沢口靖子のプロフィール
1965年6月11日生まれ、大阪府堺市出身の女優です。1984年、第1回「東宝シンデレラ」でグランプリに選出され芸能界デビューを果たしました。
同年、『刑事物語3 潮騒の詩』で女優デビュー、さらには映画の挿入歌で歌手デビューもしています。翌年には、NHK連続テレビ小説『澪つくし』でドラマ初主演し、全国的に認知度が高まりました。
この記事では、主演ドラマを中心としたおすすめの作品をご紹介いたします。
『澪つくし』(1985)
NHK連続テレビ小説の第34作目。大正時代末期から第二次世界大戦後時代の醤油醸造家を舞台にしており、純愛を描いたドラマです。
沢口靖子演じる古川かをるは醤油醸造元当主の妾の子で、振りかかる困難を乗り越える戦前~戦後のヒロインです。共演者には、川野太郎、桜田淳子、津川雅彦、加賀まりこ、明石家さんまなどがいます。
『痛快!ロックンロール通り』(1988年)
沢口靖子と後藤久美子のダブル主演によるコメディタッチの青春ドラマ。正反対の性格の異母姉妹がさまざまな困難を乗り越えて夢に向かっていくというストーリーです。
沢口靖子は岩下みどり役で、妹思いの真っ直ぐな性格をしている姉を演じました。
『源義経』(1990年)
『TBS大型時代劇スペシャル』で放送された時代劇です。源平の合戦を壮大に描いた作品で主演は東山紀之、ほか共演者に島田楊子、林隆三、かたせ梨乃、有森也実などがいます。
沢口靖子は、義経を慕う静御前役で出演しています。アイドル時代の、初々しくも美しい姿を見ることができます。
『太平記』(1991年)
NHKによって放送された大河ドラマです。主演は真田広之、そのほかの共演者には陣内孝則、柳葉敏郎、高嶋政伸、大地康雄、宮沢りえなどがいます。
沢口靖子は、足利尊氏の正室である赤橋登子役で出演。足利家と実家の北条家との板挟み状態や、ドラマ後半では不知哉丸の存在に心を乱されるなど、時代に翻弄される女性を演じています。
『エトロフ遥かなり』(1993年)
佐々木譲による小説『エトロフ発緊急電』をモチーフとしたテレビドラマ。第二次世界大戦前夜に日本に送られた日系アメリカ人スパイと、そうとは知らずに恋に落ちてしまう女性を描くストーリーです。
沢口靖子は、スパイと恋に落ちる薄幸のヒロイン・岡谷ゆき役。時代に翻弄される女性を演じました。
『科捜研の女』シリーズ(1999年~)
『科捜研の女』シリーズは、1999年の放送開始から16年間で15シリーズが放送されている長寿ドラマ。科学を味方につけ、凶悪化する犯罪と戦う法医研究員の姿を描くストーリーです。
沢口靖子は主人公の榊マリコ役、長年シリーズを引っ張ってきました。強い意思を持って信条を曲げずに捜査に取り組みます。
『盲導犬クイールの一生』(2003年)
NHK総合テレビで全7話が放送されました。視覚障害者と盲導犬をテーマにした作品で、ドラマでは副音声での解説放送がされました。
沢口靖子は、盲導犬となる子犬を育てるパピーウォーカーの一家・仁井家の仁井三都子役を演じています。クイールの成長と視覚障害者との出会いを豊かに演じ抜きました。
『シングルマザーズ』(2012)
NHK総合テレビジョンで放送された作品で、キャッチコピーは「泣いてる暇なんて、ない!」。壮絶な人生を送るシングルマザーたちの姿を描いています。
沢口靖子は、DVを振るう夫から逃げるために息子とともに家を飛び出したシングルマザー・上村直役を演じました。