2020年12月17日更新

『チェンソーマン』デンジは悪魔的ヒーロー?!遂に明かされたチェンソーマンの正体とは

チェンソーマン
©藤本タツキ/集英社・MAPPA

ダークヒーロー漫画『チェンソーマン』が2020年12月ジャンプ本誌にてついに完結しました。チェンソーマンの正体や、マキマに対抗するための予想外の方法を徹底解説していきます。衝撃的すぎるラストを見逃すな!

目次

『チェンソーマン』デンジを徹底解説!謎の多いイカれ主人公の正体に迫る【ネタバレ注意】

年齢 自称16歳
身長 未公開
ジャムを塗った食パンを食べること
死ぬ前に女を抱くこと
趣味 寝る事と食う事

『チェンソーマン』の主人公・デンジは「チェンソーの悪魔」に変身できる身体を持ちながらも、デビルハンターとして悪魔を狩る職業に就いている16歳の少年。公安対魔特異課にスカウトされた後には、その変身能力を活かして数々の悪魔を屠っていくことになります。 そんなデンジについて、この記事ではプロフィールやデビルハンターになったいきさつ、あらすじや名言などを紹介します。 ※この記事は2020年12月現在までのネタバレを含みますので、読み進める際は注意してください。またciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

デンジがチェンソーマンになった理由は愛犬・ポチタとの約束(契約)

亡くなった父親が残した膨大な借金を背負わされたことで、長い間極貧生活を送っていたデンジ。自分の臓器を売るなどしてお金を稼いでいた彼は、1番儲かるからという理由でデビルハンターとしてヤクザの元で働いていました。 食べ物や恋人の潤いも無い生活の中で、デンジを支えていたのは悪魔の愛犬・ポチタの存在。父親が亡くなったときに瀕死のポチタに出会った彼は、自分の血を分け与える代わりに悪魔の力を貸して貰う契約を交わしていたのです。

デンジは一度死んでいる?ポチタと融合し復活

ある日ヤクザに呼び出されたデンジがポチタと共に廃工場へ向かうと、そこにはデビルハンターを憎む悪魔と、それによって操られたヤクザの姿がありました。抵抗空しく、デンジとポチタは多勢に無勢であっけなく殺されてしまいます。 しかし、デンジの血を飲んだことでポチタが復活。デンジとの生活を楽しんでいたポチタは、「私の心臓をやる、かわりにデンジの夢を私に見せてくれ」と彼を生き返らせたのです。 生き返ったデンジの胸には、ポチタのしっぽだったスターターグリップが生えていました。それを引くとデンジの頭部は変形し、腕からはチェンソーの刃が生えて「チェンソーの悪魔」の姿に。自分達を殺した悪魔やヤクザを皆殺しにした彼は、その後やってきた公安に拾われることになります。

デンジが見るポチタの夢の意味を考察!扉の奥にいたのは誰?

ポチタを身体に宿してから、デンジはしばしば悪夢にうなされるようになっていました。その内容は、謎の扉の奥からポチタがデンジに「(扉を)開けちゃダメだ」と話しかけてくる夢です。 その扉の奥にはポチタの真の姿があるのではないか、デンジの前世が秘められているのでは無いか、などの考察が飛び交っていましたが、ついに真実が明らかになりました。 デンジの父親は自殺したと考えられていましたが、実はデンジ自身が父親を手に掛けていたことがマキマとの会話から判明。幼心には相当なショックがあった様子で、デンジは父親殺しの記憶を「罪の記憶」として封印し、思い出せないようにしていたのです。 罪の記憶を思い出したデンジは、ずっと思い描いていた「普通の暮らしがしたい」という夢を諦めることになります。そんな結果が待ち受けていると分かっていたからこそ、ポチタはデンジに「扉を開けてはいけない」と語りかけていたのかも知れませんね。

なぜチェンソーマンの心臓が狙われているのか?

チェンソーマン
©藤本タツキ/集英社・MAPPA

当初は低級の悪魔だと思われていたポチタでしたが、物語が進むにつれて謎は深まっていき、ついには米国や中国など各国から心臓を狙われるようになりました。果たしてポチタの正体は何だったのでしょうか? 実は、チェンソーの悪魔は真の姿ではありません。デンジの身体の原型を留めている「チェンソーの悪魔」とは異なり、「チェンソーマン」の姿は人間の原型を留めておらず、本物の悪魔と同じ真の姿に変化するのです。 デンジの上司である公安のマキマ曰く、チェンソーマンは「地獄のヒーロー」。彼に食べられた悪魔はその名称を冠する存在がこの世から消滅し、誰も思い出せなくなってしまうと言います。 そのため、マキマはチェンソーマンに飢餓や戦争などの悪魔を殺して貰うことで“この世にない方がいいもの”を消滅させ、世界をより良くしようと考えていました。このように危険な存在であるチェンソーマンの心臓は世界中から狙われています。

デンジ≠チェンソーマン?原作84話で正体が遂に判明!

