『名探偵コナン』都市伝説&上級者向けマニアックな裏設定も!黒幕の正体は阿笠博士説は本当?

漫画・アニメ・映画と、幅広い分野で大ヒットを記録している『名探偵コナン』。誰もが知っている超人気作品ですが、実は本作には知る人ぞ知る意外な設定や豆知識が沢山あるんです! そこでこの記事では、『名探偵コナン』にまつわる都市伝説・裏設定を徹底解説!読んだらすぐ誰かに話したくなる、コナントリビアを紹介していきます。 ※この記事は『名探偵コナン』の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。
黒幕の正体は阿笠(アガサ)博士なの?
黒幕説その1:阿笠博士

いまだに明らかになっていない黒の組織の”あの方”こと黒幕。有力な説の1つに、阿笠博士なのではないか?というものがあります。 その理由の1つは、”アーント・アガサ”という名前のカクテルがあることです。 しかし、作者の青山剛昌によって阿笠博士の黒幕説は否定されています。真偽の程はどうなのでしょうか。
黒幕説その2:吉田歩美

コナンの小学校のクラスメイトであり、少年探偵団の一員の吉田歩美。小学1年生の吉田歩美ですが、実は黒幕なのでは?という噂が囁かれています。 その理由は吉田歩美の海外での名前が”エイミー・イェーガー”ということにあります。 ”イェーガー・マイスター”というドイツのお酒があるのですが、マイスターとは英語でマスターという意味。 マスター=主人ということから、実は歩美も薬によって子供の姿になっており、コナンに接近している黒幕なのではないかと言われているのです。
黒幕説その3:工藤優作

工藤新一の父親、工藤優作も黒幕なのではないかと言われています。その理由は優作が黒の組織絡みの犯罪にいまだ携わっていないことです。 確かに、子供をずっと放っておいている・・・というのも奇妙な話ですよね。
“4869”という数字が多く使われる理由
工藤新一が飲んで小さくなってしまった薬は”APTX4869(アポトキシン4869)”、黒の組織のメンバー、ジンが乗っているポルシェのナンバーも4869、そしてコナンの携帯暗証番号も4869なんです。 この”4869”という数字はかの名探偵、シャーロック・ホームズの”シャーロック”とかけたものなのだそうです。
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“黒の組織”メンバーのコードネームは?

コナン達をおびやかす犯罪組織、黒の組織。その構成員たちの名前は皆お酒に由来しています。ジン、ラム、バーボンなど・・・おしゃれでかっこいいですよね。 このメンバーの名前にお酒が由来していることが、様々な黒幕説に影響をもたらしています。
社会風刺ともとれる表現

『名探偵コナン』に、こんなシーンがあります。それは科学者が「私がこんなものを発明したばっかりに、罪なき人々が殺されていく」と嘆くシーンです。その言葉に対して灰原哀は「科学を溺愛した人間の末路だ」と言い放ちます。 科学の発達は文明を促進させたとともに、戦争という悲劇も生み出しました。灰原のセリフは社会を風刺しているのかもしれません。
灰原哀のモデルは?

コナンの良き協力者である灰原哀。彼女のモデルは『シャーロック・ホームズ』シリーズに登場するアイリーン・アドラーだそうです。美しく、ホームズを翻弄する”鉄の女”と呼ばれている女性です。 ホームズとアイリーンに恋模様を連想させる描写があるように、灰原もコナンに思いを寄せているかの様子・・・2人の関係はこれから変化することはあるのでしょうか?
登場人物たちが吸っているタバコは?

以前に比べるとだいぶ減りましたが、『名探偵コナン』には喫煙シーンが描かれることがあります。登場人物たちは、いったいどんな銘柄を吸っているのでしょうか。 本作の主要キャラとして活躍する毛利小五郎はマイルドセブン、大人気キャラの赤井秀一はHOPE(ホープ)を好んで吸っているようです。ただ、赤井は禁煙したという話もあるため、現在は煙草を吸っていない可能性が高いと思われます。 また、黒の組織に所属するジンはフランスのGauloises(ゴロワーズ)、ベルモットは細いシルエットの煙草を愛煙。彼女が吸っている銘柄は女性人気が高い、capri(カプリ)かPianissimo(ピアニッシモ)ではないかと噂されています。
コナン、ノイローゼ疑惑

