『国宝』名言・名場面ランキングTOP10!芸の道の美しさと狂気を孕んだ名セリフを解説
2025年の大ヒット映画『国宝』が公開から1年、2026年6月6日からいよいよAmazonプライム・ビデオで見放題で独占配信されます。この記事では、映画『国宝』に登場した名言を名場面とともに振り返りながら、ランキング方式でトップ10を紹介します。
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- 『国宝』名言・名場面ランキングTOP10!
- 1位:芸があるやないか(大垣俊介)
- 2位:きれいやなぁ…(立花喜久雄)
- 3位:どこ見てたんやろうな…(立花喜久雄)
- 4位:ホンマに、日本一の歌舞伎役者になったんやね(綾乃)
- 5位:この上は徳様も死なねばならぬ品なるが、死ぬる覚悟がききたい
- 6位:あなた、歌舞伎が憎くてしょうがないんでしょ?(小野川万菊)
- 7位:幕上がるおもたら震えとまらんねん(立花喜久雄)
- 8位:ただただ、みなさまのおかげです(立花喜久雄)
- 9位:この部屋には美しいものが何もないだろう?妙にほっとするんだよ(小野川万菊)
- 10位:芸なんて関係あるか 血筋や(立花喜久雄)
- 『国宝』がもう一度観たくなる!物語を彩った名セリフ
『国宝』名言・名場面ランキングTOP10!

1位:芸があるやないか(大垣俊介)

二代目花井半二郎の代役として『曾根崎心中』のお初を演じることになった喜久雄。半二郎が血筋の息子・俊介ではなく、芸に秀でた芸養子の自分を選んだことに高揚感ありつつも、その責任の重さに耐えかねて俊介にふと「守ってくれる血がない」と本音を漏らします。 その時、俊介は複雑な心境の中でも「芸があるやないか」と、手が震えて化粧が出来ない喜久雄に化粧を施しました。本作の「芸か血か」というテーマと、ただのライバルではなくともに芸道を極めようとする2人の関係性がよく表れた名場面です。
2位:きれいやなぁ…(立花喜久雄)
人間国宝となって、師の万菊の代名詞であった「鷺娘」を舞った喜久雄が、舞台が終わった後に呟いた言葉「きれいやなぁ……」。その雪に見立てた紙吹雪が舞う景色は、喜久雄が幼少期に父の最期の日に見た光景と似ていました。 芸道を極めた喜久雄がようやくたどり着いた境地、それがこの景色だったのです。このセリフに彼の人生が詰め込まれています。
3位:どこ見てたんやろうな…(立花喜久雄)
歌舞伎界を追放され、駆け落ちした彰子とともに地方のドサ回りをし、場末の舞台で女形を演じていた喜久雄。彼に見惚れた酔っ払い客に襲われる事件が起き、ボロボロになって屋上で踊り狂う場面は本作の大きな見どころの1つです。 そんな喜久雄の姿を見て、彰子が「どこ見てんの?」と聞くと、喜久雄は「どこ見てたんやろな……」と呟きます。ここで、喜久雄から離れることを決める彰子の心境と、どん詰まりに陥った喜久雄の絶望が印象的に描かれました。
4位:ホンマに、日本一の歌舞伎役者になったんやね(綾乃)
人間国宝になった喜久雄がインタビューを受けた際、カメラマンとして現れたのが芸妓・藤駒との間に生まれた喜久雄の娘・綾乃でした。綾乃は自分たち親子を捨てた喜久雄を憎んでいましたが、彼の芸は認めていました。 かつて喜久雄が日本一の歌舞伎役者になるために「悪魔と取引」した場面に居合わせていた綾乃。そんな彼女が言う「ホンマに、日本一の歌舞伎役者になったんやね」という言葉には、感嘆と皮肉という複雑な感情が詰め込まれており、演じた瀧内公美の演技も合わせて大きな話題となりました。
5位:この上は徳様も死なねばならぬ品なるが、死ぬる覚悟がききたい
これは歌舞伎の演目「曾根崎心中」の名台詞ですが、映画『国宝』では「曾根崎心中」が二度演じられています。一度目は半二郎の代役として喜久雄が遊女お初を、二度目は俊介がお初で喜久雄が徳兵衛を演じました。 どちらも物語の大きな転換点となる場面ですが、特に二度目は病が悪化した俊介が命を懸けて挑んだ舞台であり、このセリフがまるで芸を極めようとした2人が本当に「心中」するかのような凄みを感じさせる名場面となっています。
6位:あなた、歌舞伎が憎くてしょうがないんでしょ?(小野川万菊)

