【ネタバレ】ついに完結!「ハンドメイズ・テイル」これまでのおさらいとシーズン6の注目ポイント

2017年にシーズン1が配信され、配信ドラマとして初めてエミー賞作品賞を受賞するなど、高い評価を獲得した『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』。その最終シーズンが2025年8月8日からHuluで配信されます! ジューンたちの戦いはいったいどんな結末を迎えるのでしょうか。 この記事では、これまで「ハンドメイズ・テイル」をネタバレありでおさらいしつつ、最終章となるシーズン6の注目ポイントを紹介していきます。
『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』の概要・あらすじ
タイトル | 『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』 |
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キャスト | エリザベス・モス , イヴォンヌ・ストラホフスキー |
原作 | マーガレット・アトウッド『侍女の物語』(1985年) |
放送年 | 2017年〜2025年 |
『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』のあらすじ
舞台はキリスト教原理主義に支配された独裁国家・ギレアド共和国。そこでは妊娠可能な女性は「侍女」として政府高官の家に仕え、子どもを生む役割を強要されていました。 「侍女」以外にも、家政婦のような仕事をこなす「女中(マルタ)」、政府高官たちの「妻」など、女性たちは与えられた役割によって、自由を制限された暮らしを送っています。 「侍女」となったジューン(エリザベス・モス)は、生き別れた娘ハンナと再会し、ギレアドを脱出するため、仲間たちとともに戦いに身を投じていきます。
【シーズン1のネタバレあらすじ】ギレアドでの生活とレジスタンスの存在

センターで訓練を受けたジューンは、フレッド・ウォーターフォード(ジョセフ・ファインズ)に仕えることになり、「オブフレッド」という名前を与えられます。月に1度、子どもを作るための「儀式」を行い、制限された生活を送る彼女は、生き別れた娘ハンナと再会し、ギレアドを脱出することだけを夢見ていました。 そんななか、彼女は夫のルーク(O・T・ファグベンル)がカナダで生きていることを知り、密かにレジスタンス加わります。一方、不妊の原因はフレッドなのではと疑った妻セリーナ(イヴォンヌ・ストラホフスキー)は、ジューンと運転手のニック(マックス・ミンゲラ)が関係を持つことに目をつぶります。その結果、ジューンは妊娠しました。 しかしその後、反抗した侍女の処刑を拒否したジューンは捕らえられてしまいます。一方、ジューンの友人のモイラ(サミラ・ワイリー)は、カナダに亡命しルークと再会しました。
【シーズン2のネタバレあらすじ】ニックとの娘ニコールの誕生

侍女だったエミリー(アレクシス・ブレデル)とジャニーン(マデリーン・ブルーワー)は「不完全女性」としてコロニーで強制労働をさせられていました。 そんななか侍女による自爆テロが起こり、多数の司令官と侍女が命を落としたことから、2人は再び侍女として新たな家庭に配属されることに。テロで負傷したフレッドが休養している間、セリーナとジューンは彼の仕事を代行します。 仕事に復帰したフレッドは、外交任務でセリーナとともにカナダへ。抗議活動に参加したルークは、ニックからジューンとハンナが生きていることを知らされます。 その後、ニックの若い妻イーデン(シドニー・スウィーニー)が不倫の罪で処刑されたことにショックを受けたセリーナは、女性の権利拡大を訴えて罰として小指を切り落とされてしまいました。 一方、レジスタンスとニックの助けでギレアドから脱出するチャンスをつかんだジューンでしたが、ハンナを探すため、産まれたばかりのニコールをエミリーに託してギレアドに留まります。
【シーズン3のネタバレあらすじ】着々と進む反撃

カナダに渡ったエミリーは、ニコールをモイラに託します。 ジューンは新たにローレンス司令官(ブラッドリー・ウィットフォード)のもとに派遣されますが、ローレンスは病気の妻を思い「儀式」を避けていました。そんな彼を陥れようとする司令官もいましたが、ジューンは彼の窮地を救い、ギレアドに対抗する協力を得ます。 ジューンは女中たちと協力して、多数の子どもたちをカナダに脱出させることに成功。しかし娼館「イザベラの館」に潜入したときに上級司令官ウィンスロー(クリストファー・メローニ)にレイプされそうになり、彼を殺してしまいます。 一方、ウォーターフォード夫妻はニコールを取り戻そうとカナダに入ります。しかしセリーナはニコールとひとときを過ごすためにフレッドを裏切り、逮捕されてしまいました。
【シーズン4のネタバレあらすじ】暴走するジューン

