「無職転生」ミミルは死亡した？サラも所属したカウンターアローのヒーラーを徹底解説

「無職転生」の主人公・ルーデウスが、エリスと離れ意気消沈している際に出会ったパーティ「カウンターアロー」。ヒロインの1人になったサラが所属するこのパーティで、ヒーラーを担当していたのがミミルです。 作中では、残酷な死を遂げてしまった彼。今回はミミルの死亡シーンや髪色、声優について徹底解説していきます！ ※本記事には「無職転生」の重要なネタバレを含みます。

ミミルはヒーラーの冒険者です。ルーデウスがエリスと離れ傷心のなか母を探すため赴いた地で、パーティ「カウンターアロー」のメンバーとして登場しました。 長いローブを身に纏った男性で、性格は楽天的。パーティを盛り上げるムードメーカー的存在で、戦闘以外でも癒し役を担っています。仲間からは、カウンターアローで1番逃げ足が速いと言われていました！

結論からいうと、ミミルは作中で死亡しています。 エリスの失踪に絶望し、生気を失っていたルーデウス。そんな彼を馬車の中で気にかけ、共にクエストを請けてくれたのがカウンターアローでした。カウンターアローとのクエストで変化のきっかけを掴んだルーデウスは、ある日クエスト後のカウンターアローを目撃します。 いつもより少ないカウンターアローにルーデウスが話を聞くと、仲間であるミミルがスノウバッファローとの戦いで死亡したとのこと。その後事故が起きた場所に行き、ルーデウスは単独でスノウバッファローの群れを撃破。 そして彼はスノウバッファローの食べ残しである骨の山のなかに、ミミルの頭部を発見するのでした。こうしてミミルは、悲しい死を遂げたのです。

本当の仲間ではなかったといえ、共に冒険をした知り合いの死に心を痛めるルーデウス。そして彼はせめて仲間のもとにと、ミミルの頭部を袋に入れて持ち帰りました。 そしてその後、遺体はローゼンバーグの街近郊に埋葬されています。

カウンターアローのメンバーには、サラという弓使いがいました。気が強い彼女とルーデウスには、その後多くの物語が。そして実はこのサラも、ミミルが死亡した際共に行方不明になっているのです。 ミミルの死亡を悲しむカウンターアローは、サラの行方不明もルーデウスに伝えます。そこでルーデウスは、ほとんど死亡が確定しているサラのため現場に入ります。 彼はミミルの頭部を回収した場所で、サラの耳飾りを見つけました。サラの死を確信するルーデウスですが、突如現れた巨大なアイスフォールトゥレントのもとにサラの姿が。獲物を生きたまま養分にするアイスフォールトゥレントの特性によって、サラは無事ルーデウスに助けられたのでした。 亡くなってしまったミミルとの対比が、少し悲しいシーンですね……。

暗い茶色にも見えるミミルの髪ですが、本当の色は緑色です。「無職転生」にて緑色の髪は、特別な意味を持ちます。 緑色の髪は恐れられ嫌われるスペルド族の特徴であり、緑の髪色をしている人物は嫌われいじめられてしまうことが多いです。ルーデウスが出会った頃のシルフィも、子供たちにいじめられていましたね。 著者の理不尽な孫の手も、「きっと子供の頃はイジメられてたんだろうな……。」と発言。楽天的な彼ですが、過去には辛い経験もあったのかもしれませんね。

作中で死亡したミミルの実力は、決して低くありません。 彼は主に回復を担当するヒーラーで、中級レベルの治癒魔法を使用できます。また初級ではあるものの、解毒魔法も会得していました。 また攻撃魔法も使用可能で、ミミルは神撃魔術の使用者です。神撃魔術は普通の攻撃魔法で倒せない幽霊系のモンスターを、消滅させられます。作中では何度も生き返るモンスター・レイスを、ミミルの活躍で討伐していました！

アニメ「無職転生」でミミルを演じるのは、ステイラック所属の声優である沢城千春です！ 沢城みゆきを姉に持つことでも知られ、俳優としてもマルチに活躍する彼。代表的な役には、『25歳の女子高生』の蟹江亮人役などが挙げられます。 軽く爽やかな沢城千春の声は、ミミルにぴったりでした！

失意のルーデウスを変えたカウンターアローの一員である、ヒーラーのミミル。悲惨な死を遂げた彼ですが、最後は仲間とも再会ししっかりと埋葬され眠りにつきました。 彼の活躍が気になる人は、ぜひ作品をチェックしてみてください！