2017年12月27日更新

【ネタバレ】『ウルヴァリン: X-MEN ZERO』ローガンの生い立ちが明らかに?【あらすじ】

マーベルのヒーローチーム「X-MEN」のなかでも最も高い人気を誇るウルヴァリン。そんな彼のオリジン・ストーリー『ウルヴァリン: X-MEN ZERO』のネタバレ・あらすじをご紹介します。

『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』のネタバレ・あらすじをご紹介!

さまざまな能力を持ったミュータントたちが活躍する、マーベルの大人気シリーズ「X-MEN」。 シリーズのスピンオフとして製作されたウルヴァリンの単独シリーズ第1作目『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』(2009)は、人気キャラクターのオリジンを描いた作品です。 最強のミュータント、ウルヴァリンはどのようにして誕生したのか、それ以前の彼の人生はどんなものだったのかに迫った本作は、世界各国で大成功を収めました。そんな『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』のネタバレ、あらすじを復習していきましょう。

父を殺されたショックでミュータント能力が覚醒

1845年、病弱な少年ジェームズ・ハウレットは隣人トーマス・ローガンに父が殺されるところを目撃してしまいます。そのショックと怒りでジェームズのミュータント能力が覚醒。手の甲から伸びた3本の骨でローガンを殺害しますが、そのとき彼が本当の父親であることを知ります。 ローガンの息子でジェームズの幼馴染であるビクターは、ジェームズを連れてその場を逃走。すでに能力に目覚めていたビクターは、これからは「兄弟」ふたりで生きていこうとジェームズに言いました。 その後1世紀以上に渡って、南北戦争や2つの世界大戦で数々の戦場に身を投じた2人は、ミュータントの回復能力に加え、兵士としての戦闘能力を高めていきます。

兄の変化…処刑を生き延び「チームX」へ加入

もともと凶暴な性格だったビクターは、戦場に長く身を置いていたためさらに残虐さを増していきました。ベトナム戦争の際、ビクターは村人に暴行しようとし、上官までも殺してしまいます。ジェームズは兄をかばったため、2人は銃殺処刑されることになってしまいます。 しかし、ミュータントの超回復能力のため2人は死にません。そんな彼らの前にストライカーと名乗る軍人が現れました。ストライカーは、ミュータントで構成された特殊部隊「チームX」に加入するよう彼らを誘いに来たのでした。 ジェームズとビクターはチームに加入し、他のミュータントらと知り合いますが、チームの非情な任務に疑問を持ったジェームズは脱退してしまいます。

平穏な生活から一転、ウルヴァリン誕生へ

「チームX」脱退から6年後、ローガンは恋人ケイラとともに平和に暮らしていました。そこへストライカーが現れ、「チームX」の元メンバーが何者かに殺されており、ローガンにも危険が迫っていると警告します。その後すぐに、ビクターによってケイラが殺されてしまいます。ローガンは怒り狂って反撃するものの返り討ちに。 ビクターへの復讐のため、ローガンはストライカーの「ウェポンX計画」に参加することを決め、新たに「ウルヴァリン」と記されたドッグタグを作成してもらいます。骨格にアダマンチウム合金を埋め込む手術中、ストライカーが自分の記憶を消そうとしていることを知ったローガンは、エージェント・ゼロの妨害を振り切って研究所を脱出しました。

復讐のためかつての仲間の元へ…新たなミュータントにも遭遇

ビクターとストライカーへの復讐のため、ローガンはかつての仲間ケストレルのもとへ。そこでストライカーの情報を持っているというブロブにも再会。ボクシング対決の結果、ある島にストライカーの研究所があり、そこにビクターもいるということを知ります。 また、島の場所を知っているというレミー・ルポーを見つけますが、島の研究所から脱走してきたルポーはローガンを追っ手と勘違いし、攻撃されてしまいます。 そうこうする間に、ビクターはケストレルを殺害。ローガンはビクターを取り逃がしてしまいます。島の研究所を壊滅させることを条件に、ローガンを飛行機で島まで連れていきました。

研究所を破壊するため「ウェポンⅪ」と対決

島に到着すると、ストライカーは多くのミュータントたちの能力を、ひとりのミュータントに合成する「ウェポンⅪ」の実験をしていました。 その実験のため、島には多くのミュータントの子供たちが捕らえられていました。 そこへビクターと、死んだはずのケイラが現れます。実はケイラもミュータントであり、ストライカーからローガンを監視するように送り込まれていたのでした。 復讐を果たすため、ビクターと戦うローガン。アダマンチウムで強化されたことで、ビクターを圧倒します。しかし、ケイラの一言でとどめは刺さずに子供たちとその場を去ろうとします。

