2025年12月8日更新

「イクサガミ」京八流とは?義兄弟・8人のキャストや奥義から師匠まで徹底解説

このページにはプロモーションが含まれています

Netflix週間グローバルTOP10(非英語シリーズ)で1位を獲得した『イクサガミ』。292名の剣客が命を賭けて戦う「蟲毒(こどく)」を描いた、話題のアクションドラマです。 この記事では、そんな本作の主人公らが扱う「京八流(きょうはちりゅう)」について徹底解説!使用キャラの概要や奥義の詳細など、気になるポイントをまとめて紹介していきます。 ※この記事は『イクサガミ』の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

AD

「イクサガミ」京八流とは?

Netflixドラマ「イクサガミ」
©2024 Netflix, Inc.
起源 ・源平の頃に鬼一法眼(きいちほうげん)が生み出した最古の剣術
継承方法 ・8名の候補者を選び九分九厘同じ剣術を学ばせる ・最後の一分として別の奥義を習得させる
継承戦 ・候補者全員で最後の1人になるまで殺し合う
奥義 ・計8つの奥義が存在 ・それぞれ北斗七星と北辰の名を冠する ・「きっかけ」を口伝すれば即座に習得できるが模倣は不可能
幕府との関係 ・鎌倉から江戸時代まで幕府の庇護を受けてきた ・幕府から金銭的な援助あり

『イクサガミ』に登場する複数のキャラが使用する京八流(きょうはちりゅう)。もともとは8名の候補者がそれぞれの奥義を継承する流派でしたが、イクサガミを目指した八坂刀斎が全奥義を1人に集約させる継承戦を始めてしまいました。 京八流を会得した者の武力は常軌を逸しており、幕府を相手に「庇護するなら1度だけ敵を討つ」「拒否すれば殺す」と脅迫。歴代政権の庇護を受けながら、歴史の裏で暗躍していたようです。

【一覧】義兄弟・8人を全員紹介!誰が演じたのかキャスト解説まで

赤池一貫役/大迫一平 ・蟲毒不参加 ・物語開始時点の4年前に死亡
嵯峨愁二郎役/岡田准一 ・蟲毒参加者 ・「刻舟(こくしゅう)」という名で剣客として活躍
祇園三助役/遠藤雄弥 ・蟲毒参加者 ・妻子を守るために戦うことを決意
化野四蔵役/早乙女太一 ・蟲毒参加者 ・継承者のなかで最も才能がある
壬生風五郎役/佐野岳 ・蟲毒不参加 ・身長190cm近い大男
蹴上甚六役/岡崎体育 ・蟲毒参加者 ・継承者のなかで最も情に厚い人物
烏丸七弥役/田中偉登 ・蟲毒不参加 ・物語開始時点の4年前に死亡
衣笠彩八役/清原果耶 ・蟲毒参加者 ・唯一の女性候補者

赤池一貫(あかいけ いっかん)/大迫一平

京八流継承者は義兄弟として、修行しながら共同生活を送ります。その長兄にあたるのが赤池一貫(あかいけいっかん)です。物語開始時点の4年前にすでに死亡。死の間際に自身が習得した奥義「北辰(ほくしん)」を愁二郎に授けました。 一貫は京八流継承者の命を狙う岡部幻刀斎(おかべげんとうさい)に殺されたようです。

嵯峨愁二郎(さが しゅうじろう)/岡田准一

『イクサガミ』
Chihoko Ishii/Netflix

奥義「武曲(ぶきょく)」を継承した、本作の主人公・嵯峨愁二郎(さがしゅうじろう)。彼は他の候補者と殺し合うことを拒否し、継承戦から逃亡してしまいます。修行場をあとにした愁二郎は剣客となり、上野戦争や戊辰戦争などで活躍しました。 そののち、彼は難病にかかった家族を治療するため、多額の賞金が出る蟲毒に参加。最後の9名まで生き残りましたが、最終決戦で本作最強とも言われる天明刀弥(てんみょうとうや)と交戦することに。何とか勝利したものの、愁二郎は生死不明になってしまいます。

