映画「キングダム4/大将軍の帰還」結末までネタバレあらすじ解説!原作のどこまでが描かれる?

邦画界のトップランナーとして、多くの人々から支持されている「キングダム」シリーズ。2024年7月に公開された「キングダム4/大将軍の帰還」も大きな話題となりました! そこでこの記事では、そんな「キングダム4」のあらすじをネタバレありで徹底解説!原作のどこからどこまで描かれているのか、あの名シーンは登場するのか。気になる情報をあますことなくお伝えしていきます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。
映画「キングダム4/大将軍の帰還」あらすじ
映画『キングダム3 運命の炎』で描かれた、秦と趙による「馬陽の戦い」。「キングダム4」では、その戦いの結末までが描かれます。 前作のラストで趙の総大将・龐煖(ほうけん)に急襲された信たちは、その圧倒的な強さに打ちひしがれ、戦地からの脱出を試みることに。さらに、趙側では龐煖のみならず、最強軍師として名高い李牧の企みも動き始めます。 そして王騎と龐煖の間にある因縁も明らかになっていき、秦と趙は馬陽の地で激戦を繰り広げることになるのでした。
映画「キングダム4」では原作のどこからどこまでが描かれる?
「キングダム3」では馬陽の戦いの導入から龐煖との遭遇、単行本13巻までの内容が描かれました。「キングダム4」には前作のラストから馬陽の戦いが決着するまで、単行本14巻から16巻の内容が描かれています。 こちらは原作ファンの間でも特に人気が高いエピソードのひとつです。ここでは作中屈指の人気を誇る王騎を中心に、熱く感動的な物語が繰り広げられていきます。 映画版も今まで以上に気合いの入った演出やアクションが盛り沢山です!「キングダム4」は実写シリーズのなかでも特に高い評価を得ている、ファン必見の名作に仕上がっています。
映画「キングダム4/大将軍の帰還」結末までのネタバレあらすじ
作中でも屈指の名エピソードを実写化した「キングダム4/大将軍の帰還」。ここからはそんな本作のあらすじを、ネタバレありで徹底解説していきます! 物語の重要ポイントをしっかりピックアップし、起承転結をわかりやすく紹介。信や王騎たちはいったいどんな激戦を繰り広げ、どんな結末を迎えることになるのか。原作と比較しながら、映画版のストーリーをチェックしてみてください!
起:最強の敵登場!追い込まれる信たち

圧倒的な武力を見せつける龐煖
趙の総大将を務める龐煖の夜襲を受けた飛信隊の面々。信は羌瘣とタッグを組み迎え撃ちますが、まったく歯が立たずに敗北を喫してしまいます。追い詰められた飛信隊は撤退を決めたものの、さらなる攻撃を受けることに。 尾平と尾到は大ダメージを負った信を救うため、彼を担ぎながら逃亡。何とか信を守り抜くことに成功した2人ですが、この戦いで受けた傷が原因で尾到が息を引き取ってしまいます。
秦国の主力・蒙武がピンチに!?
必死の逃亡劇を終えた翌朝、改めて集結した飛信隊。尾到をはじめ数多くの仲間たちが死に、その数は半分以下にまで減ってしまいました。ですが、悲しみに暮れているわけにはいきません。彼らは戦場へ戻るため、武器を手に立ち上がります。 その頃、戦地では秦国の主力である蒙武軍が窮地に立たされていました。蒙武は龐煖の首を取ろうとその後を追っていったのですが、これは彼を引き付けるための罠。蒙武軍は策略にまんまとハマり、敵軍に囲まれてしまいます。
承:王騎や飛信隊が戦場に集う

匂わされる李牧の危険性
戦況が大きく変化していくなか、大局を見守る王騎は蒙武を罠にハメたある人物のことを気にかけていました。それと呼応するかのように、秦国を訪れた楊端和の口からもその人物の名が語られます。 彼らが脅威と感じている相手は李牧。のちのち秦国を追い詰めていく智将、趙における最強の軍略家でした。彼の策略で戦局が乱されていくなか、王騎は危険性を感じながらも、蒙武軍を救うために戦場へ切り込んでいきます。
王騎vs龐煖!猛者たちの一騎打ち
王騎と騰に加え、飛信隊もこの戦いへ参加します。両軍の争いが進行していくなか、王騎と龐煖、互いの軍を率いる大将たちが一騎打ちをすることに。互角の戦いを見せる2人ですが、龐煖がある人物の名を出した途端に王騎の動きが変わり始めます。 その人物の名は摎(きょう)。かつて王騎と共に戦っていた女性で、「戦いの天才」とも言うべき優れた才能の持ち主でした。どうやら王騎・摎・龐煖、この3人には深い因縁があるようなのです。
転:王騎と摎の過去とは?因縁深き戦いは最終局面へ

王騎と摎の約束
摎はもともと王騎の屋敷に仕える召使いの子でした。彼女は戦の才能に恵まれており、戦場で活躍する猛者に成長。六大将軍の一角を任されるほどの大出世を果たすのですが、その裏には王騎とのとある約束が隠れていました。 彼女は幼い頃、「100個の城を落としたら王騎の嫁にしてもらう」と約束していたのです。摎はこの誓いを果たしてもらうため、必死に戦い続けてきたのでした。そして100個目の城を落とす戦いに臨んだ矢先、まさかの事態が巻き起こってしまいます。
龐煖との決着は!?いよいよクライマックスへ
100個目の城・馬陽を落とす戦いにおいて、なんと摎が龐煖に討たれてしまったのです。明るい未来を目前に降りかかってきたまさかの結末。これ以来、王騎の胸には摎を殺した龐煖への怒りがくすぶり続けることに……。 そして場面は再び現在へ。王騎は摎の仇を取ろうと龐煖に猛攻を仕掛けます。トドメの一撃がついに届くか……と思われたその時、数え切れないほどの兵たちを率いた李牧が登場。多勢の援軍が現れ、王騎は窮地に追い込まれてしまいます。
結末:馬陽の戦いがついに決着!衝撃のラスト

