2020年4月23日更新

映画版『名探偵コナン』の主題歌一覧!名曲ばかりの全23作品

名探偵コナン 緋色の弾丸
(C)2020 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

今や毎年の定番となった、劇場版『名探偵コナン』、有名アーティストが楽曲を手掛けることから、話題性も高くなっています。今回は2020年公開予定の第23作「緋色の弾丸」までに使われた楽曲をご紹介していきます。

目次

劇場版『名探偵コナン』シリーズを彩る主題歌の役割と魅力

毎年多くのファンを沸かせている『名探偵コナン』の劇場版シリーズ。劇場版で初めて明かされる謎や設定が多いことに加え、劇場版ならではのド派手なアクションも見どころとなっています。 作品によって、メインの推理以外にも恋愛が主軸にあるものや組織同士の争い、裏組織の話など、推理アニメにとどまらない幅広い作風が楽しめるのも本シリーズの魅力。 そして、作品ごとの色の違いをより鮮やかにしているのが主題歌たちです。クライマックスで流れる主題歌は、ストーリーの印象にも大きく関わってきます。 この記事では、劇場版シリーズの人気を支える要素のひとつとなっている主題歌を、作品ごとに解説。曲の概要や魅力を紹介します。

【時計じかけの摩天楼】Happy Birthday/杏子

1980年代にBARBEE BOYSのボーカルの1人として活躍した杏子が歌い、スガシカオが作詞・作曲を手がけています。 杏子は、この曲の発売後、スガシカオ・山崎まさよしと「福耳」というユニットを結成し、そちらでもハスキーな声を活かして、個性的な他の2人に負けない存在感を発揮していました。

【14番目の標的】少女の頃に戻ったみたいに/ZARD

アニメ本編でも主題歌をいくつか手がけているZARD、『名探偵コナン』劇場版の主題歌としては初めての曲です。 「運命のルーレット廻して」のカップリング曲ですが、ZARDのカップリング曲の中では屈指の人気を誇り、2008年に発売されたベストアルバム発売時のアンケートでは、全カップリング曲中2位を取る程でした。

【世紀末の魔術師】ONE/B'z

TV版『名探偵コナン』のOP主題歌売上ランキング歴代1位の「ギリギリchop」のカップリングとなっている1曲。 ベストアルバムの人気投票では3位を獲得する程の人気を誇るバラードで、映画が終わった後に流れる曲としてふさわしいものになっているのではないうでしょうか。

【瞳の中の暗殺者】あなたがいるから/小松未歩

「氷の上に立つように」など、TV版『名探偵コナン』の主題歌を数曲担当した小松未歩が『名探偵コナン』シリーズに提供した、2017年時点では最後の1曲です。 「君の瞳には映らない」・「Love gone」と併せて、恋愛3部作としてリリースされたもので、「現在」・「過去」・「未来」のうち、「現在」進行しているの恋のキラキラとした輝きを描いた作品となっています。

【天国へのカウントダウン】always/倉木麻衣

TVアニメ版でも2001年5月~8月までEDとして使用された楽曲。 アンケートで「受験する時に励まされた曲」10位・「最も聴かれた倉木麻衣の楽曲」1位を取るなど、倉木麻衣の楽曲の中でも人気の高いこの曲は、「苦しい事・辛い事があってもその先に希望がある」というようなニュアンスを含んでおり、受験生以外にもオススメ出来る1曲です。

【ベイカー街の亡霊】 Everlasting/B'z

B'zの12作目のアルバム「GREEN」に収録されている楽曲。 「Everlasting」という名曲が収録されているから入れなかった、という曲がある程に、B'z自身もこの曲を高く評価しているようです。 いつまでも続いていく永遠の想いを歌い上げた名バラードと言えるでしょう。

【迷宮の十字路】Time after time〜花舞う街で〜/倉木麻衣

2003年に発売された倉木麻衣の15枚目のシングル作品。 当時、京都の立命館大学の学生であった倉木麻衣が「京都で過ごしながら日本の四季の素晴らしさを感じた」と語ったように、ラブソングでありながら、四季や日本語の持つ魅力を大切に表現しようとしており、倉木麻衣の透明感のある歌声と相まって、楽曲としての魅力を増しているのではないでしょうか。

【銀翼の魔術師】Dream×Dream/愛内里菜

愛内里菜の16枚目のシングルとなったこの楽曲ですが、愛内里菜の持ち味であるアップテンポな楽曲ではなく、落ち着いたイメージの1曲に仕上がっています。 恋人達の温かい空気を表現したような楽曲で、PVも含めて人気のようです。『名探偵コナン』の主役である工藤新一と、ヒロインの毛利蘭にもこんな日常が訪れる事を願ってしまいますね。

