2019年11月30日更新

ウルヴァリン(ローガン)の秘密を紹介 アベンジャーズに参加経験あり?【X-MEN】

ヒュー・ジャックマン『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』
©️20TH CENTURY FOX/zetaimages

大人気映画「X-MEN」シリーズ。その主人公ウルヴァリンは、アメコミヒーローのなかでも1、2を争う人気キャラクターです。そんな彼について、知られざるトリビアを紹介しましょう。

目次

X-MENの人気ミュータント、ウルヴァリンの秘密を紹介!

アメコミヒーロー映画「X-MEN」シリーズの主人公ウルヴァリン。ヒュー・ジャックマン演じるこのキャラクターは大人気を博し、スピンオフシリーズも大成功を収めました。 ジャックマンがシリーズからの引退を表明し、2017年に公開された最終作『LOGAN/ローガン』も大好評となりました。そんなウルヴァリンについて、みなさんはどれくらい知っているでしょうか。 コミックとは違う映画オリジナルの設定や、知っているようで知らなかった彼のトリビアを紹介しましょう。 ※この記事には映画「X-MEN」シリーズおよび「ウルヴァリン」スピンオフ各作品のネタバレが含まれます。未鑑賞のかたはご注意ください。

ウルヴァリンとは?

ミュータントヒーローチーム、X-MENのメンバーであるウルヴァリン(本名:ジェームズ・ハウレット)。 チームの中でも高い戦闘能力と耐久力、回復力を誇る彼は、アメコミキャラクターのなかでも非常に高い人気を獲得しています。 2000年に公開された実写映画『X-メン』から、ヒュー・ジャックマンがウルヴァリンを演じ、世界中で大人気となりました。

ウルヴァリンの能力が発現したきっかけ

ウルヴァリンのミュータント能力は、ある衝撃的な事件がきっかけで発現します。 1832年、カナダに生まれたジェームズ・ハウレットは病弱な少年でした。ところが1845年のある夜、突然家に怒鳴り込んできた使用人のトーマス・ローガンによって、父ジョンが殺されてしまいます。 その現場を目撃したジェームズは、怒りと悲しみでミュータント能力が覚醒。手の甲から長い鉤爪のような骨が伸び、怒りに任せてローガンを殺害しました。死の直前、ローガンは自分がジェームズの実の父親であると告げたのです。

超人的回復能力やアダマンチウムの爪を手に入れた経緯を紹介

ヒーリングファクター

ウルヴァリンの大きな特徴のひとつは、“ヒーリングファクター”と呼ばれる超回復能力です。この力を持つ彼は、普通なら致命傷になる怪我を負っても即座に回復することができます。また、この能力によってウルヴァリンは、不老長寿となりました。 しかし、この能力は加齢とともに少しずつ衰えていきます。

強靭な金属・アダマンチウムの鉤爪はいつ手に入れたのか

ジェームズが生まれ持っていた鉤爪は、もともとは骨でできていました。義兄ビクターに最愛の恋人ケイラを殺された際ジェームズは復讐を誓いますが、そのままの能力ではビクターを倒すことができませんでした。 そこで、能力を強化することができるというストライカー将軍の口車に乗り、アダマンチウム合金を自らの骨格に埋め込む手術を受けることにします。この手術によって鋼鉄の鉤爪を持つ最強のミュータント、ウルヴァリンが誕生。 しかし、この手術はミュータントを殲滅させるための兵器「ウェポンX」計画の一部であり、ストライカーは、ジェームズのビクターへの復讐を遂げさせるつもりはなかったのです。騙されたことを知ったジェームズは、手術中に自力で抜け出しストライカーにも復讐することを誓います。

過去の記憶を失った経緯

『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』
© 20TH CENTURY FOX/zetaimage

ウルヴァリンをミュータント殺害兵器「ウェポンX」にしようとしていたストライカー将軍は、彼の手術の一部として、その記憶を消すことを予定していました。しかし、そのことに気がついたウルヴァリンは記憶を消される前に逃走。 ビクターと和解し、協力して「ウェポンⅪ」となったウェイド・ウィルソンを倒すことに成功します。 しかし、その様子を見ていたストライカーは、アダマンチウムの弾丸をウルヴァリンの眉間に打ち込みます。持ち前の治癒能力で命を落とすことはありませんでしたが、その傷の影響で彼はそれまでの一切の記憶を失ってしまいました。

ウルヴァリンの家族について

ミュータントの兄がいる!?

