2017年7月6日更新

小林聡美、幅広い世代に愛される女優のナチュラルな魅力に迫る10のこと

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小林聡美

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1.『3年B組金八先生』の生徒役で女優デビュー

小林聡美は、中学生の時に武田鉄矢主演ドラマ『3年B組金八先生』の安恵美智子役で女優デビュー。特に女優を目指していたわけではなかったそうですが、ドラマはよく見ているし、やってみたら面白そうだからやってみようかなと言う「ちょっとした興味」だけで、生徒役のオーディションを受けてみたところ見事合格したそうです。 『3年B組金八先生』はロングランシリーズの人気ドラマ。出演した俳優、女優の中には俳優としてのキャリアが少ない人、当時は無名の新人俳優、歌手なども起用され、このドラマ出演後に実力をつけ有名になり多方面で活躍した有名人も多いです。小林聡美もその一人です。

2.『転校生』で映画初主演

1982年、小林聡美は大林宣彦監督の映画『転校生』で主演に抜擢されて本格的に映画デビューします。そしてこの作品で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。『転校生』は男の子と女の子の体が入れ替わってしまった思春期の中学生の男女を描いた青春映画です。 コミカルから切ない場面まであるこの映画の中で小林聡美はヌードシーンも披露。新人の体当たり演技、いきいきとした表情の演技は印象的でデビュー当初から演技力の高さが評価され受賞に至ったのでしょう。

3.ドラマ『やっぱり猫が好き』シリーズが大ヒット

小林聡美は1988年10月11日から1991年9月21日までフジテレビ系で放送された日本のコメディドラマ『やっぱり猫が好き』の中で三女きみえ役として出演。このドラマはマンションの一室を舞台に、恩田家の三姉妹が繰り広げる騒動を一話完結で描いたものです。恩田三姉妹の何気ない会話のやりとりがウケました。 三女みきえはしっかり者ですが、酔っ払うといろいろな物を拾って来たり寝言が激しいなどの癖を持ち、豊富な物まねレパートリーを披露する強烈なキャラクター。後のインタビューで小林聡美は、このきみえ役が女優として転機の1つだったと答えています。
「今までにない仕事だったから、楽しかった。やったことがない事を最初にやる時は新鮮に感じる。新しい仕事をする時が転機と言うわけじゃないけれど、やっぱり面白いと思う」
小林聡美にとって恩田三姉妹の一人を演じた事は、はまり役だったように思われます。

4.『めがね』『かもめ食堂』など、”ゆるふわ映画”に多数出演

『かもめ食堂』(2006)

小林聡美は2006年3月『かもめ食堂』2007年9月『めがね』など荻上直子監督の映画に出演。 『かもめ食堂』は北欧フィンランドの港町を舞台に、訳ありげな食堂「かもめ食堂」を営んでいる小林演じる店主さちえとその手伝いをするミドリ(片桐はいり)とマサコ(もたいまさこ)の物語。ゆったりと交流を繰り広げてゆく様子を描いたヒューマンストーリーで、人と場所との関係を丁寧に紡いでいます。

『めがね』(2007)

『めがね』は奄美大島与論島を舞台に小林演じる旅人タエコと、現地の人々、タエコを追ってきた青年を交えてちょっと風変わりでどこにでもいそうな面々のゆるやかな日々が描かれています。現地の人々との交流を通して日々の生活で凝り固まってしまった思考をゆっくりほぐしてゆく様子が描かれています。 小林聡美は自然体でいることに対して、次のように話しています。
「自分の事をよく見せようとか、ちゃんとしてないといけないなどと思わないようしているところがある。もちろんかっこ悪いことや恥ずかしいことはあるがそれを隠さないでみっともない自分を認めてあげる」
あっけらかんとした飾らない性格やまっすぐなところが、ゆるふわ映画に多数出演している理由なのでしょう。

5. 脚本家・三谷幸喜と結婚、そして離婚

プライベートでは『やっぱり猫が好き』の脚本ほとんどを担当した三谷幸喜氏と1995年に結婚。理想の夫婦ランキングなどでは上位に挙がることも多く、二人で雑誌の表紙を務めることもしばしばあり、おしどり夫婦として有名でした。 二人の間には子供はいませんでしたが、二人共動物好きだったので、犬や猫を数匹飼って家族同然の生活をしていました。しかしながら、2011年に16年間の結婚生活を解消。マスコミ宛FAXでは「価値観の小さな違いが積み重なり、だんだん大きくなってしまった」と発表しています。

6.45歳で大学生に!

中学生時代から芸能活動をしており、その間勉強が出来なかったため、年齢を重ねるにつれ勉強の大切さを感じたのか過去には、英語留学を経験していました。 2011年、45歳の時に女優・執筆の仕事をこなしつつ、学習院女子大学文化交流学部に社会人入学し、2015年に卒業後、「近世の風俗や落語の歴史的展開を研究したい」と語っており大学院に進学しています。

7.著作も多数

小林聡美は女優だけでなく、エッセイストとして著述活動を行っています。 『読まされ図書室』、『散歩』、『ワタシは最高にツイている』、『マダムだもの』など、ユーモアあふれる多くのエッセイを30冊近くも出版しています。その中には電子書籍化されているものも多々あります。

8. 堂本剛もファンを公言!マイペース女優・小林聡美の魅力

小林聡美は過去2回ほど堂本剛に結婚したいと思ったほど好きな人と公言されています。テレビ番組「新堂本兄弟」にゲスト出演した際、堂本剛本人から告白されたが、それに対して小林は「へぇ~、そうですかー」とマイペースに答えました。堂本以外にも松岡昌宏、香川照之も小林聡美の大ファンと言っています。 そんな彼女は「年齢と共に頑張りすぎたり、張り切りすぎてもしょうがないと思うようになった」ところがあるあるようで、他人に迷惑をかけず、何よりも自分が楽でいるのがいいと思っているようです。

9.トーク番組「ボクらの時代」のナレーションを担当

ある共通点を持つ様々なジャンルで活躍する3人がスタジオに集まり、お題にのせて自由気ままに話をするトーク番組『ボクらの時代』。このナレーションを小林聡美が担当。この番組はゲストのトークでだけで成り立ち、MCなし、台本なしです。

10.『かもめ食堂』の市川実日子、もたいまさことドラマで再共演

小林聡美はかつて映画で共演したことのある市川実日子、もたいまさこと2015年12月、猫との田舎暮らしドラマ『山のトムさん』で再共演。もたいまさことは、公私にわたり付き合いが長く、仲良し。お互いリラックスして仕事が出来る相手と思っているようです。ロケは自然溢れる長野や山梨で一ヶ月。長い付き合いだと信頼関係も強く、心を落ち着かけせて撮影に望めたことが伺えます。