岡本多緒(TAO)の映画・ドラマ出演作は?カンヌ女優賞の日本人初受賞者を解説!「ウルヴァリン」「ハンニバル」での役柄は?
岡本多緒のプロフィール!TAOヘアーとは?

岡本多緒(TAO)は1985年5月22日生まれ、千葉県市川市出身の女優・モデルです。身長は177cm、血液型はAB型。 名前の由来はタオイズム(道教)。母親は妊娠時男の子が生まれると思っていて、「丹生」と名付けるつもりでしたが、女の子が生まれので「多緒」という漢字に変更したそうです。モデル・女優として活躍していますが、大学では声楽を専攻しているなど音楽も好きなようです。 もともとコンプレックスだった高い身長を逆手に取ろうと14歳でモデルデビューします。2006年には単身パリに行き、エリート・モデル・マネジメントに所属しました。 ラルフ・ローレンやエンポリオ・アルマーニなど、有名ブランドのキャンペーンに参加してきたTAOは、2013年『ウルヴァリン:SAMURAI』でスクリーンデビューを果たします。その後アメリカの国内テレビシリーズにも出演するようになるなど、活躍の場を広げています。
TAOヘアーがトレンドに

それまでは黒の長髪だったTAOですが、2009年の春に思い切ってマッシュルームヘアにチェンジをしました。 当初は自身のチャームポイントであった眉が隠れてしまうことを懸念していましたが、これがのちに多くのデザイナーやエージェントの目に止まり彼女を一躍人気者へと成長させることになります。 前髪を切りそろえたボーイッシュでかつレトロな髪型は「TAOヘアー」とよばれ、2010年ごろ若い女性を中心に人気のヘアスタイルとなりました。
岡本多緒のドラマ・映画出演作を一覧で解説
| 『ウルヴァリン:SAMURAI』(2013年) | 矢志田真理子役 |
|---|---|
| 『血の轍』(2014年) | 坂上陶子役 |
| 『クロスロード』(2015年) | 野村志穂役 |
| 『ハンニバル』(2015年) | 千代役 |
| 『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』(2016年) | マーシー・グレイブス役 |
| 『ラプラスの魔女』(2018年) | 桐宮玲役 |
| 『沈黙の艦隊』(2023年) | 舟尾亮子役 |
| 『ラストマンー全盲の捜査官ー』(2023年) | 葛西亜理沙役 |
| 『急に具合が悪くなる』(2026年) | 森崎真理役 |
映画『ウルヴァリン:SAMURAI』矢志田真理子役

世界的トップモデルとして活躍するTAOは、2013年『ウルヴァリン:SAMURAI』に矢志田真理子役で出演し女優としてのキャリアをスタートさせました。 『ウルヴァリン:SAMURAI』は『X-MEN』シリーズの主人公・ウルヴァリンを描いたスピンオフ第2弾。日本を舞台にヤクザとウルヴァリンの戦いが描かれ、MARVELのヒーローとサムライ魂が奇跡のコラボレーションを遂げた奇跡の一作です。 本作でTAOは、ウルヴァリンの旧友で矢志田産業総裁の孫娘・真理子を演じました。 女優デビュー1作目でいきなりヒロインを飾り、この演技が認められて以降アメリカ国内のテレビシリーズに出演するようになります。
ヒュー・ジャックマンに初対面でキスされた?!

もともとヒュー・ジャックマンのファンだったという彼女は、オーディションの話が来たときも臆せず挑戦したようです。オーディションを受けた際、大好きなヒューに初対面でキスされたTAOは椅子から崩れ落ちたというエピソードをインタビューで明かしています。 将来は「女性版ヒュー・ジャックマンになりたい」というくらいの大ファンで、彼が「マリコにはTAOが絶対にいい」と推してくれたことも女優に挑戦する勇気となりました。 幼い頃には、自身の高い身長がコンプレックスだったという彼女ですが、今では、1m89cmという身長を持つヒュー・ジャックマンと釣り合う身長があったからこそこの役を勝ち取れたと、自身の1m77cmという身長に感謝しているそうです!
ドラマ『血の轍』坂上陶子役(2014年)

日本国内ドラマ初出演となった『血の轍』。公園で元刑事の遺体が発見されたことに端を発し、国家を揺るがすほどの重大事件になりかねない報告書が発見されます。全文の解読を急ぐ捜査一課の刑事たちと、報告書を闇に葬り去ろうと暗躍する公安部のスリリングな駆け引きが描かれます。 岡本多緒は、捜査一課第一特殊班の警部で、優れたハッキング能力を持つ坂上陶子を演じました。
映画『クロスロード』野村志穂役(2015年)

青年海外協力隊での活動を通して成長していく青年たちを描いた『クロスロード』。EXILEの黒木啓司が映画初出演にして初主演を務めました。 岡本多緒は、ボランティアに懐疑的な主人公と、優等生タイプの隊員の間に立ち、療法を理解しながら仲を取り持つよき理解者である野村志穂を演じました。
ドラマ『ハンニバル』千代役(2015年)

『羊たちの沈黙』(1991年)などで知られる若き日のハンニバル・レクター博士と、FBIアカデミー教官ウィル・グレアムの攻防と奇妙な関係を描いた映画の前日譚。 岡本多緒はもともとレクター博士の叔母であるレディ・ムラサキを演じる予定でしたが、年齢が合わないということで、レディ・ムラサキの身の回りの世話をする千代を演じました。
映画『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』マーシー・フレイブス役

アメリカンコミック、人気ヒーローの双璧であるスーパーマンとバットマンの闘いを描いた本作。2016年3月に公開されました。2013年の『マン・オブ・スティール』の続編で、監督は前作に引き続きザック・スナイダーが務めました。 TAOはヒーローと対峙する不気味な悪役レックス・ルーサーのボディガードであるマーシー・フレイブスを演じました。
映画『ラプラスの魔女』桐宮玲役(2018年)