デンジの身体に宿るチェンソーの悪魔の正体や、「地獄のヒーロー」と呼ばれる理由について解説します。

地獄で悪魔が聴いたチェンソーのエンジン音

地獄にいる悪魔は、死んだ後に輪廻転生という形で現世へと送られます。地獄にいた間の記憶はないものの、現世にいる悪魔は地獄で死ぬ直前に「チェンソーのエンジン音」を聞いた覚えがあるとも言われていました。 天使の悪魔によると、その音はデンジが胸のスターターグリップを引く音と酷似していると言うのです。このことから、現世にいる悪魔達は全てチェンソーマンによって殺された悪魔なのではないか、とデンジの同僚・アキは考察しています。

チェンソーマンの正体は「地獄のヒーロー」

チェンソーマンが「地獄のヒーロー」と呼ばれるゆえんとなったのは、「助けを呼ぶとやってくる」という性質にあります。 しかし、チェンソーマンは助けを求めた悪魔や人もろとも殺してしまうため、一概にヒーローとは言えない存在です。こういった無茶苦茶な活躍は悪魔から命を狙われている要因となっていますが、チェンソーマンは何度殺されてもスターターグリップを引いて蘇ります。 そんな存在を恐れる者もいれば、熱烈な支持をする悪魔も。たとえばサメの魔人ビームからは「チェンソー様」と慕われ、マキマも自身のことを「チェンソーマンのファン」と語っていました。

デンジは父親ごろし?デンジ父を殺したのはデンジなのか、それとも……

デンジがポチタと交わした約束は、彼が普通の生活をする代わりにポチタが心臓になるという内容でした。この約束は契約として履行されており、チェンソーマンの復活を願うマキマにとってデンジは邪魔で仕方ありません。 そのため、マキマはまずデンジに衣食住や家族に恵まれた幸せな生活を用意し、それに彼が慣れたところでその生活を壊すという手段を取りました。 そして彼に「父親を殺した」ことを思い出させることで、「(そんな罪深い人間が)普通の生活なんて望んで良いはずがないよね?」と言い聞かせたのです。 「酔った父親に殺されそうになって仕方なく殺したんだよね」「でも周りの大人はそれじゃあ借金が返ってくるワケじゃないから自殺にしてくれた」と語るマキマに記憶を掘り起こされ、デンジは夢に見ていた謎の扉の奥に、血だらけになって倒れている父親の姿を見ます。 しかし、実際に彼が父親を手に掛けている描写はないことから、マキマがデンジの精神を追い詰めるために暗示を掛けた可能性も否定できません。

マキマに対する感情は“愛”【最終回ネタバレ注意】

支配の悪魔であるマキマは日本の総理大臣と契約を交わし、自分に対する全てのダメージを日本国民に肩代わりさせることが出来ます。つまり、彼女を完全に殺すと言うことは、日本国民全員を倒さなければいけないという事でもあるのです。 絶体絶命の状況でしたが、デンジは彼女の隙を突いて無力化することに成功。しかし、自分の大切な人達を殺されてきたのに未だにマキマへの恋心を忘れられないデンジは、彼女を倒すためにある方法を思いつきます。 その方法とは、なんとマキマの肉体を食べ尽くすこと。彼女への攻撃は全く通じないと思われていましたが、未だに彼女が好きなデンジの行いは“愛”であって“攻撃”とは認識されなかったようです。 生姜焼きや味噌汁などに調理したマキマの肉を食べ尽くしたデンジは、こうして支配の悪魔を完全に倒すことに成功しました。

可愛い女子に弱い童貞男子デンジ……気になるあの子との関係は?