出奔していた俊介が戻り、歌舞伎界に復帰するために万菊に稽古を付けてもらっている場面。万菊は直接的には俊介にこの言葉を投げかけていますが、間接的に袖で見ていた喜久雄にも聞こえるように言っていました。 万菊は続けて「それでもやるの」と歌舞伎と向き合う決意を促すように、厳しく諭していました。芸と血の間で迷っている喜久雄に対しても強く響いた言葉だったのです。
7位:幕上がるおもたら震えとまらんねん(立花喜久雄)

俊介と喜久雄の「二人道成寺」の初舞台の前、半二郎が俊介には「血が守ってくれる」、喜久雄には「芸が守ってくれる」という言葉をかけていました。後に喜久雄がお初という大役を任された時、このセリフが活きてきます。 重圧に耐えかねて「震えとまらんねん」と本音を漏らし、「俺には守ってくれる血がない」と言う喜久雄。彼の「芸と血」の葛藤がこのセリフにしみ込んでいます。
8位:ただただ、みなさまのおかげです(立花喜久雄)
人間国宝になった喜久雄がインタビューを受けている時に語った言葉「ただただ、みなさまのおかげです」。この言葉の裏には、これまでどれだけの人たちを犠牲にしてきたのかという真意が隠されています。 俊介から名跡を奪う形で三代目を襲名したこと、歌舞伎役者の隠し子として生きてきた綾乃、自分にすべてを賭けて上京してきた春江……。そんな彼らを犠牲にしてまで芸を極めてきた喜久雄のこの言葉には重みを感じずにはいられません。
9位:この部屋には美しいものが何もないだろう?妙にほっとするんだよ(小野川万菊)
華やかな歌舞伎界から身を引き、安宿で晩年を過ごしていた万菊。どん底に落ちていた喜久雄を自分の部屋へ呼んだ時、なぜここで暮らしているのか問われてこう答えました。 それまで人間国宝として女形の美だけを追求してきた万菊は、おそらく「美しいもの」に対する飽和状態に辟易していたのかもしれません。質素な部屋で心の平穏を取り戻し、晩年を安らかなものにしようとしていたのでしょうか。
10位:芸なんて関係あるか 血筋や(立花喜久雄)

喜久雄が半二郎のお初を代役で務めることになった時、俊介は「泥棒と一緒や!人のもん勝手に取って……と怒った方がおもろいやろ?」と喜久雄に言っていました。これに対する返答のような形で歌舞伎界から追われる前に喜久雄が俊介に言ったのが「芸なんて関係あるか、血筋や!……てな感じで怒った方がおもろいんやろな」というセリフ。 このセリフの応酬は、2人の複雑ながら戦友のような独特な関係性を見事に表しており、2人とも本音もしっかり漏らしつつユーモアで包んで返しています。こうしたセリフの伏線が実に粋で、本作の魅力の1つともなっているのでしょう。
『国宝』がもう一度観たくなる!物語を彩った名セリフ

どこを取っても名台詞・名場面だらけ!の映画『国宝』。今一度、1つ1つのシーンを大切に味わってみたいですね!映画『国宝』は2026年6月6日からAmazonプライム・ビデオで見放題独占配信がスタートしますので、ぜひ振り返ってみてください。


