映画『ルノワール』あらすじ・キャスト解説!早川千絵監督が11歳の少女の揺れ動く感情を繊細に描く

『PLAN 75』で鮮烈なデビューを果たした早川千絵監督の3年ぶりの新作であり、長編第2作目となる映画『ルノワール』が2025年6月20日に全国公開されます。 本記事では映画『ルノワール』のあらすじやキャスト情報、見どころなどを解説していきます。
映画『ルノワール』作品概要・あらすじ解説
タイトル | 『ルノワール』 |
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公開日 | 2025年6月20日 |
上映時間 | ₋ |
監督 | 早川千絵 |
キャスト | 鈴木唯 , 石田ひかり , リリー・フランキー , 中島歩 , 河合優実 |
映画『ルノワール』のあらすじ

舞台は1980年代後半の日本。11歳の少女・フキ(鈴木唯)は、母・詩子(石田ひかり)、父・圭司(リリー・フランキー)と共に郊外で暮らしています。 大人たちを感心させるほど豊かな感性を持つ彼女は、想像を膨らませながら独自の世界を自由気ままに生きていました。特に周囲の大人が抱える事情を覗き見るのは、刺激的で面白く、フキは好奇心の赴くまま彼らの人生を観察するようになります。

しかし闘病中の父と、仕事で多忙を極める母の関係が悪化していくと同時に、平穏だったフキの日常は崩れ始めていき……。
映画『ルノワール』キャスト・登場人物を解説

沖田フキ役/鈴木唯

想像力豊かでマイペースな11歳の少女。学校の教師も一目置く豊かな感受性を持っていて、想像力を膨らませては空想の世界に浸っています。母は仕事で忙しく、父親は闘病中。 主人公の少女・フキを演じているのは、オーディションによって選出された新人・鈴木唯。映画初出演にして主演を務めた映画『ふれる』(2024年)に続き、本作が2度目の主演作品となります。
沖田詩子役/石田ひかり

フキの母親。闘病中の夫に代わり家計を支えるため、仕事に追われる日々を過ごしています。 フキの母・詩子を演じたのは、俳優の石田ひかりです。近年の主な出演作品には、映画『ブルーピリオド』(2024)、ドラマ『続・続・最後から二番目の恋』(2025)などがあります。
監督・脚本は『PLAN 75』の早川千絵

映画『ルノワール』のメガホンを取ったのは、『PLAN 75』(2022)の早川千絵です。 本作は第75回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で新人監督に贈られるカメラドール特別賞を受賞した『PLAN 75』に続き、2作目となる長編監督作品。前作同様にカンヌ国際映画祭のコンペティション部門への出品が決まっています。 また本作では脚本も担当し、想像力豊かな11歳の少女の揺れ動く心情を繊細に描きだしました。
映画『ルノワール』の見どころ

フキから見た大人たちの人生

マイペースな主人公・フキが、大人たちの抱える孤独や痛みに触れながら、少女から大人へと少しずつ成長していく様子を描いた本作。 フキの成長過程はもちろん、様々な事情を抱えた大人たちのドラマも注目ポイントです。はたして無垢な少女の瞳に、必死に人生を生きる大人たちの姿はどう映るのでしょうか。
話題の俳優から実力派まで揃う豪華キャスト

主人公の両親役として存在感を放つ石田ひかり、リリー・フランキーをはじめ、『ナミビアの砂漠』(2024)の河合優実、TVドラマ『ライオンの隠れ家』(2024)の坂東龍汰といった注目の俳優たちも数多く出演している本作。

新人・鈴木唯の瑞々しい演技と主演級の実力派俳優たちの演技が、どのような化学反応を起こしてくれるのか楽しみです。
映画『ルノワール』の公開日は2025年6月20日

ただ自由気ままに生きてきた少女が、大人たちとの関わりを通して成長していく姿を色鮮やかに描いた映画『ルノワール』。 11歳の少女はいったい何を見て、何を感じるのか、ぜひ劇場で確かめてみてください。 映画『ルノワール』は2025年6月20日全国公開です。