2025年2月7日更新

2025年日本アカデミー賞を予想!注目すべきノミネート&受賞作を紹介【第48回】

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第48回日本アカデミー賞
© ciatr

日本の映画界最大の祭典・日本アカデミー賞。話題を呼び、高い評価を受けた作品に送られる賞は日本映画界最高の名誉です。 この記事では、第48回日本アカデミー賞のノミネート作品を紹介。さらにその中から、注目作品をピックアップしていきます。

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2025年日本アカデミー賞の授賞式はいつ?

2025年1月21日に、日本アカデミー賞の15部門の優秀賞および新人俳優賞が発表されました。このなかから最優秀賞が選ばれます。 第48回日本アカデミー賞授賞式は、3月14日に行われます。司会は羽鳥慎一と安藤サクラが務め、日本テレビ系で生放送されます。

注目作1:『正体』(2024年11月29日)

優秀賞一覧 優秀作品賞:『正体』 優秀監督賞:藤井道人 優秀脚本賞:小寺和人 , 藤井道人 優秀主演男優賞:横浜流星 優秀助演女優賞:山田杏奈 , 吉岡里帆 優秀助演男優賞:山田孝之 新人俳優賞:山田杏奈 , 森本慎太郎 優秀撮影賞:川上智之 優秀音楽賞:大間々昴 優秀美術賞:松本真太朗 優秀録音賞:米沢徹 , 浜田洋輔 優勝照明賞:上野甲子朗

最多12部門13の優秀賞に輝いた『正体』。染井為人の小説を原作に、殺人事件の容疑者として逮捕され、死刑判決を受けた男が脱走し、潜伏をつづける様子を描いたサスペンスドラマです。 2022年のドラマ版とは違う、原作に忠実なストーリーで、主演の横浜流星の演技が光ります。また、助演女優賞に2人、新人俳優賞に2人と、とにかくキャスト陣の演技が高い評価を受けている本作。優秀賞と同様に、最優秀賞も最多受賞となるのか注目が集まります。

注目作2:『ラストマイル』(2024年8月23日)

優秀賞一覧 優秀作品賞:『ラストマイル』 優秀監督賞:塚原あゆ子 優秀脚本賞:野木亜紀子 優秀主演女優賞:満島ひかり 優秀主演男優賞:岡田将生 優秀撮影賞:関毅 優秀編集賞:板部浩章 優秀音楽賞:得田真裕 優秀録音賞:西條博介

ドラマ『アンナチュラル』(2018年)、『MIU404』(2020年)の監督・塚原あゆ子と脚本・野木亜紀子のコンビが送るサスペンスドラマ『ラストマイル』。前述2作とつながる展開、キャラクターの登場でファンから熱い支持を受けました。 緊迫感のあるストーリーと真犯人の正体、主演2人をはじめ、『アンナチュラル』、『MIU404』のキャラクターたちの活躍など見どころ満載。 一躍注目を集めた監督&脚本コンビの受賞の行方や、主演の満島ひかりと岡田将生のダブル受賞なるかに注目です。

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注目作3:『キングダム 大将軍の帰還』(2024年7月12日)

優秀賞一覧 優秀作品賞:『キングダム 大将軍の帰還』 優秀監督賞:佐藤信介 優秀主演男優賞:山崎賢人 優秀助演男優賞:大沢たかお 優秀撮影賞:佐光朗 優秀音楽賞:やまだ豊 優秀美術賞:小澤秀高 優秀録音賞:横野一氏工 優勝照明賞:加瀬弘行 優秀編集賞:今井剛

大人気「キングダム」シリーズ第4作。中国戦国時代を壮大なスケールで描く本シリーズ、ストーリーやキャラクターの魅力はもちろん、大迫力の戦闘シーンで高い評価を受けています。 撮影賞、照明賞、音楽賞など、テクニカルな部門で多数ノミネートしており、それらの受賞の行方に注目が集まります。キャスト陣では、主演男優賞にノミネートされている山﨑賢人と助演男優賞の大沢たかおのダブル受賞となるのでしょうか。

注目作4:『侍タイムスリッパー』(2024年8月17日)

優秀賞一覧 優秀作品賞:『侍タイムスリッパー』 優秀監督賞:安田淳一 優秀脚本賞:安田淳一 優秀主演男優賞:山口馬木也 優秀撮影賞:安田淳一 優秀編集賞:安田淳一 優勝照明賞:安田淳一 , はのひろし , 土居欣也