【水平線上の陰謀】夏を待つセイル(帆)のように/ZARD

2005年4月~9月まで、TV版『名探偵コナン』のオープニングだった「星のかがやきよ」との両A面シングルです。 『名探偵コナン』のファンでもあった坂井泉水が、監督との綿密な打ち合わせを行い、ストーリーをイメージしながら温もりを重視して作った楽曲であり、アニメとのタイアップ作品として良質な1曲に仕上がっていると言えるでしょう。

【探偵たちの鎮魂歌】ゆるぎないものひとつ/B'z

B'zでは珍しい、アコースティックギターが前面に出てくる1曲です。 夜のホテル屋上でプロモーションビデオの一部(松本孝弘のギターソロ)が撮影されていますが、本来夕方に撮影するはずが、渋滞に巻き込まれてしまい夜に撮影することになったというエピソードも。結果として採用されている事からもこれはこれで味のあるシーンになっています。

【紺碧の棺】七つの海を渡る風のように/愛内里菜&三枝夕夏

TV版『名探偵コナン』の10周年特別企画として作られた「100もの扉」の人気を受け発売することになった、ユニットとして2枚目のシングルです。 『紺碧の棺』では、前作『探偵達の鎮魂歌』では活躍のなかった毛利蘭と鈴木園子にスポットがあたっており、それを踏まえて愛内里菜と三枝夕夏は作詞を行ったそうです。 カップリングにはTV版『名探偵コナン』のOPに使用され、人気のあった「願い事ひとつだけ」などのカバーが収録されています。

【戦慄の楽譜】翼を広げて/ZARD

坂井泉水が作詞を担当した、DEENの「翼を広げて」をセルフカバーしました。DEEN版も高い評価を得ていますが、ZARD版も違った味があり、まさに名曲といったところでしょうか。 カップリングの「愛は暗闇の中で」を含め、ZARDとして最後となる『名探偵コナン』とのタイアップでした。

【漆黒の追跡者】PUZZLE/倉木麻衣

カップリング曲である「Revive」がTV版『名探偵コナン』のOPとして2009年1月~3月に放送されていますが、そちらと併せて「ぶっ壊す覚悟をあげる/立ち直る強さをあげる」というキャッチコピーがついています。 失恋の傷心から、心に空いた穴(最後のピース)はあの人だけじゃない、と気づく、というような歌詞になっており、「Revive」と併せて心に沁みる楽曲となっています。 余談ではありますが、前作までで20億円台まで落ち込んでいた興行収入が、30億円台に持ち直した、劇場版全体としての転機となっている作品です。

【天空の難破船】Over Drive/GARNET CROW

TV版『名探偵コナン』で9曲ものタイアップをしていたGARNET CROWの初めてとなる劇場版主題歌です。 劇場版では、ボーカルである中村由利のアカペラから始まる特別仕様が使われており、アルバム「parallel universe」のボーナストラックに収録されています。 通常のイントロから始まるのも悪くないですが、劇場版の本編が終わってアカペラから始まる本曲を聞くと、心に響くものがあるように感じます。

【沈黙の15分】Don't Wanna Lie/B'z

「人生において大切な瞬間に、自分にウソをつかないでいよう」をテーマに、『沈黙の15分』へと書き下ろされた楽曲であり、劇場版主題歌とTV版OPとして使用されました。 TV版では、「ギリギリchop」同様OP映像にB'zのPVが使用されたこともあり、印象に残っている方も多いのではないでしょうか。

【11人目のストライカー】ハルウタ/いきものがかり

1998年の『14番目の標的』から続いていた、B'zの所属事務所であるビーイングの歌手が劇場版の主題歌を担っていた流れがここで変わります。 いきものがかりとしては初めてとなる、日本のアニメ作品とのタイアップで、曲の出来はもちろんのこと、シングルの価格を「コナン」にちなんで570円とした事でも話題になりました。

【絶海の探偵】ワンモアタイム/斉藤和義

斉藤和義初のアニメ作品とのタイアップ曲であり、デビュー20周年目、1枚目のシングルです。 「強い想いは叶う」をテーマとしており、聴く人を応援してくれるような歌詞になっています。