東野圭吾の小説を原作に、三池崇史が実写映画化したサスペンスミステリー『ラプラスの魔女』。温泉地で男性が硫化水素中道で死亡したのをきっかけに、次々と似た事故が発生します。事件性を疑う刑事・中岡の前に、気象の変化を正確に言い当てることができる謎の女・羽原円華が現れます。 岡本多緒は、円華の能力を知る数少ない人物の1人で、彼女を追っている桐宮玲を演じました。
映画『沈黙の艦隊』舟尾亮子役(2023年)
かわぐちかいじによる人気漫画を原作に、大沢たかお主演で映画化された『沈黙の艦隊』。日米が極秘裏に開発した日本初の原子力潜水艦「シーバット」は衝突事故を偽装し、艦長の海江田の指揮のもと、核ミサイルを積んだまま深海へと姿を消してしまいます。海江田の目的とは……? 岡本多緒は、官房長官秘書の舟尾亮子を演じました。
ドラマ『ラストマンー全盲の捜査官ー』葛西亜理沙役(2023年)

福山雅治が盲目のFBI捜査官、その相棒の刑事を大泉洋が演じたドラマ『ラストマン』。被害者の息子と容疑者の息子として、日々起こる事件を解決しながら、41年前の強盗殺人事件の真相解明に挑みます。 岡本多緒は第7話に後妻業と第三国のスパイを疑われるセラピスト、葛西亜理紗を演じました。
映画『急に具合が悪くなる』森崎真理役(2026年)
がんの転移を経験しながら生き抜く哲学者・宮野真生子と、臨床現場の調査を積み重ねてきた文化人類学者が交わした20通の往復書簡『急に具合が悪くなる』を原作に、『ドライブ・マイ・カー』(2021年)などの濱口竜介監督が映画化した本作。 岡本多緒は、舞台演出家でがん闘病中の森崎真理を演じ、ビルジニー・エフィラ演じる主人公と親交を深めていきます。
岡本多緒の来歴を解説!モデルから日本人初のカンヌ女優賞受賞まで
21歳から海外のモデル活動開始
2006年、21歳のとき単身パリに渡り海外でのモデル活動を始めたTAO。ファッションの都であるパリに憧れるモデルは多いですが、彼女は若干21歳でその土を踏んでいます。 彼女がそんな思い切った行動を取れたのは、高校のときに培った語学力のおかげだったようです。高校2年のとき一年間イギリスに留学していたため、言葉の問題はまったくなく、海外に住むことへの抵抗もなかったと言います。
イヴ・サンローランのランウェイにも出場
パリに到着したTAOがまず始めたことは、現地のエージェントリストを作ることでした。リストを作り、電話をして、面接を受けました。 初日にハイレベルな事務所3社に連絡をとり、2つ断られたときには挫けてしまったそうです。しかし、3社で採用をもらい、同事務所から2006年3月のパリコレに出場しています。 2008年春夏パリコレクションでは、世界的有名ブランドであるイヴ・サンローランのランウェイにも立っています。これはアジア系唯一の快挙でした。
58ブランドのショーに出演!世界で大活躍
2009年には、第52回FEC賞 FECモデル・オブ・ザ・イヤーの受賞や、「vogue」などの様々な雑誌から新星のスーパーモデルとして大々的に取り上げたために、知名度も大きくあがりました。なんと2009年には、世界第5位の出演数となる58ブランドのファッションショーに出演しました。 そして翌年の2010年には、ドキュメンタリー番組『情熱大陸』に出演し、ニューヨークでの一人暮らしの様子や、モデルとして体型維持のための食生活へのこだわりなど、普段目にすることができないモデルの生活を明かしました。
アジア人モデルとしての成功と葛藤
パリコレクションをはじめとして、世界の有名コレクションで人気ブランドの衣装を着こなすモデル・TAO。その綺麗な黒髪と凛とした表情はまさに、アジアンビューティーの象徴ともいえますが、本人はアジア人モデルとしての地位が確立されていくことに少し戸惑いもあったようです。 「アジア人らしい美しさ」が人気となる一方で、ステレオタイプ的な評価に悔しい思いも抱えていたようです。
2016年、雑誌編集長と結婚
2016年5月に結婚を発表したTAO。お相手は、雑誌『The Last Magazine』のチーフエディターを務めるテンジン・ワイルド。エディターだけでなく、有名ブランドのデザイナーなども務めているファッション界のスターです。 2014年には、当時恋人同士だった二人で揃ってバナナリパブリックの広告にも登場しています。 とても絵になる二人です。
女優活動開始からカンヌまで
モデルとして世界的に活躍していたこともあり、ハリウッド映画で俳優デビューした岡本多緒。その後も国内外問わずドラマや映画で印象的な役を演じてきました。 そんな彼女の集大成ともいえるのが、出演最新作『急に具合が悪くなる』。がんと闘いながら日々を前向きに生き、主人公に大きな影響を与える舞台演出家の森崎真理を演じました。本作で彼女はカンヌ国際映画祭のコンペティション部門でダブル主演のビルジニー・エフィラとともに最優秀女優賞を受賞しました。 日本人が最優秀女優賞を受章するのは史上初の快挙です。
岡本多緒(TAO)の出演作・プロフィールを紹介

国内外で俳優として活躍する岡本多緒(TAO)の出演作やプロフィールなどを紹介しました。日本人初のカンヌ最優秀女優賞受賞という偉業を達成した彼女。 出演最新作『急に具合が悪くなる』は、2026年6月19日から公開されています。