タバコといえばこんなシーンがありました。 コナン達がコンビニにいるとき、ある客が千円でタバコを買うとコナンは「千円でタバコを買うなんておかしい」と言い出したのです。 コナン曰く、コンビニの前に自販機が置いてあるのにわざわざレジに並んで千円札を出すのはおかしいとのこと。 ごく普通の買い物のはずなのに、千円で買っただけで怪しまれてしまうとは・・・コナンも推理のしすぎで、疲れているのでしょうか。
怪盗キッドはコナンよりも前に存在していた?

コナンの宿敵でありよきライバルといえば怪盗キッドです。その端正なルックスで人気を集めるキッド、実はキッドはコナンよりも前に誕生していたのです。 怪盗キッドが主人公の漫画、『まじっく怪斗』の最初の連載は1987年。『名探偵コナン』の連載が始まったのは1994年です。実はもともと”怪盗キッド”として活躍していたのは、現在のキッドである黒羽怪斗の父親、黒羽盗一だったのだとか。コナンよりも前にキッドが誕生していたとは、驚きですね!
ガンダムとの関係

作者の青山剛昌はガンダム好きということで有名。それはキャラクターに表されています。 公安警察である安室透の名前の由来は安室=アムロ・レイから、透はアムロ・レイの声優である古谷透から取ったそうです。他にも、赤井秀一の”秀一”はシャアの声優である池田秀一が由来なのだそうです。
「水平線上の陰謀」で着ているのは東京スピリッツのユニフォーム
小五郎が大活躍するレアな作品として、ファンから高い人気を集めている『名探偵コナン 水平線上の陰謀(ストラテジー)』。コナンは本作で緑色のストライプが入ったサッカーユニフォームを着ているのですが、いったいどのチームのものか知っていますか。 彼が着ていたのは「東京スピリッツ」のユニフォーム。スピリッツは作中に名前がたびたび登場している、架空のサッカークラブです。また、灰原は自身の部屋着として、「ビッグ大阪」というチームのユニフォームを着ています。 ちなみに、映画「11人目のストライカー」には両チームの名前が登場。ビッグ大阪の選手がキーパーソンになっているので、是非こちらの作品もチェックしてみてください。
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コナンの眼鏡はあのヒーローから?

コナンは犯人を追跡するため、そして工藤新一という正体がばれないようにいつも眼鏡をかけています。この眼鏡のヒントは、あの有名ヒーローから得たものだそうです。そのヒーローとは、”スーパーマン”です! 普段はクラーク・ケントとして生活しているスーパーマン、彼も変装のために眼鏡をかけているのです。コナンの眼鏡は実はスーパーマンのオマージュだったのですね。
新一とキッドが似ている訳

工藤新一と怪盗キッド、同じ顔と言っても過言ではないほどにそっくりです。 ヒーローものにおいて、人間には”善と悪”の二面性があるというテーマはつきものです。名作『ジキルとハイド』も、全く異なる性格の2人が実は同一人物。 探偵と怪盗、異なる職業の新一とキッドですがそっくりなのは、こういった”人間の二面性”を表しているのかもしれません。
コナンたちが住んでいるところは?

コナンたちが暮らしている街、米花。この街のモデルは高田馬場、新大久保付近だと言われています。アニメに登場する街並みとよく似ている通りがあるかもしれません。ぜひ『名探偵コナン』聖地巡りをしてみてはいかがですか?
光彦はもっと嫌なやつだった?

コナンのクラスメイトであり、少年探偵団の一員である円谷光彦。実は初期の設定では、もっと嫌な性格になる予定だったそうです。しかしアニメで光彦の声優を担当する大谷育江の声が可愛らしかったため、光彦の性格も可愛くなったそうです。 大谷育江は『ポケットモンスター』ではピカチュウを、『ワンピース』ではチョッパーの声を担当しています。
高木刑事はアニメから生まれた?

今では主要な登場人物の1人である高木渉刑事。実は最初はモブキャラとして登場する予定だったそうです。 しかし、アニメでの人気が上昇したために主要キャラクターとして昇格したそうです。 端正なルックスとその性格で、女性人気も高いですよね!
阿笠博士の本名・読み方はアガサヒロシ!