『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』
© 20TH CENTURY FOX/zetaimage

ジェームズの実の父親、トーマス・ローガンにはもう1人の息子がいました。それが、ジェームズの異母兄であるビクター・クリードです。 ビクターはジェームズと同様に超人的な治癒能力と、獣のように強靭な爪をもつミュータントでした。父親を殺害したジェームズを見たビクターは、彼が弟であると察知します。その後ふたりだけで強く生きていこうと約束し、ともに戦争に身を投じていきます。ビクター・クリードは、セイバートゥースと呼ばれるミュータントの本名です。 シリーズ1作目『X-MEN』(2000)に登場するセイバートゥースと、スピンオフ1作目『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』(2009)に登場するビクターは全く違うキャラクターですが同一人物のようです。

「ウルヴァリン」というコードネームの意味は?

ケイラとともにカナダで暮らしていたとき、彼女はジミーに精霊ウルヴァリンの話をしました。それは、月を愛した精霊ウルヴァリンがトリックスターにそそのかされ、月のために地上にバラを取りに行き、戻れなくなってしまったという悲しい言い伝えです。 ビクターに殺されたケイラの仇を討つため、骨格にアダマンチウム合金を埋め込む手術を受ける際、ジミーはこの言い伝えになぞらえ、自ら「ウルヴァリン」と名乗ることを決心しました。 また、「ウルヴァリン」は日本語では「クズリ」と呼ばれるイタチ科の肉食獣のことでもあります。クズリは小型ながらも凶暴で、オオカミやクマにも単独で襲いかかるため、勇敢で恐怖心を持たない動物として知られています。日本を舞台とした『ウルヴァリン:SAMURAI』では、周囲の日本人からウルヴァリンは「クズリ」と呼ばれていました。

ウルヴァリンに影響を与えたかつての恋人たち

永遠とも思われた長い人生の中で、多くの出会いと別れを経験してきたウルヴァリン。その苦い経験から、人を遠ざける癖がついてしまいました。 ここでは、彼の人生に影響を与えたかつての恋人たちを紹介しましょう。

ケイラ・シルバーフォックス(『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』)

孤高のヒーロー・ウルヴァリンにとって、その長い人生で出会ってきた女性たちとの関係も大きな影響を受けた大切な要素です。ミュータントの特殊部隊「チームX」脱退後、カナダでともに暮らしていたケイラは、彼が鋼鉄の肉体を持つきっかけになりました。

ジーン・グレイ(「X-MEN」シリーズ旧3部作)

『X-メン』ファムケ・ヤンセン(ジーン・グレイ)
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『X-メン』で、ミュータントの少女ローグとともに、X-MENに救われプロフェッサーXが運営する「恵まれし子らの学園」にやってきたウルヴァリン。彼はそこで同じくミュータントのジーン・グレイと出会い、想いを寄せるようになります。 しかし、ジーンはX-MENのメンバーであるサイクロップスことスコット・サマーズと恋愛関係にあり、彼らは三角関係になってしまうのでした。 映画では、『X-MEN 2』(2005)で死亡したジーンが『X-MEN ファイナル・ディシジョン』(2006)で蘇り、ウルヴァリンを誘惑するシーンがありますが、別人のようになってしまった彼女をウルヴァリンは拒絶しています。

ジーンを殺害し心に大きな傷を負う

『X-MEN ファイナル・ディシジョン』では、死亡したと思われていたジーンが復活。封印されていた能力を覚醒し、その能力を暴走させ人類を滅亡の危機に陥れます。 能力をコントロールできずに苦しむ彼女を救うため、ウルヴァリンはジーンを殺害。彼女への愛と人類の未来のため仕方がなかったとはいえ、自ら愛する女性を殺してしまったことは、彼の心に新たに大きな傷を残しました。

そのほか気になるトピック 原作のスーツが映画で採用されなかった理由とは?