ジューンは「イザベラの館」で多くの司令官を毒殺することに成功しますが、逮捕されていまいます。そしてハンナに危害を加えると脅されて、侍女たちの居場所を吐いてしまいました。ジューンはジャニーンらほかの侍女たちとともに脱走しますが、ジャニーン以外はその途中で命を落としてしまいます。 2人はギレアドとレジスタンスの戦闘地域であるシカゴに到着しますがはぐれてしまい、ジューンは人道活動中のモイラと再会します。カナダに亡命したジューンはルークやニコールとも再会。 一方、ウォーターフォード夫妻はカナダで訴追されそうになります。ギレアドに戻っても冷遇されると悟ったフレッドは、免責を得るためにギレアドの内部情報を漏らします。 ギレアドはフレッドを危険視し、彼と逮捕したレジスタンス22人の交換を求めます。その裏で、ジューンら元侍女たちはニックの助けを得てフレッドを殺害しました。
【シーズン5のネタバレあらすじ】交錯するジューンとセリーナの運命
妊娠したセリーナはフレッドの葬儀のためにギレアドに戻りますが、カナダでギレアドの情報センターを開設するよう命じられます。 ギレアド支持者のウィーラー夫妻の監視下で暮らしていたセリーナはジューンとともに逃亡し、人里離れた納屋で男の子を出産します。しかしセリーナはカナダ移民局に逮捕されて子どもと引き離されてしまいました。 ローレンスとジューンのはからいでウィーラー家に戻ったセリーナでしたが、侍女のような扱いに耐えられず息子を連れて再び脱走。 一方ギレアドの現状に不満なローレンスは、亡命者を呼び戻す「新ベツレヘム計画」を進めていました。そこでジューンにハンナとともに暮らせると誘いますが、ルークは大反対。 そんななかギレアドの差し金でジューンが襲われ、激怒したルークは襲撃者を殺してしまいました。トゥエロ(サム・ジェーガー)のはからいで2人はカナダから逃亡しようとしますが、ルークは逮捕され、1人カナダに残ることに。 難民たちが乗った列車のなかで、ジューンは子どもを連れたセリーナと再会します。
シーズン6の注目ポイントは?
フィナーレに向かってジューンの戦いが描かれるなか、ギレアド国内でもセリーナやローレンス司令官、ニックの思惑が入り乱れるシーズン6。 ここでは、シーズン6の注目ポイントをおさえておきましょう。
ニックやローレンスは?ギレアド国内の動き

ウォーターフォード家の運転手から司令官に昇格したニックや、ギレアドの現状に疑問を持つローレンス司令官は、度々ジューンの手助けをしてきました。 ニックがジューンに協力する理由は彼女への愛からで、彼女が必要とするならほとんどどんなことでもしてきました。しかし上級司令官の娘である妻ローズも妊娠し、ニックもギレアドのしがらみから逃れることは難しそうです。 一方ローレンスは、「新ベツレヘム計画」でギレアドの改革を進めようとしています。彼はカナダなどの親ギレアド勢力に人気のあるセリーナを利用することによって体面を保ち、反対派の司令官たちを抑え込もうとしている様子。 ジューンに協力している2人ですがその動機は全く違っており、その違いがジューンの戦いにどう影響していくのかに注目です。
難民たちはどこへ行くのか

これまでにギレアドから多くの人がカナダへ亡命しています。しかしカナダ人のなかには「難民」である彼らを受け入れることに反発する勢力も。また過激な親ギレアド派もおり、ジューンは命を狙われています。 現実世界とのリンクは、「ハンドメイズ・テイル」が注目を集める理由の1つですが、シーズン5から移民・難民への差別の問題も取り扱われています。シーズン6では、そのあたりも掘り下げられるのではないでしょうか。
ジューンとセリーナの関係はどうなる?

ジューンは一時期その命を狙うほどセリーナを憎んでいました。しかしシーズン5では、彼女の出産を手伝うなど、不思議で複雑な関係を築いています。 シーズン5の最終回で、難民たちが乗った列車の中で2人は再会しました。列車は難民キャンプに向かっているはずですが、セリーナはなぜこの列車に乗っていたのでしょうか。また、彼女はギレアド建国の礎を築いた人物として知られており、ギレアドからの亡命者たちはセリーナに良い印象を抱いていないでしょう。 そんななかで再会した2人の関係は、いったいどんなふうに変化していくのでしょうか。
『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』シーズン6は2025年8月8日から配信開始!
シーズン1がエミー賞最多8部門を受賞し、物議を醸した『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』。いよいよファイナルを迎えるにあたって、再び注目が集まっています。ジューンの戦いは、いったいどんな結末を迎えるのでしょうか。 『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』シーズン6は、2025年8月8日からHuluで配信開始です!