AD

祇園三助(ぎおん さんすけ)/遠藤雄弥

奥義「禄存(ろくぞん)」を継承した祇園三助(ぎおんさんすけ)。継承戦がうやむやになったあと、彼は山を降りて妻子をもうけました。そんななか、継承者候補だった七弥が家族もろとも斬られたことを知ります。三助は家族を守るために戦うことを決意。 しかし、蟲毒のなかで幻刀斎と対峙した際、義妹の彩八らを逃がすため犠牲になってしまいます。

化野四蔵(あだしの しくら)/早乙女太一

奥義「破軍(はぐん)」を継承した化野四蔵(あだしのしくら)。候補者のなかで最も才能に恵まれた人物で、山を降りたあとは「田中次郎」という名で軍人として活躍していました。 そののち蟲毒に参加して最後の9名まで残ったものの、そこで幻刀斎と対峙することに。この戦いには何とか勝利しましたが、すぐさま刀弥と戦うことになり敗北を喫してしまいます。四蔵は駆け付けた愁二郎に奥義を託し、そのまま息を引き取ってしまうのでした。

壬生風五郎(みぶ ふうごろう)/佐野岳

奥義「巨門(こもん)」を継承した壬生風五郎(みぶふうごろう)。六尺三寸(=約191cm)の恵まれた体格を誇る大男で、軍人になった四蔵に自らの奥義を託したことがわかっています。 しかし、奥義継承から半年後、幻刀斎に斬られて死んでしまいました。

AD

蹴上甚六(けあげ じんろく)/岡崎体育

奥義「貪狼(とんろう)」を継承した蹴上甚六(けあげじんろく)。情に厚い性格をしており、継承戦を拒否した愁二郎を肯定する立場にいました。彼は四蔵と同じように軍人となり、そののち蟲毒へ参加することに。そこで幻刀斎と交戦し、重傷を負ってしまいます。 甚六は自らの奥義を愁二郎へ託し、そのまま息を引き取りました。

烏丸七弥(からすま しちや)/田中偉登

奥義「廉貞(れんじょう)」を継承した烏丸七弥(からすましちや)物語開始時点から4年前に死亡している人物です。 七弥は心優しい性格の持ち主で、山を降りた後に一人の女性を助けます。彼女に惚れられ婿入りすることになりますが、そののち幻刀斎の襲撃を受けることに。妻・子供・義父も巻き込まれ、家族もろとも命を落としてしまいました。

衣笠彩八(きぬがさ いろは)/清原果耶

奥義「文曲(ぶんきょく)」を継承した衣笠彩八(きぬがさいろは)。候補者内唯一の女性で、山を降りたあとは旅一座に加わりひっそりと生きていました。彼女は蟲毒に参加して最後の9名まで生き残ったものの、最終局面で幻刀斎と対峙。 大ダメージを与えることに成功しますが、倒し切れずに命を奪われてしまいました。

AD

京八流の師匠や幻刀斎は何者?過去から現在まで解説

師匠/宇崎竜童

愁二郎らを育てながら、剣術の指導をしていた京八流の師匠。「身寄りのない子を弟子にして育てた」と聞くと善人のような印象を受けますが、実際はその子たちに「継承戦で殺し合え」と命令した非情な人物です。 詳しい情報があまり明かされておらず、詳細な強さなども明確になっていません。

幻刀斎/阿部寛

Netflixドラマ『イクサガミ』
©2024 Netflix, Inc.

京八流継承者の命を狙う岡部幻刀斎。「幻刀斎」という名は古くから継承されているもので、蟲毒に参加している幻刀斎は19代目にあたります。 初代はもともと京八流と同じ祖を持つ「朧流(おぼろりゅう)」の継承者でしたが、京八流の使い手・八坂刀斎に敗北。「継承戦で逃げ出した候補者を始末する役目を担うなら生かしてやる」と言われ、それを受け入れました。 その役を延々と引き継ぎ続け、19人目となったのが蟲毒に参加する幻刀斎です。彼はその使命を全うするため、ほとんどの継承者を殺害。しかし、彩八に大ダメージを負わされたのち、四蔵と戦い命を落としてしまいました。

