒険 (2020)』の大魔王バーン役、『されど罪人は竜と踊る』のモルディーン・オージェス・ギュネイ役などがあります。
ジョディ・スターリング役:一城みゆ希
ジョディ・スターリングの声を演じるのは、女優や歌手としても活躍していた声優の一城みゆ希。アニメ作品はもちろん、洋画の吹き替えも多く担当しました。 彼女はアニメ開始時よりジョディの声を演じていましたが、2023年10月24日に多臓器不全のために亡くなっています。ジョディ役の後任は、2024年1月現在決定していません。 彼女の代表作には、『野ばらのジュリー』のジュリー・ブラウン役や『はじめ人間ゴン』のかあちゃん役などがあります。
アンドレ・キャメル役:乃村健次
アンドレ・キャメルの声を演じるのは、青二プロダクション所属の声優・乃村健次。アンドレの声は元々梁田清之が担当していましたが、1062話より彼に変更になっています。低めのバリトンボイスが、アンドレの声のイメージにぴったりです。 そんな彼の代表作には、『グラップラー刃牙』の範馬勇次郎役や『アイシールド21』の大田原誠役、『ゴールデンカムイ』の牛山辰馬役などがあります。
『名探偵コナン』FBIメンバーの今後の活躍から目が離せない!
この記事では、『名探偵コナン』で活躍するFBIメンバーについて、それぞれ詳しく紹介しました! 赤井秀一をはじめとするFBIメンバーたちは、今後も作中で活躍するのでしょうか。彼らの動きから、目が離せません!