【異次元の狙撃手】ラブサーチライト/柴崎コウ

『名探偵コナン』の連載20周年記念作品である『異次元の狙撃手』、タイアップとなるこの曲は、「愛のライトできみを探し続ける」といった内容の切なげな歌詞となっています。 柴崎は『絶海の探偵』にゲスト出演しており、『名探偵コナン』との縁が深くなってきているようです。倉木麻衣のようにタイアップが増えてくるかもしれませんね。

【業火の向日葵】オー!リバル/ポルノグラフィティ

劇場製作スタッフからのポルノグラフィティの代表曲である「サウダージ」や「アゲハ蝶」のようなイメージ、というリクエストに応え作られた作品。 本編が江戸川コナン怪盗キッドのライバル対決を描いた作品であり、スペイン語の「ライバル」である「リバル」を散りばめた歌詞になっているあたりは、さすがアニメタイアップの多いポルノグラフィティ、といったところでしょうか。

【純黒の悪夢】世界はあなたの色になる/B'z

20周年記念作品であるこの作品の主題歌にはB'zが選ばれました。 「コナンの影の部分もクローズアップした」いう楽曲で、黒の組織とFBIの対峙を前面に押し出したいつもより更にシリアスな劇場版にマッチしていたのではないでしょうか。 2016年5月~12月の間には、TV版のOPとしても使用されています。

【から紅の恋歌】渡月橋 〜君 想ふ〜/倉木麻衣

倉木麻衣21回目となる『名探偵コナン』とのタイアップであり、同一作品主題歌の最多記録として、ギネスに申請予定。 劇場版は関西圏を舞台とし、百人一首を絡めた事件に絡む内容であり、「ふたひらの運命を引き裂く哀しき歌-紅に染まる巡恋ミステリー」がキャッチコピーとなっています。「渡月橋 〜君 想ふ〜」は作品とマッチして、鑑賞後には涙を誘うのではないでしょうか。

【ゼロの執行人】零-ZERO-/福山雅治

興行収入が100億円を突破した「ゼロの執行人」。本作は公安警察、通称ゼロに所属する安室透がおおきくフィーチャーされた作品として注目を集めました。 主題歌は、劇場版・TV版含め初の『名探偵コナン』タイアップとなった福山雅治の『零-ZERO-』。真実を追い求めるコナン、そして己の正義を貫く安室。2人の信念や劇中での関係性を表しているかのような歌詞が印象的。 作中でもイケメンと称される安室が活躍する作品に、福山の甘い歌声がマッチ。タイトルには今作の鍵となる“零”という漢字が使われていますが、歌詞のなかにもう1つ登場する“無(ゼロ)”との対比に彼の作詞家としてのセンスが感じられます。

【紺青の拳】BLUE SAPPHIRE / HIROOMI TOSAKA

三代目 J SOUL BROTHERSのボーカリスト登坂広臣がソロアーティストとして歌う『BLUE SAPPHIRE』が、「紺青の拳(フィスト)」の主題歌。 本作はシンガポールを舞台に、コナンや怪盗キッド、京極真らが活躍するというストーリー。怪盗キッドが狙う宝石ブルーサファイアと同じ曲名につけられています。 ムーディーでクールな楽曲に仕上がっており、シンガポールの夜景が映えるアニメーションの空気感にぴったり。また劇中で描かれる京極真と鈴木園子、工藤新一と毛利蘭の2組のカップルの恋模様も、登坂の歌声によってよりロマンチックに演出されています。

【緋色の弾丸】永遠の不在証明/東京事変

2020年公開予定の「緋色の弾丸」主題歌は、2020年から“再生”している東京事変が手掛ける『永遠の不在証明』です。8年ぶりの新作リリースとなったミニアルバム「ニュース」に収録されています。 FBI所属の赤井秀一をはじめ、メアリー・世良や世良真純、羽田秀吉の一家が本作のキーパーソン。これまで多くの謎とともに登場した彼らが、血を連想させる赤色に染まったメインビジュアルが印象的です。 東京事変の椎名林檎はタイアップに際し、「暗躍ものは十八番」とコメント。ダークな曲調と重みを感じさせるボーカルが心地よいサウンドに仕上がっています。

名曲生み出す劇場版「コナン」主題歌に注目

国民的アニメとして人気を得る『名探偵コナン』。その劇場版主題歌とあって、タイアップするアーティストは人気のトップアーティストばかり。 そしてどの主題歌も、歌手やテイストに違いはあるのに不思議と本編とマッチしています。今後もさらに名曲が生まれるであろう劇場版主題歌を、年に1度のお楽しみとして注目してみましょう。