『花より男子』シリーズの集大成!
高視聴率を記録したTVドラマ版の完結編『花より男子F(ファイナル)』は2008年に映画化されました。監督に石井康晴。お馴染みの出演者は牧野つくし役に井上真央、道明寺司役に松本潤、西門総二郎役に松田翔太、美作あきら役に阿部力です。 シリーズラストの有終の美を飾るべく、ラスベガスと香港でのロケが行われ、公開から2日にして観客動員80万5350人、興行収入10億579万8910円を達成しました。これは当時のTBS製作映画では史上最高の出足です。 最終的な興行収入は77億5000万円で、これは外国映画も含めて2008年の日本の興行収入ランキングでは『崖の上のポニョ』に次ぐ2位となりました。
映画化までの軌跡1、『花より男子』
2005年にTBSで放送された『花より男子』(第1シリーズ)では主人公牧野つくしが"超絶"金持ち、かつ名門校の英徳学園に入学。 学園を牛耳るF4に宣戦布告しいじめの標的になりますが、持ち前の正義感と雑草魂でたくましく成長していきます。 唯一「F4」と堂々渡り合える女と認識されたつくしは道明寺に好かれていきます。 第1シリーズではつくしと道明寺が結ばれるまでのストーリーが描かれています。
映画化までの軌跡2、『花より男子2(リターンズ)』
2007年に放送された続編の『花より男子2(リターンズ)』(第2シリーズ)はつくしが英徳学園の3年生に進級した後、道明寺をニューヨーク留学に送り出してから1年後の物語です。 ここでは婚約者やライバルが登場し、つくしと道明寺はお互いに成長しながら、二人の愛をはぐくんでいきます。そして最後には道明寺がつくしにプロポーズをしました!
『花より男子F(ファイナル)』のあらすじ
『花より男子2(リターンズ)』の最終回で描かれた卒業プロムから4年後。 卒業を控えた大学生、牧野つくしとF4のメンバーが大事件に巻き込まれるストーリーでは100億円の高級ティアラを巡る大騒動を軸に、様々な困難を乗り越えて、二人は無事に結婚できるのかが描かれています。
『花より男子F(ファイナル)』からの新キャスト
サニー役:AKIRA
つくしと司の婚約の証であるティアラを奪い去る謎の人物・サニー役にEXILEのAKIRA。 本作がAKIRAの映画初出演作です。その後、俳優としての活動を広げドラマ『GTO』では主人公の鬼塚英吉を演じました。
謎の紳士役:北大路欣也
道明寺の母楓の古い友人役を北大路欣也が演じました。 設定は古い友人としか書かれていませんが、会話の端々で意味深にとれる二人の関係が描かれていました。
鏑木和役:藤木直人
つくしが道明寺との結婚に戸惑っている中で、現れる道明寺の恋敵役に藤木直人。 大人な雰囲気で、つくしにアドバイスをし心を揺さぶらせます。かつて藤木直人は内田有紀主演1995年公開の『花より男子』では花沢類役を演じていました。
ネタバレ注意!結末が気になる!
ティアラに惑わされる二人!?ロサンゼルスへ
様々な困難を乗り越えて、つくしと道明寺司はお互いに婚約者となり、自分の夢を叶えるべく充実した毎日を送っていました。つくしは道明寺家から代々花嫁に受け継がれるという「ティアラ」を受け渡されます。ところがこのティアラ、不意を突かれて盗まれてしまいます。 そしてつくしと司はティアラを探すため、ロサンゼルスへ旅立ちます。ロサンゼルスでそのティアラが香港でオークションにかけられる話を聞くのです。
花沢類を疑うつくし。二人は香港へ!
香港のオークション会場に到着した二人。会場に入れてもらえないトラブルをF4のメンバーが助けてくれます。 目もくらむような金額でティアラを落札しますが、ティアラを持って日本へ帰る飛行機の中で、睡眠薬を飲まされ再びティアラを奪われてしまいます。 一連の騒ぎの中で、つくしはF4の花沢類がティアラを奪った謎の男と接触している場面に遭遇し、花沢類に疑いの目を向けます。
無人島に漂流した二人。愛を確かめ合って…!?
なくなったティアラを追い求めるうちに、二人は無人島に漂着。つくしは「花沢類を疑っている」と司に言います。司は自分の親友を犯人扱いするつくしに腹を立てて、二人は仲違い。 修復不可能とまで思われた二人の仲でしたが、初心に戻り出会いから今までのことを思い出したことで、二人は手を取り合おうと再び約束します。 そして、ついにティアラを奪った黒幕と出会うのです。そこで黒幕に真実を打ち明けられて…!?