原作と映画のスーツを比較!

原作コミックのウルヴァリンといえば、特徴的な黄色と青のスーツ姿が思い浮かぶ人もいるのではないでしょうか。実際コミックのファンたちは、ヒュー・ジャックマンのスーツ姿を熱望していました。しかし、彼がこれまでのシリーズであのトレードマーク的なスーツを着ることはありませんでした。 それはいったいなぜだったのでしょう。 ジャックマンはこれについて「やり方がわからなかった」と語っています。実は『ウルヴァリン:SAMURAI』(2013年)のラストシーンでは、ウルヴァリンが飛行機でボックスを開けると、そこにスーツが入っている、というシーンが撮影されたそうですが、残念ながらカットされてしまいました。 また、『LOGAN/ローガン』(2017年)のジェームズ・マンゴールド監督は、「すべてのヒーローの打ち、ローガンが最もナルシスティックでない」と考えたとか。「明るい黄色のスーツを着て、自分の善行を威張り歩く、そんな欲望はウルヴァリンらしくない。少なくとも私の考えでは、ウルヴァリンはずっと自分自身と戦ってきたはずだ」と、スーツを着るのを良しとしなかった理由を説明しています。 ちなみに、ジャックマンが話したスーツが入ったボックスのシーンは『ウルヴァリン/SAMURAI』のDVD/Blu-rayに「もう1つのエンディング」として収録されているので、観たことがないひとはチェックしてみてはいかがでしょう。

原作コミックでのアベンジャーズとの関係

アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン
© Walt Disney Studios Motion Pictures

実写映画シリーズ、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)で大人気となっているアベンジャーズとウルヴァリンは、原作コミックではどんな関係があるのでしょうか。 実はコミックでは、アベンジャーズのメンバーはかなり流動的で、数多くのヒーローが入れ代わり立ち代わり参加しては離脱しています。 ウルヴァリンは初期アベンジャーズが解散した後、2005年に結成された“ニューアベンジャーズ”に参加しています。

原作コミックでのデッドプールとの関係

デッドプール
©20TH CENTURY FOX

実写映画「デッドプール」シリーズで、ライアン・レイノルズ演じるウェイド・ウィルソン/デッドプールは、執拗にウルヴァリンをネタにしています。原作コミックでは、彼らにはどんな関係があるのでしょうか。 コミックでも、実写映画と同様にウェイドはガンに冒され、その治療のため「ウェポンX」計画から派生した実験に参加します。ウルヴァリンから抽出されたヒーリングファクターを注射された彼は、一命を取り留めますが、ガン細胞が突然変異してしまい、表皮まで侵食されてしまいました。 デッドプール誕生に、ウルヴァリンは間接的にですが大きく関わっていたのです。

ヒュー・ジャックマンはウルヴァリン役で世界的スターに

ヒュー・ジャックマン
WENN.com

今ではウルヴァリンのイメージが定着したヒュー・ジャックマンは、オーストラリア出身の俳優です。キャリア初期は、映画やテレビドラマに出演。その後、ミュージカル『美女と野獣』や『サンセット大通り』などに出演し、人気を獲得しました。 舞台での活躍が中心だったジャックマンは、2000年、『ミッション:インポッシブル2』の撮影が延長され疲れ切っていたダグレイ・スコットの代役としてウルヴァリン役に抜擢されます。その後の活躍は知っての通りです。 2017年の『LOGAN/ローガン』でウルヴァリン役を引退したジャックマンですが、家で子供たちと遊ぶときにはウルヴァリンが復活するそうです。

ウルヴァリンの活躍を映画で振り返る

『X-メン』(2000年)

