ローレンス・フィッシュバーンの出演映画などこれまでの軌跡【『マトリックス』のモーフィアス役】

2017年7月6日更新

ローレンス・フィッシュバーンは、『マトリックス』のモーフィアス役で世界的に有名な俳優です。今回は、『ラスベガスをぶっつぶせ』や『マン・オブ・スティール』など、日本でもヒットした映画に出演しているローレンス・フィッシュバーンをご紹介いたします。

ローレンス・フィッシュバーンのプロフィール

ローレンス・フィッシュバーンは、ハリウッドで最も才能のある俳優の1人で、全米黒人地位向上協会賞を何度も受賞しています。

1961年7月30日、アメリカのジョージア州オーガスタで生まれました。両親の離婚後は母に引き取られ、ブルックリンに引っ越しています。

キャリア

10歳の時、マンハッタンの小さな劇場で、ローレンスは初めて演技をします。当時、演技の勉強や技術トレーニングはしていなかったそうです。

1973年、12歳の頃、3シーズン続いた昼ドラ『One Life to Live(原題)』で、レギュラーの役を獲得しました。その後、スラム街をテーマにした映画『Cornbread,Earl and Me(原題)』でスクリーンデビューを果たしています。14歳の時には、フランシス・フォード・コッポラ監督の『地獄の黙示録』にキャスティングされ、2年間におよんだフィリピンでの撮影に参加しました。この長い撮影の後、1年半の休暇を取っています。

コッポラ監督はローレンス・フィッシュバーンに感銘を受け、『ランブル・フィッシュ』、『コットン・クラブ』、『友よ、風に抱かれて』で、主役として起用しました。

1986年にスタートしたテレビ番組『Pee-wee's Playhouse(原題)』にも、ローレンス・フィッシュバーンはレギュラー出演し、その後の10年で、スターダムにのし上がりました。

ジョン・シングルトン監督作品、『ボーイズ’ン・ザ・フッド』でのフューリアス・スタイルズ役で、ローレンス・フィッシュバーンは一躍映画ランキングの上位者となります。この作品までは、ラリー・フィシュバーンと名乗っていましたが、これ以降は、ローレンス・フィシュバーンという名前を使用するようになりました。

1993年、映画『ティナ』のアイク役での荒々しい演技が評価され、オスカー賞にノミネートされました。不快とも感じられるアイクの役も、ローレンス・フィッシュバーンには魅力的な経験だったようです。

大ヒットSF映画『マトリックス』では、ネオ(キアヌ・リーブス)に助言を与えるモーフィアスという役を演じ、2つの続編にも出演しました。

多くの映画作品に出演しているローレンス・フィッシュバーンですが、時には舞台にも立っています。2008年、1人舞台『サーグッド(原題)』でサーグッド・マーシャルを演じ、ドラマ・デスク・アワードを受賞、トニー賞にもノミネートされました。この作品は、後にスクリーン上映もされています。

2000年、CBS放送の有名なテレビドラマ『CSI:科学捜査班』のレイモンド・ラングストン博士役を得ましたが、2011年には、再び映画に焦点を合わせるため、ドラマの現場を去りました。その後、スーパーマン映画『マン・オブ・スティール』にペリー・ホワイト役で出演しています。

プライベート

最初の妻、女優ハイナ・O・モスとの間には、ラングストンとモンタナという2人の子どもがいます。2002年9月には、キューバ系アメリカ人女優、ジーナ・トレスと再婚しました。

国連の常設機関ユニセフの大使でもあります。

『マトリックス』でモーフィアスを演じたことで世界的に有名に

『マトリックス』は、コンピューターによって造られた仮想現実から目覚めた人間たちが、人類をコンピューターの支配から解放しようと戦うという物語です。『マトリックス』は3部作になっており、続編の『マトリックス リローデッド』、『マトリックス レボリューションズ』にもモーフィアスは登場しました。