8つの奥義を全解説

北辰(ほくしん) ・目の奥義 ・敵の筋の動きを見抜いて先を読む
武曲(ぶきょく) ・脚の奥義 ・軽やかな動きで敵を惑わせる
禄存(ろくぞん) ・耳の奥義 ・遠くの音を聴けるほか、自身の足音も消せる
破軍(はぐん) ・腕の奥義 ・怪力で敵の武器を破壊する
巨門(こもん) ・胴の奥義 ・筋肉を硬化して防御力を上げる
貪狼(とんろう) ・肌の奥義 ・攻撃にすぐさま反応して防ぐ
廉貞(れんじょう) ・口の奥義 ・特殊な呼吸法で身体能力を上げる
文曲(ぶんきょく) ・指の奥義 ・太刀筋をあり得ない方向へ曲げる

北辰

相手の動きを先読みする目の奥義「北辰」。当初は一貫が継承していましたが、そののち愁二郎が引き継ぐことになります。奥義のなかにはそれぞれ相性があり、北辰は「巨門」との相性がよく、「武曲」「文曲」とは相性がよくありません。

AD

武曲

軽やかな動きで敵を翻弄する脚の奥義「武曲」愁二郎が継承し、最後まで彼が使い続けることになります。「貪狼」との相性がよく、「北辰」「禄存」とは相性がよくありません。

禄存

聴覚が敏感になり、自らの足音さえも消せる耳の奥義「禄存」。最初は三助が継承し、そののち彩八へ渡り、四蔵のもとへ。最終的に愁二郎が引き継ぎました。「廉貞」との相性がよく、「武曲」「破軍」とは相性がよくありません。

破軍

相手の武器を破壊する腕の奥義「破軍」。最も攻撃に向いた奥義と言われており、四蔵が継承したのちに愁二郎へ託しました。「文曲」との相性がよく、「禄存」「巨門」との相性がよくありません。

巨門

筋肉を硬くし、斬撃さえも防ぐ防御力を手に入れる胴の奥義「巨門」。風五郎が継承していましたが、のちに四蔵へ渡り、最終的に愁二郎が受け継ぎます。「北辰」との相性がよく、「破軍」「貪狼」との相性がよくありません。

貪狼

攻撃にオートで反応し、銃弾さえも防いでしまう肌の奥義「貪狼」。甚六が継承したのち、愁二郎に引き継がれます。「武曲」との相性がよく、「巨門」「廉貞」との相性がよくありません。

廉貞

特殊な呼吸法により身体能力を向上させる口の奥義「廉貞」。七弥が継承していましたが、巨門と同様に四蔵へ渡ったのち愁二郎が受け継ぎます。「禄存」との相性がよく、「貪狼」「文曲」との相性がよくありません。

AD

文曲

剣の軌道を大きく曲げる指の奥義「文曲」。彩八が継承していましたが、最終的に愁二郎へ託されます。「破軍」との相性がよく、「廉貞」「北辰」との相性がよくありません。 ここまでの説明でお分かりの通り、最終的に奥義はすべて愁二郎が継承。彼は京八流全奥義を繰り出せる、「イクサガミ」と呼ばれる存在になりました。

京八流は実在する!平安時代から伝わる流派?

京八流は平安時代末期に創設されたと言われる実在の流派です。剣術の源流・始祖とも言われ、鬼一法眼が京都の鞍馬山で8名の僧に伝えたものが始まりだったようです。ただ、室町時代以降の文献がほとんど残っておらず、実態はほとんどわかっていません。 数少ない伝承のひとつとして、源義経が学んでいたという伝説が残っています。

「イクサガミ」京八流を徹底解説!義兄弟8人の奥義やキャストは誰?

『イクサガミ』
Chihoko Ishii/Netflix

ここまで京八流の継承者や奥義について解説してきましたが、いかがだったでしょうか。 ドラマ版ではまだ奥義が使われておらず、シーズン2での披露が期待されています。京八流の技がどれほど強いのか気になる方は、原作小説や漫画版をチェックするのもおすすめです!