【ネタバレ】映画「ウィキッド」ふたりの魔女の最後の決断を考察!原作との違いも感想込みで解説
映画『ウィキッド ふたりの魔女』のあらすじ・作品概要
タイトル | 『ウィキッド ふたりの魔女』 |
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監督 | ジョン・M・チュウ |
キャスト | シンシア・エリヴォ , アリアナ・グランデ , ジョナサン・ベイリー , ミシェル・ヨー , ジェフ・ゴールドブラム |
公開日 | 2025年春 |
原作 | ミュージカル『ウィキッド』 小説『オズの魔女記』(グレゴリー・マグワイア) |
映画『ウィキッド ふたりの魔女』は、ブロードウェイの大ヒットミュージカル『ウィキッド』を映画化した作品。童話『オズの魔法使い』および映画『オズの魔法使』(1936年)の前日譚であり、後半では誰もが知るドロシーの旅の裏側を描いています。 アメリカでは2024年11月に公開され、最初の週末で1億1250万8890ドル(約169億円)の興行収入を獲得しました。これは、歴代ブロードウェイミュージカルの映画版としては歴代最高オープニング興収です。 シンシア・エリヴォとアリアナ・グランデという2人の歌姫の圧巻のパフフォーマンスもさることながら、「誰が“善”と“悪”を定義するのか?」という普遍的な問いかけが大きな見どころになっています。
映画『ウィキッド ふたりの魔女』あらすじ【ネタバレなし】
生まれつき緑色の肌を持ち、人々に誤解されて生きてきたエルファバは、足の悪い妹ネッサローズとともにシズ大学に入学します。彼女はそこで、金髪で人気者のグリンダと出会いました。 反目し合っていたふたりは、運悪く寮で同室となってしまいます。いつかオズの魔法使いの右腕として偉大なことをなすことを夢見るエルファバと、ウィンキー国の王子フィエロとの結婚を夢見るグリンダ。ふたりは正反対な性格ながら、少しずつ友情を築いていきます。 そんなあるとき、エルファバの強い魔力を見込んだ学長のマダム・モリブルは、彼女にオズの魔法使いを訪ねるよう言います。チャンスをつかんだエルファバは、親友のグリンダを誘って一緒にエメラルド・シティに向かいますが……。
【ネタバレ】映画『ウィキッド ふたりの魔女』のあらすじ結末

ある日マンチキンの国に「西の悪い魔女が死んだ」という知らせが入ります。彼女の死を祝う人々のもとへ、「南の善い魔女」グリンダが現れ、正式に「西の悪い魔女」の死を告げました。 マンチキンの国の人々が歌い踊りながらお祝いをつづけるなか、グリンダはなんともいえない表情をしていました。 1人の子どもから「悪い魔女と友達だったの?」と聞かれた彼女は「知り合いだった」と、悪い魔女の人生を語りはじめます。
このシーンはパート2の撮影後に撮影されたみたい。グリンダの表情が......。
ウィキッド(西の悪い魔女)にも幼少期があった
「西の悪い魔女」ことエルファバは、マンチキンの国の総督の家に生まれました。しかし彼女の母は夫以外の男と通じており、エルファバは生まれつき肌が緑色でした。その姿から父はエルファバを遠ざけ、熊のダルシーベアが親代わりをしています。 エルファバは乳母のクマに育てられ、母が2人目の子どもを妊娠したとき、父は赤ん坊が今度は子どもが緑色にならないよう、母にオシロイクサをたくさん食べさせました。しかしそのせいで、生まれた妹のネッサローズは生まれつき脚が不自由になってしまったのです。父はそんなネッサを溺愛します。 あるときほかの子どもたちに容姿をからかわれたエルファバは、不思議な力で石を宙に浮かせ、彼らにぶつけました。この力は彼女の感情に反応しているようで、エルファバ自身にもコントロールできませんでした。
エルファバのお母さん役はウェストエンドのミュージカルでエルファバを演じていた女優さんだ!
シズ大学での学生生活