コナンの良き理解者として、作中の随所で彼を手助けする阿笠博士。「アガサハカセ」という呼び名が定着していますが、実は彼の本名は「阿笠博士(アガサヒロシ)」。「ハカセ」と書いて「ヒロシ」と読むんです。 この意外な事実がSNSに投稿されると、「うそ!?そんな名前だったの?」「あだ名も本名も“阿笠博士”だったんだ」と大きな話題に。こんな有名キャラにさえまだまだトリビアがあるとは……さすが『名探偵コナン』ですね!
【上級者向け】コナンの都市伝説・裏設定
有名推理小説が元ネタ
『名探偵コナン』シリーズの元ネタとして、様々な推理小説があります。 例えば単行本78巻に入っている『漆黒の特急(ミステリートレイン)』、これはアガサ・クリスティが書いた『オリエント急行の殺人』が元ネタとなっています。 他には『少年探偵団消失事件』の元ネタは同じくアガサ・クリスティ著の『そして誰もいなくなった』です。 元となっている小説も読んでみると、より面白いかもしれませんね!
黒澤明監督作品も絡んでいる?
工藤新一の父親は、推理小説家である工藤優作です。工藤優作が書いているエッセイのタイトルに『7人の騎士』というものがあります。 これは黒澤明監督の名作、『七人の侍』が元になっているのではないかと言われています。
赤井秀一のトリビア

1度殺されたと思われましたが、85巻で復活を遂げた男が赤井秀一です。多くのファンを驚かせましたが、それにはこんなトリビアがあったのです。 赤井が死んだとされた場所は”来葉峠”。この場所はシャーロック・ホームズが死んだとされた”ライヘンバッハの滝”に由来しています。『名探偵コナン』とシャーロック・ホームズは、切っても切り離せない関係にあるのですね!
こんなところにもホームズ要素が!
『名探偵コナン』には様々なホームズ要素が盛り込まれていますが、こんなマニアックなネタも入っています。 APTX4869のデータが入っているパソコンのパスワードは”シェリング・フォード”でした。 この”シェリング・フォード”とは、コナン・ドイルがシャーロック・ホームズという名前をつける前に設定していた仮の名前だそうです。 ホームズファンにはたまらない要素がたくさん詰まっていますよね!
【その他】コナンの豆知識
「ルパン三世」とのコラボの経緯

国民的人気を博している『名探偵コナン』と『ルパン三世』。2009年に日本テレビ開局55周年及び読売テレビ開局50周年を記念し、この2作がコラボした特別番組『ルパン三世VS名探偵コナン』が放送されたのです。 さらに2013年には、続編のようなかたちで映画『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』の公開がスタート!日本アニメ界を代表するスターたちの共演に、多くの人々が喜びの声をあげました。 ちなみに、コナンの原作者・青山剛昌は「ルパン三世」の大ファン!映画化の際は自ら絵コンテを描くなど、とんでもない気合の入り方だったようです。
クロスオーバー作品がある?

『名探偵コナン』の原作者・青山剛昌はコナンの他に、『まじっく快斗』や『YAIBA』などの人気作を世に送り出しています。実はそんな青山作品のキャラが大集合する、夢のクロスオーバー作品が存在するんです。 それは映画『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』。本作には『名探偵コナン』の主要キャラたちはもちろん、もともと『まじっく快斗』の主人公だった怪盗キッドやヒロインの中森青子、さらに『YAIBA』の人気キャラである鬼丸猛や沖田総司まで登場しています。 この豪華共演は青山剛昌が「『銀河鉄道999』の映画にハーロックやエメラルダスが出て来るのがカッコいい」と思ったことがきっかけだったんだとか。今後も別作品のキャラたちがコナン映画に登場し、大活躍を見せてくれるかもしれませんね。
ガス漏れ事故が無い理由は?

様々な事件が起こる『名探偵コナン』シリーズですが、なぜかガス漏れ事故で人が死んだという事件はありません。その理由は、テレビアニメのスポンサーに日本ガス協会がついているからなのだそうです。 ガス漏れ事故が無い理由には、ちょっぴり大人の事情が関係していたのですね!
海外版の名前が面白い!

