【ネタバレ】「江戸川コナン失踪事件 史上最悪の二日間」の犯人・動機は？元ネタやあらすじも解説【名探偵コナン】

2014年12月に放送されたスペシャルアニメ『名探偵コナン 江戸川コナン失踪事件 〜史上最悪の2日間〜』。こちらが2026年1月23日に再度放送されることになり、改めて注目を集めています。 この記事ではそんな本作のあらすじなどをネタバレありで徹底解説！犯人の動機や元ネタなど、気になるポイントをまとめて紹介していきます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

とある日、蘭や灰原と共に銭湯へ向かったコナン。彼はそこの脱衣所で怪しい人物を目撃したのち、なんと男湯で足を滑らせて転倒！そのまま気絶してしまい、2人の男に連れ去られてしまいます。しかも、目を覚ましたコナンは記憶喪失になっていました。 絶望的な状況のなか、コナンはとんでもない事件に巻き込まれていきます。

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本作には複数の怪しい人物が登場。当初は「伝説の殺し屋」と言われるコンドウが怪しまれていましたが、最終的に彼と行動を共にしていたタツ・ナナ・エムの3名が犯人だったと発覚します。 一連の事件の発端は、タツのある行動がきっかけでした。彼は偶然知ったコンドウの隠し部屋に入った際、そこで1本の電話を受けます。その通話の内容は「ニホリカ国の女王と子供の暗殺依頼」。タツはコンドウになりすまし、その依頼を受けてしまったのです。

本作に描かれた事件の主犯格は、コンドウのふりをして殺人依頼を受けたタツです。ただ、本当の黒幕は女王たちの暗殺を頼んできた人物。それはアセラン国の政府長官、そしてニホリカ国のとある男でした。 物語の最後で彼らがニュースに取り上げられる場面が描かれ、事件の裏で暗躍していたことが発覚。ただ、なぜ暗殺を企てたのか、その詳細は理由は明らかになっていません。

タツが暗殺依頼を引き受けた動機は「巨額の報酬を手に入れるため」です。彼は全犯行をコンドウになすりつけたうえで、金を得ようと企んでいました。そのために様々なトリックを仕込んでいましたが、最終的にコナンが全てを暴き事件終結。 タツの目論見は失敗に終わり、捕まることになるのでした。

『鍵泥棒のメソッド』は2012年9月に公開されたクライムコメディ映画です。実はこの作品で監督・脚本を担当した内田けんじが、「江戸川コナン失踪事件 史上最悪の二日間」の脚本を執筆。『鍵泥棒のメソッド』のキャラや設定をそのまま使い、様々なオマージュシーンを組み込んだのです。 ちなみに、「江戸川コナン失踪事件 史上最悪の二日間」は、1926年に起きた「アガサ・クリスティ失踪事件」も物語の参考にしています。

「江戸川コナン失踪事件 史上最悪の二日間」には『鍵泥棒のメソッド』の主人公・桜井武史のほか、彼と共に物語の中核となっていたコンドウや水嶋香苗が登場しています。 また、オマージュシーンも数多く存在。「コナンが銭湯で転んで記憶を失くす」という特徴的な展開も、『鍵泥棒のメソッド』の冒頭で「コンドウが銭湯で転んで記憶を失くす」シーンをトレースしたものになっていました。 ちなみに、作中に登場するキャラの設定などから、「江戸川コナン失踪事件 史上最悪の二日間」は『鍵泥棒のメソッド』の後日談にあたる話だと推測できます。

実はコナンが記憶を失くすのは初めてではありません。2009年に放送された「殺人犯、工藤新一」のなかで、彼は新一の姿に戻ったあと記憶喪失になってしまいました。 また、誘拐されたエピソードも過去に何度が描かれています。これまでの経験があったおかげで、コナンは記憶喪失＆誘拐のダブルパンチに何とか対応できたのかもしれません。

ハイクオリティな物語で、コナンファンからも高い評価を受けている「江戸川コナン失踪事件 史上最悪の二日間」。オマージュ元になっている『鍵泥棒のメソッド』も良作として知られているため、こちらの作品も要チェック。 両作品を見比べて、どんな繋がりがあるか確認してみるのもおすすめです！