サム・ライミ版『スパイダーマン』のヒロイン? MJ!!
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メリー・ジェーン・ワトソンことMJはサム・ライミ版『スパイダーマン』にてヒロインとなるキャラクターでしたがその評判は日米ともにかんばしくありません。その理由の第一として男性依存症に見えることが挙げられています。
第一作目では地元のガキ大将であり、いじめっこなフラッシュ・トンプソン(コミックでは後に偉大なヒーローとなります)と交際しており、スパイダーマンことピーター・パーカーにはつれない女性として描かれていました。
MJが批判される大きな理由としては男性の間をフラフラする姿です。フラッシュからスパイダーマンに移り、ピーターからハリー・オズボーンに移る。フラッシュもハリーもピーターの親友ではありますがあてつけのようにも見え、ピーターに否があってもダメな女性に映ることが多々ありました。
悲劇のヒロイン、スパイディの心に色濃く影を残したグウェン・ステイシー!!
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— Emma Stone Web (@EmmaStoneWeb) 2017年3月4日
グウェン・ステイシーはコミックですとスパイダーマンの三番目の恋人にして本気で愛した初めての女性でもあります。彼女はピーターの中でベンおじさんと並ぶ大きなトラウマでありヒーローとしての原動力です。
本来は学校のスターだった彼女でしたが唯一そっけない反応をしたのがヒーローとメイおばさんの看病に忙しかったピーター。
距離が縮まり恋人となった二人でしたが、スパイダーマンとヴィランの戦いに巻き込まれて高所から落下。咄嗟にウェブシューターを伸ばして受け止めたものの落下とキャッチの衝撃により死亡となり、スパイダーマンとそのファンに大きな衝撃を与えました。
『アメイジング・スパイダーマン』での彼女は知性的でピーターとも仲睦まじい恋人として描かれています。二人を演じた役者二人も熱愛中だったこともあり、彼女達の姿は大変に愛らしく映りました。ピーターとグウェンに破局の危機が訪れもしましたが無事に和解。
しかし、コミックと同様の悲劇が彼女を襲い、ピーターはスパイダーマンとしての意義を見失い、精神的窮地に立たされました。グウェンとピーターの絡みは映画の見所でもあり、感動的なものとなっています。
コミックでの彼女達は!?
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アメコミとは何が起こるか誰にも予想できないことで知られています。
それはヒロインも例外ではなく、グウェンは全平行世界のスパイダーマンが登場する『Spider verse』にてピーターの代わりに彼女が蜘蛛に噛まれてスパイダー・グウェンとなった姿が見られました。それが好評となり、今ではスパイダー・グウェンとして主役連載を持っています。
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MJはというとピーターと結婚しましたが、世界設定がリブートされたことでピターとは恋人同士となりました。グウェン・ステイシーの最期を踏襲したエピソードがきっかけで関係がこじれ別れました。そして今はグウェン、ピーター、MJの三人は良き友人となっています。