エルファバとガリンダの出会い
場面は変わり、成長したエルファバはネッサに付き添ってシズ大学にやってきます。しかしエルファバは、力をコントロールできず学校中をめちゃくちゃにしてしまいました。その強い魔力を目にしたマダム・モリブルは、エルファバを学校に迎え入れ、特別に個人授業をすると申し出ます。 一方、華やかな容姿で注目を集めてい*ガリンダ。性格が正反対のふたりは、お互いに嫌悪感を抱きますが、寮のルームメイトにされてしまいました。 新たに迎えた大学生活で、エルファバたちは歴史学の講義を受けることに。そこでエルファバは、ヤギのディラモンド教授からオズの国で動物排斥運動の機運が高まっているという話を耳にしました。彼はガリンダの名前をうまく発音できず彼女を「グリンダ」と呼んでいました。
ネッサがお父さんから、お母さんの形見の銀の靴をプレゼントされてたシーンが意味深にアップされてたのにニンマリ......。
ダンスホールで芽生えた恋と友情
あるとき、転校生のフィエロ王子の提案で、生徒たちはダンスホールにくり出すことに。マンチキンのボックはガリンダを誘おうとしますが、彼女は車椅子のネッサを誘うような優しい男性が好き、と体よく彼を追い払います。 ボックに誘われてよろこぶネッサ。一方ガリンダはエルファバを笑い者にしてやろうと黒い三角帽を渡してダンスに誘います。 ガリンダの思惑通り、エルファバはみんなの笑い者に。しかし、そこへマダム・モリブルが現れ、エルファバからお礼のプレゼントだと言ってガリンダに練習用の魔法の杖を渡しました。 周りからの目を気にしないように、気を張っているエルファバがいたたまれなくなったガリンダは彼女と一緒に踊り、ふたりの間に友情が芽生えます。
フィエロが赤ベストじゃないのは原作小説オマージュ?
平穏な大学生活に陰りが......。

そんなある日、ディラモンド教授が、動物に教壇に立つ資格はない、と連れ去られてしまい、ある男が小さな檻に入った子ライオンを連れてきました。彼は檻に入れることで動物は言葉を学ぶ機会を得られず、人間たちの脅威になることはないと説明します。 これに怒ったエルファバは魔法でフィエロ以外の生徒たちを眠らせます。2人は檻を持ち出し、怯える子ライオンを逃がしました。 その後、ガリンダはフィエロが冷たくなった気がするとエルファバに相談します。またネッサもボックが本当はガリンダに思いを寄せていることに薄々気づいていました。 そんなある日、エルファバにオズの魔法使いから招待状が届きます。エルファバとフィエロの親密そうな様子を見たガリンダは、動物排斥運動に反対しているフィエロの気を引くため、ディラモンド教授が彼女をそう呼んでいたように「グリンダ」に改名すると発表しますが、フィエロは興味を示しません。 いよいよ電車に乗り込もうというとき、落ち込んだ表情のグリンダを見たエルファバは一緒に行こうと彼女を誘います。グリンダは一瞬迷ったものの結局一緒に行くことを決意し、電車に飛び乗りました。
ミュージカルだとはじめから「グリンダ」だったけど、これは彼女のキャラクターを表すいい変更!
【結末】ウィキッド(西の悪い魔女)の誕生