制作費わずか2600万円と超低予算で時代劇要素を多く取り込んだことでも話題の『侍タイムスリッパー』。わずか1館での公開から口コミで高い評価を受け、2025年現在は全国100館以上で上映されています。 監督の安田淳一が、脚本、撮影、編集のほか、多数の部門を1人で担当したことでも話題に。幕末を生きる侍が現代にタイムスリップしてくるという、一見ありふれた設定ながら、次第にトーンが変化していくストーリーも必見。インディーズ映画として第2の「カメ止め」となれるのか注目です。

注目作5:『ルックバック』(2024年6月28日)

優秀アニメーション作品賞 『ルックバック』

藤本タツキによる読み切り漫画を原作に、同じく藤本原作の『チェンソーマン』(2022年)アニメ化の際に悪魔のデザインを手掛けた押山清高がメガホンをとった『ルックバック』。 ひたむきに漫画を描きつづける少女2人のストーリーはもちろん、原作漫画の強みを活かし、疾走感や臨場感を活き活きとと表現した映像が魅力です。声の出演は、近年の若手俳優のなかでも注目を集める河合優実(藤野役)と、吉田美月喜(京本役)。 ほかのノミネート作がシリーズものや過去に実写映画・ドラマ化されたものが多いなかでの健闘が期待されます。

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【優秀作品賞】2025年日本アカデミー賞一覧

優秀作品賞 『キングダム 大将軍の帰還』 『侍タイムスリッパー』 『正体』 『夜明けのすべて』 『ラストマイル』

【優秀アニメーション賞】2025年日本アカデミー賞一覧

優秀アニメーション作品賞 『がんばっていきまっしょい』 『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』 『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』 『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』 『ルックバック』

【優秀主演男優賞】2025年日本アカデミー賞一覧

優秀主演男優賞 綾野剛(『カラオケ行こ!』) 草彅剛(『碁盤斬り』) 山口馬木也(『侍タイムスリッパー』) 山﨑賢人(『キングダム 大将軍の帰還』) 横浜流星(『正体』)

【優秀主演女優賞】2025年日本アカデミー賞一覧

優秀主演女優賞 石原さとみ(『ミッシング』) 上白石萌音(『夜明けのすべて』) 河合優実(『あんのこと』) 草笛光子(『九十歳。何がめでたい』) 満島ひかり(『ラストマイル』)

【優秀監督賞】2025年日本アカデミー賞一覧

優秀監督賞 佐藤信介(『キングダム 大将軍の帰還』) 塚原あゆ子(『ラストマイル』) 藤井道人(『正体』) 三宅唱(『夜明けのすべて』) 安田淳一(『侍タイムスリッパー』)

サブスクで配信中の日本アカデミー賞受賞作

アマプラで配信中の作品一覧

アマプラで配信中 『夜明けのすべて』 『あんのこと』 『カラオケ行こ!』 『碁盤斬り』 『八犬伝』 『ゴールデンカムイ』 『ルックバック』 『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』 『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』

プライムビデオでは、独占配信中の『ルックバック』のほか、『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』と、最優秀アニメーション作品賞ノミネート5作中3作を観ることができます。 また、作品賞、監督賞、主演女優賞にノミネートされている『夜明けのすべて』、脚本賞、主演女優賞、助演男優賞ノミネートの『あんのこと』も配信中。脚本賞、主演男優賞、音楽賞のほか、齋藤潤が新人俳優賞にノミネートされている『カラオケ行こ!』にも注目。 そのほか、草彅剛が主演男優賞にノミネートされている『碁盤斬り』、内野聖陽が助演男優賞、土屋太鳳が助演女優賞にノミネートされている『八犬伝』なども配信されています。 ただし、一部は有料レンタルとなっていますので、ご注意ください。

Netflixで配信中の作品一覧

Netflixで配信中 『正体』 『夜明けのすべて』 『カラオケ行こ!』 『ミッシング』 『ゴールデンカムイ』 『十一人の賊軍』(3月1日から) 『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』

Netflixでは、最多ノミネートの『正体』を配信中。また作品賞と主演女優賞にノミネートされている『夜明けのすべて』、石原さとみが主演女優賞にノミネートされている『ミッシング』も配信中です。 また綾野剛が主演男優賞にノミネートされている『カラオケ行こ!』、作品賞と主演男優賞(山﨑賢人)の行方が注目される『ゴールデンカムイ』、最優秀監督賞アニメーション作品賞にノミネートノミネートされている『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』にも注目です。

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第48回日本アカデミー賞(2025年)注目作を解説しました

2024年1月1日から同年12月31日までに公開された作品を対象に、選考される日本アカデミー賞。今年はどんな作品が栄誉に輝くのでしょうか。 第48回日本アカデミー賞授賞式は、2025年3月14日(金)よる9時から日本テレビ系で放送されます。