2025年1月28日更新

「サカモトデイズ」主人公は安西先生のパクリ?似すぎな疑惑を検証してみた【SAKAMOTO DAYS】

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サカモトデイズ SAKAMOTO DAYS 坂本太郎
(c)鈴木祐斗/集英社・SAKAMOTO DAYS 製作委員会

アニメも話題のアクション漫画『SAKAMOTO DAYS(サカモトデイズ)』。その主人公・坂本は、白髪のぽっちゃり丸メガネキャラです。この主人公が「スラムダンク」の安西先生に酷似していると話題になっています。 本記事では坂本太郎と安西先生の共通点や相違点から、パクリと言われてしまう理由や実際のところを解説していきます!

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『SAKAMOTO DAYS(サカモトデイズ)』主人公が安西先生に似すぎ?

サカモトデイズ SAKAMOTO DAYS 坂本太郎
(c)鈴木祐斗/集英社・SAKAMOTO DAYS 製作委員会

「サカモトデイズ」初見の人の感想によく見られるのが、主人公・坂本太郎が『SLAM DUNK』の安西先生に似ているというものです。 ネット上にはそれをネタにしたコラ画像や動画も散見されます。また、どう似ているのか、似ていないのか、比較検証している動画もあるほど。 似ているかどうかの判断基準は人それぞれだと思いますが、こういった扱い方をされているということは、それだけ両者が似ていると感じている人が多いということです。 2025年1月からはアニメもスタートし、作品の注目度が上がっています。これに伴い、2020年の連載開始当初に話題となった坂本と安西先生が似ている説が再度話題になっているようです。

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丸メガネぽっちゃりおじさんキャラをデフォルメするとどうしても安西先生に似ちゃう気がするから、もっと違うキャラデザがよかったのでは?

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安西先生風のおじさんが元殺し屋ってどういうこと!?って気になって読み始めたから、そういう戦略だったのかなと思っている。

「サカモトデイズ」坂本太郎とは

サカモトデイズ SAKAMOTO DAYS 坂本太郎
(c)鈴木祐斗/集英社・SAKAMOTO DAYS 製作委員会

「サカモトデイズ」は元・伝説の殺し屋の坂本太郎が主人公のバトルアクション漫画です。家族のために殺し屋を引退して坂本商店を営んでいる坂本ですが、殺しの腕はいまだ健在。平和な暮らしを守るために、坂本は襲来する殺し屋の刺客と戦うことになります。 引退後、ぽっちゃりしてしまった坂本。しかし、戦闘が続きカロリーを消費すると一時的に現役時代のスリムな体型に戻るというのが彼の最大の特徴です。 白髪をお団子でまとめていて、丸メガネをかけているのが普段のスタイル。スリムになると普段見えない瞳が描写されることが多くなります。

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「スラムダンク」安西先生とは

「スラムダンク」に登場する安西先生は、主人公・桜木花道たち湘北高校バスケットボール部を導く監督です。フルネームは安西光義(あんざいみつよし)。「あきらめたらそこで試合終了ですよ」の名言でも知られる名将ですね。 彼は物腰柔らかでまるで仏のような監督。ピチッとセットした白髪とひげに、メガネをかけています。桜木に二重顎をタプタプされても「ホッホッホ」と穏やかに微笑んでいる好々爺といった雰囲気です。 マスコットキャラのようなかわいさもありますが、安西先生は実は元日本代表選手。かつては鬼監督として名を馳せた、名指導者でもあります。

坂本太郎と安西先生の共通点

SAKAMOTO DAYS サカモトデイズ 坂本太郎 シン
(c)鈴木祐斗/集英社・SAKAMOTO DAYS製作委員会

坂本太郎と安西先生が似ているとされる理由は、やはりビジュアルでしょう。白髪・口ひげ・メガネ・タプタプできる丸い顔、といった共通点が挙げられます。 また、メガネと眉毛・鼻・ヒゲといった顔のパーツの配置もそっくり。とくにデフォルメ時の姿は、よく似ています。ただ、じっくりと見比べてみると、坂本は縦長の楕円形、安西先生はまん丸と、顔の形に関しては少し違いがあるようです。 身長は坂本が188cm、安西先生が175cmと大きく違いがあるものの、ぱっと見た際のぽっちゃり感は同じ。坂本は店のエプロンでお腹のふくらみがややごまかされていますが、スーツを着れば安西先生と同じようなシルエットになりそうです。

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外見以外の要素は似ている?

サカモトデイズ SAKAMOTO DAYS 坂本太郎
(c)鈴木祐斗/集英社・SAKAMOTO DAYS 製作委員会

坂本は元凄腕の暗殺者、安西先生は元日本代表の名将と、その見た目から想像できない実力者であるという点は似ています。また、寡黙で感情があまり表に出ないという点も共通点でしょう。しかし、キャラクター性という点では両者は似ていません。 坂本は主人公なので当然といえば当然ですが、物語の中心人物として作品を動かしています。家族思いなところや、意外と面倒見が良いところなど、人柄もしっかり描写されています。 一方で安西先生はあくまで湘北バスケ部を影で支える存在。サブキャラという立ち位置なので、メインキャラに比べれば描写も多くありません。 外見が似ている点を除けば、坂本と安西先生は似ていないと言えるでしょう。

作者・公式はパクリを否定している?

サカモトデイズ SAKAMOTO DAYS 坂本太郎
(c)鈴木祐斗/集英社・SAKAMOTO DAYS 製作委員会

「サカモトデイズ」作者の鈴木祐斗先生や掲載誌の『週刊少年ジャンプ』側からは、坂本が安西先生をもとにして生み出されたということは否定されているそうです。 ネット上では、インタビューでの「安西先生というキャラクターに対する尊敬の念は持っていますが、直接的な影響を受けたわけではありません」という先生の発言。また、出版社側が「安西先生との類似点は偶然の一致に過ぎません」と発表したという情報がありました。 しかしこれらについて、明確なソースを2025年1月現在、見つけられていません。とはいえ、そもそも問題があると判断していれば、作品発表に至っていないはず。作品にゴーサインが出ている時点で、公式側は別キャラと認識していると考えるのが自然です。

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結論:「サカモトデイズ」は安西先生のパクリではない

サカモトデイズ SAKAMOTO DAYS 坂本太郎
(c)鈴木祐斗/集英社・SAKAMOTO DAYS 製作委員会

近年、イラスト界隈ではトレパク問題が頻発していることもあって、読者は似ているキャラクターを見かけるとついつい「パクリではないか?」と懐疑的になってしまうのかもしれません。 しかし、そもそもの作品ジャンルの違いやキャラクター性の違いなどを見ていくと、坂本太郎と安西先生は単にビジュアルが似ているだけと考えるのが妥当でしょう。 安西先生っぽいおじさんを見ると、多くの人は無害で温厚そうな人物を想像します。そのフィルターがあるからこそ、安西先生っぽい坂本が実はめちゃくちゃ強い暗殺者というギャップが生きて、作品の面白さにもつながります。 安西先生を知っている人はそのギャップを味わいつつ、全く別人である坂本の活躍を純粋に楽しみましょう!

「サカモトデイズ」安西先生っぽいのに最強な坂本から目が離せない!

「サカモトデイズ」坂本太郎と「スラムダンク」安西先生について、両者の共通点や違いを解説してきました。戦いが苛烈になるにつれて、メインは痩せ坂本になってきます。そのかっこいい活躍をぜひ漫画やアニメで楽しんでみてください!