エメラルドシティに着いたエルファバとグリンダは、観光を楽しみます。そしていよいよ魔法使いの城へ。大仰な装置の後ろから現れたのは、なんの変哲もない中年男性でした。彼は魔法の書「グリマリー」をエルファバに見せ、読めるか確かめます。 エルファバがそこに書いてある呪文を唱えると、城にいた猿たちの背中から翼が生えました。しかし彼女は彼らの苦しそうな様子に心を痛めます。一方で、オズの国の広報官となっていたマダム・モリブルと魔法使いはこれを見て大喜び。 しかしエルファバは、彼らが動物排斥運動の黒幕であることを知り、魔法使いたちへの協力を拒否します。グリンダは謝ればまだなんとかなるかもしれないと説得しようとしますが、エルファバは魔法使いたちと戦うことを決意しました。 グリンダに一緒に戦ってほしいと手を差し伸べるエルファバ。しかしグリンダは彼女の手を取りません。親友の心情を理解したエルファバは、たった1人、ホウキで空に舞い上がり魔法使いたちに宣戦布告。マダム・モリブルは、エルファバを「西の悪い魔女(ザ・ウィキッド)」として人々の敵だと宣言します。 その放送をシズ大学の面々は複雑な面持ちで聞いています。エルファバの父は倒れ、フィエロは学校を飛び出してどこかへと馬を走らせるのでした。
【結末】エルファバとグリンダが違う道を選んだ理由

憧れのエメラルドシティに到着したものの、オズの魔法使いが動物たちを悪者にして人々の団結を図ろうとしていたことを知ったエルファバとグリンダ。真相を目にしてエルファバは動物たちのために立ち上がることを決意しましたが、親友のグリンダは彼女の手を取りませんでした。 グリンダのこの決断は、一見すると自分の立場のための保身にも見えますが、それ以上の理由があると考えられます。グリンダは、エルファバのように魔法が使えないかわりに、人々の中心に立つ才能があり、劇中でもそれを自覚したふるまいをしていました。彼女の決断は、魔法の使えない自分を受け止める強さと、自分の能力を活かす明晰さに基づいているのかもしれません。 一方、エルファバは生まれた時から肌の色で差別され、そうした社会の悪い面に目を向けやすかったと言えます。だからこそ彼女は動物たちへの迫害を自分事のように感じたはずですし、それに対して社会の構成員から離れ外部から変化を起こすという決断に至ったのでしょう。 いずれにせよ、ふたりは親友が自分とは異なる道を選択しても、「お互いの幸せ」を願い背中を押せるほどの友情で結ばれていることは間違いありません。
映画「ウィキッド」と『オズの魔法使い』のつながり・伏線
「ウィキッド」では、『オズの魔法使い』につながる要素がいくつか登場しました。 わかりやすいところで言えば、エルファバが魔法で生み出した翼のあるサルがいます。彼らは『オズの魔法使い』では、西の悪い魔女の手先として登場しています。また、オズの魔法使いは国中からエメラルドシティにつながる道を作ろうとしていました。これがのちの黄色いレンガの道です。 映画中盤で、エルファバとフィエロは檻に閉じ込められていた子ライオンを逃がします。このライオンは非常に怯えていました。 また童話『オズの魔法使い』では、「東の悪い魔女」は銀の靴を履いていたとされています。これは映画『オズの魔法使』(1939年)ではルビーの靴に変更されているので、そのイメージのほうが強い人も多いかもしれません。 ほかにも“軽薄なフリをしている”フィエロやグリンダに心を奪われているボック、そんなボックの気持ちに気づいているネッサなどが第2部でどのように変化していくのか気になりますね。
ふたりの魔女は表裏一体?性格を解説
グリンダが善人にも悪人にも見えない理由

