映画「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズ全3作のあらすじ・ネタバレ!見る順番と各作の結末まで解説
西岸良平の漫画『三丁目の夕日』を原作に、山崎貴監督が昭和30年代の東京・下町を描いた映画『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズ。2005年の1作目は第29回日本アカデミー賞で最優秀作品賞を含む12部門を受賞し、3作合計の興行収入が110億円を超える大ヒットシリーズになりました。 舞台は東京タワーが建設中の昭和33年から、東京オリンピックが開かれた昭和39年まで。鈴木オートで働く六子と、売れない小説家・茶川竜之介と少年・淳之介の暮らしが、作品ごとに年月を重ねて描かれます。 この記事では、シリーズを見る順番と全3作のあらすじを、各作品の結末までネタバレありで紹介します。結末を知りたくない人は、各作品の「あらすじ」の項目までで読むのを止めてください。
映画「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズを見る順番と各作品の基本情報
シリーズは公開順に物語と時代が進み、登場人物の関係も作品ごとに変わっていきます。1作目から公開順に見るのがおすすめです。 下の表では、各作品の公開日・舞台となる年・上映時間・興行収入・主題歌をまとめました。
| 1作目 ALWAYS 三丁目の夕日 | 公開日:2005年11月5日 舞台:昭和33年(1958年) 上映時間:132分 興行収入:32.3億円 主題歌:D-51「ALWAYS」 |
|---|---|
| 2作目 ALWAYS 続・三丁目の夕日 | 公開日:2007年11月3日 舞台:昭和34年(1959年) 上映時間:146分 興行収入:45.6億円 主題歌:BUMP OF CHICKEN「花の名」 |
| 3作目 ALWAYS 三丁目の夕日'64 | 公開日:2012年1月21日 舞台:昭和39年(1964年) 上映時間:144分 興行収入:34.4億円 主題歌:BUMP OF CHICKEN「グッドラック」 |
監督はVFXの名手・山崎貴|『ゴジラ-1.0』でアカデミー賞も受賞

シリーズ3作すべての監督を務めたのは山崎貴です。VFX制作会社の白組に所属し、2000年の『ジュブナイル』で監督デビューしました。本シリーズでは、昭和30年代の街並みや建設中の東京タワーをミニチュアとCGで再現しています。 その後も『永遠の0』や『STAND BY ME ドラえもん』などのヒット作を手がけ、2023年の『ゴジラ-1.0』では第96回アカデミー賞視覚効果賞を受賞しました。続編となる『ゴジラ-0.0』は2026年11月3日に公開予定です。
「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズの主要キャストと登場人物
物語の中心になるのは、通りをはさんで向かい合う「鈴木オート」と茶川の駄菓子屋の2軒です。主な登場人物と演じたキャストは次のとおりです。 ・茶川竜之介(吉岡秀隆)…駄菓子屋を営む売れない小説家 ・古行淳之介(須賀健太)…茶川のもとで暮らすことになる少年 ・石崎ヒロミ(小雪)…淳之介を茶川に預けた居酒屋の女主人 ・鈴木則文(堤真一)…自動車修理工場「鈴木オート」の社長 ・鈴木トモエ(薬師丸ひろ子)…則文の妻 ・鈴木一平(小清水一揮)…鈴木家の息子 ・星野六子(堀北真希)…青森から集団就職で上京した鈴木オートの従業員 全3作のキャストと子役の一覧は、次の記事で詳しくまとめています。
1作目『ALWAYS 三丁目の夕日』のあらすじ・ネタバレ
| タイトル | ALWAYS 三丁目の夕日 |
|---|---|
| 公開日 | 2005年11月5日 |
| 舞台 | 昭和33年(1958年)の東京・夕日町三丁目 |
| 上映時間 | 132分 |
| 原作 | 西岸良平『三丁目の夕日』 |
| 監督 | 山崎貴 |
| 脚本 | 山崎貴、古沢良太 |
| 音楽 | 佐藤直紀 |
| 主題歌 | D-51「ALWAYS」 |
