堤真一、下積み時代は極貧で苦労していた?!デビューからひも解く10つの事実

2017年11月20日更新

『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズ『クライマーズ・ハイ』『容疑者Xの献身』などで知られる堤真一。あらゆる映画やドラマに引っ張りだこの堤ですが、これまでには厳しい下積み時代も経験してきました。今回は、そんな堤真一の遍歴を、9の項目を辿りながらご紹介します。

シリアスな役からコメディ役までこなす俳優・堤真一

堤真一は1964年7月7日生まれ、兵庫県西宮市出身の俳優です。数々のドラマや映画に出演しているベテラン俳優です。言葉少ないシリアスな役どころから、見る方も呆れてしまうダメ人間まで、とにかく演技の幅が広く、長年ドラマや映画に引っ張りだこです。 映画『クライマーズ・ハイ』『容疑者Xの献身』など、数多くのヒット作に出演している彼が超貧乏生活を送っていた…?! 知られざる下積み生活の裏側から、今後の堤真一出演の注目作品までご紹介していきます。

1:高校卒業後JACに入団、舞台俳優としてデビューした堤真一

演技派俳優として知られる堤真一が、もともと千葉真一主催のアクション俳優、スタントマンの養成所JAC(ジャパンアクションクラブ)出身であることはあまり知られていません。では最初は堤はアクション俳優志望だったのか……と言うと、実はそうでもなく、そもそも本気で役者を目指していたわけではなかったそうです。 転機となったのは、舞台『天守物語』に獅子頭役で出演した時のこと。端役にすぎなかった堤に、主演の歌舞伎役者、坂東玉三郎が熱心に指導をしてくれたことに感銘を受け、それから本格的に役者を志すことになります。

アクションセンスは健在!

土曜ドラマとして放送がスタートし、二部作で映画も製作された「SP」シリーズでは、岡田准一とともにスリル満点のアクションを魅せました。

2:真田広之の付き人をしていた時期がある

俳優としての地位を確固たるものとした名優、真田広之でした。 堤は真田の付き人時代、鞄持ちから身の回りの世話、お気に入りのジュースをクーラーボックスに詰めて準備するなど、多くの気配りを施しましたが、それでも時に雷が落ちることもあったそうです。堤は今でも真田の前に出ると、緊張から顔が引きつり、声もうわずってしまうと言います。

3:部屋にキノコが生えていた?!極貧の下積み時代

下積み時代の堤真一の生活はまさに極貧と呼ぶにふさわしいものでした。家賃2万5000円の風呂なし、共同トイレの木造ボロアパートに暮らし、銭湯に行く金もないから体を洗うのに流しを使ったとか。 のちにこの時を、「真っ暗闇の状態だった」と語った堤。 生きていくことに不安を感じながらも、生活費のためにやりたくない仕事をやる自分が許せなかったと言います。

人に歴史あり。今の堤があるのはこの時の苦労を乗り越えたからだと言えるでしょう。

4:堤真一がドラマ『ピュア』でブレイク、『やまとなでしこ』で知名度を一気にあげた

1996年、平均視聴率23.5%を記録したフジテレビ系ドラマ『ピュア』に出演。 軽度の知的障害はあるが、オブジェづくりに類まれなる才能をもつ折原優香(和久井映見)と、フリー記者・沢渡徹(堤真一)とのラブストーリーです。 民放テレビドラマの初出演作となった本作で、堤真一は役者としてブレイクするきっかけを掴みます。

続く2000年、フジテレビ系の月9ドラマ『やまとなでしこ』に主演の松嶋菜々子の相手役・中原欧介として出演し、お茶の間にその名を知られるようになりました。 幼少期の極貧生活がトラウマとなり、「貧乏」を忌み嫌い玉の輿を目指す、美人なだけで歪んだ性格の神野桜子(松嶋菜々子)と、マサチューセッツ工科大学に留学しながらも、父の死によって家業の魚屋を母ときりもりすることになってしまったさえない男・中原欧介(堤真一)のラブストーリーです。 主題歌である、MISIAが歌う「Everything」を耳にするとこのドラマを思い出す人も多いのでは。

5:俳優として数々の賞を受賞

一躍有名俳優に

世間にその実力を認められるようになった堤真一は、瞬く間に出演作を増やしていき、2005年に出演した映画『フライ、ダディ、フライ』と『ALWAYS 三丁目の夕日』で報知映画賞最優秀助演男優賞をはじめとした多くの賞を受賞。以降、毎年の映画賞の常連になります。