そこに立ちふさがったウェポンⅪは、変わり果てた姿のウェイド・ウィルソンでした。ウェポンⅪと死闘を繰り広げるローガンですが、全く歯が立ちません。そこへビクターが加勢し、2人は勝利をおさめます。 しかしケイラはストライカーの銃弾に倒れ、ローガンも額にアダマンチウムの弾丸を受け、記憶を失ってしまいました。 自分が誰かもわからなくなってしまったローガンは、助けに来たルポーとともにケイラの亡骸を置いてその場を去るのでした。

『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』の登場キャラクター/キャスト

ウルヴァリン/ローガン/ジェームズ・ハウレット(演:ヒュー・ジャックマン)

ウルヴァリン、もしくはローガンこと本名ジェームズ・ハウレットは、病気がちな子どもでした。 ところがある日、ジェームズは父ジョンが殺されるのを目撃してしまいます。その際、怒りのためミュータント能力が覚醒。 その後、150年以上に渡って多くの戦場に身を投じたジェームズは、驚異的な回復能力を持ち、銃弾を受けても死ぬことがありません。 また、手の甲から3本の骨を出すことができ、アダマンチウム注入後は、それらもアダマンチウム合金の爪に変化しました。 ウルヴァリンを演じたヒュー・ジャックマンは、この役で飛躍的に知名度を上げます。2017年『LOGAN/ローガン』を持って当役を引退し、有終の美を飾りました。

セイバートゥース/ビクター・クリード(演:リーヴ・シュレイバー)

ビクター・クリードはジェームズの父を殺したトーマス・ローガンの息子で、ジェームズの異母兄弟です。幼い頃からミュータント能力に目覚めていたようで、獣のような鋭い爪を持ち、やはり驚異的な回復能力があります。 兄として、ジェームズとともに数々の戦場をくぐり抜けてきましたが、その性格は人を殺すことに全くためらいを見せない残虐なもの。 ビクターを演じたリーヴ・シュレイバーは、舞台俳優として知られており、トニー賞助演男優賞も受賞しています。1996年に出演したホラー映画『スクリーム』で注目を集め、2013年からは人気テレビシリーズ『レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー』の主演として高い人気を獲得しました。

ウィリアム・ストライカー(演:ダニー・ヒューストン)

ウィリアム・ストライカーは、ミュータントの特殊部隊「チームX」編成の責任者です。目的のためなら手段を選ばない冷淡な性格で、ジェームズとビクターを「チームX」に加入させました。 本作の黒幕的人物で、ローガンを強化する「ウェポンX計画」のため暗躍。実はミュータントだった息子に妻を殺害された経験があり、ミュータントに対して恨みを持っています。 ストライカー役のダニー・ヒューストンは映画監督として活躍していましたが、1995年の『リービング・ラスベガス』に出演したことから、俳優に転身しました。 『アビエイター』(2004)では、全米俳優組合賞にもノミネート。『ビッグ・アイズ』(2014)や『ワンダーウーマン』(2017)への出演でも知られています。

ケストレル/ジョン・ライス(演:ウィル・アイ・アム)

ケストレルと呼ばれるジョン・ライスは、ジェームズやビクターとともに「チームX」に所属していたミュータントです。 短距離テレポート能力を持ち、その能力で戦闘中も相手を翻弄。「チームX」脱退後に訪ねてきたローガンに協力し、ビクターを探すことになります。 ケストレルを演じたウィル・アイ・アムはラッパーで、ヒップホップグループ「ブラック・アイド・ピーズ」のメンバーです。映画では、本作以外に『マダガスカル2』(2009)などへの声の出演をはじめ、多くの作品に出演しています。

ボルト/クリス・ブラッドリー(演:ドミニク・モナハン)

ボルトこと、クリス・ブラッドリーは電気を操る能力をもつミュータントです。電気で動くものならなんでも動かすことができます。ジャームズらとともに「チームX」に所属していましたが、のちに脱退。移動サーカスで能力を使って小銭を稼いでいました。 ボルトを演じたドミニク・モナハンは、ファンタジー大作「ロード・オブ・ザ・リング」三部作(2001〜2003)にホビットのメリー役で出演。2004年から2010年にかけては、人気テレビシリーズ『LOST』でチャーリー・ペース役を演じました。