日本だけではなく世界中で人気の『名探偵コナン』シリーズ。英語では工藤新一の名前はなんと”ジミー・クドウ”です。なぜジミーなのか気になりますね!そして毛利蘭の名前は”レイチェル・ムーア”です。
「バーロー」は造語じゃなかった?

コナンが度々発する「バーロー!」。これは『名探偵コナン』シリーズでしか使われない造語だと思っていませんか?実は「バーロー」は江戸っ子が使う口調"べらんめえ調"の言葉で「馬鹿野郎」という意味で、造語ではないのです。作者の青山剛昌がもともと、「バーロー」が口癖だったのそうです。
コナンも現実世界にいたら捕まる?

難事件をたくさん解決してきた名探偵コナン。しかし、現実世界でコナンがしている行動をとるとどうなのでしょうか? まずは麻酔銃での攻撃、これは傷害罪で捕まります。まず麻酔を所持している時点で、職業質問されたら怪しい人リストに入ってしまいますよね。 それに電動式のスケートボードで公道を走ると、道路交通法にひっかかります。
クレヨンしんちゃんとどっちが背が高い?

小学1年生の体型になってしまった工藤新一。日本を代表する人気アニメの1つ、『クレヨンしんちゃん』の主人公、しんちゃんは5歳児ですが果たしてコナンとどちらが背が高いのでしょうか? 正解はしんちゃんなのです。コナンは102センチ、しんちゃんは106センチと若干ですがしんちゃんの方が背が高いことが判明しました。5歳児よりも背が低いところを見ると、新一は小柄な方だったのですね。
第1話の被害者がかわいそう
様々な巧妙なトリックの餌食となっている『名探偵コナン』の被害者たちですが、第1話の被害者の殺され方はなかなか凄まじいものです。その殺され方とは、ジェットコースターに乗っていたら首が切れてしまった・・・というもの。 ジェットコースターに乗り終わった時、前の座席の乗客の首が取れていたら確実にトラウマになってしまいますよね。
人が死にすぎな『名探偵コナン』

探偵いるところに事件ありと、毎回殺人事件が起こる『名探偵コナン』 シリーズ。漫画、アニメ、映画と合わせると約1500人ほどが死んでいます。 物語の中では江戸川コナンが小さくなってから半年ほどしか経っていないため、半年間で1500人ほどの犠牲者が出たということに・・・なかなか恐ろしいものがあります。
工藤新一を演じてきた俳優たち

『名探偵コナン』シリーズは何度か実写ドラマ化されてきました。工藤新一を演じた俳優たちを皆さんご存知ですか?今まで演じてきた俳優は小栗旬、溝端淳平などです。今をときめくイケメン俳優ばかりですね。
新一のキュンとする名言

『名探偵コナン』シリーズ、女性ファンの中には「新一と蘭の恋模様が好き」という方も多いのではないでしょうか?ここで工藤新一の、キュンとするセリフをご紹介します。
「ラブは0だと。笑わせんな! 0はすべての始まり。そこから出発しないと何も生まれねぇし、 何も達成できねぇ!」 「だからだよ。 オメェのことが好きだからだよ。 この地球上の、誰よりも・・ 」
ちょっぴり上から目線、でも「お前を守りたい!」という気持ちが伝わる、新一らしい格好いいセリフです。果たして新一と蘭の関係は、これからどうなっていくのでしょうか?
コナンと作者が結婚していた?

実は作者・青山剛昌、江戸川コナンの声を担当した高山みなみは結婚していたのです。コナンと作者が結婚していたなんてびっくりですよね!しかし2人は現在は離婚してしまっています。 高山みなみは『魔女の宅急便』キキ役、『ドラえもん』のスネ夫のママ役など有名作品に多数出演しています。
コナンの都市伝説や裏設定を紹介しました
ここまでコナンの裏設定・都市伝説・豆知識などを紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。 本作は細部までこだわった緻密な作品で、尚且つ様々な謎を内包するミステリー作品でもあります。まだまだ表に出ていない裏設定が数多くあるはず。今後の展開もしっかりチェックしていきましょう!