『クライマーズ・ハイ』『容疑者Xの献身』で日本映画史上4人目の快挙を達成

堤の快進撃は留まることを知らず、2008年には、横山秀夫の同名小説が原作の映画『クライマーズ・ハイ』で主演の悠木和雅役をつとめ、日本アカデミー賞主演男優賞を受賞します。

同年、福山雅治との共演を果たした『容疑者Xの献身』の石神哲哉役で、日本アカデミー賞助演男優賞も受賞。同賞の主演と助演をW受賞するのは三國連太郎、柄本明、三浦友和に続く、史上4人目の快挙となり、堤は日本を代表する名優達と肩を並べるに至りました。

6:「自分の原点は舞台にある」と今でも舞台の出演を欠かさない堤真一

今や日本を代表する映画、ドラマ俳優となった堤真一ですが、自らの原点である舞台役者としての仕事を忘れたことはありません。1984年、JAC時代に『ゆかいな海賊大冒険』で初舞台を踏んでから2016年現在に至るまで、ほぼ毎年舞台に出演しています。

7:実は阪神タイガースの大ファン

甲子園球場のお膝元、兵庫県西宮市出身の堤真一は、仕事では標準語を使いますが、プライベートでは関西弁だという生粋の関西人。野球では当然のように根っからの阪神ファンです。 2013年には、小学生時代に市内の野球大会で土を踏み、姉がウグイス嬢をつとめていたという個人的にも縁の深い甲子園球場で、映画『俺はまだ本気出してないだけ』のPRとして始球式に登板しました。

8:シリアスだけでなくコメディ作品にも定評がある堤真一

『神様はバリにいる』で胡散臭い日本人大富豪を演じる

2015年の映画『神様はバリにいる』で主演をつとめ、バリ島に住む自称"爽やか"な日本人大富豪で、現地の人々に愛されるアニキ役を演じました。アニキは借金を抱えた元女実業家に、お金持ちになるコツと称したメチャクチャな修行をさせ振り回します。

コメディの奇才こと福田雄一監督作にも出演

2013年公開の福田雄一監督作、青野春秋の同名漫画が原作の『俺はまだ本気出してないだけ』に、40歳過ぎで脱サラし漫画家を目指すシズオ役で主演。シズオはいい年なのですが、ゲームに明け暮れて本気が出るまで待つというダメ親父です。 見た目もだらしなく、すぐにサボろうとする究極に"ゆるい"キャラクターでした。 映画『容疑者Xの献身』などのシリアスな演技が高評価を得ましたが、コメディ作品への出演も多く、関西出身の堤真一自身のキャラクターも親しまれています。

福田雄一が演出と脚本をつとめた、藤子・F・不二雄原作のドラマ『スーパーサラリーマン左江内氏』で主人公の左江内英雄を演じ、新境地を開拓しました。 左江内は職場では万年係長、家では恐妻と思春期の子供たちが待つ普通のサラリーマンです。しかしある日突然、謎の男にスーパーヒーローを引き継がされ、世界平和と家庭問題の板挟みに葛藤しながらおじさんヒーローとして奮闘します。

9:元カノは女優の鈴木京香

堤真一は芸能界きってのモテ男との評判があります。嘘か誠か、過去には深津絵里、松雪泰子、小雪などとの交際も報じられました。 そんな中で、1999年に『39 刑法第三十九条』で共演した鈴木京香とは、2年間ほどの交際関係があったことを、鈴木側が告白しています。そんなモテ男の堤は、2013年に一般の女性との入籍を発表しています。

10:2013年に16歳年下の一般女性と結婚!

「最後の独身大物俳優」と言われた堤真一は、一般女性と結婚したことを2013年3月1日に所属事務所公式サイトで発表し、同年に第一子の女児が誕生しました。 お相手は当時32歳で、4年前に出会ってから時間をかけてお互いの機が熟すのを待ち、その上での入籍となったとのこと。一般人のため名前や顔写真は公表されませんでしたが、深津絵里と北川景子似の美女で、清楚で物静かな人だそうです。 一部報道で女性は熱愛の噂があった、元女優の鶴見ルイでは?と言われています。また、2017年春ごろに次女が誕生し、テレビ番組などで子煩悩ぶりを披露しています。

堤真一の最近の活躍

シリアスな演技からコミカルな役どころまで、役者として多彩な顔ぶれを見せる堤真一は、2016年には、百田尚樹原作、岡田准一主演『永遠の0』のスタッフが再集結した話題作『海賊とよばれた男』へ出演しました。 2017年12月には堺雅人と高畑充希が夫婦を演じる、ミステリーファンタジー作品『DESTINY 鎌倉ものがたり』にも出演。 苦しい下積み時代を糧に、今の成功を収めた堤真一の、これからのさらなる活躍に期待です。