| 主なキャスト | 吉岡秀隆、堤真一、小雪、堀北真希、薬師丸ひろ子、須賀健太、小清水一揮、三浦友和、もたいまさこ、小日向文世 |
| 興行収入 | 32.3億円 |
| 主な受賞 | 第29回日本アカデミー賞 最優秀作品賞を含む12部門 |
1作目のあらすじ
昭和33年の春、青森から集団就職で上京した星野六子(堀北真希)は、夕日町三丁目の自動車修理工場「鈴木オート」で働き始めます。大きな会社を想像していた六子はがっかりしますが、短気でも情に厚い社長の則文(堤真一)、妻のトモエ(薬師丸ひろ子)、息子の一平(小清水一揮)と暮らすうちに、家族の一員のようになっていきます。 一方、鈴木オートの向かいで駄菓子屋を営む売れない小説家・茶川竜之介(吉岡秀隆)は、思いを寄せる居酒屋の女主人・ヒロミ(小雪)に頼まれ、身寄りのない少年・淳之介(須賀健太)を預かることに。最初はうっとうしく思っていた茶川でしたが、自分の小説のファンだという淳之介に、しだいに愛情を感じていきます。
1作目の結末ネタバレ
クリスマスの夜、茶川は勇気を出してヒロミにプロポーズし、ヒロミも受け入れます。しかし父親の入院費で多額の借金を抱えていたヒロミは、翌朝、茶川の前から姿を消してしまいます。 さらに、淳之介の父親だという大企業の社長・川渕(小日向文世)が現れ、淳之介を引き取りに来ます。茶川は淳之介の幸せのためだと自分に言い聞かせ、わざと冷たく突き放しますが、淳之介は父親のもとを飛び出して茶川のところへ戻ってきました。ふたりは本当の親子のような絆を結びます。 鈴木オートでは、母親に嫌われていると思い込んで帰省を渋っていた六子に、トモエが母親の本当の思いを伝えます。里心がつかないよう、わざと冷たくしていたと知った六子は青森へ帰省。六子を見送った鈴木家の3人は、夕日に照らされた建設中の東京タワーを見上げるのでした。
2作目『ALWAYS 続・三丁目の夕日』のあらすじ・ネタバレ
| タイトル | ALWAYS 続・三丁目の夕日 |
|---|---|
| 公開日 | 2007年11月3日 |
| 舞台 | 昭和34年(1959年)の東京・夕日町三丁目 |
| 上映時間 | 146分 |
| 原作 | 西岸良平『三丁目の夕日』 |
| 監督 | 山崎貴 |
| 脚本 | 山崎貴、古沢良太 |
| 音楽 | 佐藤直紀 |
| 主題歌 | BUMP OF CHICKEN「花の名」 |
| 主なキャスト | 吉岡秀隆、堤真一、小雪、堀北真希、薬師丸ひろ子、須賀健太、小清水一揮、小池彩夢、平田満、浅利陽介、上川隆也、吹石一恵 |
| 興行収入 | 45.6億円(シリーズ最高) |
| 主な受賞 | 第31回日本アカデミー賞 最優秀主演男優賞(吉岡秀隆) |
2作目のあらすじ
昭和34年の春。茶川は淳之介と親子のように暮らしていましたが、淳之介の実の父親だという川渕(小日向文世)が、たびたび淳之介を引き取りに来ていました。人並みの暮らしをさせると約束して淳之介を預かり続けることにした茶川は、姿を消したヒロミへの思いも胸に、一度はあきらめた芥川賞を目指して小説を書き始めます。 一方の鈴木オートには、事業に失敗して出稼ぎに出る親戚・鈴木大作(平田満)の娘、美加(小池彩夢)が預けられます。お嬢さま育ちの美加は下町の暮らしになじめず、鈴木家の人々に反発してばかりです。また六子は、コックを目指して上京した幼なじみの中山武雄(浅利陽介)と再会します。 なお冒頭では、茶川が書いた物語の中の場面として、フルCGのゴジラが東京タワーを破壊するシーンが描かれ話題になりました。
2作目の結末ネタバレ
茶川が書き上げた小説は芥川賞の候補に選ばれ、鈴木オートや商店街の人々もこぞって作品を読んで応援します。ところが、芥川賞の社内委員を名乗る松下(浅野和之)に「受賞には選考委員の接待が必要」と持ちかけられ、町の人々が出し合ったお金を渡してしまいます。これは詐欺で、茶川は結局、芥川賞も逃してしまいました。 しかし、茶川の小説を読んで彼の思いを知ったヒロミが、夕日町に戻ってきます。茶川と淳之介、ヒロミは3人で暮らし始めることに。一方の鈴木家では、すっかり家族になじんだ美加が、新しい仕事を見つけた父と暮らすために去っていきます。 再会と別れをそれぞれかみしめながら、茶川家と鈴木家の人々は同じ夕日を見つめるのでした。
