クリス・コルファーのプロフィール
1990年カリフォリニアに生まれたクリス・コルファー。その歌唱力は小さい頃から折り紙付きで、クリスの祖母は彼を教会に連れて行って歌わせていたそう。コミュニティのシアターで催された『ウエスト・サイド・ストーリー』、『サウンド・オブ・ミュージック』に出演して経験を積んだ後、2009年短編映画『Russel Fish: The Sausage and Eggs Incident(原題)』でデビューしました。
『glee/グリー』カート・ハメル役でブレイク!
クリスの名を一気に有名にしたのが超人気ドラマ『glee/グリー』への出演。弱小合唱部の冴えないメンバーが歌とダンスを通して成長していく青春ドラマです。
クリスはいじめられっ子のゲイ、カート・ハメルを演じました。このカートという役名は、『サウンド・オブ・ミュージック』で彼が演じたカート・ヴォン・トラップにちなんだもの。また、クリスは高校生の時にいじめに遭った経験があります(本人は「(いじめっ子を交わすための)ウィットに富んだ受け答えができるようになった」と話しています)。カートは彼自身を反映したキャラクターだったのですね。
ゴールデンクローブ賞も受賞!
女性顔負けのカウンターテナー(男性パートでの高音域)としての美声はもちろん、過激ないじめに遭ったにも関わらず自分の信念を曲げない姿が世界中のファンに影響を与えました。クリスはカート役で2011年のゴールデングローブ賞助演男優賞を受賞しています。
また、シーズンを重ねて最も成長したキャラクターでもあります。ドラマ開始当初(写真左)とその後(写真右)では全く異なる外見ですよね。ちなみにカートがおしゃれでファッショニスタであるのに対し、クリスは全くファッションに興味がないよう。
僕はファッションについては何も知らないし、興味を持ったことも無い。カートが着るような服は、ホントはすごく恥ずかしいんだよ。
共演者のダレン・クリスと仲良し!
ゲイのカートがシーズン2で交際を始めた相手はライバル校のグリー部員、ブレイン。2人のラブラブっぷりはドラマの中でもダントツでした。カートに尽くすブレインを演じたのはダレン・クリス。2012年、ダニエル・ラドクリフの代役としてブロードウェイに立った経験もあり、主にミュージカルで活躍しています。
ドラマではカップルの2人ですが、プライベートでは一時期不仲説が流れたことも。しかしツイッターで親しげなやり取りをみせたりと噂はデマのようで、仲の良い友人同士のようです。
ちなみにクリスはゲイであることをカミングアウトしており、しばしばボーイフレンドのウィル・シェロッドとの写真が撮られています。ダレンは異性愛者ですが、ブレインを演じたことがきっかけでLGBTを支援する団体をサポートしているとか。
本も出版!
かっこいいルックスに女性顔負けの美声…クリスの才能はそれだけではありません。彼は物書きの才能にも秀でており、幼少時から物語を書くことが好きだったとか。高校生の時には『スウィーニー・トッド』をアレンジした『Shirley Todd』を書き上げています。
2012年にはコメディ映画『ストラック・バイ・ライトニング』の脚本を手がけ、主演として映画デビューも果たしています。また、同年夏には出版社と契約を結び、『ザ・ランド・オブ・ストーリーズ:ザ・ウィッシング・スペル』で小説家デビューも果たしています。この児童向けファンタジー小説は続編も発表され、どちらもニューヨーク・タイムズ紙のベストセラーにランクインしています。
さらには『glee/グリー』のシーズン5で第19話『Old Dog, New Tricks(原題)』で、脚本を手がけたことも。ピーターパンをテーマにしたこのエピソードは共演者たちからもファンからも高い評価を得ました。
クリス・コルファーの現在
2015年2月、『glee/グリー』の全撮影を終了したクリス。しかし、その勢いはとどまることを知らず、2016年にはイギリスで人気のコメディドラマ『アブソリュートリー・ファビュラス』の映画版が公開されます。映画への出演はデビュー作『ストラック・バイ・ライトニング』以来だそうですが、出演者に挟まれて楽しそうな様子のクリスが撮影されています。2016年7月イギリスで公開予定です。
マルチな才能を持つクリス・コルファー、これからの活躍にますます期待ですね!