『家政婦のミタ』の脚本家が描く究極の家族愛『はじめまして、愛しています。』
2016年7月からテレビ朝日で放送されるドラマ『はじめまして、愛しています。』。本作は『女王の教室』や『偽装の夫婦』、『家政婦のミタ』などヒットドラマを世に送り出してきた脚本家、遊川和彦が“特別養子縁組”をテーマに究極の家族愛を描きます。
本当の家族になろうと奮闘する夫婦を演じるのは、朝ドラ『カーネーション』でヒロインを演じ、その後もドラマ『極悪がんぼ』の主演や映画『そして父になる』で母を演じてきた尾野真千子と、人気ドラマ『救命病棟24時』シリーズで主演を務めた江口洋介。尾野と江口は本作で初めて夫婦として共演します。
視聴率
第1話(7月14日放送)10.0%
第2話(7月21日放送)11.4%
第3話(7月28日放送)8.4%
第4話(8月4日放送)9.8%
“特別養子縁組”とは
『はじめまして、愛しています。』のテーマとなっている“特別養子縁組”。この制度は、様々な理由で実親から子育てを受けられない子供が、血縁関係のない夫婦と同じ戸籍を設け事実上の親子となるものです。この際、実親と子供の親子関係は解消されます。
“特別養子縁組”は子供が6歳になるまでとなっており、養親となる夫婦は様々な「親になるためのテスト」を受ける必要があります。
また、日本には“特別養子縁組”と似た里親制度も設けられていますが、里親と子供に戸籍上のつながりはありません。里親は一時的に子供を養育してもらう制度です。
ドラマ『はじめまして、愛しています。』のあらすじ
自宅でピアノ教室をひらく梅田美奈は、上手くいかない自分のピアニスト人生に挫折を繰り返す日々でした。夫の信次とは結婚して10年目になりますが、二人の間に子供はいません。
そんなとき近所でゴミ箱をあさる「不審な何か」がいるという噂を耳にします。美奈が人生最後の挑戦と決めたピアノコンクールの練習をしている最中にその「不審な何か」が家の庭に侵入。正体を確かめると、幼い男の子でした。男の子は服も体もボロボロですが、何一つ言葉を口にしません。感情を全く表現せず、名前すらもわからない状態。
「はじめまして」から始まる男の子と梅田夫婦の関係でしたが、夫婦は男の子を自分たちの子として育てようと決心。「愛してます」と言えるようになるまでの6か月を描きます。
ドラマ『はじめまして、愛しています。』のメインキャスト
梅田美奈/尾野真千子
挫折続きのピアニスト梅田美奈を演じるのは、女優の尾野真千子。1997年に映画『萌の朱雀』で主演デビューを飾ってから、数々の作品に出演してきました。これまで映画『そして父になる』や『きみはいい子』などで母親役を演じてきましたが、本作では“特別養子縁組”として1から家族の形を作っていく母親を演じます。
尾野真千子は本作に向けての意気込みを以下のように語っています。
企画書の段階でまず、『はじめまして、愛しています。』というタイトルに興味を持ち、その後いただいた台本には、今の時代に欠けてきている夫婦ということ、家族ということが遊川さん節でうまく書かれていて、挑戦できる作品になるんじゃないかという思いを抱きました。その一つがピアノ。すごいネックなんです(笑)。一番、苦手な楽器なので、今はピアニストに見えればいいなと願って練習しています引用:mdpr.jp
梅田信次/江口洋介
自他ともに認めるお人よし夫・梅田信次を演じるのは俳優の江口洋介。ドラマ『白い巨塔』や『ひとつ屋根の下』、大人気シリーズ『救命病棟24時』などで主演を務めてきた実力派俳優です。1999年に歌手の森高千里と結婚し、一男一女の父親です。
江口洋介は本作で“特別養子縁組”と向き合うことについて以下のようにコメントしています。
『特別養子縁組制度』と聞くと一見、社会派の重いテーマな印象を受けますが、遊川さんの脚本によって家族のあり方が温かく描かれています。最近は社会派作品への出演が続いていましたが、今回はホームドラマということでちょっと昔を思い出して(笑)、ポジティブな明るさを忘れず、心にジーンと響く物語をしっかり演じていきたいと思います引用:mdpr.jp
梅田一を演じる子役・横山歩の演技に注目!
難しい役どころの梅田一を演じるのは、第二の鈴木福と呼び声が高い子役・横山歩。
両親に育児放棄され、梅田家に忍び込み彼ら夫婦と出会います。育児放棄されたことがトラウマとなって完全に心を閉ざしており、言葉を発することができません。信次によって「一(はじめ)」という名前が与えられました。
育児放棄を経験し大きな傷をかかえた少年という難しい役どころに挑戦し、はやくも彼の演技力に注目が集まっています。子役・芦田愛菜とともにブレイクした鈴木福の再来と言われている、今注目の子役です。
ドラマを彩る豪華キャストも発表
追川真美/藤竜也
尾野真千子演じる奈美の父親で、世界的に有名な音楽家・追川真美を演じるのは藤竜也です。1962年から俳優として活動し、2004年の『村の写真集』では上海国際映画祭最優秀男優賞を受賞しています。
不破春代/坂井真紀
江口洋介演じる信次の妹・不破春代を演じるのは坂井真紀。映画『木更津キャッツアイ』やドラマ『ごめんね青春!』、『偽装の夫婦』など数々の作品に出演。46歳とは思えない透明感の持ち主で、飾らない演技が彼女の魅力です。
梅田巧役/速水もこみち
信次の弟役・梅田巧役に速水もこみちが決定しています。2005年のドラマ『ごくせん』でブレイクしたのち、バラエティ番組にも出演してきました。現在は朝の情報番組ZIP「MOCO'Sキッチン」で得意の料理を披露しています。
堂本真知/余貴美子
余貴美子が演じる堂本真知は、児童相談所職員として養子縁組に審判を下すという重要な役どころ。余は2016年に公開される映画『シン・ゴジラ』や『後妻業の女』、『続・深夜食堂』に出演することが決定しています。