のちに「南の善い魔女」となるグリンダは、本作では学園の人気者で当初はエルファバと対立し、ほかの学生たちと一緒に彼女を笑い者にしていました。彼女の行いはお世辞にも“善い”とはいえません。 グリンダはものごとの善悪はあまり重要視しておらず、そのとき自分がしたいと思うことをしているようです。エルファバをのけ者にしていたのも、単純に「嫌いだから」という理由だけで、その後のダンスホールのシーンでは、自分がしたことの残酷さを痛感し、エルファバに手を差し伸べています。 このように、グリンダはただ無邪気で、あまり深く考えずに行動しているだけなのかもしれません。しかし無邪気だからこそ、自分の行いを素直に反省し、エルファバと友情を築くことができたのです。彼女はこれから本当の“優しさ”や“善い行い”とはなんなのかを学んでいくのではないでしょうか。 また、エルファバが「西の悪い魔女」に仕立て上げられたように、グリンダも「南の善い魔女」に担ぎ上げられただけなのかもしれません。いずれにせよ、グリンダは友達のために行動できる、年相応の無邪気さをもつキャラクターといえるでしょう。
エルファバはなぜウィキッドになったのか?
映画終盤、エルファバはマダム・モリブルがオズの国中に宣言したとおり、自分が「ザ・ウィキッド」になることを決意します。これには、その少し前のオズの魔法使いの言葉が関係しています。 彼は動物たちを悪者にして排斥運動を行うことで、国民の団結を図っていました。彼は「人々を団結させるには共通の敵が必要」だと言っていました。そこでエルファバは自らが「共通の敵」となって人々を団結させようと考えたのです。 エルファバは父に嫌われ、乳母のクマに育てられました。またヤギのディラモンド教授とも親しくしていたため、動物排斥運動に強く反対します。その気持からフィエロとともに檻に囚われた子ライオンを解放してもいます。 人々の憎悪を自分に向けさせることで、エルファバは動物たちを守ろうとしたのではないでしょうか。
映画「ウィキッド」に続編はある?

ミュージカル『ウィキッド』は第1幕と第2幕に分かれており、映画『ウィキッド ふたりの魔女』では、第1幕までが描かれています。 シズ大学に入学したエルファバとグリンダの出会い、彼女たちの友情が築かれていくまで、フィエロと2人の関係、マダム・モリブルとオズの魔法使いの策略、彼らと戦うことをエルファバが決意するまでが本作では描かれました。 そして第2部では、「ザ・ウィキッド(=西の悪い魔女)」として追われる身となったエルファバの逃亡劇とフィエロやグリンダの動向が描かれるでしょう。またドロシーがオズの国にやってきたことによる影響、そしてエルファバとグリンダの真の友情と硬い約束がもたらす、感動的な結末が予想されます。
原作「ウィキッド」の結末をネタバレ解説
「ウィキッド」は『オズの魔法使い』の前日譚ですが、実はドロシーの冒険とリンクした物語が展開していきます。 ミュージカルでは正式にエルファバの死を国民に告げたグリンダによる回想として、エルファバの人生とグリンダとの友情、そして彼女が「悪い魔女」にされてしまった経緯が語られます。物語のなかで、のちに『オズの魔法使い』に登場するキャラクターのオリジンが語られるシーンも。 「正義とはなにか?」というテーマを掲げ、良かれと思ってしたことが招いた悪い結果と、最初から悪意を持った行いが招いた悪い結果は違うのか?を観客に問いかけます。 第2幕からはドロシーがオズの国にやってきて、彼女の冒険がエルファバたちに影響を与えながら、一部同時進行でストーリーが語られます。 グリンダが思いを寄せていたフィエロは、エルファバに恋をしてしまいました。腹を立てたグリンダは、マダム・モリブルとオズの魔法使いに、「エルファバの弱点は妹のネッサローズ。妹のためならなんでもする」と告げ口します。
マダム・モリブルはネッサローズを竜巻に巻き込むことに。そしてその竜巻でドロシーの家がオズの国まで飛ばされ、ネッサローズは家の下敷きになって命を落としてしまうのです。 ドロシーがオズの国で冒険をくり広げている間、エルファバは衛兵に追われ、彼女を助けるためフィエロが自らおとりになります。そして拷問によって帰らぬ人に。 その後、ドロシーを捕まえたエルファバのもとにグリンダが訪れ、ドロシーを解放するよう説得します。しかしエルファバはそれを拒み、自分を「悪い魔女」にしたまま、グリンダがオズで権力を握ってほしいと懇願。そうして魔法使いとマダム・モリブルに対抗するよう頼みました。 エルファバの死後、彼女の出生の秘密を知ったグリンダは、魔法使いを追放し、マダム・モリブルを牢獄へ。フィエロは脳みそのないカカシとして蘇り、生きていたエルファバとともにオズの国をあとにするのでした。
映画「ウィキッド」の登場人物・キャスト解説