シリーズ第1作目に登場したとき、ウルヴァリンはすでに記憶を失った状態でした。彼は、他のミュータントから力を奪う能力を持った少女ローグと出会います。セイバートゥースに襲われた彼らはX-MENのメンバー、サイクロップスに助けられ「恵まれし子らの学園」へ。 ウルヴァリンは、失った記憶を取り戻す手助けをしてもらう条件でX-MENに加入しました。

『X-MEN2』(2003年)

アメリカ政府対ミュータント対策本部顧問のウィリアム・ストライカーは、すべてのミュータントの抹殺を企んでいました。ウルヴァリンは、彼の部隊に襲撃された「恵まれし子らの学園」から3人の生徒を救い出し、ストライカーに捕らわれたプロフェッサーXを救出に向かいます。 実はストライカーこそ、ウルヴァリン誕生の鍵を握る人物でした。

『X-MEN:ファイナル・ディシジョン』(2006年)

前作で死亡したジーン・グレイが復活。しかし、自身の力を覚醒させた彼女は、X-MENの敵に回ってしまいます。ミュータント治療薬キュアをめぐって、X-MENとマグニートーのテロ組織「ブラザーフッド」の最後の戦いがくり広げられます。 しかしウルヴァリンは、愛するジーンを自らの手で葬ることに。

『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』(2009年)

スピンオフ第1作目では、ウルヴァリンの誕生秘話が描かれました。1832年に生まれたジェームズ・ハウレットが能力に目覚めたきっかけから、兄の存在、兵士として幾多の戦場をくぐり抜けてきた過去が明らかに。そして現在の肉体に改造され、記憶を失った経緯も判明しました。

『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』(2011年)

X-MENのはじまりを描く新3部作第1章。ウルヴァリンは、酒場でプロフェッサーXとマグニートーからX-MENに誘われますが、即座に断りました。

『ウルヴァリン:SAMURAI』(2013年)

ジーンを失った心の傷を抱え、山奥にこもっていたウルヴァリン。そこで彼は、第二次世界大戦中に命を助けた日本人・ヤシダから連絡を受けます。 本作では、ウルヴァリンが長崎で被爆していたことが明らかになりました。

『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014年)

2023年。対ミュータント用ロボット軍隊・センチネルによって絶滅の危機に瀕したミュータントを救うため、ウルヴァリンは精神を70年代の自分の体に移します。センチネルの開発を防ごうとしますが、それによって歴史が大きく変わってしまいます。

『X-MEN:アポカリプス』(2016年)

新3部作最終章にウルヴァリンはカメオ出演しています。囚われの身だったX-MENは、ウルヴァリンがアダマンチウム手術後に脱走した騒ぎにまぎれて、脱出に成功します。

『LOGAN/ローガン』(2017年)

『ローガン』 ヒュー・ジャックマン
© 2016 TWENTIETH CENTURY FOX

『LOGAN/ローガン』では、歳を重ねるにつれヒーリングファクターが弱くなったウルヴァリンの最後の冒険が描かれています。 自らのクローンであるミュータントの少女、ローラを連れてプロフェッサーXとともにミュータントたちが暮らすという「エデン」を目指したローガン。しかし、彼は自分の完全なクローンX-24との戦いで命を落としてしまいます。 ローガンはミュータントの未来の希望であるローラと、ほかのミュータントの子供たちを守ってその生涯を終えました。

ウルヴァリンの今後の活躍にも期待!MCUでも登場なるか

大人気ヒーロー、ウルヴァリンにまつわるトリビアをご紹介しました。 『LOGAN/ローガン』でそれまでウルヴァリンを演じ大人気を博したヒュー・ジャックマンが引退し、幕を閉じた孤高のヒーローの物語。コミックでもウルヴァリンは2014年に死亡しましたが、2018年9月に『Return of Wolverine(原題)』で復活しました。 今後、映画版でも別の俳優で復活が期待されているウルヴァリン。X-MENがMCUに合流するともいわれており、今後の活躍にも期待したいですね!