柴田恭兵のプロフィール
『あぶない刑事』の主演で大ブレイクしたことで知られる柴田恭兵は、大学卒業後、サラリーマン時代を経て、24歳(1975年)の時に劇団東京キッドブラザースに入団して俳優デビューをしています。
1978年に刑事ドラマ『大追跡』で連続ドラマの初レギュラーを出演を果たし、1979年に連続ドラマ『赤い嵐』で初出演を飾ります。その後、『あぶない刑事』シリーズで大ブレイクし、『はみだし刑事情熱系』などでもヒットを飛ばし、2015年現在までの主演ドラマ作品は20本を超えています。
映画『野蛮人のように』、『道』で優秀助演男優賞受賞
1987年に、『野蛮人のように』(1985年)、『道』(1986年)で、第10回日本アカデミー賞優秀助演男優賞受賞を受賞しました。
ヒロインの作家とやくざの下っ端の逃走劇を描いたサスペンス映画『野蛮人のように』(1985年)では、ヒロインと逃走する羽目になるやくざの下っ端・中井英二役で出演しています。
長距離トラック運転手の中年夫の苦悩を描いた『道』(1986年)は、1956年作のフランス映画『ヘッドライト』のリメイク映画であり、その作中で柴田恭兵は、ギャンブル狂の主人公の親友・篠塚稔役を演じていました。
映画『福沢諭吉』、『![ai-ou]』『集団左遷』では主演男優賞を受賞
柴田恭兵は、1991年の福沢諭吉の半生を描いた映画『福沢諭吉』で主役である福沢諭吉を演じ、同じく1991年の中年チンピラたちの青春を描いた映画『![ai-ou]』で、借金の取り立てを生業としながら、パイロットを夢見る主人公・佐倉修次を演じています。
1992年に第15回日本アカデミー賞優秀主演男優賞受賞を受賞し、1994年に第18回日本アカデミー賞優秀主演男優賞も、1994年に公開されたバブル崩壊後のリストラに立ち向かうサラリーマンたちの姿を描いた映画『集団左遷』で、バブル期の中途入社組で危機感を最初に抱く主人公・滝川晃司で受賞しています。
映画『半落ち』で2度目の助演男優賞受賞
2005年には、2004年に公開された映画『半落ち』で志木和正役を演じ、人生2度目となる第28回日本アカデミー賞助演男優賞受賞を受賞しました。同年の2005年に同作品で、高崎映画祭・最優秀助演男優賞受賞も受賞しています。
32歳では元モデルと結婚し、息子も授かる
『あぶない刑事』シリーズでブレイクする前の1983年の32歳の時に、元モデルの一般女性と結婚しており、結婚した時にはすでに一般人だったため奥さんの写真などは非公開となっています。知人の紹介で知り合って、大ゲンカの末、仲良くなったようです。さらに、柴田恭兵には、奥さんの連れ子だった息子を長男に、次男、長女と3人の子供がいるようですが、2004年に20歳だった次男を気管支炎による心臓発作でなくされているそうです。
『あぶない刑事』シリーズでのサングラス姿がかっこいい!
『あぶない刑事』シリーズとは、1986年に放送されて以来人気を誇り、幾度となく映画化されている刑事ドラマであり、型破りな刑事コンビの柴田恭兵が演じる飄々としたユージと舘ひろしが演じるクールなタカが毎回、事件を解決するという作品です。それまで群青劇のようだった刑事ドラマを、主役の二人にフォーカスを当ててバディものにし、東京の警視庁を舞台にしたものが多かった時代に、横浜の神奈川県警にした所も大きな特徴です。
歌手としても活躍。ドラマ『もっとあぶない刑事』挿入歌の『trash』を担当
柴田恭兵と言えば、歌手としても有名ですね。ドラマ『もっとあぶない刑事』では挿入歌である『trash』、映画の『あぶない刑事』シリーズでの挿入歌として『ランニング・ショット』や『WAR』などもあります。『ランニング・ショット』に関しては、その後公開された映画『あぶない刑事リターンズ』、『あぶない刑事フォーエヴァー』でも使用されています。
2016年1月公開映画『さらば あぶない刑事』では仲村トオルと5年ぶりの共演
2016年1月公開映画『さらば あぶない刑事』は、2010年に放送された柴田恭兵主演の連続ドラマ『刑事定年』の第7話(2010年12月8日放送)で、仲村トオルが後輩の刑事役としてゲスト出演して以来、5年ぶりの共演となりました。前作の映画から10年の月日が経っていますが、全く変わらないキャラクターに、ファンなら興奮間違いなしですよ。