王騎はどうなる?戦いがついに決着
李牧が連れてきた援軍で戦況が一変し、王騎たちは敗北目前の状態になってしまいました。しかし、王騎はそれでも諦めず龐煖と刃を交えます。王騎はその気迫で勝利目前まで迫りますが、敵軍の矢が背中に刺さり形勢逆転。そこで龐煖の一撃を受け、王騎は大ダメージを負ってしまいます。 そんな2人のあいだに信が割って入り、そのまま王騎を連れて逃走。何とか戦場を離れることに成功しますが、王騎は自身の死を悟ったのか信に様々な助言と愛用の矛を与えます。騰をはじめとする仲間たちにも言葉を残し、王騎はその生涯に幕を下ろすのでした。
大将軍の帰還
全ての戦いを終え、信たちは王騎の亡骸と共に咸陽へ戻りました。数多くの仲間を失ったことで、そこにいる多くの者が下を向き落胆した様子を見せます。それを見た信は周囲を鼓舞するかのように、「王騎将軍は首を取られず都に戻った」「将軍として都に帰還したんだ」と声をかけました。 秦国にその名を刻む大将軍・王騎。彼は死してなお堂々と都へ戻り、部下たちの背を押す将軍としての役目を全うしたのでした。
エンドロール後は?「キングダム5」の製作は発表された?
「キングダム5」の製作については、本作のエンドロールでも特にふれられていません。「キングダム4」が「最終章」と銘打たれていたため、実写シリーズの製作はいったんストップしたものと思われます。 しかし、大人気を誇る本シリーズがこのまま終了するとは思えません。一部週刊誌には「キングダム5の撮影が予定されている」という記事が掲載されたこともあります。原作人気もまだまだ衰えていない作品なので、続編が作られる可能性は十分ありそうです。
映画「キングダム4」の見どころ・名場面を振り返る!
因縁の両者・王騎と龐煖

王騎には摎(きょう)という許嫁の女性がいました。実は彼女の命を奪った犯人こそが、趙軍で総大将を務めている龐煖なのです。つまり、王騎にとって龐煖は、いつか倒さねばならない因縁の敵。そのため2人の戦いでは、いつも以上に迫力ある王騎の姿が描かれていました。 映画版でも、このシーンでは今までにない王騎の姿が描かれることに。彼は作中最強とも言われている龐煖を相手に、気迫あふれる姿で応戦。「キングダム4」における1番の山場とも言える戦いとなっており、鳥肌必至のアクションシーンに仕上げられていました。
幻の六大将軍”摎”と明かされる王騎の過去

王騎と摎は幼い頃からともに育った幼馴染でした。彼女は「お城を100個取ったら王騎様の妻にしてください」と頼み込んでおり、それを叶えるために王騎と肩を並べる将軍へと成長していきます。 そして念願となる100個目の城、馬陽へと攻め込んでいったのですが、そこで龐煖に殺されることに。王騎のなかに眠る悲しみが明かされるこのエピソードは見応え抜群。作中でも屈指の泣けるエピソードになっており、映画内でも特に印象的なシーンとして描かれていました。 王騎役を務める大沢たかおと摎役を務める新木優子、名優として名高いふたりの演技も相まって、心に残る感動的な場面になっています。
尾到の死・信と尾兄弟の絆

飛信隊のメンバーとして、長らく信を支えてきた尾兄弟。「キングダム4」では、彼らと信の深い絆が描かれることに。飛信隊は最強レベルの戦力を誇る龐煖と衝突し逃亡を図るのですが、ここで重要な役割を担うのが尾兄弟でした。 尾到が信を守り抜き死んでいくシーンは、涙なしには見れない名場面となっています。映画「キングダム」シリーズと言えば、その熱さはもちろん「泣ける」話も多いことで有名です。あまり目立たない尾兄弟ですが、本作では彼らの活躍にぜひとも注目してみてください。
天下の大将軍・王騎から信へ
馬陽の戦いで描かれる王騎の死。「キングダム4」のラストには、この名場面が描かれました。天下の大将軍が息絶えるシーンは非常にショッキングで、連載当時も数多くのファンに衝撃を与えています。 また、王騎が信に「将軍の見る景色」を伝えたシーンや、ともに戦い抜いてきた矛を託すシーンは作中でも屈指の名場面です。「キングダム4」ではハイクオリティな演出と演技で、この場面をしっかり再現していました。 王騎と信たちが別れる一連のシーンはもちろん、映画のラストを締めくくる「帰還」シーンも最高の出来。「キングダム4」を観終わったとき、あなたの頬には熱い涙が流れているはずです。
歴代最高傑作「キングダム4」!続編にも期待

原作でもトップクラスの人気を誇る名エピソードを実写化し、歴代シリーズのなかでも特に高い評価を受けている「キングダム4」。 涙なしには観られない最高の物語と熱い名演が光る本作。興行収入も好成績を叩き出し、続編となる「キングダム5」の製作にも期待がかかっています。これを機に「キングダム4」を改めてチェックし、自分なりに続編の内容を予想してみてはいかがでしょうか!