ドラマ『華麗なる一族』の華麗なるキャストたちを振り返る!

2017年7月6日更新

2007年TBSの開局55周年記念番組として制作されたこの連続ドラマは、脇役の俳優陣が豪華すぎることでも話題となりました。主演である木村拓哉含め大御所だらけのキャストを一挙ご紹介します!

2007年に放送されたドラマ『華麗なる一族』

2007年日曜日の21時から日曜劇場枠で放送されたTBS系の連続ドラマ。原作は1970年から『週刊新潮』に連載された、『白い巨塔』や『不毛地帯』で知られる山崎豊子の同名小説です。

物語の舞台は関西で確たる地位を築いている財閥・万俵(まんぴょう)家。万俵家の長男・鉄平と、その父であり万俵家の当主・大介を中心に、金融界の非常なる人間関係や生き様をリアルに描いた人間ドラマとなっています。

今作は1974年1月に映画化、その後同年10月にテレビドラマ化されていて2007年は3度目の映像化作品です。尚、それまでの2作品では万俵家の当主大介を中心にした物語でしたが、今作では息子の鉄平が主役に変更されています。

万俵家の人々

万俵鉄平/木村拓哉

一族の長男で、財閥の主力企業・阪神特殊製綱の専務です。父・大介への反発はあるものの結婚した早苗との間に儲けた太郎も可愛がりある程度円満な家庭を築いていましたが、自身の出生の秘密には大きな衝撃を受け、次第に歯車が狂い始めていきます。

この万俵鉄平を演じたのはSMAPの木村拓哉。アイドルだけにとどまらず俳優としても活躍する木村は、今作でも圧倒的存在感を放っています。高視聴率男とも称される木村ですが、今作でも関東の平均視聴率24.4%を、関西では44.9%の瞬間最高視聴率を叩き出しました。

万俵大介/北大路欣也

鉄平の父で万俵家の家長。阪神銀行の頭取にして阪神特殊製綱の非常勤取締役を演じるのは北大路欣也です。数々の有名作品に出演している大御所俳優ですが、今作の初の映像化作品である1974年映画『華麗なる一族』でも一之瀬四々彦役を演じています。

2015年『アイムホーム』でも木村の父親役を演じており、近年ではソフトバンクのCMの「お父さん犬」の声でも有名です。

万俵早苗/長谷川京子

元通産大臣の娘で、閨閥結婚により鉄平の妻となった早苗を演じるのは長谷川京子です。良好な夫婦関係を築く柔順な妻を演じました。

近年の主な出演作品として、2014年『ペテロの葬列』、2015年『マザー・ゲーム~彼女たちの階級』などがあるモデル出身の女優。プライベートでは2008年にポルノグラフィティの新藤晴一と結婚し2人の子どもを設けています。

万俵銀平/山本耕史

大介の次男で頭脳明晰容姿端麗な弟の鉄平役は、山本耕史が演じています。2004年NHK大河ドラマ『新撰組!』では土方歳三役を演じ人気を博した山本。なんと2015年NHK連続テレビ小説『あさが来た』でも同じ土方歳三役を9年越しに演じました。

2009年放送のドラマ『アタシんちの男子』で共演した女優堀北真希と結婚。2016年6月21日には堀北との間に第一子を授かったことを公式サイトで発表しています。

万俵(安田)万樹子/山田優

万樹子は大阪重工の社長令嬢で、大学時代に妊娠し中絶したという経験を持ちます。大介が仕組んだ閨閥結婚の犠牲者で銀平とは愛のない結婚生活を送ります。

そんな万樹子を演じたのはCanCamで専属モデルをしていた山田優です。2012年に俳優の小栗旬と結婚し、現在は子育てを優先しながらも女優として活躍しています。

美馬一子/吹石一恵

大介の長女で鉄平の妹。中と結婚し万俵家を出ていますが、愛の無い結婚生活に嫌気が差し実家に帰ってきます。そんな一子を演じた吹石一恵は、2015年歌手で俳優の福山雅治と結婚し注目を集めました。

2003年には映画『ウルトラマンコスモスvsウルトラマンジャスティス』で女性初のウルトラマンを演じたほか、2004年映画『着信アリ』では首がねじ切れて死ぬ女子大生役を演じるなど、幅広い役どころで活躍しています。

美馬中/中村トオル

大蔵省主計局次長で一子の夫である中(あたる)。大介の愛人である相子に言い寄るなど、一子との結婚生活は完全に冷めきっています。そんな中を演じた仲村トオルは『あぶない刑事』シリーズや、『ビー・バップ・ハイスクール』などヒット作の常連です。伊藤淳史とW主演を務めた『チーム・バチスタの栄光』も大ヒットを記録し話題となりました。

万俵二子/相武紗季

大介の次女で花嫁修業に励んでいる二子。のちに阪神特殊製鋼の長男・一ノ瀬四々彦とは密かに恋人関係に発展していきます。また、他の兄弟と同じように大介の愛人・相子に嫌悪感を抱いています。

二子役を演じた相武紗季はドラマ『ブザー・ビート』や『僕のヤバイ妻』などで演じた悪女役が似合っていると話題になりました。今作では悪女ではないものの、芯の強い女性を演じています。

万俵寧子/原田美枝子

大介の妻で4児の母。愛人の相子に家事全般を仕切られている為、肩身の狭い思いをしています。寧子を演じる原田は1998年『愛を乞うひと』や、1996年『絵の中のぼくの村』などで数々の賞を受賞している本格派女優です。