エルファバ役/シンシア・エリヴォ

生まれつき緑の肌と強い魔力を持ち、人々から誤解されて生きてきたエルファバ。しかし足の悪い妹ネッサ・ローズのことを思いやる優しい姉です。生真面目な性格で、いつかオズの魔法使いのもとで偉大な仕事をすることを夢見ています。 演じるのは、『ハリエット』(2019年)でアカデミー賞主演女優賞と歌曲賞にノミネートされたシンシア・エリヴォです。
グリンダ役/アリアナ・グランデ

のちに「南の良い魔女」として知られることになるグリンダ。金髪で容姿が良く、人気者の彼女は、エルファバとお互いをよく知るうちに真の友情で結ばれていきます。ウィンキー国の王子フィエロとの結婚を夢見ており、それが叶うと信じて疑わない楽観的な性格でもあります。 グリンダを演じるのは、ポップスターとして絶大な人気を誇るアリアナ・グランデ。本作が映画初主演となります。
フィエロ役/ジョナサン・ベイリー

フィエロはウィンキー国の王子です。ハンサムですが頭はからっぽで、素行が悪いために数々の大学を追い出されています。シズ大学でエルファバとグリンダに出会い、2人の間で心が揺れます。 フィエロを演じるのは、イギリス出身のジョナサン・ベイリーです。Netflixシリーズ『ブリジャートン家』(2020年〜)などへの出演で知られています。
マダム・モリブル役/ミシェル・ヨー

マダム・モリブルはシズ大学の学長です。エルファバの強い魔力に感心し、「オズの魔法使いの右腕になれる」と、彼女を魔法使いに会わせようとします。 演じるのは、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(2022年)でアカデミー賞主演女優賞を獲得したことも記憶に新しいミシェル・ヨーです。
オズの魔法使い役/ジェフ・ゴールドブラム

「素晴らしき」オズの魔法使いは、大賢者にしてエメラルド・シティの支配者です。しかしその正体は気球に乗ってきたアメリカ人。卑劣な性格で、目的のためには手段を選びません。 そんなオズの魔法使いを演じるのは、ジェフ・ゴールドブラム。「ジュラシック・パーク」および「ジュラシック・ワールド」シリーズなどへの出演で知られています。
ブロードウェイミュージカル版のレジェンドがカメオ出演
『ウィキッド ふたりの魔女』には、ミュージカル『ウィキッド』のオリジナルキャストとしてエルファバを演じたイディナ・メンゼルとグリンダを演じたクリスティン・チェノウェスがカメオ出演しています。 監督のジョン・M・チュウは、米ハリウッド・レポーター誌に「彼女たちに参加してもらわないなんて、ありえなかった」と語っています。「課題は、どのように登場してもらうか、どれだけ協力してもらえるか、そして物語のなかにどれだけ自然に収まるかでした。彼女たちがこの役にもつ象徴的な意味は計り知れません」と、その熱い思いを振り返りました。 メンゼルとチェノウェスは、「オズの最大のスター」として、舞台上でオズの歴史を語る役を演じているようです。
映画『ウィキッド ふたりの魔女』をネタバレ解説しました

大人気ミュージカル待望の映画化『ウィキッド ふたりの魔女』。実力派俳優たちが集結し、すでに公開されたアメリカでは大ヒットを記録しています。原作ミュージカルのファンも、映画で初めて物語に触れる観客も、見逃せない1作。 『ウィキッド ふたりの魔女』は2025年3月7日、日本公開です!