ブロブ/フレッド・デュークス(演:ケヴィン・デュランド)

ブロブは巨体と怪力を誇るミュータントで、「チームX」に所属していた際には頑強な体を活かし、戦車の弾丸を止めるなど、驚異的な能力を発揮していました。 チーム脱退後は摂食障害により肥満体に。減量を試みるも、なかなか成果は見られません。ストライカーの情報をかけて、ローガンとボクシング対決をします。 ブロブ役のケヴィン・デュランドは、カナダ出身の俳優で、身長は198cmです。『バタフライ・エフェクト』(2004)では、主人公と同房の囚人カルロスを演じています。また、人気テレビシリーズ『LOST』では傭兵班のリーダー、マーティン・キーミーを演じ日本でも知名度を上げました。

エージェント・ゼロ(演:ダニエル・へニー)

超人的な動体視力をはじめとする身体能力を持ち、銃の扱いを得意とするミュータント、エージェント・ゼロ。ローガンらが脱退した後も「チームX」に所属し、ストライカーの下で働いていました。民間人殺害なども命令されれば迷いなく実行する冷酷な性格です。 エージェント・ゼロを演じたダニエル・ヘニーは韓国系アメリカ人の俳優で、2005年の韓国ドラマ『私の名前はキム・サムスン』に出演し、日本でも知られるようになります。 その後も韓国とアメリカ両方の映画やドラマに出演。2017年からは、人気テレビシリーズ『クリミナル・マインド FBI行動分析課』のレギュラーキャストとなりました。

ウェポンⅪ(イレブン)/ウェイド・ウィルソン(演:ライアン・レイノルズ)

ウェイド・ウィルソンは人間をはるかに超えた反射神経と俊敏さをもつミュータントです。その戦闘能力は非常に高く、ストライカーからは「無駄口さえ叩かなければ、最高の兵士」と評されていました。 「チームX」解散後は死亡したとされていましたが、ストライカーにより他のミュータントの能力を移植され「ウェポンⅪ」として生まれ変わります。その際、口を縫われたうえに意識も奪われてしまい、コンピュータの命令に従うだけの生体兵器にされてしまいました。 ウェイド・ウィルソンを演じたライアン・レイノルズは、2004年に肉体改造をして『ブレイド3』に出演し、肉体派俳優として知られるようになります。2016年には、本作で演じたウェポンⅪの原作に忠実な姿である『デッドプール』に主演し、大注目を集めました。

ケイラ・シルバーフォックス(演:リン・コリンズ)

ケイラは、ローガンが「チームX」から脱退して6年後、カナダで一緒に暮らしていた恋人です。実は彼女もミュータントであり、同じく能力を持つ妹を人質に取られ、仕方なくストライカーに協力していました。彼女は触れることで相手の考えを操ることができますが、ローガンへの愛は本物だったと言います。 ケイラを演じたリン・コリンズは、舞台・映画両方で活躍しています。映画『ヴェニスの商人』(2004)や『ジョン・カーター』(2012)などに出演し、2017年からはテレビシリーズ『Manhunt: Unabomber (原題)』に出演しています。

ガンビット/レミー・ルポー(演:テイラー・キッシュ)

ガンビットことレミー・ルポーは、ストライカーの施設で2年間実験を受けていたミュータントで、手から物質にエネルギーをチャージすることができます。作中ではトランプにエネルギーを込めて弾丸のように発射したり、棒を使って大地にエネルギーをチャージし衝撃を与えるなど、能力をさまざまに応用して活躍しました。 ガンビットを演じたテイラー・キッシュは、2006年から2011年に放送されたテレビシリーズ『フライデー・ナイト・ライツ』で注目を集めます。その後2012年には、『バトルシップ』や『ジョン・カーター』、『野蛮な奴ら/SAVADES』に主演。2017年には『アメリカン・アサシン』に出演しました。

2017年、ヒュー・ジャックマンのウルヴァリン役引退で終焉を迎えた「ウルヴァリン」シリーズ。 今後、新たなキャストを迎えて一新されるかどうかは不明ですが、本作からジャックマン演じるウルヴァリンの軌跡を振り返ってみてはいかがでしょうか。