高須相子/鈴木京香

大介の愛人で万俵家の家事全般を取り仕切る執事的存在。愛人が同居していることに、大介以外の家族は嫌悪感を抱いています。

そんな高須相子を演じたのは鈴木京香。代表作に2012年放送のドラマ『セカンドバージン』や、2004年の映画『血と骨』などがあり、可憐な女性や豪快な女刑事など現在まで幅広い役を熱演し続けています。

阪神特殊製綱の人々

一之瀬四々彦/成宮寛貴

一之瀬工場長の一人息子。大介の次女・二子とは後に恋人関係に発展していきます。鉄平の事を心から浸っており、鉄平と同じ東京大学工学部冶金学科に進学しました。

そんな四々彦を演じる成宮寛貴は映画『ドロップ』、ドラマ『相棒』などが有名です。幼く綺麗な顔立ちからか、2010年ドラマ『ヤンキー君とメガネちゃん』では高校2年生の主人公役を27歳の成宮が演じて話題となりました。

一之瀬工場長/平泉成

平泉成が演じるのは阪神特殊製綱の工場長で鉄平が最も信頼している人物です。大河ドラマや時代劇では常連の平泉。その特徴的な声からものまねされることも多いですが、これまで数々の作品に出演してきた言わずと知れた大物俳優です。

阪神銀行の人々

大亀専務/武田鉄矢

武田鉄矢演じる大亀は、阪神銀行経理担当専務。直属の部下が大きな失敗を犯しその責任を取らされそうになったところを大介が許してくれた、という過去があります。それからというもの大介の汚れ仕事担当をしています。

武田鉄矢は『3年B組金八先生』シリーズでお馴染み。優しく厳しい教師のイメージが強い武田ですが、今作の他にも悪役や厳しい刑事役なども演じています。

大同銀行の人々

三雲祥一/柳葉敏郎

日銀OBで大同銀行の頭取を務めるのは、『踊る大捜査線』シリーズの室井慎次でおなじみの柳葉敏郎です。日銀ニューヨーク事務所駐在参事を務めていた時、ニューヨークで留学中の鉄平と出会いって以来お互いを信頼しあっている鉄平の良き理解者です。

綿貫千太郎/笑福亭鶴瓶

大同銀行の専務役に抜擢されたのは笑福亭鶴瓶です。2008年6月20日から上方落語協会副会長を務めており、落語家としてバラエティなどでも活躍しています。俳優業や司会業でも名を馳せているほか、さだまさし、吉田拓郎、小田和正などビッグな芸能人と親交がある顔の広さも有名です。

個性あふれる官僚の面々

永田大蔵大臣/津川雅彦

現大蔵大臣で、大介へ経営戦略の転換を迫るという重要な役は大御所津川雅彦が演じています。津川も日本アカデミー賞など数々の賞を受賞する大御所です。

特に1987年公開の映画『マルサの女』では日本アカデミー賞、ブルーリボン賞、毎日映画コンクールなど優秀助演男優賞を多く受賞し、その作品が津川の名を世に知らしたのです。

大川一郎/西田敏行

元通産大臣で鉄平の妻・早苗の父役を演じるのは西田敏行です。鉄平を実の息子のように可愛がる良い義父を演じています。

主な作品に『釣りバカ日誌』シリーズや映画『ゲロッパ』などがあります。また、日本俳優連合理事長や日本アカデミー賞組織委員会副会長も務めており、芸能界に大きな影響を与えている役者の一人といえるでしょう。

そのほかのキャスト

鶴田芙佐子/稲森いずみ

料亭「つる乃家」を営む志乃の養女の芙佐子は、鉄平の元恋人です。鉄平への想いを捨てきれずにいましたが鉄平が結婚したのを知ると冷たい態度をとり距離を取ります。

そんな芙佐子役を演じたのは『同窓生~人は、三度、恋をする~』や『戦う!書店ガール』などに出演していた稲森いずみです。クールで知的な女性の役が多く、今作でも可憐に演じています。

鶴田志乃/多岐川裕美

芙佐子の義母で「つる乃家」を営む老女将を演じるのは大物女優多岐川裕美です。多岐川は大河ドラマにも多く出演しており1976年にはエランドール賞新人賞を受賞しています。

また、歌手としても活動しており、1983年渡哲也とのデュエット曲「めぐり逢いしのび逢い」が発売。1980年カゴメのCM曲「酸っぱい経験」と合わせてヒットソングとなり話題になりました。

志麻観光ホテル支配人/佐野史郎

万俵家が毎年正月を越す志麻観光ホテルの支配人。これを務めた佐野史郎は、'92ドラマ『ずっとあなたが好きだった』の“冬彦さん”でマザコン男として一躍有名となりました。正統派からコミカルな役、闇のある役など幅広い役どころを得意としてる名脇役俳優です。

篠山警察署警官/前田吟

物語終盤に登場する警官役を演じるのは前田吟です。『男はつらいよ』シリーズや『渡る世間は鬼ばかり』シリーズなど有名な作品に数々出演しています。

2002年4月には、テレビ朝日系『スーパーモーニング』の司会を務めたこともあり、近年ではテレビラジオなどのバラエティやトーク番組にも活躍の幅を広げています。