モーフィアスは、ザイオン(最後の人類の街)に属する工作船、ネブカドネザル号の船長であり、伝説的なハッカーというキャラクターです。救世主伝説を信じて、ネオ(キアヌ・リーブス)を探し出し、ネオに仮想世界での戦い方を教えました。

『マトリックス』では、サイファー(ジョー・パントリアーノ)の裏切りによって窮地に立たされますが、ネオとトリニティ(キャリー=アン・モス)によって救出されます。

『マトリックス リローデッド』、『マトリックス レボリューションズ』でも命がけでネオをサポートし、激闘を繰り広げます。終盤、救世主伝説に疑念を感じる場面もありましたが、ネオとトリニティが信じる道をサポートし、ザイオンを救うために最後まで共に戦いました。

ローレンス・フィッシュバーンの主な出演映画

『ラスベガスをぶっつぶせ』(2008年)

『ラスベガスをぶっつぶせ』は実話を基にした映画で、マサチューセッツ工科大学の学生6人がブラックジャックのカードカウンティングのプロとなり、その後、ラスベガスのカジノで大金を稼いでいく、というストーリーです。

ローレンス・フィッシュバーンは、カジノの管理者であるコール・ウィリアムスを演じました。

『マン・オブ・スティール』(2013年)

スーパーマンの実写版映画『マン・オブ・スティール』で、新聞社の編集長、ペリー・ホワイトを演じました。

原作のコミックではペリーは白人だったため、アフリカ系アメリカ人がペリー役になったのは、ローレンス・フィッシュバーンが初めてのことでした。

ローレンス・フィッシュバーンの出演ドラマ

『CSI:科学捜査班』(2008~2011年)

『CSI:科学捜査班』は、次々に起こる難事件を最新科学を使って解決していく、というストーリーです。

ローレンス・フィッシュバーンは、レイモンド・グランストン博士役で出演しました。

『ハンニバル』(2013年~)

『ハンニバル』は、連続殺人犯に共感してしまうという特殊能力で犯罪プロファイラーとなったウィル・グレアムと、精神科医であり人食い殺人鬼であるハンニバル・レクターの物語です。

ローレンス・フィッシュバーンは、FBI行動科学課の長ジャック・クロフォードを演じました。ジャックは、ウィルとハンニバルを引き合わせるという重要な役どころでした。

ローレンス・フィッシュバーンの娘がポルノ契約?

ローレンス・フィッシュバーンにはジーナ・トレースとの間にモンタナ・フィッシュバーンという娘を授かっています。しかし、娘のモンタナは父と同じ、ハリウッド・スターではなく、ポルノ・スターになってしまいました。デビューはなんと19歳という年齢で果たしており、その後もその業界で活躍している様子。

ちなみに、恋人の元カノに暴行を加え、逮捕されたこともあり、何ことお騒がせすることが多い様子です。

ローレンス・フィッシュバーンがスター・ウォーズに出演??

もちろん、ローレンスはスターウォーズに出演していませんが、スターウォーズにメイス・ウィンドウ役で出演したサミュエル・L・ジャクソンと間違われることが多い様子。

過去には、『ロボコップ』の宣伝のために、朝のニュース番組に来たサミュエル・ジャクソンのことを、キャスターが間違えてローレンス・フィッシュバーンと呼んだことがありました。その際には、イラついた様子を見せ、キャスターに「同じ黒人でも、顔は似ていないぞ」と噛み付きました。

ローレンス・フィッシュバーンの今後

『バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生』

バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生』は『マン・オブ・スティール』の続編映画で、ローレンス・フィッシュバーンは『マン・オブ・スティール』と同じく、ペリー・ホワイト役で出演します。

今回の作品では、スーパーマン(ヘンリー・カヴィル)、バットマン(ベン・アフレック)に加えて、ワンダーウーマン(ガル・ガドット)も撮影に加わりました。

『バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生』は、2016年3月25日、日米同時公開予定です。