2025年5月28日更新

映画『君の顔では泣けない』の原作あらすじをネタバレ!高橋海斗&芳根京子演じる異色の入れ替わり劇を解説

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映画 君の顔では泣けない 芳根京子 高橋海人 
©️2025「君の顔では泣けない」製作委員会

男女の入れ替わりを描く作品としては異色の、15年間もの入れ替わりを描く映画『君の顔では泣けない』が2025年11月に公開予定です。 高橋海人&芳根京子のダブル主演で主人公たちの繊細な感情表現を描き出す本作の注目ポイントはどこなのでしょうか。 この記事では映画『君の顔では泣けない』のあらすじ・原作のネタバレやキャスト紹介をしていきます。

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映画『君の顔では泣けない』作品概要をおさらい

題名 『君の顔では泣けない』
上映時間
キャスト 芳根京子 , 高橋海人
監督 坂下雄一郎
原作 君嶋彼方『君の顔では泣けない』

『君の顔では泣けない』は、君嶋彼方の同名小説を映画化した作品です。 メガホンをとるのはドラマ『セトウツミ』(2017年)でエビソード監督を務めたほか、映画『決戦は日曜日』(2022年)などで知られる坂下雄一郎。 芳根京子と髙橋海人がダブル主演を務めます。

【ネタバレなし】映画『君の顔では泣けない』あらすじを紹介

高校1年生の陸(髙橋海人)とまなみ(芳根京子)は、あるとき一緒にプールに落ちたことがきっかけで心と体が入れ替わってしまいます。2人は入れ替わったことを秘密にし、いつかもとに戻ると信じていました。しかし、そのまま15年が経過……。 進学、初恋、就職、結婚、出産、親との別れ。人生のさまざまな転機を入れ替わったまま経験していくふたり。しかし30歳の夏、まなみは陸に「もとに戻る方法がわかったかも」と告げます。

映画『君の顔では泣けない』の原作をネタバレありで解説

原作である『君の顔では泣けない』は、君嶋彼方のデビュー作です。第12回野性時代新人賞受賞作『水平線は回転する』を改題、加筆修正し2021年にKADOKAWAから単行本が刊行されました。 原作は主に「まなみとなった陸」の視点で進み、戸惑いながらも女性として生きる陸の心情が綴られています。

原作内容をネタバレ解説

高校1年生の坂平陸と水村まなみは、あるときクラスメートのいたずらで一緒にプールに落ちてしまい、心と体が入れ替わってしまいます。しばらくすれば元に戻るだろうと考えていた2人でしたが、なにを試しても元に戻ることはありませんでした。 2人は入れ替わっていることを秘密にし、それぞれ相手を演じて生活を送っていきます。しかし入れ替わったことで友人と疎遠になったり、家族に会えず葬儀にも立ち会えないなど、切なく悲しい出来事を経験していく2人。 とくにまなみとなった陸は、慣れない女性の体で性差を感じながら生きていくことに。それでも2人はそれぞれの人生を歩みはじめ、いくつもの転機を経験していきます。 そして30歳の夏、まなみは陸に「元に戻る方法がわかったかも」と告げます。しかしこれまでの人生を振り返った2人は、このまま“自分の”人生を歩むことを決意するのでした。

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『君の顔では泣けない』見どころシーンを解説

本作では陸とまなみが15年間入れ替わったままということから、女性である芳根京子が「陸」役を、男性である髙橋海人が「まなみ」役を演じることになります。 どちらもどのように異性である相手を演じていることになり、たとえば芳根は「陸」を演じている「まなみ」を演じる、というような高度な演技が必要になって来るのではないでしょうか。主演2人の演技に注目です。 また、物語の行く末も気になるところ。高校1年生で入れ替わってから15年が経過し30歳になった2人は、元の自分だったときと同じ時間、相手と入れ替わっていたことになります。どちらが本当の自分なのか、2人の葛藤はどのように描かれるのでしょう。

映画『君の顔では泣けない』繊細な登場人物を演じたキャスト一覧

坂平 陸(さかひら りく)役/高橋海斗

坂平陸/水村まなみを演じるのは、King & Princeのメンバーである髙橋海人です。これまで、アイドルとしての活動の傍ら、俳優として『ボーイフレンド降臨!』(2022年)や『だが、情熱はある』(2023年)などに出演してきました。 本作での役柄について、「入れ替わってから15年。静かな痛みを、長い間抱えてきたふたり。未来が見えない怖さと二人で戦いながら、でも同時に、だがかこそ日々の痛みも大切に感じられる」と語っています。

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水村 まなみ(みずむら まなみ)役/芳根京子

芳根京子

水村まなみ/坂平陸を演じるのは、朝ドラ『べっぴんさん』(2016年)や『まどか26歳、研修医やってます!』(2025年)などで知られる芳根京子です。 彼女は本作の役柄について、「さまざまな経験を経て、30歳になった二人は、果たして元に戻ることができるのか?そもそも、戻りたいと思うのか?もがいて、もがいて、それでも精一杯生きました」とコメントしています。

映画『君の顔では泣けない』監督は坂下雄一郎

映画 君の顔では泣けない 坂下雄一郎
©岡本英理

本作で監督を務めるのは、2022年公開の映画『決戦は金曜日』でメガフォンをとった坂下雄一郎監督です。 映画『君の顔では泣けない』について、「原作を読んだ時、15年入れ替わったままという設定に、こんなにも 様々な解釈が可能で豊かな物語を作れるのかと発明を発見したかのように驚いた。」と語っています。

映画『君の顔では泣けない』異色の入れ替わり劇の公開は2025年11月

君嶋彼方のデビュー作を映画化した『君の顔では泣けない』。芳根京子と髙橋海人が演じる15年の長きに渡る入れ替わり人生は、切なく胸に迫る作品になっていることでしょう。 『君の顔では泣けない』は2025年11月公開です!