縁下力(えんのしたちから)がかわいい！名言や声優など徹底解説【ハイキュー!!】

バレーボール漫画界の金字塔的作品として、多くのひとに愛され続けている『ハイキュー!!』。 魅力的なキャラクターが多数登場する本作ですが、この記事では烏野高校に所属する縁下力(えんのしたちから)について徹底解説！その基本的なプロフィールや性格はもちろん、彼が残した名言や担当声優などについてもしっかりご紹介していきます。 ※この記事は『ハイキュー!!』の重要なネタバレを含みます。

烏野高校2年生でウイングスパイカーを務める縁下力(えんのしたちから)。その名の通りチームを影から支える存在で、選手としての能力はかなり平凡。ただ目立つほど苦手なプレーがないぶん、どんな局面でもしっかり対応することが可能です。 また見た目もかなり地味目な印象になっており、よく言えば好青年で悪く言えば影が薄い存在。ちなみに学校の成績はチーム内でも良い方で、テスト期間にはチームメイトの先生役をすることもあるようです。

縁下力はレギュラーメンバーではないためそれほど目立つシーンがないのですが、実は14巻に収録されている和久谷南戦で大活躍！さらにその試合中に熱すぎる名言を残し、ファンたちを大いに感動させたのです。 この試合で縁下は怪我をした主将の澤村大地に代わり出場することに。澤村はその高いレシーブ力でチームを支える重要な存在。縁下はプレッシャーを感じてしまいますが、そこで「逃げる方が絶対後からしんどいって事はもう知ってる」と心のなかで呟きます。 そして次の瞬間に「サッ来ォォォい!!!」と雄たけびを上げ、相手ボールを受け止めようとするのです。弱気を振り切り立ち向かう姿はまさにチームを支える大黒柱。縁下の隠れた熱さが垣間見える、作中でも屈指の名シーンとなりました。

本作は高校編が終了したあとに、主人公の日向翔陽らがプロバレーチームに所属し活躍するプロ編が描かれています。こちらのエピソードでは成長した人気キャラたちが勢揃い！もちろんそこに縁下も含まれているのですが、どうやら彼は理学療法士になった様子。 該当シーンでは優しい顔つきで患者さんの足を支える、大人になった縁下の姿が描かれていました。冷静な観察眼と他者を気遣う心を持っている彼にはぴったりの職業に見えますね。またその後の情報で、縁下はあおば整形外科クリニックに勤めていることも明らかになっています。 ただ結婚や恋愛に関する情報は、これまでまったく描かれていません。チームメイトの結婚などはしっかりと紹介されていたため、縁下は未婚のままだと思われます。

チーム内でも随一の落ち着きとやさしさを持っている縁下ですが、実は彼の同級生である田中龍之介の姉・冴子が言うには「2年の首領(ドン)は力だよ」とのこと。なんと縁下は穏やかな顔をしながら、締めるところはきっちりと締めるなかなか厳しい性格のようなのです。 その証拠に同級生の田中や西谷夕は「問題児」として有名でありながら、縁下にはしっかり手綱を握られている様子。さらに個性派揃いの1年生たちも彼の前では従順な姿を見せています。 一見目立たないけど、縁下は烏野の影の支配者！？3年生が引退した後の新キャプテン候補に真っ先に名前があがるなど、意外な一面を持っているようです。

実は縁下は鳥養前監督の厳しい指導に耐え切れず、1度バレーボールから逃げ出したことがあります。バレーを辞めた彼は辛い練習から解放され、自身の部屋でのんびりと過ごすことに。 しかしそんな彼を襲ったのは猛烈な虚無感や焦燥感でした。やっぱりバレーをしない方が辛い。そう感じた縁下は恥を忍んでバレー部に戻り、再び烏野の一員として努力を重ねていくことになったのです。 彼はこの経験に負い目を感じ、仲間たちへの申し訳なさを抱き続けているようですが、むしろこの経験があったからこそ縁下は成長できたのだと思われます。彼の「逃げた」という経験と、「再び立ち上がった」という経験は、きっと一生モノの宝になっているはずです。

アニメ版『ハイキュー!!』で縁下力の声を担当するのは増田俊樹です。 声優として活動する前に『ミュージカル・テニスの王子様』の幸村精市役で俳優デビューしている異色の経歴の持ち主。声優としても数多くの人気キャラを担当しており、代表作には『黒子のバスケ』の葉山小太郎や『僕のヒーローアカデミア』の切島鋭児郎などがあります。

一見地味なメンバーでありながら、実は作中でも様々な活躍を見せている縁下力。 特に彼が残した名言は数多くのファンを感動させてきました。これを機に本作の漫画やアニメをチェックし、その熱いシーンを改めて楽しんでみてはいかがでしょうか！