『ガンニバル』白銀(しろがね)の正体や最後について解説!死亡するのか?誰の子?
実写版も好評を博し、その注目度が改めて上昇している漫画『ガンニバル』。 この記事では本作における重要キャラのひとり、「あの人」こと白銀(しろがね)について徹底解説!基本的なプロフィールはもちろん、家族関係や死亡説の真偽など、気になるポイントをしっかり紹介していきます。 ※この記事は『ガンニバル』の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。
『ガンニバル』あの人・白銀のプロフィール
年齢 | 不明 |
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所属 | 後藤家 |
家族構成 | 母:後藤銀 父:後藤金次もしくは神山正宗 |
キャスト | 澤井一希 |
作中で「あの人」と呼称される、謎の老人・白銀(しろがね)。供花村を牛耳る後藤家の象徴的存在で、普段は地下の座敷牢で暮らしています。言葉もおぼつかず意思があるかどうかも不明瞭ですが、一族が危機に陥ると驚異的な身体能力を解放。化け物のような強さを発揮します。 村人からは「現人神」として畏怖の念を向けられているようです。
白銀は人を喰う?なんの病気なのか
白銀は年に1度行われる奉納祭において、後藤家で管理している子供を食べています。彼は人間を食料と認識しているのですが、そこには幼少期の暮らしが深く関わっているようです。 かつて、白銀の母である銀は生贄として山の木に縛り付けられるも、神山吉宗の手により逃げることに成功。そののち彼女は白銀を出産します。母となった銀は山に来た人間を狩り、その肉を食料として振る舞っていました。これにより、白銀のなかで「人間=食料」という認識が確立することに。 その価値観は今でも揺らいでおらず、年老いてからも「人間こそが主食である」という考えがこびりついているのです。しかし、そんな暮らしを送っていたせいで、彼は幼い頃とある病気にかかってしまいます。
クールー病とは
幼少期の白銀は「クールー病」という病気に罹患。これはパプアニューギニアで見られる風土病で、食人が原因で発生する治療不可能な病と言われています。 しかし、白銀は奇跡的にこの病気から生還することに。ただ、クール―病の後遺症なのか、常に意識が曖昧な状態になってしまいました。ちなみに、彼の母にあたる銀もこの病気にかかっていたと判明済み。さらに、過去には他の村民にも似たような症状が出ていたことがわかっています。
白銀の正体を解説!誰の子で藍との関係は?
誰の子?
前述したように、白銀は後藤家の当主を務めていた後藤銀の実子だと判明しています。しかしながら、その父親ははっきりとしていません。出産前の彼女は後藤家の当主候補だった後藤金次、そして神主の息子である神山正宗と関係を持っていました。 そのため、どちらが白銀の父親なのか判断ができず、そこについては明言されていないのです。ただ、「白銀」という名前を与えたのは正宗ということが判明済み。この情報をはじめとする作中の描写から、「父親は正宗ではないか」とする説が有力となっています。
藍との関係
後藤家の次期当主とされる恵介と、その弟にあたる洋介。彼らの母として登場するのが後藤藍です。彼女はもともと白銀に捧げられる生贄候補でしたが、銀に認められ名前と戸籍を手にします。その後、のちに供花村の村長となる後藤清と結婚することに。 しかし、彼は子供を成せない体だったため、藍は白銀と関係を持たされてしまいます。その結果生まれたのが、恵介と洋介。つまり2人は白銀の実子で、清とは血が繋がっていないのです。
白銀は死ぬ?最期のシーンを解説!
結論から言うと、白銀は12巻に収録されたエピソードで死亡しました。この話のなかで、主人公・阿川大悟の娘にあたるましろが、白銀への生贄にされてしまいます。白銀はましろを食べようとしますが、彼は涙を流していました。 それを見たましろが「泣かないで」とつぶやくと、白銀は自身の行いに罪を感じたのか、突如嘔吐。そこを恵介が狙撃し、その銃弾が白銀の頭を貫きます。後藤家の面々は恵介を殺そうとしますが、白銀はそれを制止し、「生きる」と呟きながら自らの腕を食べて死亡。 さらに、恵介の友人にあたる岩男が暴走し、白銀の頭をバラバラにしてしまいます。これまで数多くの人々を食してきた白銀は、その代償を払うかのように無惨な最期を迎えたのでした。
白銀とましろの関係とは?なぜましろは食べられなかった?
白銀の生贄になりかけたましろ。順当に考えれば、白銀は彼女の優しさで食人に罪深さを感じ、食べることをやめたと捉えることができます。ただ、そこには別の理由があったのかもしれません。実は作中の随所で、ましろと白銀に深い繋がりがあると匂わされているのです。 物語のなかで2人はたびたび接触するうえ、ましろの目が白銀と同じ「白」に変化するシーンも存在。さらに、名前に「白」が含まれている点も、大きな共通点となっています。そして特筆すべきは最終回。なんとましろが血を舐めてほほ笑む、意味深な場面が描かれているのです。 それはまるで、ましろが白銀の思想を受け継いで、「食人」に目覚めたことを示唆するかのよう。もしかしたら白銀とましろは「人を食料と捉える本能」、同じ心を胸に宿す同士のような存在だったのかもしれません。 白銀が彼女を食べなかった背景には、この仲間意識が関わっていた可能性もありそうな予感。それを考慮すると、白銀が死ぬ直前につぶやいた「生きる」という言葉には、「自分の意思はましろのなかで生きる」というメッセージが込められていたと考えることもできそうです。
ドラマ『ガンニバル』あの人・白銀役は澤井一希!
ドラマ『ガンニバル』で白銀役を担当したのは、俳優の澤井一希です。大人気婚活サバイバル番組『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン2に出演していたイケメンで、白銀とは似ても似つかぬ容姿をしています。 彼は世界中が注目する特殊メイクアーティスト・JIROの手により、おどろおどろしい白銀に変貌。そのメイクの様子が動画で公開されると、その変わりぶりが大きな反響を呼びました。
『ガンニバル』あの人・白銀にまつわる謎を解説しました!
大人気漫画『ガンニバル』の中心人物のひとり、「あの人」こと白銀。 彼にまつわるエピソードはどれも恐ろしく、それゆえに目が離せない狂気的な魅力にあふれています。原作漫画やドラマをチェックし、白銀の生き様をその目で確かめてみてください!