パワーとの関係は“家族愛”

「血の魔人」であるパワーとデンジ、アキは3人で一緒に暮らしていたことがあります。その後、闇の悪魔との闘いで受けた傷によって幼児退行してしまったパワーは、「恐いから一緒にお風呂入ってえ」とデンジを入浴に誘ったことも。 「エッチなことは相手を知るほど気持ち良くなる」とマキマから教えられていたのに、不思議とパワーとの密着ではドキドキしなかったデンジ。どうやら一緒に暮らしているうちに、デンジはパワーのことを本当の家族として見るようになっていたようです。 物語最終盤ではマキマによって殺されてしまったパワーでしたが、デンジの中に取り込まれていた血によって復活し、マキマの脅しを遮ってデンジを助けたこともありました。

レゼとの関係は“短命な恋”

レゼは偶然デンジと知り合った美少女。デンジが学校に通ったことがないことを知ると、彼女は彼を誘って夜中の校舎でデートをすることになりました。 授業ごっこやプールで遊ぶなどして青春を楽しみ、次の日にはお祭りデートも敢行します。するとレゼが「一緒に逃げない?」「私がデンジ君を幸せにしてあげる、一生守ってあげる」とデンジに告白。 マキマのことが好きだったはずのデンジも、自分に対して好意を隠さないレゼに対しては好きだと返答してしまいます。 しかし、逃避行を断るとレゼの態度が一変し、ボムの魔人としての本性を暴露。彼女はデンジの心臓を狙いに来た刺客だったのです。こうしてデンジの短い恋は終わりを告げました。

マキマとの関係は“片想い”?

デンジ曰く、「俺の心はマキマさんに見つけてもらったから、俺の心はマキマさんのもの」。デンジに初めて優しく接してくれた女性であるマキマは、彼にとって本命の女性なのです。 物語終盤まで謎の多い人物だったマキマは、それまで何度もデンジの心を揺さぶってきました。デンジを旅行に誘ったり、抱きついたりすることもあれば、銃の悪魔を殺したら願いをなんでも叶えてあげると約束をすることも。 しかし、それら全ては飽くまでデンジとポチタの契約をなくすための布石でした。デンジがチェンソーマンから元の姿に戻ると、マキマはどうして戻っているのかと苛つく様子すら見せています。 最後までマキマのことが好きだったデンジとは反対に、マキマは最後までデンジを見ていなかったのです。

デンジの人間臭さが溢れる名言を紹介!欲望に忠実すぎる!?

「夢ェ叶うなら女抱いてから死にてぇな……」

『チェンソーマン』第1話にて、デンジがポチタを抱きながら呟いたシーンのセリフです。借金地獄でその日の食事にも困る自分のような人間には彼女すら作れない、とデンジは諦めながらも、普通の暮らしをすることを夢見ていました。 こうして日々夢を語るデンジのことを誰よりも近くで見ていたポチタ。デンジが死亡した際には、「デンジが夢を叶える代わりに心臓を渡す」という悪魔らしくない優しい契約を交わしています。

「彼女とかもホントは……!5人!!10人くらい彼女ほしい!!」

マキマに追い詰められたデンジは公安にいた岸辺に保護されて潜伏していました。そこでテレビにチェンソーマンを褒めそやす女性達が映っているのを見た彼は、これまで密かに抱いていた夢を赤裸々に語ります。 「ホントはダメだけど、ひでぇことだけど」「彼女とかもホントは……!5人!!10人くらい彼女ほしい!!」 マキマのことが未だに好きだと自覚しながらも、チェンソーマンになってモテたいという夢を捨てきれないデンジ。こうして彼は不純な動機もあってマキマを倒すことを決意しました。

「アンタの作る最高に超良い世界にゃあ糞映画はあるかい?」

打倒マキマを決意した後、雨の降る墓地でデンジは彼女に対面します。「チェンソーマンらしくない」と今のデンジの姿に不快を示すマキマに対して、彼は「アンタの作る最高に超良い世界にゃあ糞映画はあるかい?」と尋ねました。 マキマの策略によって、家族同然だったパワーやアキを殺されてしまったデンジ。マキマにとっては「糞映画」のように意味の無い時間だったとしても、彼らと過ごした時間はデンジにとってはかけがえのないものでした。 マキマが「面白くない映画は無くなった方がいいと思う」と返答すると、デンジはパワーやアキと暮らした時間を否定する世界は認められないとして、彼女に宣戦布告するのでした。

『チェンソーマン』デンジは最後までヤバいヒーロー!? 2部の展開が気になる!

悪魔との契約をきっかけに普通の暮らしを手に入れ、そして悪魔によって全てを奪われてしまったデンジ。しかし欲求に素直すぎる彼は、悪魔的な思考や所行を読者に見せつけながら、元凶であるマキマを“愛”によって完全に倒しきりました。 週刊少年ジャンプにて連載されていた『チェンソーマン』は2020年12月に最終話を迎えましたが、完結したのは「公安編」であり、続編がアプリ「ジャンプ+」にて連載されるという嬉しい発表もありました。 予想外な展開や伏線回収などのミステリー要素も魅力的な『チェンソーマン』を、この機会にぜひ読んでみてくださいね。