3作目『ALWAYS 三丁目の夕日'64』のあらすじ・ネタバレ
| タイトル | ALWAYS 三丁目の夕日'64 |
|---|---|
| 公開日 | 2012年1月21日 |
| 舞台 | 昭和39年(1964年)の東京・夕日町三丁目 |
| 上映時間 | 144分 |
| 原作 | 西岸良平『三丁目の夕日』 |
| 監督 | 山崎貴 |
| 脚本 | 山崎貴、古沢良太 |
| 音楽 | 佐藤直紀 |
| 主題歌 | BUMP OF CHICKEN「グッドラック」 |
| 主なキャスト | 吉岡秀隆、堤真一、小雪、堀北真希、薬師丸ひろ子、須賀健太、小清水一揮、森山未來、大森南朋、米倉斉加年、高畑淳子、染谷将太 |
| 興行収入 | 34.4億円 |
| 主な受賞 | 第37回報知映画賞 助演男優賞(森山未來/『北のカナリアたち』と合わせて受賞) |
3作目のあらすじ
昭和39年、東京オリンピックを控えて活気づく夕日町三丁目。鈴木オートは事業を広げ、すっかり一人前になった六子(堀北真希)は、凡天堂病院で働く若い医師・菊池孝太郎(森山未來)に恋をしていました。菊池には女遊びをしているという悪い噂もあり、則文(堤真一)は気が気ではありません。 一方の茶川家では、茶川と結婚したヒロミ(小雪)のお腹に新しい命が宿り、高校生になった淳之介(須賀健太)は東大を目指して勉強しています。しかし茶川は、少年誌の連載で謎の新人作家「緑沼アキラ」に人気を奪われ、作家として追い詰められていきます。
3作目の結末ネタバレ
緑沼アキラの正体は、茶川に憧れてひそかに小説を書いていた淳之介でした。淳之介に自分と同じ苦労をさせたくない茶川は、小説を書くことを禁じます。そんな中、茶川を勘当した父・林太郎(米倉斉加年)が亡くなります。葬儀に帰った茶川は、父が息子の作品をすべて買い集め、一作ずつ批評を書き込みながら読んでいたことを知り、涙を流します。 父の思いを知った茶川は、淳之介に勉強と小説のどちらを取るかを迫り、小説を選んだ淳之介をあえて家から追い出します。餞別に万年筆を渡された淳之介は、自分は茶川の「一番弟子」だと告げて旅立ちました。 鈴木オートでは、菊池の悪い噂が、病院で禁じられていた貧しい人々への無償診療をしていたことによる誤解だったと判明します。六子は菊池との結婚を決め、則文とトモエに見送られて新婚旅行へ出発。やがてヒロミは女の子を出産し、夕日町の人々は今日も変わらず夕日を見つめるのでした。
「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズについてよくある質問
『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズはどの順番で見ればいいですか?
公開順に、2005年の『ALWAYS 三丁目の夕日』、2007年の『ALWAYS 続・三丁目の夕日』、2012年の『ALWAYS 三丁目の夕日'64』の順で見るのがおすすめです。物語の時代も昭和33年、昭和34年、昭和39年と公開順に進みます。
実写映画シリーズは全部で何作ありますか?
実写映画は全3作です。原作は西岸良平が1974年から「ビッグコミックオリジナル」で連載している漫画『三丁目の夕日』で、1990年にはテレビアニメも放送されました。
4作目の続編はありますか?
2026年10月時点で、4作目の製作は発表されていません。2012年公開の『ALWAYS 三丁目の夕日'64』がシリーズの最新作です。
シリーズの興行収入はどれくらいですか?
1作目が32.3億円、『続』が45.6億円、『'64』が34.4億円で、3作の合計は110億円を超えています。シリーズで最もヒットしたのは『続』です。
シリーズの主題歌は何ですか?
1作目の主題歌はD-51の「ALWAYS」です。『続』はBUMP OF CHICKENの「花の名」、『'64』は同じくBUMP OF CHICKENの「グッドラック」が使われました。



